スポーツ・エンターテインメント

従来は、ある程度の体力と時間と場所がそろわなければ、楽しめなかったスポーツ。それが、ビデオゲームと通信によって対戦を楽しむ「eスポーツ」の登場で変わりつつあります。eスポーツはスポーツゲームだけでなく、シューティングゲームや対戦格闘ゲームなども含み、ジャンルは広いです。また、eスポーツやスポーツを“観戦する”というスタイルも、ICTの発展により、さまざまな楽しみ方ができるようになりつつあります。人生100年時代、生活を楽しむためのスポーツ・エンターテインメントの未来を、ICT技術がこれからも切り開いていきます。

半歩先のスポーツ・
エンターテインメント ～ こんなことが始まっています ～

eスポーツは海外での人気の高まりを受け、国内でも認知度が大きくなり、経済効果も右肩上がりに伸びています^※。賞金が出る大会で生計を立てるプロも海外には多くいて、日本でもこれから増えると思われます。eスポーツ関連イベントは昨今大きな盛り上がりを見せていて、若い世代との接点構築や広告ツールとして、観光や街おこし、地域活性化などの経済効果にも注目されています。

また、スポーツ観戦もICTで進化しつつあります。例えば、スタジアムでスマホで選手のデータを参照したり、飲食やグッズを購入したり、トイレの空き状況を確認したりといったアプリの活用が始まっています。こうした顧客体験を支えるのが、大人数の同時アクセスにも耐えられる高密度Wi-Fiです。

※eスポーツ市場の2020年から2023年までの年間平均成長率は約26％と予測されています。株式会社KADOKAWA Game Linkage調査より出典（2020年2月13日）

一歩先のスポーツ・
エンターテインメント ～ もうすぐこんな未来が実現します ～

eスポーツは身体能力や住んでる場所に関係なく参加できることから、引きこもり対策や医療現場・介護施設での活用など、社会課題解決の切り口にも活用され、人生を豊かにするものとして今後も競技人口を増やし発展していくでしょう。ビジネスモデルにどのように組み込むか、その活用方法は無限大です。

スポーツ観戦も、今後５Gの普及やAR（拡張現実）やVR（仮想現実）の発展で、試合を見るというレベルから、選手と一緒に競技をしている感覚にまで情報量を広げることが可能になるかもしれません。また、それらの技術はコンサートや各種ショーなどでも活用できるでしょう。