• 2023.7.21 (金)
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国内大手電力会社10社別【四国電力】最新電力値上げ情報!

ロシアによるウクライナ侵攻が依然続く中、世界中でエネルギー価格の高騰が叫ばれており、
日本も例に漏れず国内の電気料金も右肩上がりで工場などの光熱費も上がる一方なため、困っている企業も少なくありません。

特にこれから最も暑い季節を迎えると、エアコンを付けざるを得ない状況になることから、電気料金の最新情報が気になりませんか。
そこでこの記事では四国電力に焦点を当て、電気料金値上げの最新情報をはじめ、対策や今後の見通しなどを解説していきます。

 

<目次>
1:四国電力の電気料金値上げ最新情報
2:電気料金値上げに対する対策
3:香川県知事らも電気料金値上げに言及
4:今後の電気料金はどうなる?
5:まとめ

1:四国電力の電気料金値上げ最新情報

2022年11月28日に燃料価格の高騰を理由に、小売規制料金の値上げを四国電力が政府に申請しました。
しかし、値上げ幅が大きすぎることで2023年5月16日には国の指示を受け値上げ幅を縮小し補正申請しています。

 

その後、申請が認可される運びとなり、6月1日以降は各家庭や商店や事業所などへの電気料金が値上げされました。
国から縮小の指示があったとはいえ、特に製造業など多くの電力を必要とする業種にとっては
大きな負担となることは想像にかたくありません。

 

実際に商店や事業所などでの契約の場合、23.2~24.2%程度(従量電灯B、低圧電流の場合)の値上がりになります。
ちなみに一般家庭では、値上げ率約29%、金額にして2,155円の値上げになると言われてます。
金銭的に大きなダメージを受けているのは商店や事業所だけではないことも覚えておきましょう。

 

政府の補助金制度について

四国電力の大幅な電気料金の値上げにより、多くの企業や家庭の経済状況が悪化することが予想されるため、
政府は少しでも負担を軽減するために「電気・ガス価格激変緩和対策事業」を実施しています。

四国電力も国が定める割引単価に則り、2023年2月から10月分の電気料金については
電気使用量に応じた割引を実施すると表明しています。
詳しくは、四国電力公式ホームページ「電気料金の負担軽減措置について」をご覧ください。

2:電気料金値上げに対する対策

2023年2月から10月分は政府からの補助金制度により割引が適用されるとはいえ、電気料金が値上げになることは避けて通れない上、
割引適用期間が終わってからの負担は計り知れません。
特に家庭以上に電力を消費する工場などを抱える企業にとっては経費の負担が大きくなってしまいます。
そこでここでは、電気料金値上げに対する対策として次の2点をご紹介しますので、早速できるところから実践してみてください。

 

家電製品の使い方を見直す

日頃から多くの従業員を抱えている企業の場合、何気なく使用している家電製品の消費電力は一般家庭とは桁が違うはずです。
特に夏場にエアコンをフル稼働させているという場合には、エアコンフィルターの清掃を月2回は実施し
メンテナンスをこまめに行いつつ、冷房の設定温度を28℃など、いつもより1℃上げたり、必要な時間だけに限定してつけたりすることを
徹底するだけでも節電できます。

さらにドアや窓の開閉を少なくしたり、窓から入ってくる日差しを遮断したりするのもエアコンを効率的に稼働させ、
効果を最大限に高めるためのポイントとなります。
このように身近な家電製品などの使い方を見直すことで、長期的に見れば節電および節約に繋がるはずです。

 

最新設備の導入

今工場などに設置しているエアコンなどの製品は、最新のものでしょうか?
特に企業などは経費削減のため、こまめに最新の製品に切り替えていることは少ないはずです。
例えば、エアコンは2009年型の平均だと978kWh/年の消費電力であるのに対し、2019年型の省エネタイプだと811kWh/年となっており、
10年間だけでみても約17%省エネできています。

また、従来普及していた白熱電球は108kWh/年の商品電力であるのに対して、LED電球に交換するだけで15kWh/年になり、
約86%もの省エネになると言われています。
このように昔からの設備などを改めて見直すだけでも省エネできますので、今一度社内設備でテコ入れできそうな箇所がないか
探してみると良いでしょう。

3:香川県知事らも電気料金値上げに言及

四国電力が値上げに踏み切ったことで、2022年11月28日には香川県知事が下記のように言及しています。

 

「国際情勢の緊迫化に伴い、世界的な燃料価格が高騰していることによる対応とはいえ、県民の生活に多大な影響を及ぼすため、
四国電力には県民に丁寧な説明をして欲しいです。また、国では実質的に電気代の負担軽減につながるような補正予算や
必要な対策を早急に実施して欲しいと思っています。」

 

2023年5月19日には、四国電力社長長井啓介(ながいけいすけ)氏が愛媛県で会見を行い、県民に多大な負担がかかることに
心苦しく思っている旨を述べました。
しかし、世界的に燃料価格が高騰していることを鑑みると、致し方ない処置であるように見受けられます。

4:今後の電気料金はどうなる?

2023年5月19日に開かれた会見で四国電力社長長井啓介氏が、
「今後は燃料費調整制度に基づき、発電にかかる燃料費が下がると料金も比例して下がっていく」
と述べており、燃料価格が安定化していくことに期待していることを表明しています。

 

同時に、2023年7月分は前月よりも値下がりする見通しとの見方を示しており、想像よりは電気料金が高騰しない
可能性も見えてきましたが、楽観視するのは危険です。
電気料金が高止まりしてしまった時のことを考えて、節電を行うことをおすすめします。

5:まとめ

この記事では電気料金値上げの最新情報や対策、今後の見通しなどを解説してきました。
四国電力では2023年6月から電気料金の値上げが実施されており、すでに値上げを実感している方も多いはずです。
ロシアによるウクライナ侵攻が終焉を迎える兆候はまだ見えていないため、今後も断続的に電気料金が値上げになる可能性もあります。

今をしのぐだけでなく、長期的な電気料金の値上げにも対応できるように、設備や使用方法を見直すなど、
小さくてもできる対策を1つずつ行っていくと良いでしょう。

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