
業種別事例で見る10ギガ光回線の導入メリット
ビジネスに10ギガ光回線が必要な理由とは?

監修 桶谷 晃平(基盤ネットワークサービス担当)
編集 NTT東日本編集部
「社内ネットワークが遅い」「VPN接続が不安定になりがち」と日頃の業務の中でストレスを感じていませんか?実は、ネットワークの設定に課題が隠れているかもしれません。
本記事では、通信の遅延・不安定さ・VPN接続の不具合などの原因になりやすい重要な要素「MTU」について解説します。
Summary

業種別事例で見る10ギガ光回線の導入メリット
ビジネスに10ギガ光回線が必要な理由とは?
Index
社内ネットワークが遅い、通信が途中で止まるといったトラブルは、回線や機器の性能だけが原因とは限りません。はじめに、社内ネットワークの遅延や不安定さの隠れた原因となりやすい「MTU」について解説します。
「MTU(エムティーユー)」とは「Maximum Transmission Unit」の略称で、「最大転送単位」とも呼ばれます。ネットワーク通信において、一度に送信できるデータサイズの上限を示す値です。
社内ネットワークは、主に「パソコン」「LANケーブル」「スイッチングハブ」「ルーター」など、複数の機器で構成されており、ネットワークを介して互いに接続されています。MTUは、そのネットワークを通過できる最大データサイズのことです。

ネットワーク通信では、各機器が受信できる最大サイズを超えたデータを送ろうとすると、データの分割や再送が発生する場合があります。こうした処理が繰り返されると、結果として通信の遅延や不安定さにつながるでしょう。
仕組みをイメージしやすくするために、「トラックで荷物を運ぶ」場面を想像してみてください。積み荷がデータ、輸送ルートがネットワークにあたります。
トラックの荷台に高く積み上げた荷物を載せたまま走っていて、途中で高さ制限のあるトンネルに差しかかったとします。そのままではトンネルを通過できません。通過するためには、荷物を積み直すか、別のルートを選ぶか、場合によってはトラックを複数台に分けて運び直すことになります。

ネットワークのデータ伝送では、「トラックで荷物を運ぶ」ような状態と同じことが起こっています。MTUの制限を超えたデータは、そのままでは通れず、分割や再送といった処理が必要です。そのため、MTUは社内ネットワークの快適さを左右する、重要な設定項目の一つといえるでしょう。
MTUをより具体的に理解するため、NTT東日本の光回線「フレッツ光」と「フレッツ 光クロス」を例として取り上げます。
| サービス名 | MTU |
|---|---|
| フレッツ光 | 1500バイト |
| フレッツ 光クロス | 1500バイト |
上記の表で示した通り、光回線はサービスを問わずMTUが1500バイトとなっています。高速な光回線であっても、一度に送信できるデータサイズの上限自体は共通であることがほとんどです。
MTUの値を超えるデータを送信しようとすると、通信はそのままの形では行えず、「パケット」と呼ばれる小さな単位に分けられます。大きなファイルや通信量の多いデータほど、複数のパケットに分かれて送信される仕組みです。
ただし、このような分割処理は利用者の操作によって行われるものではありません。たとえば、「添付ファイルを複数のメールに分けて送信する」といったイメージとは異なります。データの分割処理は、データがネットワーク機器を経由する際に、ネットワーク上で行われるものです。
MTUの制限によって分割されたデータは、受信側で複数のパケットがすべてそろった段階で、元のデータに再構築されます。
しかし、分割されたデータのうち一つでも到着が遅れたり欠けたりすると処理が進まず、通信全体に待ち時間が発生します。レスポンスの低下や通信の非効率化を招きやすくなるため、分割が頻発する状態は望ましいとはいえないでしょう。
大きなデータをできるだけスムーズに伝送するためには、ネットワークに接続されている各機器が十分なMTU値に対応していることが重要です。加えて、利用している回線自体も適したMTU値に対応している必要があります。
社内ネットワークの遅延や通信の不安定さにお困りの企業さまは、ぜひNTT東日本までご相談ください。NTT東日本では、インターネット接続環境に関する各種ご相談を承っており、原因の切り分けから改善に向けたご提案まで、幅広くサポートしています。
MTUの設定ミスや、ネットワーク全体の最適化不足が原因で発生する通信トラブルについても、NTT東日本のサポートを通じて診断・改善が可能です。法人向けプランでは、導入時の支援に加え、運用面でのサポート体制が整っております。社内ネットワークについて専門の知見を求める企業さまも、安心してご利用ください。
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ここからは、MTUについて多く寄せられる質問を紹介します。ネットワーク設定を見直す際の参考としてご活用ください。
MTUの値は、利用している光回線サービスや接続方式によって異なります。
NTT東日本の「フレッツ光」を利用している場合、MTUは「1500バイト」です。ネットワーク機器などの端末も1500バイトの値に設定されていれば、通常は大きな問題なく通信できるでしょう。
MTUの値は必ずしも大きくすべきとは限りません。MTUの設定が回線やネットワーク機器の対応範囲より大きすぎる場合、パケットの分割や再送が発生しやすくなり、結果として通信効率が低下する可能性があります。
また、通信速度が比較的低速なインターネット回線の場合には、MTUを小さく設定したほうが効率的に通信できるケースがあります。データが細かく分割されることで、送信エラーのリトライ回数を抑えられるためです。
MTUの値は、使用している回線や機器に合わせた設定が望ましいといえるでしょう。

「フレッツ 光クロス Biz」のサービス内容について分かりやすく解説
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本記事では、ネットワークにおけるMTUとは何か、その基本について解説しました。社内ネットワークの不安定さに悩んでいる場合、その要因の一つとして、MTU設定が影響している可能性も考えられます。
しかし、自社でネットワーク構成を把握し、適切な設定を判断するのは簡単ではありません。「社内で対応できる担当者がいない」「専門的な知見が不足している」とお困りの企業さまも多いのではないでしょうか。
こうしたお悩みの解決策の一つとして、NTT東日本の光回線サービス「フレッツ 光クロス オフィスタイプ」や「フレッツ 光クロス Biz」をご検討ください。快適で安定したインターネット接続環境の構築から、法人向けのサポート体制も充実しており、導入前の検討から運用面の不安まで、安心してご相談いただけます。社内ネットワークの改善を検討する際には、どうぞ安心してNTT東日本のサポートをご利用ください。


監修 桶谷 晃平(NTT東日本)
ビジネス開発本部 クラウド&ネットワークビジネス部 基盤ネットワークサービス担当
フレッツ光をはじめとする光回線サービスの企画・開発を担当。中小企業から大規模拠点まで、多様な利用シーンを想定したネットワークサービスの開発に携わっています。現場視点と技術的知見をもとに、企業の通信環境の最適化と価値創出に取り組んでいます。

編集 NTT東日本編集部
NTT東日本のサービス担当者が企画・監修を行う編集チームです。
中小企業の皆さまにとって身近で役立つ情報をお届けすることを目的に、サービスの特長や活用方法をわかりやすくご紹介しています。
日々の業務にすぐに活かせるヒントや、経営課題の解決につながるサービスの魅力を丁寧に発信しています。

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