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農林水産

完全閉鎖循環式陸上養殖ビジネス化に向けた挑戦

~水産業の維持・発展に貢献する新たな地域循環型産業の創出に向けて~

課題

  • 昨今の海面漁業では、温暖化に伴う高水温化などの環境変動や世界的な魚介類に対する需要増加などのさまざまな要因が影響して、生産拡大余地のある漁場資源の割合は2021年時点で12%程度※1と水産資源の枯渇が危ぶまれています。

  • また、水産物需要の拡大に伴い、海外の大量購入に後押しされて国際的な魚価の高騰が起こり、日本は“買い負ける“現状にあります。合わせて、昨今の燃料高騰による輸送費高騰が買い負けに拍車をかけている状況です。国内消費への応答や海外輸出の拡大など日本の強い水産業を復活させるには、養殖による国内生産が不可欠です。

    • 1 引用元:FAO 「The State of World Fisheries and Aquaculture 2024」

取り組み

NTT東日本グループが目指す「完全閉鎖循環式陸上養殖」ビジネスビジョン

日本国内の水産業界では高齢化や人手不足が深刻化しており、漁業・養殖業従事者・技術者の経験に基づく判断・作業が主流の従来の方法では、今後の水産業全体の活性化に向けて限界があります。安定した水産物供給を実現するひとつの手段として、立地の制約を受けずにどこでも安定した生産が可能な「完全閉鎖循環式陸上養殖」が注目されていますが、広く社会実装を実現するためには、生産性の向上とそれに伴うコストの低廉化が必要です。

当社の強みであるICTにより水温や水質などの養殖環境を数値化しています。このデータはリアルタイムで専門家や学術機関に共有されており、魚の成長に最適な水質や飼育方法について、遠隔からタイムリーに支援を受ける仕組みもセットで構築をしています。これにより、知識や熟練度に関係なく誰でも安心して生産性の高い陸上養殖ビジネスが出来るようになります。
ここに地域エネルギーなどのグループアセットも活用し、自治体・企業などの地域を支えるパートナーの皆さまとともにこのDX・GXモデルを実現して、地域の活性化をめざします。

現在進行中の実証プロジェクト

町の水産業を魅力的で維持可能にする「水産業夢未来プロジェクト」

宮崎県都農町において、NTT東日本は学術機関らとともに、2022年1月に「水産業夢未来プロジェクト」を立ち上げ、地域水産業を魅力的で維持可能な産業にするために取り組んでいます。
地域の水産業は、海洋環境の変化による水産物漁獲高の大幅な減少や、漁業者の高齢化、担い手不足などの課題に直面しています。
陸上養殖事業をきっかけとした地域循環型社会の最先端モデルの実現に向けて、都農町と共に力強くチャレンジを進めてまいります。

今後の展開:地域の特性・課題に合わせた完全閉鎖循環式陸上養殖ビジネスの創出

詳しくはこちら ※(株)NTTアグリテクノロジーのページへ遷移します

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