
よくある通信トラブルの解決策をご紹介!
通信のトラブル解決ガイドブック
編集 NTT東日本編集部
インターネットの普及により、企業での社内業務や連絡手段のIT化が進んでいます。パソコンなどの機器でインターネットを利用するには、ネットワークケーブルが必要です。ネットワークケーブルには、用途や通信速度、機能によって、さまざまな種類があるため、つなげる機器に合わせた種類を選ぶ必要があります。
そこで、今回の記事では、ネットワークケーブルの種類や選び方のポイントについて紹介します。通信速度のカテゴリを見分ける方法が分かる内容になっているので、ぜひ参考にしてください。

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ネットワークケーブルはパソコンなどにインターネットを接続するのに必要であり、「LANケーブル」という呼び方が一般的です。LANとは、ローカルエリアネットワーク (Local Area Network)の略名です。制限された範囲の中で、パソコンなどの通信機器をつないで、データをやり取りできるようにします。
LANケーブルとは、光ファイバーや銅線を使った通信ケーブルです。インターネットをする際に、LANケーブルでパソコンとモデムをつないで、情報をやり取りします。ネットワークにつながらないときに見られる「ネットワークケーブルが接続されていません」という表示は、LANケーブルが接続されていない状態を示します。

ネットワークケーブルをつないで情報をやり取りすると、以下のようなメリットがあります。
有線LANではパソコンと機器をケーブルでつなぐため、電波の影響を受けやすい無線LANに比べて、通信速度が安定しやすいことが特徴です。また、有線LANは高速通信が可能であり、大容量のデータをやり取りする際に便利です。またLANケーブルで、機器同士をつないでいるため、ネットワークの乗っ取りなど電波を悪用される心配がありません。
ネットワークケーブルによる通信では、電波で情報のやり取りを行う無線LANに比べて、以下のようなデメリットがあります。
有線LANを導入すると、ケーブルをつなげるための配線工事が必要です。また、オフィスでは線が邪魔にならないようモールなどで隠し、人が足を引っ掛けないよう工夫する必要があるでしょう。ケーブルの材料である銅線や光ファイバーは、使用しているうちに劣化してしまうため、交換時期になると取り換える必要があります。
ネットワークケーブルは、LANポートを使って接続する必要があります。しかし、近年の無線LANの普及により、LANポートが設置されていないノートパソコンがあるので注意が必要です。その場合には、USBポートに挿して使えるLANアダプタを使用すれば、ネットワークにつなげられます。

ネットワークケーブルには、用途や機能によって多くの種類があります。使い方に合わせたLANケーブルを選ぶ際には、以下のような6つのポイントを検討しましょう。
それぞれのポイントについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
LANケーブルは通信速度や周波数の違いにより、以下のカテゴリ別に分類されています。
| カテゴリ名 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 5 | 5e | 6 | 6A | 7 | 7A | 8 | |
| 最大通信速度(bps) | 100M |
1G
|
10G
|
40G | |||
| 伝送帯域(MHz) |
100
|
250 | 500 | 600 | 1000 | 2000 | |
上の表では、カテゴリの数値が大きくなるほど、通信速度が早くなることを示しています。ネットワークケーブルをつなげる機器がどのカテゴリに属しているのか確認した上で、適したケーブルを選ぶことが大切です。
ネットワークケーブルの形状には、以下の3タイプがあります。
スタンダードは、切断面が円形のタイプで、長距離での接続に向いています。スタンダードよりも細い極細タイプは、柔らかく曲げやすいので、壁面に沿わせて配線したい場合におすすめです。また、フラットタイプは絨毯などの下にケーブルを隠したいときに選ぶと良いでしょう。
ネットワークケーブルは、使う環境や利便性などによって、以下のような6種類に分けられます。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| STP LANケーブル | アルミなどで芯にシールド加工を施したケーブル |
| PoE対応LANケーブル | 通信だけでなく電力供給が可能 |
| 金属製外皮LANケーブル | 外側を金属でおおい耐久性を上げたケーブル |
| クロスLANケーブル | パソコン同士をつなげられるようクロス配線されたケーブル |
| 巻き取りLANケーブル | ケーブルを巻き取って収納可能 |
| 抗菌LANケーブル | 抗菌処理を施したケーブル |
工場などノイズが発生しやすい場所で使うなら、STP LANケーブルがおすすめです。内部に施されたシールド加工が、周囲のノイズからケーブルを守ります。PoE対応LANケーブルは、ネットワーク機器との通信だけでなく、接続したデバイスへの電力供給が可能です。耐久性を求めるなら、金属製外皮LANケーブルを選ぶと良いでしょう。
また、クロスLANケーブルは、パソコン同士をつないでデータを直接やり取りするのに使用します。ケーブルを収納できる巻き取りLANケーブルは、持ち運びに便利です。細菌の繁殖を予防する処理がされた抗菌LANケーブルは、医療施設で使うのに向いています。
接続したい機器との距離に合わせて、ネットワークケーブルの長さを選ぶことが大切です。長すぎるとノイズが発生したり、余ったケーブルが邪魔になったりすることがあります。モデムとルーターとの接続に使うなら、0.5m以内がおすすめです。
また、パソコンとモデムをつなげる際には、1~2m程度の長さを選ぶと良いでしょう。室内で機器を配線するなら、10m以内の長さの線を選ぶと、余ったケーブルがもたつくことがありません。
ネットワークケーブルの芯の構造には、以下のような2種類があります。
これらの芯の構造は、ケーブルの長さによって適したタイプが変わります。単線ケーブルは、安定した通信が可能です。周りに障害物のない直線距離でつなげられるような、長さが10m以上のケーブルで使うのに向いています。また、複数の銅線を束ねた構造のより線は、柔らかく取り回しのしやすさが特徴です。5m以下のケーブル長で、室内などで家具に沿わせて配線させる場合におすすめです。
ネットワークケーブルを選ぶ際には、コネクタもチェックしましょう。コネクタには、以下の2種類があります。
爪折れ防止タイプには、接続に欠かせないコネクタの爪が折れないよう、カバーが取り付けてあります。爪が折れてしまうことで、LANポートへの接続が不安定になることを防げるのが特徴です。
スリムタイプは、通常のコネクタに比べて横幅が狭くコンパクトに作られています。通常サイズのコネクタをハブに並べて接続する場合、それぞれのコネクタの距離が近くなり、接触不良を起こす可能性があります。スリムタイプは、隣のポートと干渉しづらいため、接触不良を起こすことなく安心です。また、持ちやすくケーブルの抜き差しがしやすいことも特徴と言えます。

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ネットワークケーブルの中には、カテゴリ名が印字していない種類があります。その場合には、配線規格名で見分けましょう。配線規格名も、ケーブルに印字されています。記載されている規格名は、カテゴリの種類によってさまざまです。
たとえば、カテゴリ5なら「TIA/EIA-568-A」カテゴリ6であれば「ANSI/TIA/EIA-568-B.2-1」です。ただし、配線規格名は変わることがあるため、調べる際には最新の情報をチェックしましょう。
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無線LANと比較して有線LANには「通信速度が安定する」などのメリットだけでなく「工事が必要である」などのデメリットがあります。また、ネットワークケーブルには、用途や機能によってさまざまな種類があり、使用目的に合わせたケーブルを選ぶことが大切です。
また、ネットワークケーブルを使用したLAN管理は、複雑な手順を伴います。時間と労力がかかるLAN管理から、システム管理者の負担を軽減するためには、おまかせITマネージャーがおすすめです。おまかせITマネージャーでは、ネットワーク全体を管理することにより、ネットワークにおける企業の課題をサポートします。自社の業務効率化のため、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

編集 NTT東日本編集部
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