農林水産

次世代施設園芸実証ファームの未来

~食農を起点とした街づくりの実現に向けて~

課題

  • 農業従事者数は、約30年で半減。さらに高齢化が進み農業従業者の80%が60歳以上となっています

    • 出典:農林水産省「2015年 農林業センサス」
  • 新型コロナの影響により各国の農業輸出が縮小し、食料自給率向上が急務に。その上、食の安心・安全というニーズの高まりから、人手を介さない農業が求められています。

  • 上記のような世の中の変化により、「生産性の高い農業」「省力化」の両立が社会的要請となっています。

取り組み

2020年度に山梨県中央市内に、NTTグループ初の農業×ICT専業会社「株式会社NTTアグリテクノロジー」が、「高生産」と「省力化」を両立する日本初の大規模農業による栽培システム・育苗施設・加工装置を導入した自社実証ファームを建設。
次世代施設園芸として、 ICT・AIを活用し、温度、湿度、CO2などを制御、また収穫時期の判定を行い、計画的な生産により収穫量の飛躍的な向上をめざしています。
さらに作業計画の策定、作業の標準化、従業員の適正配置等により、効率的な生産を実現することで、雇用の創出・経営規模の拡大を図っていきます。

今後は、最先端のICT・AI技術・ロボティクスを活用した大規模ハウスの建設をはじめとしたトータルソリューションの提供。“畑”から“店頭”までをつなぐフードバリューチェーンの構築により、儲かる農業の実現と地域経済活性化の支援となる農業エコシティの実現をめざします。

次世代施設園芸の特徴

①高度な環境制御技術の導入による生産性向上
ICTを活用して複数の環境(温度・湿度・CO2等)を組み合わせて制御することにより、
周年・計画生産を実現し、収量を飛躍的に向上

②雇用労働力を活用した大規模経営
作業計画の策定・見直し、従業員の適正配置や作業の標準化等により、
雇用労働力を活用した効率的な生産を実現し、経営規模を拡大

③地域エネルギーの活用による化石燃料依存からの脱却
地域エネルギーを活用し化石燃料依存から脱却することにより経営を安定化

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「農業×ICT」が地域にもたらす可能性

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