IT(情報系)とOT(制御系)をセキュアに接続し、
”生産を止めない”工場ネットワークを実現
適用業界・ビジネス分野
- 製造業(工場)
従来の課題
これまで、工場の制御系ネットワーク(OT)は、可用性を重視するあまり、認証や情報セキュリティ対策が不十分なことが多く、セキュリティインシデントによる稼働停止のリスクが非常に高い状況にありました。一方で情報系ネットワーク(IT)の障害による業務停止も発生していました。
上記のような状況の中、工場の業務や機器の稼働状況を確認するため、担当者が頻繁に現場に出向く必要があるなど、人的リソースの面からも負担が大きくなっていました。
対策例
デジタル技術をあらゆるところで活用する新工場建設に伴い、データ利活用等による生産性向上につなげるために、製造の現場に合わせたセキュリティポリシーの策定と、冗長性の高いネットワーク設計を行うことで、ITとOTをセキュアに接続し、安定運用を実現する工場内ネットワークを構築。「生産を止めない工場」を実現して生産性を向上させました。
また、工場内ネットワークにカメラを接続することで、稼働状況も遠隔地から確認できるようにして、担当者の負担も軽減しました。
対策例の用途
- 工場内ネットワークの整備
- ITとOTのセキュアな接続
- ネットワークカメラの導入
対策例の目的
- 工場内ネットワークの情報セキュリティ対策強化
- 工場の稼働率改善による生産性向上
- 監督者の業務負担の軽減
さらに!
従来、工場と事務所間で分断されていたネットワークが安全に接続されることにより、管理者と現場担当者のスムーズな情報連携が図れるようになりました。
現場の生産状況を事務所からリアルタイムに把握できるようになり、一方で工場では本社からの指示を直接確認できるようになりました。
また、統一されたネットワークを通じてやり取りするデータも一元化することによって作業日報の転記など、無駄な作業が不要になるなど、業務負担の軽減にもつながりました。