課題
東京圏への人口集中により、地方都市では若者の流出による生産人口が減少している中、ウィズコロナ時代への対応も含めた働き方の変革が求められています。
取り組み
ICT環境を備えたテレワークスペースの提供
テレワーク環境の構築にあたり、最適なICT環境を完備(利便性や情報セキュリティを担保)したテレワークスペースをご提供します。スペースマーケット社との連携により、認知拡大や集客にも取り組んでいます。
次世代サテライトオフィスの整備による場所を選ばない働き方への転換
地方拠点にサテライトオフィスやコワーキングスペースを設置し、働く場所・環境を構築することで企業の進出や社員の移住促進、関係人口の増加等、地方への新しい人の流れを創出します。
また、新型コロナウイルス感染症対策を契機に進む「新しい生活様式」に必要なテレワークが地域にも普及していくことで、地域分散型の活力ある地域社会の実現に貢献します。
4K映像や3D-VR映像を活用した次世代サテライトオフィス・リモートワーク環境を構築することで、ストレスなく東京圏拠点と円滑なコミュニケーションを図ることができるため、 場所を選ばない働き方への転換が可能です。
距離を問わない利便性に優れたオフィス環境を整備することで実現できること
・地方への企業誘致・社員移住の促進
・ニューノーマルに合わせた新たな働き方
サテライトオフィス・リモートワーク環境の構築事例
地域交流の場としてのICT環境を備えたワークスペース構築
2021年9月、福島県須賀川市内に地域まちづくり会社である株式会社テダソチマ様がオープンした「シェアスペースSTEPS」において、地域交流の場としてのワークスペースICT環境整備にNTT東日本が参画しました。
コロナ禍における地方創生の機運を活かした多様な働き方を支えるワークスペースとして活用いただいています。
シェアスペースSTEPSに導入されたICT設備
- スマートフォン・ICカードで施錠・解錠が可能な入退室管理システム
- WEB・スマートフォンアプリから確認可能な入退室履歴によるセキュリティ
- 遠隔監視可能でセキュアな防犯用クラウド型カメラ
- ICT技術を集約したワーキングエリアと快適な共有スペース
また、業務提携先であるスペースマーケット社の「SPACEMARKET WORKPlus」に掲載することで、シェアスペースを広く認知させ、移住希望者のライフスタイルに沿った支援や県内外・首都圏から人や企業を呼び込む拠点として活用し、須賀川市の魅力あるまちづくりに貢献しています。
地域産業活性化に向けた「スマートテレワークタウン・ローカル5Gラボ」構築
2021年10月にNTT東日本が”産官学金”一体となったコンソーシアムのプロジェクトリーダーとして、上越妙高駅周辺エリアに新潟県初となる超高速ネットワークに接続された屋内外型ローカル5Gラボ「JM-DAWN」を整備しました。 昨今における企業の多様な働き方へのシフト、一極集中からの分散化、ワーケーションなどのニーズが高まってきている今、地方への人口流入を促進し、地方におけるさまざまな問題を解決に導くモデルの構築をめざしています。
屋内ラボ
ローカル5Gを活用した高速大容量通信による高精細映像で臨場感あるイベント配信やウェビナー、会議開催が可能
屋外ラボ
釜蓋遺跡公園を活用したドローン飛行や除雪機自動走行などさまざまな規模の実証実験や、先進技術を活用したスポーツイベントの開催が可能
今後は、スマート農業や自動除雪機の実証実験、eスポーツやAI顔認証にローカル5Gの通信技術を活用することで先駆的ビジネスを創出し、新潟、上越の地域価値を高め、人口流出の抑制を行うとともに、新たに人を呼び込む好循環モデルの創出をめざし取り組みを進めています。