もっと知りたい!電話関連コラム
新店舗に電話は必要?回線の種類や選び方も解説
新店舗のオープンを控えて、「固定電話は必要なのだろうか?」とお悩みではありませんか?
携帯電話を固定電話の代わりに使用することも可能ですが、固定電話を必要とする顧客も少なくないため、固定電話の導入を検討するとよいでしょう。店舗のニーズに合った固定電話を導入するためには、回線の種類や導入時の注意点といった基礎知識を身につけておく必要があります。
この記事では、新店舗の固定電話の導入方法や注意点、おすすめのサービスなどを詳しく解説します。
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記事作成日:2024年6月3日
新店舗に電話を設置するメリット
まずは、新店舗に固定電話を設置する代表的なメリットを見ていきましょう。
信頼性が高まる
固定電話は、取得した地域に応じて固有の番号が頭に付きます。例えば、東京23区や東京都内の一部の市町村では電話番号が「03」となり、そこに店舗やオフィスが存在することの証明になります。
店舗の立ち上げ直後は、固定電話を設置せずに携帯電話で代用する場合もありますが、携帯電話はプライベート感が強く、電話をかけることを躊躇する顧客がいる可能性があります。また、近年は携帯電話を使った詐欺行為も増加傾向にあるため、携帯電話の番号から着信があると不審に思う人もいるでしょう。
固定電話がないと不便に感じる顧客がいる
近年は、ネットを使って店舗の予約を行うサービスが広く普及していますが、店舗への予約を電話で行う顧客も少なくありません。電話を受けられないことが機会損失を招くこともあるため、電話がつながる状態にしておくことは重要です。
内線電話が使える
内線電話が使えることも、店舗に電話を設置するメリットの一つです。
内線電話とは、店舗やオフィス内に設置してある電話機同士で通話ができる機能のことで、内線電話は主装置内の電話回線を使用するため、通話料がかかりません。1階と2階で店舗が分かれている場合や、バックルームに子機を置いておきたい場合などに便利です。
電話回線の種類と特徴
固定電話は「アナログ回線」と呼ばれる形式が一般的ですが、近年は光回線で固定電話を使用する方法もあります。ここでは、電話回線の種類と特徴を解説します。
アナログ回線
アナログ回線とは、銅線を使った電話回線のことです。
固定電話の回線として広く普及している方法で、家庭用と事業用、「加入権」と呼ばれる権利が必要なものと、そうでないものなど、いくつかの種類があります。
銅線にそのまま声を乗せて届けるため、電話の相手が遠くにいればいるほど、ノイズや音質の低下が起きやすくなります。
ISDN回線
ISDN回線は、アナログ回線と同様に、銅線を使った電話回線です。ただし、アナログ回線とはデータの交換方式が異なります。
アナログ回線は、銅線に音声をそのまま乗せる方式ですが、ISDN回線は、音声データを「0と1」のデジタルデータに変換するのが特徴です。音声をデジタル化することで、ノイズの軽減や音声品質の改善につながります。
また、アナログ回線は1回線の通信しかできませんが、ISDN回線は「電話とFAX」のように2回線の同時通信が可能です。
電話とFAXを同時に使用できることから1990年代には一般にも広く普及しましたが、設備の老朽化や利用者数の減少にともない、「ディジタル通信モード」が2024年1月から地域ごとに段階的にサービスが終了しました。サービスの新規販売は2024年8月31日(土)まで、サービス提供は2028年12月31日(日)までとなります。
光回線
光回線とは、光ファイバーを使ったインターネット回線のことです。
インターネット回線を利用した電話で従来主流だった「IP電話」は、ADSL回線を使用しており、通信状況などによって音声品質が悪くなることがありましたが、光回線は大容量の高速通信が可能で、クリアな音声品質が実現しています。
また、2024年以前の固定電話の通話料は、通話先との距離によって通話料が変わる仕組みになっていましたが、光回線はインターネット回線を利用するため、通話料が一律になるのがメリットです。初期費用や月額料金も従来の固定電話よりも安くなる傾向にあります。
新店舗に電話回線を設置する際の注意点
新店舗に電話回線の導入を検討する際は、次のようなポイントを押さえておきましょう。
必要な電話番号の数を明確にする
固定電話の番号は、1店舗につき1つというケースが多くなっていますが、電話番号を分けて使用したい場合もあるでしょう。例えば、メインの電話番号のほかに予約専用の電話番号を設けることで電話がつながりやすくなり、機会損失の防止が期待できます。
また、必要な電話機の台数もシミュレーションしておきましょう。開店後の電話の使用状況を想定したうえで環境構築を行うことで、ニーズに合ったサービスを選びやすくなります。
初期費用とランニングコストを比較検討する
固定電話のサービスは、通信事業者によって初期費用や月額料金が大きく異なります。
店舗では、予約の受付や仕入れなどで通話をする機会が多くなるため、初期費用よりも通話料金が安い通信事業者を選んだほうが、長期的に見てコストを抑えられるでしょう。また、光電話の場合はインターネット契約が前提になるため、インターネットの月額料金がランニングコストに大きく影響します。
複数の会社の料金体系を確認したうえで、初期費用とランニングコストを総合的に判断することが重要です。
期間に余裕を持って導入を進める
新店舗の立ち上げでは、物件の契約から仕入れ先の決定、内装、イスやテーブルといった備品の購入まで、さまざまな準備が必要です。固定電話の準備まで気が回らないかもしれませんが、電話の開通には工事が必要になることが多いため、早めに準備を進めておきましょう。
電話回線の工事にかかる期間は、申し込みから2週間~1ヶ月が目安です。工事は予約制で、希望の日程が埋まってしまうこともあるため、オープンの日程が決まったら、なるべく早く申し込むことが大切です。
新店舗の電話回線には「ひかりクラウド電話」がおすすめ
新店舗に固定電話を導入するなら、主装置や配線が不要なNTT東日本が提供する「ひかりクラウド電話」がおすすめです。ひかりクラウド電話は、光回線を利用したクラウド型の電話サービスで、従来の固定電話と違いパソコンやスマートフォンで利用できる手軽さが魅力です。特徴を詳しく見ていきましょう。
光回線のオプションで利用可能
NTT東日本の光回線を導入すると、ひかりクラウド電話がオプションで利用できます(ひかりクラウド電話がご利用になれない光回線プランがありますので、詳しくはホームページをご確認ください)。
お手持ちのパソコンやスマートフォンに、「Microsoft Teams」、「Webex Calling」、「MiiTel」または、「RING x LINK」のアプリをインストールし設定するだけで、スピーディーに利用を開始できます。
ひかりクラウド電話 for Microsoft Teams
ひかりクラウド電話 for Microsoft Teamsは、「Microsoft Teams」から固定電話番号での発着信ができるようになるサービスです。Microsoft Teamsが入ったパソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末で利用できます。
チャットやWeb会議、電話によるコミュニケーションを一元化できるのが魅力です。
「ひかりクラウド電話 for Microsoft Teams」詳細はこちら
ひかりクラウド電話 ダイレクト for Webex Calling
ひかりクラウド電話 ダイレクト for Webex Callingは、Web会議アプリケーション「Webex」を利用して固定電話番号の発着信を行うサービスです。
本サービスは、オフィスからの音声通信がインターネット区間を通さない為、安定した通信品質でご利用いただけます。さらに、お客様宅内からクラウドまでの区間を一元的に保守サポートできるため、安心して利用することができます。
「ひかりクラウド電話 for Webex Calling」詳細はこちら
ひかりクラウド電話 for MiiTel
ひかりクラウド電話 for MiiTelは、AIで電話営業や顧客対応を可視化するクラウド型電話サービスです。SFA(営業支援システム)やCMS(コンテンツマーケティングシステム)などの連携が可能で、顧客情報を一元管理できます。着信があると顧客情報が表示されるため、顧客対応の効率化につながります。
その他、全文文字起こしや電話ログの録音・保存、営業担当者の通話内容の解析など、電話業務をデータ化するための機能が豊富に備わっています。
ひかりクラウド電話 for RING x LINK
ひかりクラウド電話 for RING x LINKは、電話の自動転送サービスです。
代表電話や問い合わせ窓口にかかってきた電話を、問い合わせ内容に応じた担当者へ自動で振り分けます。スマートフォンも転送先に設定できるため、外出先でも顧客からの電話に対応できます。
「ひかりクラウド電話 for RING x LINK」詳細はこちら
パソコンやスマートフォンで固定電話番号が利用可能
従来、固定電話の利用には電話機が必要でしたが、ひかりクラウド電話は、専用のアプリをお手持ちのパソコンやスマートフォンに入れるだけで固定電話番号の発着信が可能です。
電話機を購入する費用が不要になるだけでなく、外出先でも電話対応ができることで、顧客の利便性が向上します。また個人の携帯番号を知らせる必要が無いため、プライベートを守りながら使用できるのも嬉しいポイントです。
自動応答サービスが利用可能
ひかりクラウド電話なら、通常料金でIVR(自動応答サービス)を利用できます。一般的にはオプション料金になることが多いため、コスト削減につながります。
IVR(自動応答サービス)とは、自動音声のガイダンスに従ってダイヤルをプッシュするサービスのことです。自動音声のまま予約を受け付けたり、必要に応じて店舗スタッフに電話をつないだりといった柔軟な対応が可能になり、店舗スタッフの業務負荷を減らす効果も期待できます。営業電話への対策としても活用可能です。
まとめ
新店舗に固定電話を設置すると、社会的な信頼性が高まり、電話で予約や問い合わせをしたい顧客への対応が可能になるなど、さまざまなメリットがあります。
電話回線の主な種類には、アナログ回線、ISDN回線、光回線があり、初期費用や月額料金、工事の有無などが大きく異なるため慎重に比較検討しましょう。
NTT東日本が提供する「ひかりクラウド電話」は、インターネット回線のオプションとして利用可能で、お手持ちのパソコンやスマートフォンで固定電話番号の発着信が可能です。
新店舗に固定電話の設置を検討中の方は、ひかりクラウド電話をぜひご検討ください。
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※「Microsoft Teams」、「Office365」、「Microsoft365」は、米国Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標、または商標です。 「Microsoft 365」は、Microsoft Corporation が提供するサービスの名称です。
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※「Webex by Cisco」、および「Webex」は、Cisco Systems,Inc. またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における商標登録または商標です。「Webex Calling」はCisco Systems, Inc.が提供するサービスの名称です。
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※「MiiTel」は、株式会社RevCommまたはその関連会社その他の一定の国における商標登録または商標です。「MiiTel」は、株式会社RevCommが提供するサービスの名称です。
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※「RING x LINK」は、NTTテクノクロス株式会社またはその関連会社その他の一定の国における商標登録または商標です。「RING x LINK」は、NTTテクノクロス株式会社が提供するサービスの名称です。
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*「Microsoft Teams」、「Webex Calling」、「MiiTel」または「RING x LINK 」は、名称が変更される場合があります。最新情報は、各サービス事業者のホームページをご確認ください。
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