ルーターの配線・接続方法3ステップ!注意点やおすすめ・不向きの設置場所6選も紹介

  • 2024.7.10 (水)
    Posted by NTT東日本

ルーターの配線・接続方法3ステップ!注意点やおすすめ・不向きの設置場所6選も紹介

オフィスや店舗にルーターを設置したいが、どのように配線したらよいのか分からないという方がいるのではないでしょうか。ルーターの配線には順序や注意点があり、正しく接続しないと通信速度が不安定になり不具合を起こす可能性があります。

そこで、今回の記事では、ルーターの配線方法や注意点などを解説します。おすすめ・不向きの設置場所が分かる内容になっているので、ルーターの配線に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

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ルーターとは?種類と機能を解説

ルーターは、パソコンやタブレットなどをインターネットにつなぐときに必要な機器の1つです。この章では、ルーターの概要や種類を解説します。ルーターにはどのような機能があるのかが分かる内容になっているので、しっかりと確認しておきましょう。

ルーターとは

ルーターは、パソコンやタブレットなど複数のデバイスを、インターネットにつなぐ役割を持つ機器です。インターネットを利用するだけであれば、ルーターを使わなくてもONUやモデムなどの回線終端装置とデバイスをつなぐだけで接続できます。しかし、ルーターを使わずにインターネットを利用しようとすると、1つの回線に1つのデバイスしか接続できません。複数のデバイスでインターネットを利用したいならば、ルーターの設置が必要です。

ルーターの種類

ルーターは、主に以下の4つに分けられます。

  • 有線ルーター
  • 無線ルーター
  • モバイルWi-Fiルーター
  • ホームルーター

有線ルーターとは、LANケーブルを使ってデバイスを接続する機器です。LANケーブルでつなぐためインターネット接続環境が安定し、通信速度が早いというメリットがあります。無線ルーターは、ワイヤレスでデバイスとつなぐ機器です。ワイヤレスのため、ルーターから距離がある場所でもインターネットが利用できます。

モバイルWi-Fiルーターは、持ち運びが可能でWi-Fiを経由してモバイル回線につなぎます。ホームルーターも同じくモバイル回線を使ってインターネットに接続しますが、オフィスや自宅に置いて一定の場所でのみ使用する機器です。

ルーターの機能

ルーターの主な機能は、以下の3つです。

  • フィルタリング
  • ルーティング処理
  • 仮想ルーター

フィルタリング機能は、不要なデータの通信を遮断し、優先してつなぐ通信を設定できます。ルーティング処理は、各デバイスに付与されているIPアドレスを照合し、適切な通信のルートを提示する機能です。仮想ルーター機能は、1台のルーター上で仮想的なルーターを複数使用することを指します。

本来、1契約につき1つのIPアドレスしか付与されないため、1台のデバイスしかインターネットに接続できません。ルーターを用いることで使用する端末ごとにIPアドレスが付与され、複数のデバイスからインターネットに接続できるようになります。

ルーターの配線に必要なもの

ルーターの配線に必要なものは、以下のとおりです。

  • ルーター
  • インターネット回線
  • 回線終端装置
  • LANケーブル・ハブ
  • パソコンやタブレットなどのデバイス

ルーターの配線には、インターネット回線が欠かせません。配線時にはインターネットを利用できる状態にしておく必要があるので、事前に申し込んでおきましょう。開通工事が必要な場合、時期によっては時間がかかる可能性があるので、早めの手配をおすすめします。

ONUやモデムなどの回線終端装置は、信号を変換してデバイスがインターネットに接続できるようにする機器で、通信事業者から提供されます。回線終端装置とルーターをつなぐには、ケーブルが必要です。もしデバイスを有線接続するときにLAN端子が足りなければ、ハブを設置しましょう。

ルーターの配線・接続方法3ステップ

ルーターの配線・接続方法を解説します。ルーターの配線方法が分からない方は、参考にしながら進めてみてください。

配線・接続の準備をする

ルーターの配線は、回線終端装置の電源を切ってから行います。回線終端装置に電源スイッチが付いている場合は、オフにしてからコンセントを抜きましょう。また、パソコンが有線で接続されている場合は抜いてください。電源を切ってから一定時間置く必要がある回線もあるので、事前に説明書を確認しましょう。

回線終端装置がない場合は、そのまま次のステップに進んで問題ありません。NTT東日本が提供するサービス「おまかせITマネージャー」には配線サービスがあり、今後の保守も一元的に管理できるため安心です。興味のある人は、ぜひ以下のリンクをご覧ください。

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機器を接続する

回線終端装置の電源をオフにしたら、ケーブルでルーターとつなぎます。回線終端装置がない場合は、壁にあるポートとルーターをケーブルで接続します。ケーブルでルーターと接続してから、回線終端装置の電源を再度入れてください。電源を入れたら、ランプが正常に点灯していることを確認します。

必要な設定を行う

ルーターの配線が完了したら、インターネットにつなぐための初期設定を行います。初期設定に必要な情報は、通信事業者から送付される書類に記載されているため、確認しながら行いましょう。今後も必要になる可能性があるため、書類は紛失しないよう大切に保管してください。

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ルーター配線時の4つの注意点

ルーターの配線時には「カバーをつけない」「定期的に再起動する」など注意点があります。そこで、この章ではルーターを配線するときの注意点を解説します。不具合の原因になる可能性もあるので、注意しながら配線作業を行いましょう。

カバーをつけない

ルーターを隠したり、ホコリがかぶらないようにしたりするために布やカバーをかけるケースがあります。ルーターに布やカバーをかけると、障害物となり電波を妨げて通信環境が不安定になる可能性があるのでなるべく避けましょう。さらに、カバーをつけることでルーターの熱がこもり、不具合を起こす可能性があるので注意が必要です。

定期的に再起動する

ルーターは、電源を入れたままの状態で放置することが多いです。そのため、システムログの蓄積や熱によって不具合が生じる可能性があります。不具合が生じたときは、ルーターを再起動することで改善されるケースがあります。

また、不具合が起きないよう、定期的にルーターを再起動してリセットするのがおすすめです。もし頻繁に不具合が起きたり改善されなかったりする場合は、製品寿命の可能性があるのでルーターの交換を検討しましょう。

ルーターの設置場所に気を付ける

ルーターは設置場所が悪いと、通信環境が不安定になります。周囲に物があったり設置場所が悪かったりすると、電波が弱まりインターネット接続環境が不安定になるので注意しましょう。Wi-Fiでインターネットに接続するときだけではなく、有線LANと併用して使用する場合も、ルーターの設置場所には気を付ける必要があります。

保守する会社を一元化する

パソコンやインターネット、サーバー・電話などの保守をそれぞれ別の会社に委託すると、トラブルが起こったときにどこに問い合わせをしたらよいのか分からなくなります。さらに、都度コストと時間が発生したり、最悪の場合は会社がなくなったりするケースが考えられます。業務に支障が発生しないよう、「おまかせITマネージャー」を利用して管理を一元化するのがおすすめです。ぜひ、以下のリンクから詳細をご覧ください。

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ルーター設置におすすめの場所2選

ルーターは、置き場所によって通信速度が不安定になったり遅くなったりします。この章では、ルーターの設置におすすめの場所を紹介します。安定したインターネット接続環境を確保できるよう、正しい場所にルーターを設置しましょう。

オフィス・店舗の真ん中

ルーターは、オフィスや店舗の真ん中に置きましょう。真ん中に置くことで、電波を室内に均一に飛ばせるため、どこからでもインターネットにつながりやすくなります。電波はルーターから球体状に発信されているため、部屋の隅に置くよりも真ん中に設置した方が性能を発揮します。

2階の部屋

オフィスや店舗が2階建て以上の建物なら、2階の部屋にルーターを設置するのがおすすめです。ルーターから360度方向に電波が飛んでいるため、2階に設置するとオフィス全体に届きインターネットに接続しやすくなります。

1階にルーターを設置するときは、床から1~1.5m程度の高さに設置しましょう。高さがあるところにルーターを置けば、2階にも電波が届きます。もしくはパソコンやタブレットなどデバイスと同じ高さにルーターを設置することで、インターネットにつながりやすくなります。

ルーター設置に不向きな場所4選

ルーターを設置するときは、窓や家電製品などの近くは避けましょう。この章では、ルーターの設置に不向きな場所を解説します。ルーターの置き場所を検討するときの、参考にしてください。

窓の近く

ルーターから発信される電波は、壁に当たると跳ね返りますが、窓の場合はそのまま外へ出ていきます。そのため、窓の近くにルーターを置くと、室内に効率良く電波を飛ばすことができません。

また、ルーターから360度方向に電波は発信されているので、窓の近くに置くと受信できる範囲が半減してしまいます。電波を室内に効率良く発信するためにも、ルーターを窓の近くに置くのは避けましょう。

家電製品の近く

ルーターを設置するときは、電子レンジや冷蔵庫・テレビなど家電製品の近くは避けてください。家電製品には、電波を発信するものが多いです。家電製品で用いられる電磁波は2.4GHzとWi-Fiと同じなので、電波干渉を引き起こして通信環境が不安定になる可能性があります。特に電子レンジの近くにルーターを設置すると、電波干渉を引き起こす可能性が高くなるので要注意です。

ルーターを、床に直接置くことはおすすめしません。ルーターを床に直接置くことで、360度方向に発信されている電波の下半分が届かなくなります。電波は床に跳ね返りますが、弱くなるため通信環境が不安定になる可能性があります。ルーターを直接床に置くのは避けて、全方向に電波が発信されるよう工夫が必要です。

棚のなか

スペースを有効的に使ったりホコリが溜まらないようにしたりするため、ルーターを棚に入れるケースがありますが、設置場所としては不向きです。棚のなかは周囲に障害物がある状態なので、ルーターから発信される電波を邪魔する可能性があります。棚のなかにルーターを置けばホコリが溜まらず外観もすっきりしますが、電波が弱まり通信環境が不安定になる可能性があります。できれば、ルーター本体が露出した状態で設置することをおすすめします。

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まとめ

ルーターは、ネットワーク間の接続をするための機器で、パソコンやタブレット、スマートフォンなど複数のデバイスでインターネットを利用するときに必要です。ルーターを配線するときは、本体と回線終端装置、LANケーブルなどを用意する必要があります。

ルーターの配線には順序があり、さらに正しい設置場所に置かないと通信環境が不安定になる可能性があるので注意しましょう。ルーターの設置場所はオフィスの真ん中もしくは2階がおすすめで、窓や家電製品の近くは電波が弱まる可能性があるので避けてください。

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