10ギガ対応ルーターは必要?より快適な社内ネットワークを構築するためのポイント

イメージ:10ギガ対応ルーターは必要?より快適な社内ネットワークを構築するためのポイント
  • フレッツ光・Wi-Fi・通信回線
  • 光回線(フレッツ光)
  • DX推進
公開日
2026-06-19

監修 桶谷 晃平(基盤ネットワークサービス担当)

編集 NTT東日本編集部

「会社のインターネット回線を10ギガ対応のサービスにしたいが、ネットワーク機器の刷新は必要?」
「10ギガ対応回線を導入したけれど、快適さを実感できていない」

このような悩みをお持ちの企業さまに向けて、本記事では法人向けルーターの選び方について解説します。

光回線10ギガに対応した利用環境を整えるためにぜひ知っていただきたいポイントをお伝えします。快適な社内ネットワークの構築にお役立てください。

Summary

この記事でわかること
法人ネットワークでルーターが果たす役割
高速かつ安定した通信環境を構築するためのルーターの選定基準
10ギガ回線の性能を最大限に引き出すための機器構成
イメージ:フレッツ 光クロス デジタルパンフレット

10ギガ回線を活かす構成とは?ルーター・機器選定のポイントを確認

フレッツ 光クロス デジタルパンフレット

1.社内ネットワークにおけるルーター

社内で使用するルーターを選定するにあたっては、まず社内ネットワークの中でルーターが担う役割を整理しておくことが大切です。

社内ネットワークの構成例として、下記のように1拠点・1フロアの小規模なオフィスを想定した図を用いることがあります。

拠点やフロアが複数に分かれる場合には、ネットワーク全体の構成がより複雑になるでしょう。

イメージ:社内ネットワークの構成例

図で示す通り、オフィスに引き込まれたインターネット回線は、ルーターを起点として社内のさまざまな機器や端末へと分岐していきます。

具体的には、複合機や社内サーバー、スイッチ、Wi-Fiアクセスポイントに加え、複数台のパソコンやスマートフォン、タブレット端末などに対して、ルーターが通信経路を適切に制御しながら接続を振り分けています。

このように法人向けルーターは、家庭向けルーターと比べて、同時に接続できる端末数が多いことや、安定した通信を維持できる性能が必要です。

なお、社内ネットワークにおけるルーターの具体的な役割については、次章でさらに詳しく解説していきます。

関連コラム:光回線のルーターとモデムの違いとは?接続・設定方法を解説

2.ルーターの役割や重要性

ここでは、社内ネットワークにおけるルーターの役割についてもう少し詳しくみていきましょう。ルーターの役割は、大きく以下の2点が挙げられます。

  • ネットワーク内のトラフィックを管理する
  • 複数の機器や端末が同じネットワークに接続できるようにする

ネットワーク内のトラフィックを管理する

ルーターは、社内ネットワーク内を流れる通信を整理し、正しい宛先へ届けるための役割を担っています。

各機器や端末にはIPアドレスと呼ばれる番号が割り当てられており、これは住所のように通信先を識別するためのものです。ルーターはこのIPアドレスをもとに、どのデータをどの機器へ送るのかを判断し、社内のトラフィックを適切に制御しています。

社内でインターネット回線に接続する機器や端末の数が増えるほど、通信量も多くなりやすいため、同時に多くの機器や端末と安定して接続できる性能を備えたルーターが求められます。

さらに、複数のフロアに分かれていたり、拠点が複数にまたがっていたりとネットワークの範囲が広い場合には、ルーターなどの機器を複数台設置する構成が必要になることも想定されます。

複数の機器や端末が同じネットワークに接続できるようにする

前項で触れたとおり、ルーターは社内ネットワーク内の通信を整理しつつ、各機器とインターネットとの通信を中継する役割を担っています。

そのため複合機やパソコン、スマートフォン、タブレット端末など、さまざまな機器を同一のインターネット回線に接続して利用できます。

これらの機器や端末の通信はルーターによって一元的に管理され、社内全体が一つの社内ネットワークとして構成されます。 社内ネットワークの通信経路が整理・集約されていることで、ルーターを介して他拠点の社内にネットワークと安全に接続することも可能になります。

ルーターは言わば「航空管制官」

ルーターの役割は、航空管制官にたとえるとイメージしやすくなります。インターネット回線の通信経路を「航路」、やり取りされるデータを「航空機」に置き換えて考えてみてください。

航空管制官が全体を見渡しながら、どの航空機をどの航路に通すかを判断するように、ルーターもネットワーク内でどのデータをどの経路に通すかを判断しています。

具体的には、必要なデータが適切なルートを通って正しい宛先へ届くよう、通信先に応じてデータを振り分け、ネットワーク全体を制御・管理する役割を担っています。

3.法人向けルーターの選び方の3つのポイント

社内ネットワークを適切に制御するためには、現在のネットワーク構成や利用している回線の内容に合ったルーターを導入することが大切です。

こうした点を踏まえたうえで、ここではルーターを選定する際に確認しておきたいポイントを3つご紹介していきます。

同時接続数・NATセッション数

社内ネットワークで同時に利用する機器や端末が多い場合には、ルーターの選定時に「同時接続数」や「NATセッション数」に注目しましょう。

同時接続数とは、1台のルーターに対して同時に接続できる端末数のことです。

NATセッション数とは、ルーターがNAT機能によって同時に管理できる通信の数を表すものです。たとえば、端末がWebサイトやWebサービスに同時に接続すると、その数だけNATセッションが使われます。同時に確立できる通信の「セッション数」と考えると理解しやすいでしょう。

NATセッション数は、家庭用ルーターが数百〜数千であるのに対し、法人向けルーターは数万セッションほどです。

法人向けルーターでは、NATセッション数が多く設定されている製品が多く、複数の端末による同時通信にも対応しやすくなっています。ただし、同時接続数の上限はNATセッション数だけで決まるものではなく、メーカーや機種ごとの設計や仕様によっても異なります。

同時接続数やNATセッション数の上限が社内の利用環境に対して不足している場合、通信が不安定になり、快適にインターネットを利用できない状況が生じることも考えられます。

ルーターは機種ごとに性能が異なるため、導入前にはスペックを細かく確認しましょう。

10ギガ・1ギガポートの数

ルーターに備わっている「ポート」とは、LANケーブルを差し込むための接続口のことです。このポートを使用して、社内の複数の機器や端末と有線で接続することができます。

ポートには種類があり、たとえば10Gbpsで通信できるものや、1Gbpsで接続するものなどが挙げられます。機種によっては、これら異なる速度に対応したポートを複数搭載している機器があります。

社内に10Gbps対応の光回線を導入している場合には、10Gbpsで接続できるポートを備えたルーターを選ぶことで、回線の性能を無駄なく活かしやすくなります。

イメージとしては、オフィスまで引いてきた道幅の広いデータの通り道を、そのまま社内にも取り込めるような感覚に近く、より快適で安定した利用環境を構築できます。

この場合、LANケーブルや接続する機器についても、10Gbpsに対応したものを用意しておくと安心です。

一方で、すべてを10Gbps対応に揃えようとすると、機器コストが高額になるケースもあります。

10Gbps対応ポートに1Gbps対応のLANケーブルを接続し、1Gbps対応の機器を使用している場合であっても、回線そのものの道幅に余裕があるため一般的な1Gbps回線と比べて通信が速く感じられたり、安定性が向上したりします。

そのため、必ずしも社内の機器のすべてを10Gbps対応に統一する必要はなく、利用環境や予算に合わせてバランスよく構成を考えることが大切です。

関連コラム:回線速度の目安は?法人回線の平均速度と遅いときの対処法

ファイアウォール機能の有無

ファイアウォール機能とは、社内ネットワークとインターネットの間に設けられるセキュリティの壁のような役割で、外部からの不正アクセスや許可されていない通信を監視・制御し、許可された通信だけを通す仕組みです。

たとえば、NTT東日本が提供する10Gbps対応のルーター「RTX1300」には、フイアウォール機能(IDS:IPv4不正アクセス検知)が備わっています。

4.10ギガ対応回線は「フレッツ 光クロス」「フレッツ 光クロス Biz」

ここまでで、ルーターには10Gbps対応のポートを備えている機種と、そうでない機種があることをお伝えしてきました。

接続機器が多く、安定した通信環境が求められる法人では、10ギガ対応のルーターの導入が望ましいです。一方で、10ギガ対応のルーターは高額になりやすい傾向にあり、10ギガ対応の機器に統一しなくとも、10ギガ光回線の恩恵は受けられます。

また、NTT東日本の10ギガ対応光回線を利用することで、対応する機器をレンタルできる場合もあり、機器購入などの初期費用の負担を抑えやすくなります。

NTT東日本の「フレッツ 光クロス」や「フレッツ 光クロス Biz」は、いずれも10ギガ対応の光回線サービスです。最大概ね10Gbps※1※2という高速通信に対応しており、Web会議や大容量ファイルの送受信も快適に行える環境を整えられます。

なかでも「フレッツ 光クロス Biz」は、ご利用環境や機器トラブルによって業務を止めたくないとお考えの企業さまに適した光回線サービスです。

SLAによるサービス品質保証が付いており、万が一のトラブル時でも最低限の通信を維持できます。加えて、24時間対応の専用窓口や駆け付け時間保証(24時間以内)が用意されているため、復旧の見通しを立てやすい点もメリットです。

詳しくは、以下のWebサイトもご確認ください。

ロゴ:フレッツ 光クロス

フレッツ 光クロス オフィスタイプ

Web会議や大容量ファイルの送受信をより快適に

ロゴ:フレッツ 光クロス Biz

フレッツ 光クロス Biz

もしものトラブル時でもつながる安心

  1. 最大通信速度は、技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。お客さまのご利用環境(端末機器の仕様など)や回線の混雑状況などにより大幅に低下することがあります。

  2. 本サービスの技術規格においては、通信品質確保などに必要なデータが付与されるため、実際の通信速度の最大値は、技術規格上の最大値より十数%程度低下します。

関連コラム:

【法人向け】光回線の乗り換えでインターネット環境を快適に!メリットや注意点も解説

SLAとは?SLOとの違いと企業が導入するメリットをわかりやすく解説

5.10ギガ対応ルーターに関してよくある質問

ここからは、10ギガ対応ルーターに関してよくある質問をまとめています。

10ギガ回線を使用する場合、10ギガ対応ルーターは導入が必要ですか?

10Gbps対応の光回線を利用している場合、回線の性能を十分に活かすには、10Gbpsポートを搭載したルーターが必要です。あわせて、LANケーブルや接続する機器についても10Gbpsに対応したものを選んでおくことで、より快適で安定した通信環境を整えやすくなります。

一方で、1Gbps対応のルーターやLANケーブル、機器を接続して利用すること自体は可能です。ただし、その場合は通信速度が機器側の仕様の影響を受けるため、10Gbps相当の速度は出ないと想定されます。

10Gbps回線のメリットをどこまで活かしたいのかを考えながら、機器構成を検討していくことが大切といえます。

NTT東日本のレンタルルーターは10ギガ対応ですか?

NTT東日本の光回線サービス「フレッツ 光クロス」「フレッツ 光クロス Biz」を利用する場合、10ギガ対応ルーターのレンタルが可能です。

6.まとめ

本記事では、企業の社内ネットワークにおいてルーターが果たす役割や、これからルーターを選定する際に着目すべきポイントについて解説しました。

光回線で10ギガ対応のサービスを利用している場合には、10ギガ対応ルーターを組み合わせることで、通信の安定性や快適さをより実感しやすくなります。

一方で、10ギガ対応ルーターの導入を検討しているものの、「高額で導入に悩んでいる」「どの機種を選べばよいのかわからない」と感じている企業さまは、お気軽にNTT東日本にご相談ください。

NTT東日本には、10ギガ対応の光回線サービスがあり、それに対応したルーターをレンタルでご利用いただけます。

詳しい内容については、以下の公式Webページも確認してみてください。

従来の「フレッツ光」とは異なる速さ!「フレッツ 光クロス」の詳細を見る

万が一のトラブル時でもビジネスを止めない!手厚いサポート付きの10ギガ回線「フレッツ 光クロス Biz」の詳細を見る

  • 「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの商標または登録商標です。

イメージ:桶谷 晃平(NTT東日本)

監修 桶谷 晃平(NTT東日本)

ビジネス開発本部 クラウド&ネットワークビジネス部 基盤ネットワークサービス担当

フレッツ光をはじめとする光回線サービスの企画・開発を担当。中小企業から大規模拠点まで、多様な利用シーンを想定したネットワークサービスの開発に携わっています。現場視点と技術的知見をもとに、企業の通信環境の最適化と価値創出に取り組んでいます。

イメージ:NTT東日本編集部

編集 NTT東日本編集部

NTT東日本のサービス担当者が企画・監修を行う編集チームです。
中小企業の皆さまにとって身近で役立つ情報をお届けすることを目的に、サービスの特長や活用方法をわかりやすくご紹介しています。
日々の業務にすぐに活かせるヒントや、経営課題の解決につながるサービスの魅力を丁寧に発信しています。

関連サービス

ロゴ:フレッツ光

フレッツ光

ビジネス向けインターネット接続サービス「フレッツ光 クロス/フレッツ 光ネクスト オフィスタイプ」のサービス概要・料金表・提供条件などについてご説明しております。フレッツ光でビジネスをもっとスムーズに!あなたのビジネスに適したプランを無料診断!

資料ダウンロード

イメージ:フレッツ 光クロス オフィスタイプ/フレッツ 光ネクスト オフィスタイプ デジタルパンフレット

フレッツ 光クロス オフィスタイプ/フレッツ 光ネクスト オフィスタイプ デジタルパンフレット

ビジネス向けインターネット接続サービス「フレッツ 光クロス/フレッツ 光ネクスト オフィスタイプ」のサービス概要・料金表・提供条件などについてご説明しております。

イメージ:ビジネスに10ギガ光回線が必要な理由とは?

ビジネスに10ギガ光回線が必要な理由とは?

ビジネスに10ギガ光回線が必要な理由を、業態・業種ごとのケーススタディを交えてご説明しております。

イメージ:フレッツ 光クロス Biz パンフレット

フレッツ 光クロス Biz パンフレット

ビジネスシーンにおける光回線導入時の重要な留意点と、「フレッツ 光クロス Biz」のサービス内容について分かりやすく解説しています。

関連するコラム

イメージ:光回線がつながらない!ONUの認証ランプがつかない場合の対処法

光回線がつながらない!ONUの認証ランプがつかない場合の対処法

イメージ:ONU(光回線終端装置)とは?モデム・ルーター・ホームゲートウェイとの違いと開通までの流れ【図解】

ONU(光回線終端装置)とは?モデム・ルーター・ホームゲートウェイとの違いと開通までの流れ【図解】

イメージ:ホームルーターと光回線、ビジネスに適しているのはどちら?メリット・デメリットを解説

ホームルーターと光回線、ビジネスに適しているのはどちら?メリット・デメリットを解説

イメージ:光回線のルーターとモデムの違いとは?接続・設定方法を解説

光回線のルーターとモデムの違いとは?接続・設定方法を解説

イメージ:光回線とモバイルWi-Fiはどう違う?法人で光回線を導入するメリットや契約時の注意点も詳しく解説

光回線とモバイルWi-Fiはどう違う?法人で光回線を導入するメリットや契約時の注意点も詳しく解説

イメージ:法人契約には光回線がおすすめ!インターネット回線の種類や法人・個人契約の違いを解説

法人契約には光回線がおすすめ!インターネット回線の種類や法人・個人契約の違いを解説

関連サービスに関するお問い合わせ・資料のダウンロード

お電話でのお問い合わせ

0120-121-330

受付時間 平日9:00〜17:00(年末年始は除きます)

お気軽にお問い合わせください

表示価格は、特に記載がある場合を除きすべて税込です。