意味のないeラーニングはやめるべき?失敗から学ぶeラーニングの効果を最大限に引き出す方法を解説
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2024.11.22 (金)Posted by NTT東日本
eラーニングは、現代の企業教育において従業員のスキルアップに寄与する非常に重要なツールです。しかし、社員から「意味がない」と感じられてしまってはeラーニングも効果も少なくなってしまいます。この記事では、そんなeラーニングの失敗例と、その効果を最大限に引き出す方法について詳しく解説していきます。
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1社員が「実施する意味がない」と感じるeラーニングの失敗例
多くの企業がeラーニングを導入していますが、失敗に終わるケースも少なくありません。以下では、社員がeラーニングを「意味がない」と感じる主な原因を挙げ、その対策を考えます。
- ・失敗例1: コンテンツを飛ばし見・流し見できてしまうため身につかない
- ・失敗例2: eラーニングの内容が実務とつながらない
- ・失敗例3: eラーニングで学んだことを実践しても評価につながらない
- ・失敗例4: eラーニングを実施するための時間が取れない
- ・失敗例5: eラーニングのシステムが使いにくい
失敗例1: コンテンツを飛ばし見・流し見できてしまうため身につかない
多くのeラーニングシステムでは、動画を早送りしたり、テキストを飛ばし読みすることができます。これにより、学習者は内容をしっかりと理解せずに進める可能性が高くなります。例えば、社員が学習動画を早送りで視聴し、重要なポイントを見逃すと学習効果が大幅に低下してしまいます。
解決策
システム側で早送りやスキップを制限する機能を利用することが有効です。また、セクションごとに確認テストやクイズを挿入し、学習者が内容を理解しているかをチェックする仕組みにすることもおすすめです。その結果、重要なポイントも逃さず学習を促進することができます。
失敗例2: eラーニングの内容が実務とつながらない
eラーニングのコンテンツが実務と直結していない場合、学習者は「意味がない」と感じることが多いです。例としては、eラーニングの内容が理論的すぎて現場での応用が難しく、社員のモチベーションの低下につながってしまいます。
解決策
このような場合は、実務に直結する具体的な事例やケーススタディを取り入れることが重要です。現場での実践に役立つスキルや知識を学べるように、コンテンツを見直します。また、社員からのフィードバックを基に研修の内容を改善し、常に最新の情報をアップデートして提供することも大切です。
>> eラーニングにはどんな種類がある?企業向けeラーニングの講座カテゴリー・対象者・視聴スタイル別に詳しく解説
失敗例3: eラーニングで学んだことを実践しても評価につながらない
学んだ内容が評価に結びつかない場合、社員のモチベーションは低下してしまいます。例えば、eラーニングで新しいスキルを習得しても、それが人事評価に反映されなければ、社員は「学ぶ意味がない」と感じてしまいます。
解決策
eラーニングでの成果を人事評価に反映する仕組みを導入します。例えば、特定のコースを修了した社員に対して高い評価することや昇進の条件にするなど、具体的なインセンティブを用意することで、学習の意欲をさらに高めることができます。
失敗例4: eラーニングを実施するための時間が取れない
多忙な業務の中でeラーニングの時間を確保できないことも、失敗原因のひとつです。社員が日常業務に追われて、eラーニングで学習する時間を十分に取れず、学習が進まない状況が続く場合は、失敗と言っていいでしょう。
解決策
企業や組織単位で業務のスケジュールを調整して、eラーニングでの学習時間を確保できる環境を整えます。例えば、週に1時間程度の学習時間を設定し、その時間はeラーニングに専念できるようにします。また、短時間で学べるマイクロラーニングの導入も効果的です。
失敗例5: eラーニングのシステムが使いにくい
使いにくいシステムは、学習の効率を大幅に低下させます。eラーニングシステムの操作が複雑な場合、社員が学習を進めるのに多くの時間と労力を要してしまうでしょう。
解決策
ユーザーフレンドリーなシステムを導入し、誰でも使いやすい学習環境にすることが重要です。例えば、直感的に操作できるインターフェースを持つシステムや、スマートフォンやタブレットからでもアクセスできるシステムを選定します。また、初めて使う社員向けに操作ガイドやサポート体制を整えることも大事なポイントになるでしょう。
2eラーニングの教育効果を最大限に引き出すポイント
eラーニングの効果を最大限に引き出すためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。以下では、その具体的な方法を紹介します。
ポイント1: eラーニングを実施することのメリットを提示する
社員がeラーニングのメリットを理解していない場合、学習意欲が低下する可能性があります。そのため、事前にeラーニングの具体的なメリットを社員に伝えることが非常に重要です。
例えば、次のようなメリットを説明すると良いでしょう。
- ・業務のスキルアップにつながる
・自由な時間に学習できる
・最新の知識を効率的に習得できる
ポイント2: 社員がeラーニングの実施時間を確保できる環境を整える
学習時間を確保するため研修ルールを設けることやeラーニングの導入など、社内の環境整備が必要です。例えば、業務時間内に学習時間を設定する、学習専用の時間帯を設けるなどの工夫を行います。また、eラーニングを導入することでスキマ時間を利用して学習できるよう短時間で学習できる環境の提供をすることも有効です。
さらに、eラーニングを効果的に導入するためには、研修の一環として取り入れることが重要です。例えば、従来の集合研修と組み合わせてハイブリッド形式で実施することで、対面でのコミュニケーションを維持しながら、eラーニングの利便性を活用できます。
ポイント3: eラーニングのシステム・コンテンツを吟味する
システムやコンテンツの質が低ければ、学習効果は期待できません。古い情報や不適切な教材を使用した場合には、社員のスキルアップにはつながらない可能性があります。
業務のスキルアップには業務に関係するコンテンツが充実したeラーニングを選ぶことが重要です。具体的には、最新の情報を提供するコンテンツ、業務に直結するスキルを学べる教材を選びます。また、ユーザーフレンドリーなシステムを導入し、学習者がスムーズに操作できるようにします。
また、WindowsやmacなどOSに左右されないeラーニングシステムを選ぶ必要もあります。OSに依存しないシステムは、さまざまな端末からアクセスできるため、学習の利便性が向上します。例えば、WindowsやMac、スマートフォン、タブレットなど、どのデバイスからでもアクセスできるシステムを選ぶことは非常に重要です。
さらに、スマートフォンでも視聴しやすいeラーニングシステムを選ぶことも研修効果を高めます。スマートフォンからアクセスできるシステムは、スキマ時間を利用した学習を可能にします。通勤時間や休憩時間に学習を進めることができるため、学習効率が向上します。
3まとめ
eラーニングを効果的に活用するためには、失敗例から学び、改善策を実行することが必要です。社員が「意味がない」と感じる原因を把握し、適切な対策を講じることで、学習効果を最大限に引き出すことができます。
企業はeラーニングの導入に際して、システムやコンテンツの質を高め、学習環境を整えることが求められます。これにより、社員のスキルアップと企業全体の成長を促進できます。具体的な方法としては、システムの使いやすさを向上させ、業務に直結するコンテンツを提供することが重要です。
また、学習時間を確保するための環境整備や、学習成果を評価に反映する仕組みを整えることも大切です。eラーニングの効果を最大限に引き出し、社員の成長と企業の成功に繋げましょう。
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※ひかりクラウド スマートスタディは、eラーニングプラットフォームのため学習コンテンツは含まれておりません。
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