カルテを常時クラウドへ
保存し、万一の際にも
迅速に診療再開
適用業界・ビジネス分野
- 医療業界
- 医療機関
- 診療所
- 開業医
- クリニック
従来の課題
近年の大規模災害により、災害時にも医療機能を提供し続けることの重要性が高まっています。その際に大切なのがカルテで、患者によっては長期にわたる治療が必要であったり、体質に合わない薬剤があったりするため、データの消失は時に生命にかかわる問題です。リスクヘッジとして複数箇所に保管することを考えると、まず電子カルテ化が必須となります。さらに、診療データのリアルタイムでのバックアップ、万一の場合の迅速なデータ復旧などが課題となっています。
対策例
クラウド型電子カルテの導入で、データを院内とデータセンターの2ヵ所で随時保存ができます。万一、院内のデータが消失しても、インターネット環境が整っていれば、データセンター側のデータにより早期復旧が可能となります。また、「アラート情報登録機能」の活用で患者のアレルギーや処方の禁忌などの登録が可能です。初期画面でアラートとして表示されるため、医療事故の防止につながります。新薬、病名などのマスターデータが最新の情報に自動的に更新される点もメリットです。
対策例の用途
- カルテデータの消失を防ぐ
- 災害時なども診療を継続
対策例の目的
- カルテデータの保護
- 継続的な医療サービスの提供
- 病院のBCP対策
さらに!
患者の既往症から処方内容、検査データまで一覧で表示が可能です。どんな治療により数値がどう変化したのかがわかりやすく、診療の手助けとなります。また、画像ファイリングシステムを検査室と診察室に設置し、連携できます。診察中に必要なCT画像などをすぐに取り出せるため、業務の効率化にもつながります。
- BCP(事業継続計画)
- 自然災害やテロなど、非常時にも医療サービスを継続して提供し、中断した場合にも早期に復旧するための計画。近年の相次ぐ大規模災害を受け、各医療機関ごとの「災害対策マニュアル」作成を厚生労働省でも推進している。