導入ステップが分かる!はじめてのeラーニング研修
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2024.11.08 (金)Posted by NTT東日本

多くの企業でも、eラーニング研修の新たなアプローチが増加しています。従来の研修は、集合型の講義やワークショップが中心でしたが、これにデジタル要素を組み合わせることで、効果的な学習プログラムを提供することができるようになりました。
効果的な学習プログラムは、学習者のニーズや目標に基づいてカスタマイズされるべきです。eラーニングの研修プログラムでは、その企業にあった研修コンテンツ(テキスト、動画、テストなど)を配信することで、多様な学習ニーズに対応できます。従業員は自分自身の進捗を把握し、必要に応じて研修コンテンツにアクセスすることができるため、より効果的な学習が実現します。このことから、各企業が現代にあった研修のスタイルとして、eラーニングを取り入れ始めています。
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オンライン研修の動向や導入ステップまるわかり!
目次:
1eラーニングを社内研修に採用するメリットとは
それでは、eラーニングを導入するメリットをみていきましょう。
eラーニングをさらに詳しく知りたい方は、下記の関連記事もご覧ください。
>>【eラーニングとは?】導入するメリットやポイント、留意点などを徹底解説
1.研修にかかるコストの軽減
従来の対面型の研修やセミナーは、教材となる資料の印刷や研修講師への発注など、多くのコストがかかっていました。それに対して、eラーニングであればオンライン型のプラットフォームを活用するため、研修教材をオンラインで提供ができるので会場の手配は不要となり、さまざまなコストを軽減できます。多くの研修プログラムを社員へ提供する企業にとって、非常に費用対効果の高い選択肢となります。
2.さまざまな働き方への対応
eラーニングは、場所や時間に縛られることなく学びたいときに学べます。従業員は、在宅勤務中の自宅やオフィス、出張先など、自分が実施できるタイミングや場所でeラーニングへアクセスでき、学習のペースも自分自身でコントロールすることができます。これにより、現代の多忙なスケジュールを持つ従業員にとっても、学びを継続しやすくする機会を提供することを可能にします。
3. 学びの持続的な文化の醸成
eラーニングの学習は一度きりのイベントではなく、持続的な研修のプロセスとして位置づけることが可能です。組織全体で学びの文化を醸成して、従業員が新しい知識やスキルを継続的に得ることができるため、実務の質を向上することを実現します。 また、eラーニングは管理者が従業員の学習状況を把握することができるので、スキルや知識の定着が難しい点を把握でき、研修の質を高めていくこともできます。
2集合研修とeラーニングの費用を比較
それでは、集合研修とeラーニング費用を比較してみましょう。株式会社産労総合研究所の調査データによると集合研修を実施する場合、従業員1人あたり年間で約3万円の費用がかかる結果となっています。また、こちらは費用のみを試算していますが、従業員側も自由な時間に受講ができないため、スケジュール調整など煩雑になりがちです。一方、eラーニング(弊社サービス比べ)では、1名あたり年間2千円程度で利用ができるので従来の集合研修に比べるとさまざまなコストを軽減することが可能になります。
3eラーニングに適した研修の例
eラーニングには、適した研修が複数あります。ここでは、一例をまとめています。
全社員共通研修
企業の文化や規則、安全基準など、すべての従業員に共通の知識やスキルを提供するための全社員向けの共通研修は、eラーニングでの実施が理想的です。eラーニングでの研修の実施をすることで、従業員は自分のペースで学ぶことができ、研修の質や知識・スキルの均一化を図ることができます。
部門別・担当別研修
異なる部門や担当ごとに必要なスキルや知識が異なるため、ここでもeラーニングでの研修は、適切な選択肢となります。各部門や担当ごとに必要に応じてカスタマイズした研修コースを提供することで、学習者が自身の職務に関連した情報を習得しやすくなります。
階層別研修
階層別研修は、企業内の管理職等に対してリーダーシップスキルやマネジメントスキルを向上させるために非常に重要です。eラーニングを活用することで、異なる階層の従業員に対して適切な研修コンテンツを提供することができ、企業で与えられている役割に応じた能力向上に貢献することができます。
店舗スタッフ教育研修
さまざまなエリアに多店舗展開をする企業にとって、店舗スタッフの教育研修の効率化は非常に重要です。従来であればスーパーバイザーなどが各店舗を巡回して、指導をしていましたがeラーニングを導入することで、本社や本部から店舗スタッフに対してeラーニングを通じて新しい製品やサービス、顧客対応方法を遠隔で届けることが可能です。また、専用端末不要のマルチデバイス型のeラーニングも多く、店舗スタッフにパソコンの貸与がない企業であってもBYOD端末(スマートフォン等)での受講もできます。
専門的教育研修
特定の専門分野に深い知識や高度なスキルが求められるケースでは、eラーニングでの学習の相性がとてもいいです。専門分野に特化したカスタムコースや認定プログラムを提供することで、専門職としての成長と専門知識の習得を支援することができます。
これらの研修の例は、eラーニングプラットフォームの特徴である柔軟性と拡張性を活かして、従業員自ら専門領域でさらに成長し、組織に貢献するための力を養うことに役立ちます。eラーニングを導入する際には、研修の目標や学習者のニーズに合わせてカスタマイズされたアプローチを検討し、効果的なプログラムを設計することが不可欠となります。
研修にはさまざまな種類やテーマがあります。より詳しく知りたい方は以下の記事もあわせてご確認ください。
>> 研修の種類を階層別・テーマ別でご紹介!どんな実施方法がある?
4eラーニング研修の導入手順
eラーニング研修の導入において、成功を収めるために必要なステップを説明します。 ただし、企業の規模や組織内のプロセスにより、実際の手順とは異なることがあります。こちらの手順は、一般的なガイドラインとして参考にしていただければと思います。
- 1. 目標設定と学習ニーズの評価
- 2. 自社にあったサービス選定
- 3. 受講する学習コースの設計
- 4. コンテンツの作成
- 5. テストとフィードバック
- 6. 導入とトレーニング
- 7. 学習進捗・履歴と評価
- 8. 持続的な改善
1. 目標設定と学習ニーズの評価
eラーニング研修を企業で取り入れスタートする最初のステップは、研修の具体的な目標を設定することです。これは、組織や従業員にとって達成すべき成果を明確にするとても重要なステップです。
目標が抽象的な場合、研修プログラムの成功を判断できなくなります。また、目標設定と同時に、従業員の学習ニーズを把握することも必要です。どのようなスキルや知識が必要で、従業員はどのような経験やバックグラウンドを持っているのかを把握します。
2. 自社にあったサービス選定
次に、eラーニングサービスを選定します。市場には、さまざまなeラーニングが存在し、それぞれ異なる特徴や価格設定となっています。
eラーニングサービスを選ぶ際には、自社が予定している研修の規模や必要な機能、情報セキュリティ要件などを考慮します。eラーニングは、研修コンテンツの配信から従業員の学習進捗・履歴の可視化までをサポートするため、自社にあったサービス選定は非常に重要です。
3. 受講する学習コースの設計
eラーニングサービスを選定したら、従業員が受講する学習コースを設計します。従業員がどのようにコンテンツにアクセスし、学習進捗を把握し、社内や管理者から評価を受けるのかを計画します。
従業員の学習進捗や履歴、学習スケジュール、実施後のフィードバックなどを検討していく必要があります。
4. コンテンツの作成
学習コースの設計ができたら、次は研修コンテンツの作成です。これには、テキスト、動画、テストなど、多くの要素が含まれます。
研修コンテンツは、企業の研修プログラムに沿った学習目標を設定して、従業員にとって魅力的である必要があります。そのため、従業員が前のめりに学習できるよう興味の湧くコンテンツ作りをするよう工夫しましょう。
5. テストとフィードバック
研修コンテンツは、テキストや動画だけではインプットしかできません。そのため、従業員が学んだ研修内容について理解度を測るためのテストを行う必要があります。
テストの実施後、管理者は各従業員の理解度を確認してレビューとフィードバックをします。それらを通じて、従業員のスキルアップや研修コンテンツの品質を向上させましょう。また、学習者からのフィードバックも収集し、必要に応じてコンテンツもブラッシュアップしていきます。
6. 導入とトレーニング
eラーニングプラットフォームとコンテンツの準備ができたら、従業員や学習者にeラーニングでの研修を提供します。プラットフォームの使い方やコースのアクセス方法についてのオリエンテーションを実施し、従業員がスムーズに学習を始められるようサポートします。
7. 学習進捗・履歴と評価
eラーニングでの研修がスタートしたら、従業員の進捗や成績を定期的にチェックし、評価します。受講履歴などのデータを分析して、コースの効果を評価し、必要に応じて研修内容の改善を行います。
8. 持続的な改善
eラーニング研修は持続的なプロセスです。従業員や学習者のフィードバックやデータ分析を基に、研修コンテンツやプラットフォームを改善し続けて学習の文化を醸成しましょう。これからも変化の激しい時代のニーズに対応するため、継続的な改善が必要不可欠となります。
eラーニング研修の導入は組織にとって大きな利点をもたらす一方、計画的なアプローチが必要です。上記の手順を参考にしていただくことで、効果的なeラーニングプログラムを構築し、組織のスキルアップに寄与することができます。
5まとめ
eラーニングは、さまざまな研修分野において効果的な学習体験を提供する新たな可能性があります。
商品知識や販売などのトレーニングからソフトスキルの向上、コンプライアンス研修、新入社員研修、技能継承まで、eラーニングプラットフォームの柔軟性と独自のノウハウの配信など拡張性を最大限に活かして、学習者に価値ある研修コンテンツを提供することでスキルと知識を提供することができます。
6おわりに
NTT東日本では、はじめてのeラーニング研修に適した「ひかりクラウド スマートスタディ」を提供しています。さまざまな機能を具備しているため、研修のオンライン化に適しています。まだ、eラーニングの導入を迷われている方はぜひ一度、弊社のサービスサイトをご確認ください。