光回線は工事不要で利用できる!開通なしでインターネットを使う2つの方法を紹介
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2022.10.05 (水)Posted by NTT東日本
インターネット回線を導入するにあたって、速度や容量の点から光回線を使いたいと考えている方もいるでしょう。特に会社や店舗へ光回線を設置する場合、通信速度の安定性、信頼性、コストの面からも光回線は必要とされるケースが多いです。
光回線は通常、利用し始めるために開通工事が必要です。自宅が賃貸住宅である場合や、オフィスが貸店舗や賃貸物件である場合は、いろいろと調査や手続きをしなければなりません。
光回線の導入は「工事が必須」と思われがちですが、実は場合によっては工事なしで利用できます。今回の記事では、光回線の「工事不要なケース」と「必要なケース」について解説します。
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<目次>
- 1.光回線の工事が不要な3つのケース
- 1-1 光コンセントが設置済み
- 1-2 フレッツ光から光コラボへ転用
- 1-3 光コラボから光コラボへの事業者変更
- 2.光回線の工事が必要な2つのケース
- 2-1 物件に初めて回線を開通させるとき
- 2-2 使用したことがない独自回線を開通させるとき
- 3.工事が必要な光回線を設置するメリット
- 3-1 速度制限がかからない
- 3-2 通信速度が速い・安定している
- 4.法人での利用なら光回線がおすすめ
- 5.光回線の工事の際に気をつける4つのポイント
- 5-1 管理会社やオーナーの許可が必要
- 5-2 費用がかかる
- 5-3 時間がかかる
- 5-4 立ち会いが必要
- 6.光回線の工事ができないケース
- 6-1 光ファイバーケーブルが整備されていないエリア
- 6-2 建物の構造上の問題
- 7.【工事不要】光回線がなくてもインターネットが使える方法
- 7-1 モバイルWi-Fiを使う
- 7-2 ホームルーターを使う
- 8.工事不要で光回線が利用できるか確認してみましょう
光回線の工事が不要な3つのケース
「光回線には開通工事が必要」と思っている方は多いのではないでしょうか。しかし、実は以下の場合は不要になる場合が多いです。
- ●すでに設置済み
- ●フレッツ光から光コラボへの変更
- ●光コラボ間の乗り換え
工事が不要になると手間や工事費などの負担を軽減できます。
光コンセントが設置済み
部屋に光コンセントが既にあるなら、光回線が設置されていることを意味します。その場合、開通工事は不要なケースが多いです。ただし、光コンセントが劣化していたり、光ファイバーだけ撤去されている例もあるので、申し込み時に確認しましょう。
光コンセントは、外部から引いてきた光回線に接続する部屋の中の差し込み口です。ユーザーは、この差し込み口にONU(光回線終端装置)という機器をつなぎ、さらにルーターを経由して、有線、または無線でインターネットにアクセスします。
近年の光コンセントは、電源コンセントとの「一体型」が多く、マンションなどではほとんどがこのタイプです。もう一つは「分離型」と呼ばれる専用の機器で、部屋に穴をあけるなどして、あとから回線を設置した場合に使われます。
光コンセントがどのようなものか分からない方は、「光コンセントSC」や「光」という記載があるかで普通の電源コンセントと見分けることができます。
フレッツ光から光コラボへ転用
プロバイダ事業者さまなどが提供している「光コラボ」は、フレッツ光と同じ回線や設備を利用しているため、乗り換えをしても開通工事は不要なケースが多いです。そもそもフレッツ光とは、NTT東日本・NTT西日本がサービス提供する光回線サービスで、これを光コラボレーション事業者さまが借りて提供しているのが光コラボです。
利用する光ファイバー自体には大きな違いはないので、フレッツ光から光コラボへの乗り換えは工事なしでできるケースが多いです。
光コラボから光コラボへの事業者変更
光コラボからほかの光コラボにプロバイダを乗り換える場合も開通工事が不要になるケースが多いです。回線や設備は同じなので、基本的にはそのまま利用できます。
例えば、「ドコモ光」から「楽天光」に変更しても開通工事は不要なケースが多いです。プロバイダは、それぞれサービス料金やキャンペーンを提供しているので、ご自身にお得な事業者を選べば良いでしょう。
光回線の工事が必要な2つのケース
以下では、光回線で工事が必要なケースを紹介します。ポイントになるのは以下の2つの場合です。
- ●初めて回線を開通させる場合
●フレッツ光以外の独自回線を利用した場合
物件に初めて回線を開通させるとき
新築に限らず一戸建てやマンションアパートなどでは、初めて光回線を導入する場合は開通工事が必要です。あらかじめインターネット回線が導入されている集合住宅では、主に以下のいずれかの方法で各部屋へ回線を分配しているので、確認しましょう。
- ●光配線方式
- ●VDSL方式
- ●LAN配線方式
このなかで速度が速いのは「光配線方式」です。スピードを重視する方は、光配線かどうかを確認すれば良いでしょう。光配線方式は光回線で主に用いられる配線方式です。
光回線の中でも、フレッツ光なら開通工事とともに機器の初期設定などもサポートしてくれます。開通済みでも遠隔サポートサービスで困りごとに対応してくれるため、個人・法人問わず安心して使えます。光回線の導入を検討中の方は、以下のリンクからフレッツ光の詳細をご確認ください。
使用したことがない独自回線を開通させるとき
光回線は、「フレッツ光・光コラボ系」と、「独自回線によるもの」に分けられます。独自回線の一例としては以下が挙げられます。
- ●auひかり
- ●eo光
- ●メガエッグ
ほかにもたくさんありますが、その部屋で過去に使用したことがない独自回線を使いたい場合は、開通工事が必要です。
工事が必要な光回線を設置するメリット
先に説明したとおり、独自回線や、新規に利用開始する場合は開通工事が必要です。工事費と手間はかかりますが、光回線は、モバイルに比べて以下のメリットがあるので覚えておきましょう。
- ●速度制限がかからない
- ●ネット環境が安定している
速度制限がかからない
光回線は基本的に通信容量超過による速度制限がありません。そのため、多くのやり取りをする企業や店舗で導入する際に選ばれています。
一方、モバイルWi-Fiやモバイルルーターは、データが一定量を超えると通信速度が遅くなるなどの制限があります。
法人や店舗経営者に限らず、「ネット環境を整えたい」と考えている方は光回線をチェックしてみてください。
通信速度が速い・安定している
回線工事は費用や時間がかかりますが、通信速度が速くなるメリットがあります。また、光ファイバーケーブルを建物内に引き込んでいるため、安定したネット環境が望めます。
モバイルWi-Fiやルーターは手軽に導入できますが、光回線に比べて「通信が切れる」「安定しない」といったことがあるかもしれません。。
現在は、テレワークやWeb会議が増え、ネット環境の安定性が重視されています。インターネットの利用が多い方や、膨大なデータを利用する企業などは光回線がおすすめです。
法人での利用なら光回線がおすすめ
膨大なデータをクラウド上で管理している企業は多くあります。そうした企業や店舗では、業務を効率化するためにも、高速・大容量の回線がおすすめです。
安定したインターネットを使用するには、光回線がおすすめです。なかでもフレッツ光はサービスが豊富で、情報セキュリティ面も安心できます。オプションの種類も多いので、好みや特徴に合わせてサービスを選べます。
インターネット環境の質を上げるフレッツ光は、特に法人さまの事業運営にとって必要になるケースがとても多いです。全国47都道府県で導入できますので、ぜひ検討してみてください。
光回線の工事の際に気をつける4つのポイント
以下では、光回線工事で気を付けたいポイントを4つ紹介します。
- ●管理会社側の許可がいる
- ●工事費用がかかる
- ●時間がかかる
- ●工事の際の立ち会いがある
管理会社やオーナーの許可が必要
建物によっては構造上の理由で工事できないことがあります。別の回線を利用していたり、オーナーが許可しなかったりすると、光回線の利用はできません。
回線工事では壁に穴をあけねばならないこともあります。ユーザーが勝手に建物に手を入れてトラブルにならないよう、管理会社やオーナーの許可を取りましょう。
また、「フレッツ光導入済み」と記載されている賃貸物件の場合にも、各部屋までは回線が届いていないこともあります。共有部までしか届いていない場合は、各部屋へ分配するための工事が必要です。
費用がかかる
光回線を初めて契約する場合は初期費用が発生します。
工事費用は戸建てや集合住宅によって異なるため、事前に料金をチェックしておきましょう。料金は、派遣工事か局内工事かで変わるので、間違えないように確認することをおすすめします。
時間がかかる
光回線は申し込んですぐに利用できるわけではありません。順番や作業者側の都合があるので、申し込んでから開通工事までには、通常、1〜2ヵ月かかります。工事自体は基本的には1〜2時間で済み、これを受けてユーザーの設定をします。
ただし、引っ越しが多い繁忙期の3~4月などは、混雑してさらに遅くなる可能性があります。工事依頼は、早めにしておきましょう。
立ち会いが必要
工事では原則的に立ち会いが必要です。工事担当者との予定調整があるのでスケジュールは早めに決めます。
基本的に立ち会いは契約者本人がしますが、時間がとれない場合は代理人を立てることができます。依頼するのは、すぐに連絡が取れる家族や友人、パートナーが良いです。家具などの移動が必要になるケースもあるため、そうしたことの可否を判断できる方が良いでしょう。
回線自体が設置済みの場合は、局内工事だけで済むので立ち会いは不要です。
光回線の工事ができないケース
光回線は全ての建物に導入できるわけではありません。以下の場合は工事ができないので確認しましょう。
- ●ケーブルが届かない
- ●建物の構造上難しい
- この2つのポイントについて詳しく解説していきます。
光ファイバーケーブルが整備されていないエリア
光回線は、全国の人口が多いエリアのほとんどをカバーしていますが、まだ提供されていないエリアもあります。拡大は続いていますが、電気や水などに比べると光回線はまだまだ整備が遅れている状況です。
例えば、過疎地や、離島などの土地では、利用できないエリアもあります。とはいえ、現在、利用できないエリアでも、順次利用できるようになります。カバー状況は回線業者のWebサイトで確認できます。
建物の構造上の問題
利用したい建物がケーブルを引き込めない構造になっていると、光回線の工事はできません。例えば、以下のようなケースでは工事ができない可能性があります。
- ●高層マンションの高階層
- ●共用スペースに設置する場所がない
- ●外壁や配管が特殊
- ●築年数が古すぎる
光回線は電柱から引き込むので、近くに電柱が必要です。電柱があるか、建物が工事可能かは事前に調べて契約を進めましょう。
【工事不要】光回線がなくてもインターネットが使える方法
建物の構造や、回線を引いてくる電柱の有無などで光回線の工事自体ができないことは説明しました。しかし、もし光回線がだめでも、インターネットに接続する方法はあります。モバイル通信を利用する以下の2つです。
- ●モバイルWi-Fi
- ●ホームルーター
この2つについて紹介するので、光回線がr利用できない場合も、インターネット接続をあきらめないでください。
モバイルWi-Fiを使う
モバイルWi-Fiは、充電式で持ち運びができるコンパクトサイズのWi-Fiルーターのことです。「モバイルルーター」とも呼ばれますが、どちらも無線データ通信でインターネットを利用する機器とサービスです。
モバイルWi-Fiを使用すれば、工事不要で気軽にインターネット環境が利用できます。自宅に限らず、出先に持ち出して同じように使える点が魅力です。
モバイルWi-Fは、データ容量プランや通信料などがサービスによって異なるため、比較検討して選びましょう。
ホームルーターを使う
ホームルーターは、やはりモバイルの通信回線を利用しますが、持ち運ぶことを前提としたモバイルWi-Fiと違い据置型です。建物内で利用することを前提としているので、電源はコンセントから供給し、同時接続数も多めに設定されています。
利用はたいてい、コンセントに差し込むだけで始められます。「置くだけWi-Fi」とも呼ばれているホームルーターは、モバイルWi-Fi同様に工事不要でインターネットを利用できます。
光回線よりは通信速度が劣り、WEB会議での利用やファイルのダウンロード、アップロードが比較的遅いなどのデメリットがありますが、手軽にインターネットを利用したい方にはおすすめです。
工事不要で光回線が利用できるか確認してみましょう
光回線を初めて開通させる場合は、基本的に開設工事が必要です。「工事がめんどう」「工事費用を払いたくない」という方には、モバイルWi-Fiやホームルーターがおすすめです。
しかし、モバイルWi-Fiやホームルーターは通信速度や速度制限などのデメリットがあるため、企業や店舗向きではありません。安定した速度やデータ容量を確保したい場合は、やはり光回線がおすすめです。
また、光回線は法人向けのセキュリティサービスや保守のオプションなどもセットで提供されております。気になる方は合わせてぜひチェックしてみてください。
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