株式会社ジェイアール 東海ホテルズさま:ギガらくカメラ+映像解析オプションで宿泊客に混雑情報をリアルタイム提供

クライアント様ご紹介

株式会社ジェイアール東海ホテルズ 企画部施設課長
猪飼 誠さん

JR東海グループが運営するラグジュアリーホテル「名古屋マリオットアソシアホテル」へ、「ギガらくカメラ」と、映像解析オプション「PLACE AI」を導入。(取材2021年7月)

「名古屋マリオットアソシアホテル」公式サイトはこちら

新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)の流行によって宿泊需要が落ち込み、大きな打撃を受けたホテル業界。
緊急事態宣言やGo To トラベルキャンペーンなどの政策によって、ホテル業界は2020年から現在にかけてさまざまな形で、新型コロナの対応に追われました。
名古屋を代表するホテルのひとつである、名古屋マリオットアソシアホテルでは、コロナ対策のひとつとして、「ギガらくカメラ」と、映像解析オプション「PLACE AI」を導入し、 “密”の回避にご活用いただいています。
「ギガらくカメラ」が名古屋有数のホテルでどのように活用されているのか、運営会社である株式会社ジェイアール東海ホテルズ企画部施設課長の猪飼 誠(いかい まこと)氏にお話を伺いました。

映像解析により施設の混雑状況を1分ごとに表示し、“密”を回避

──ギガらくカメラの混雑検知機能のご活用状況をについて教えてください。

猪飼さん:「利用時間帯の集中が予想される15階のフロントと朝食会場のレストラン、コンシェルジュラウンジ、18階のジムとプール、そして36階のエリートメンバーラウンジの合計6箇所で混雑状況を取得しています。」

名古屋マリオットアソシアホテルの公式ホームページでは、このように混雑状況がリアルタイムで表示されています。
表示する混雑状況は「混雑していません」・「やや混雑しています」・「混雑しています」の3段階。
各段階の閾値(しきいち)は管理者が設定可能で、現在、名古屋マリオットアソシアホテルでは施設の収容人数に対して6~7割程度の密度になったら、「混雑しています」と表示されるようにしているそうです。

さらに、宿泊客は全客室に配備されたタブレットのQRコードを読み込むことで、自分のスマートフォンから、いつでも各施設の混雑状況をチェック可能です。
宿泊客や従業員からは「すごい」「便利になった」といった声も上がっているそうです。

猪飼さん:「混雑状況の閾値は、フロントスタッフが専任で管理しています。現在は日によって微調整をして、最適な値を探っている最中です。ときには従業員が自ら混雑状況を確認して「混雑しています」となっている施設にヘルプを出すこともあり、今後、混雑状況を細かにデータ化すれば、スタッフのアサインという切り口でさらなる活用の芽があるのではないかと思います。」

既存の監視カメラをそのまま活用。導入ハードルの低さが採用の決め手

──「ギガらくカメラ」の導入の決め手を教えてください。

猪飼さん:「名古屋マリオットアソシアホテルが『ギガらくカメラ』の導入を検討するきっかけになったのは、2020年7月からスタートしたGo Toトラベルキャンペーンでした。」

「Go To トラベルキャンペーンによって、お客さまが数多く来館され、通常よりもお得に泊まっていただけるということで、専用ラウンジを利用できる宿泊プランへのお申し込みも増加しました。
このときに、入場制限が必要なほど、専用ラウンジが混雑し、多くのお客さまにお待ちいただくなどご迷惑をお掛けしました。
そこで、お客さまが客室からラウンジなどの混雑状況を把握できるようなサービスの導入を検討しました。」

猪飼さん:「他社サービスを比較した際、多くはカメラの新設が必須でした。 その中で、『ギガらくカメラ』なら、『ONVIF』*に準拠した製品であれば、既存の監視カメラをそのまま使えて、工事費が不要とのこと。検討最中に、機能のアップデートがあり、新たにホームページに混雑状況が掲載できるようになったのが最後のひと押しとなって、導入を決定しました。」

*ONVIF:ネットワークカメラ製品インターフェースの規格標準化フォーラムで定められた規格。「ギガらくカメラ」を利用できるのは「ONVIF プロファイルS」に準拠し、映像コーデックがH.264、音声コーデックがAAC-LCのもの。

──導入にあたって苦労されたことはありましたか?

猪飼さん:「クラウド型サービスを利用するにあたっては、セキュリティ面や個人情報の取り扱いについてプライバシー侵害がないことをクリアにする必要がありました。「PLACE AI」の画像解析では、撮影画像は瞬時に破棄されて、人を検知した際のデータ数のみを利用するため、万が一不具合があっても、個人が特定できるような撮影画像が公開される心配が無いことを社内にも説明し扱うデータの内容などの諸条件を丁寧に擦り合わせていくことができたので、無事に導入できました。」

機械にできることは機械に任せ、人間は人間の仕事に集中する時代へ

──今後の展望をお聞かせください。

猪飼さん:「混雑状況のデータをもとに一日の混雑の傾向値を算出し、お客さまにご利用いただきやすい時間帯をもっとしっかりお伝えできるようにしたいです。
また、ジェイアール東海ホテルズが有するほかのホテルでも、駐車場や朝食会場に『ギガらくカメラ』と『PLACE AI』を導入したいというニーズがあります。
当ホテルでの事例が、ほかのホテルの導入ハードルを下げることにつながればいいですね。」

「機械でもいいことは機械に任せて、さらなる効率化を図りつつ、人がすべきことにしっかり注力できるようにしたいと考えています。
今後はホテルに滞在中の付加価値をいかに高められるか、いかに憧れをもってお客さまに来ていただけるかにかかっています。」

※上記の事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。
※取材当初より対象のカメラが終息している場合があります。

導入事例概要

導入目的

  • 混雑状況の可視化によるゲストサービスの向上

導入サービス

なぜギガらくカメラに決めたか

  • ゲートウェイを設置することで既存カメラをそのまま地用できる
  • サーバ構築等が不要で簡単に混雑状況の解析ができる
  • 映像解析時のプライバシー保護性能

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クラウド型防犯カメラ
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