
Wi-Fiのご利用シーンや導入メリットを掲載!
ギガらくWi-Fi 総合パンフレット

監修 無線&IoTビジネス部 WiFi/LAN企画担当(NTT東日本)
編集 NTT東日本編集部
Wi-Fiを通じてインターネットを業務に利用する中で「通信速度が遅い」「接続が不安定」といった課題を抱える企業は少なくありません。通信速度が安定しないと、メール送受信の遅延やオンライン会議の途切れなど、商談や社内コミュニケーションに影響が及ぶ可能性があります。
通信速度の低下は必ずしもインターネット回線そのものに問題があるとは限りません。Wi-Fi機器の設置場所や利用機器の設定、オフィス環境などを見直すことで、改善が期待できる場合があります。
今回の記事では、用途に応じたWi-Fi経由の速度の目安や、原因別に通信速度を改善する方法について解説します。ぜひ参考にしてみてください。
Summary

Wi-Fiのご利用シーンや導入メリットを掲載!
ギガらくWi-Fi 総合パンフレット
Index
Wi-Fi経由でインターネット回線を業務利用する際には、通信速度の基礎知識を押さえておくことが大切です。通信速度の仕組みを理解しておけば、通信速度が遅い原因や改善方法を正確に判断しやすくなります。
ここでは、通信速度の単位や「上り」と「下り」の違い、業務内容別の通信速度の目安、さらに「理論値」と「実測値」の違いについてわかりやすく解説します。
インターネットの速度は「bps」という単位で表されます。bpsは「bit per second」の略称で、1秒間にどれだけのデータを送受信できるかを示す指標です。bpsの数値が大きいほど一度に送受信できるデータ量が増え、快適に通信ができるようになります。
通信速度はbpsを基本単位とし、数値の大きさをわかりやすく表すためにSI接頭語が用いられます。bpsの前に付く「k(キロ)」「M(メガ)」「G(ギガ)」はいずれも数値の倍率を示す接頭語で、それぞれの意味を持ちます。
インターネット通信には、データの流れる方向によって「上り」と「下り」があります。それぞれの違いは以下の通りです。
| 上り | 端末からインターネットへデータを送信する通信 例)メール送信、画像アップロード、Web会議での自分の音声・映像送信 など |
|---|---|
| 下り | インターネットから端末へデータを受信する通信 例)Webサイト閲覧、メール受信、動画閲覧、Web会議での相手の音声・映像受信 など |
上りと下りの速度は同じとは限らず、異なる数値が表示される場合があります。
業務でインターネットを利用する際に必要となる通信速度は、用途によって異なります。
以下の表では、業務内容別の通信速度の目安をまとめました。快適な業務環境を維持するためにも、用途に合った速度を把握しておきましょう。
| 業務内容 | 必要な通信速度の目安 |
|---|---|
| メールの送受信 | 上り・下り1Mbps |
| 画像アップロード | 上り3Mbps |
| 動画アップロード | 上り10Mbps |
| 動画視聴 | 下り3~25Mbps |
| Web会議 | 上り・下り10Mbps |
通信速度について詳しくは、以下の記事もご覧ください。
関連コラム:回線速度の目安は?法人回線の平均速度と遅いときの対処法
インターネットの通信速度を確認する際には、「理論値」と「実測値」の違いを理解しておく必要があります。それぞれの概要は以下の通りです。
たとえば、インターネット回線サービスのカタログなどに「最大10Gbps」と記載されている場合、それは理想的な条件がそろった状況における理論上の最大速度を示したものです。
実際のオフィスでは、利用場所やWi-Fiルーターの性能、接続台数、回線の混雑状況、ISP(インターネットサービスプロバイダ)側のトラブルなど、さまざまな要因によって速度が変動します。そのため、理論値通りの速度が出るケースは少ないでしょう。
Wi-Fi経由でインターネット回線を業務利用する際には、実測値としてどの程度の速度が出ているかを確認することが大切です。具体的な測定方法については、次の章で紹介します。
通信速度の改善を検討するには、まず現在の速度を把握することが重要です。ここではWi-Fi経由のインターネット回線速度の測定方法を解説します。前の章で紹介した通信速度の目安と比較して、自社のインターネット接続環境を再検討してみてください。
Fast.comは、Netflix合同会社が提供する無料のインターネット速度測定ツールです。サイトにアクセスすると、動画視聴やブラウザの閲覧などに必要な「下り」の通信速度を測定し、結果を表示します。
インターネット回線スピードテストは、株式会社USEN ICT Solutionsが提供するインターネットの速度測定ツールです。サイトにアクセスして、ページの中央にある「測定開始」ボタンを押すと計測が開始されます。Fast.comと異なり、下りだけでなく上りの速度やping値を測定できる点が特徴です。
ping値とは、データの送受信にかかる応答時間を示す数値です。数値が小さいほど応答が速く、オンライン会議やクラウドサービスの操作がスムーズに行えます。通信速度だけでなく、ping値をあわせて確認することで、インターネット接続環境の状態をより正確に把握できるでしょう。
Wi-Fiを利用する環境でインターネットの通信速度を測定した場合、「想定より速度が出ない」と感じる場面もあるでしょう。通信速度の低下は、同時接続台数やWi-Fi機器の設置状況、ネットワーク構成など、Wi-Fiを含むインターネット接続環境全体に原因が潜んでいる可能性があります。
ここでは、Wi-Fi経由でインターネットを利用する際に、通信速度が遅くなる主な5つの原因を紹介します。
パソコンやスマートフォン、タブレットなど複数の端末を同時にWi-Fiのアクセスポイント(AP)やWi-Fiルーターへ接続している場合、通信速度が低下したり途切れたりすることがあります。
Wi-Fiのアクセスポイントとは、Wi-Fiに接続するための無線接続機能を備えた機器、あるいはWi-Fiを利用できる場所のことです。一方でルーターは、端末とインターネット回線をつなぐ役割を担う機器であり、Wi-Fiルーターはアクセスポイントとルーターが一体型になっている機器の総称です。
Wi-FiのアクセスポイントやWi-Fiルーターには、一度に処理できる通信量や接続台数の目安があり、想定以上の端末が接続すると処理が追いつかなくなる可能性があります。特にオフィスでは、業務用パソコンに加えてスマートフォンやタブレットなどが接続されることがあり、想定以上に同時接続数が増えているケースも少なくありません。
まずは、アクセスポイント1台あたりの推奨同時接続台数を確認し、利用状況に対して十分かどうかを確認することが大切です。接続台数が上限を超えている場合には、同時接続数に余裕のあるアクセスポイントを利用する、またはアクセスポイントの増設を検討しましょう。
なお、アクセスポイントや同時接続数について詳しくは、以下の記事をチェックしてください。
関連コラム:
Wi-Fiのアクセスポイントは必要?オフィス・店舗におすすめのネットワーク構成
Wi-Fiの同時接続数の上限は?増やしたい場合のポイントを解説
最大100台までの同時接続が可能!「ギガらくWi-Fi」の詳細を見る
Wi-Fiルーターやアクセスポイントなどの設置場所が適切でない場合、電波が十分に届かず通信速度が遅くなる可能性があります。具体的には、以下のような場所は向いていないといえるでしょう。
Wi-Fiでは、周囲の機器の電波が干渉することで通信状態が悪くなる「電波干渉」が起こる場合があります。電波干渉が発生すると、通信速度の低下や接続不良になる可能性があります。
Wi-Fiで使用される周波数帯は、2.4GHzや5GHz、6GHzです。周波数帯とはWi-Fi通信に用いられる電波の種類のことであり、それぞれ特性が異なります。
たとえば2.4GHz帯は、Wi-Fi以外にも電子レンジやBluetooth機器などの対応機器が多く、電波干渉が発生しやすい傾向です。複数のWi-Fi用のアクセスポイントを設置しているオフィスや店舗では、チャネルの設計が適切でないと機器同士が干渉し合い、速度低下を招く可能性があります。
通信が不安定な場合には、周波数帯の切り替えやチャネル設計の見直し、機器の配置調整などを行い、干渉を避けることが大切です。
Wi-Fiの周波数帯について詳しくは、以下の記事をご確認ください。
関連コラム:法人向けWi-Fiの2.4GHzと5GHzの違いとは?業務で失敗しない使い分けのポイント
光回線自体の障害によって、社内からインターネットに接続しにくくなるケースがあります。
まず光回線のインターネットを利用するには、通信事業者とISP(インターネットサービスプロバイダ)との契約が必要です。インターネットに接続する役割を担うプロバイダ側で通信トラブルやメンテナンスが発生している場合、接続が不安定になったり通信速度が著しく低下したりすることがあります。
インターネットにつながりにくいと感じた場合には、通信事業者やプロバイダの障害情報を確認し、外部要因がないかを切り分けることが大切です。

Wi-Fiを利用したインターネット接続環境では、アクセスポイントやルーター、ONU(回線終端装置)、LANケーブルなど、ネットワーク機器全体の性能や状態が通信速度に影響する場合があります。
たとえば、事業拡大や業務量の増加によって接続端末数や通信量が増えているにもかかわらず、導入当初のまま市販の家庭用機器を使い続けているケースでは、処理能力が追いつかなくなることがあるでしょう。
また、ネットワーク機器の故障や不具合、LANケーブルの劣化なども通信速度低下の原因となります。通信が途切れやすい、遅くなるといった場合には、機器の状態を確認し、必要に応じて交換や修理を行うことが重要です。ネットワーク機器全体を定期的に点検することで、安定したインターネット接続環境を維持しやすくなります。

インターネットに接続できない場合の対処法について詳しくは、以下の記事もご覧ください。
関連コラム:「インターネットに接続されていません」と表示される原因と対処法11選

Wi-Fiのご利用シーンや導入メリットを掲載!
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Wi-Fi経由のインターネット回線の通信速度が遅い場合、その原因はさまざまです。
ここでは、以下のような光回線とルーター、アクセスポイントなどを組み合わせてWi-Fi経由でインターネットに接続するケースを想定し、Wi-Fi経由の通信速度を上げる方法を紹介します。

Wi-Fiを利用する状況に応じて、アクセスポイントの台数や構成を見直しましょう。オフィスや店舗で使用する業務用端末が増えると、1台のアクセスポイントにかかる負荷が大きくなり、通信の遅延や不安定な接続が生じる可能性があります。
現在の接続台数や利用エリアを把握し、アクセスポイントの台数や構成が十分かどうかを見直すことが大切です。利用者が集中するエリアに追加設置する、従業員用と来訪者用でネットワークを分ける、同時接続数に余裕のある機器へ入れ替えるといった対策により、通信の安定性向上が期待できます。
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アクセスポイントの設置場所は通信品質に影響する場合があります。端末との間に距離があったり、壁や什器などの障害物が多かったりする場合、電波が届きにくくなるでしょう。
オフィス内のWi-Fi利用状況を可視化し、利用者が多いエリアを中心に電波が行き渡るよう配置を検討することが大切です。見通しのよい場所や中央付近に設置するなど、電波が広がりやすい環境を整えることで通信の安定化につながります。
周波数帯やチャネルの設定を再検討してみることで、通信速度の改善につながる場合があります。複数のアクセスポイントを設置している環境では、機器同士の電波が干渉し、通信速度の低下を招くことがあるためです。
前述の通り、Wi-Fiには2.4GHz、5GHz、6GHzといった周波数帯があります。そこで、複数の周波数帯に同時接続できる機能を活用して電波を使い分けたり、電波干渉が少ないチャネルを自動選択する機能を備えた機器を導入したりすることで、安定したインターネット接続環境を維持しやすくなります。
通信速度が十分に出ない場合、契約しているインターネット回線サービスや接続方式が原因となっている可能性があります。たとえば、従業員数や業務量の増加により、契約している回線の帯域が不足しているケースが考えられるでしょう。そのような場合には、インターネット回線そのものを変えることで、改善が期待できます。
ただし、ISP側の障害によって通信速度が低下しているケースでは、利用者側でできる対応は限られます。通信が不安定な際には、公式サイトの障害情報を確認したりサポート窓口へ問い合わせたりして、状況を把握することが大切です。
Wi-Fi機器やネットワーク機器の性能を見直すことも必要です。不具合や故障が発生している場合には、ONUやルーターにあるランプの点灯状況などで状態を確認し、必要に応じてサポート窓口に問い合わせましょう。
また、Wi-Fi機器の通信性能を左右する要素の一つとして、Wi-Fi規格が挙げられます。2026年3月時点ではWi-Fi 7(IEEE 802.11be)が最新規格として利用でき、従来のWi-Fi 6やWi-Fi 6Eと比べて通信速度の向上が期待できます。
Wi-Fi 7に対応した機器へ更新することで、より安定したインターネット接続環境の構築につながるでしょう。
ここまで、Wi-Fi利用時に通信速度が低下する主な原因や、その改善策について解説してきました。通信速度の問題は、Wi-Fi機器だけでなくアクセスポイントの設置方法や台数、電波干渉、インターネット回線サービス、ネットワーク機器の性能など、複数の要因が重なって発生するケースも少なくありません。
たとえば、無線接続のネットワークの拡張を検討する場合、単純にWi-Fiのアクセスポイントを増設すれば解決するとは限りません。設置方法によっては機器同士の干渉が発生し、かえって通信が不安定になることがあります。
そのため、Wi-Fiを使った通信速度の改善やネットワーク環境の見直しは、自社の利用状況や構成を踏まえて専門的に検討することが重要です。
NTT東日本は、Wi-Fiを含めたインターネット接続環境の整備について、課題の整理から構築、運用まで幅広く支援しています。以下では、Wi-Fi経由のインターネット回線速度にお悩みの企業さまへ向けて、2つのソリューションを紹介します。
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本事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。
文中記載の組織名、所属、肩書き、インタビュー内容はインタビュー時点(2018年11月)のものです。
Wi-Fi経由の通信速度は、業務の効率や快適性につながる重要な要素の一つです。以下では、Wi-Fi経由の通信速度に関するよくある質問について、基礎知識を踏まえながらわかりやすく解説します。
「速い」と感じる通信速度は、利用する用途によって異なります。
たとえば、メール送受信やWebサイトの閲覧が中心であれば、上り・下りともに1Mbps程度あれば大きな支障はありません。一方で、Web会議や動画視聴、ファイル共有などを日常的に行う業務環境では、上り・下りともに10Mbps以上必要になります。
用途別の目安としては、以下の通りです。
| 業務内容 | 必要な通信速度の目安 |
|---|---|
| メールの送受信 | 上り・下り1Mbps |
| 画像アップロード | 上り3Mbps |
| 動画アップロード | 上り10Mbps |
| 動画視聴 | 下り3~25Mbps |
| Web会議 | 上り・下り10Mbps |
また、通信速度の速さは、理想的な条件下で期待できる最大速度である「理論値」ではなく、実際のご利用環境で測定された「実測値」を確認しておくことが大切です。業務内容や接続台数を踏まえ、自社にとって十分な通信速度が確保されているかを把握しておきましょう。
Wi-Fiで使われる周波数帯には主に「2.4GHz帯」と「5GHz帯」があり、それぞれ特徴が異なります。
5GHz帯は通信速度が2.4GHz帯よりも速く、電波干渉が起こりにくいというメリットがある一方で、障害物に弱く、電波が届く範囲が比較的狭い点がデメリットです。壁などの遮へい物が多い環境では電波が届きにくく、離れた場所だと接続が不安定になる場合があります。
一方、2.4GHz帯は障害物に強く、広範囲に電波が届きやすい特徴がありますが、電子レンジやBluetooth機器など同じ周波数帯を使う機器が多く、電波干渉が発生しやすい傾向があります。また、通信速度は5GHz帯に比べるとやや低速だといえるでしょう。
Wi-Fi経由でインターネット回線を利用した際の通信速度は、同時接続台数や機器性能、設置環境など複数の要素に左右されます。bpsの意味や上り・下りの違い、理論値と実測値の考え方を理解したうえで、速度測定を行い、自社のご利用環境に合ったサービスを選びましょう。
通信速度が遅い場合は、アクセスポイントの台数や構成、周波数帯の設定、インターネット回線サービスの見直しなどを適切に行うことで、通信の安定化と速度改善が期待できます。
Wi-Fiを利用したご利用環境を根本から見直したい場合には、ネットワーク設計から構築まで一括で支援する「おまかせLAN構築(おまかせITマネージャー)」の活用をご検討ください。
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「ギガらくWi-Fi」は、NTT東日本が提供するオフィスや店舗内の業務用Wi-Fiサービスです。
「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの商標または登録商標です。

監修 無線&IoTビジネス部 WiFi/LAN企画担当(NTT東日本)
法人向けサポート付きネットワーク機器サービスを10年以上にわたり提供し、約40万社の企業のLAN環境を支援しています。

編集 NTT東日本編集部
NTT東日本のサービス担当者が企画・監修を行う編集チームです。
中小企業の皆さまにとって身近で役立つ情報をお届けすることを目的に、サービスの特長や活用方法をわかりやすくご紹介しています。
日々の業務にすぐに活かせるヒントや、経営課題の解決につながるサービスの魅力を丁寧に発信しています。




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