テレワークで始める新ワークスタイル 場所や時間にとらわれない新時代の働き方を考える

こんな時、みんなはどうしてる?こもれる個室が自宅内にない場合のテレワークあるある

テレワーク活用例【自宅内の作業場所】

コロナ禍をきっかけに、急速に普及したテレワークですが、敷地が狭く、部屋数に余裕のない日本の都心の住宅事情では、仕事場所の確保に苦労する人が少なくありません。
とくに、幼い子どもがいる家庭では「Web会議中に乱入する」「声をかけられて作業を中断」「兄弟ゲンカの仲裁に時間を取られる」など、集中しにくい環境になりがちです。

そこで今回は、子育て夫婦のテレワーク環境について調べてみました。作業場所の捻出でお困りの方のヒントになれば幸いです。

昨日のオンラインミーティング、大変失礼しました!
保育園が休みの時は、テレワークが難しいですね。大人しくするように言い聞かせても、全然ダメで…。鍵つきの個室があればいいんですけど。

気にしないでください!
家は子どもだけじゃなく、同居の両親も在宅勤務していると、すぐ声をかけてくるので、大変さには共感しかないです。仕事道具を置きっぱなしにできないのも辛いですよね。

たしかに。仕事道具を置き忘れて子どもにいたずらされたこともあるので、時間帯を区切るだけでは油断できません。みなさんどんな環境でテレワークしているんでしょう。やっぱり、費用をかけてホテルみたいに一人きりになれるところを探すしかないんでしょうか…?

自宅内のどんな場所でテレワークをするケースが多い?

「働く場所を選べる」とされるテレワークですが、セキュリティ対策や管理上の都合で、作業場所を自宅に限定する企業もあります。共働き夫婦が同じ日程で在宅勤務する場合や、保育園入園前の子どもが在宅する場合、どこでテレワークするケースが多いのでしょうか?

2人に1人が「リビングルーム」で作業していたことがある

株式会社第一興商が20~50代の男女300人を対象に行った調査で、テレワークをしたことがある自宅の場所について上位を占めたのが「リビング(66%)」でした。

食卓テーブルで作業したり、部屋の片隅に仕事用のデスクを設置したりと、さまざまな使い方が想定されます。しかし、リビングルームでくつろぎたい家族が在宅する場合は、互いにストレスを抱えることになりそうです。

参考:「株式会社第一興商|テレワークスペースの実態調査」(https://www.dkkaraoke.co.jp/news/210309.html)

20代の4人に1人が「お風呂」でテレワークを経験

また、株式会社第一興商が20代~50代の男女300人を対象に行った調査で、20代では「リビング(66%)」「自部屋(62%)」 に続き、3位に「お風呂(24%)」がランクイン、4人に1人が「お風呂」でのテレワーク経験があることがわかりました。
さらに、5位には「トイレ(16%)」があがっています。

「鍵をかけられる」「ほどよい狭さ」「子どもに在宅を気づかれにくい」など、落ち着く条件が整う「お風呂」や「トイレ」ですが、同居家族が在宅する場合は、使いたい時に使えないという点がストレスになる可能性があります。
1つしかないトイレを作業スペースにする場合は、家族への配慮も必要になりそうです。

参考:「株式会社第一興商|テレワークスペースの実態調査」(https://www.dkkaraoke.co.jp/news/210309.html)

ベランダ、車、庭でテレワークをする人も

こもれる自室がなく、家族がいる家の中では邪魔が入って集中できない…。そんな場合は、自宅敷地内の「屋外スペース」に目を向けてみてはどうでしょうか。

「子どもに見つからないように車の中で仕事をする」
「家族の声が耳に入りにくいベランダに作業スペースを設ける」
「庭にテントを張って作業スペースにする」
など、実際にこういった環境で仕事をしているケースも増えています。
アイデア次第で、快適な作業スペースを生み出すことができるかもしれません。

自宅内でテレワークスペースを捻出してみよう

自宅内に作業スペースを設ける余裕もないまま、突然導入されたテレワークに対応せざるを得なくなった人も多いはず。今後もテレワークが続くようであれば、自宅内にテレワーク用のスペースを捻出できないか検討してみましょう。

押入れやクローゼットなどの収納スペースを活用

テレワーク用の部屋を確保することが難しい場合は、「部屋」以外の場所を使えないか考えてみましょう。

たとえば、押入れやクローゼットです。

押入れの場合は、襖を取り除き、棚を机代わりにすれば広い天板の作業スペースになります。足元はそのまま収納スペースとして使用することもできます。パーティションを置いたり、カーテンをつけたりすれば、丸見え感がありません。
また、クローゼットは押入れより狭いものの、作業スペースに利用できます。広めのウォークインクローゼットなら、収納を兼ねることも可能です。

いずれも、襖や扉を閉じれば、幼い子どものいたずらから仕事道具を守ることができます。
オン/オフの切り替えがしやすいというメリットもあります。

一人になれる「個室に近い空間」をつくる

収納スペースの流用が難しい場合は、リビングや寝室など、広さに余裕がある部屋の片隅に「個室」をつくることを検討してみましょう。

簡単な方法としては、背中を壁側にして、3面パーティションでデスクを囲うという方法があります。仕切りを置くだけなので工事もいりません。
座れば壁に囲まれた状態になるため、在宅する子どもの目にも留まりにくく、邪魔をされにくい環境が作れます。

また、本格的な個室として、硬質ダンボールでできた防音ブースを導入するという方法もあります。電話やWeb会議の音が外に漏れにくく、ほどよい狭さで居心地も抜群です。

最近では、1人分の作業スペースをすっぽり覆うことができる「プライバシーテント」も登場しています。ただし、テントという存在自体が興味を引いてしまい入りたがるリスクもあります。幼い子どもが在宅する場合のテレワークには不向きかもしれません。

余った部屋がなくてもテレワーク用のスペースはつくれる

今回は、広さや間取りが限られる日本の住宅事情によって発生する「テレワークあるある」を紹介しました。

テレワーク用のスペースの確保に困る人は少なくありませんが、ひと部屋丸ごとテレワーク用にするのは難しくても、アイデアや工夫次第で快適なテレワーク環境が作れる可能性はあります。
子どもが在宅する時間のテレワークは大変ですが、一生続くわけではありません。気持ちに余裕を持つための環境づくりを考えてみてください。

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