
自分のオフィスに適した電話とは?
電話の選び方ガイド 5つの検討シーン別「ビジネスフォン」と「クラウド電話」
監修 ビジネスフォン 開発・販売チーム(NTT東日本)
編集 NTT東日本編集部
オフィスの電話機をコードレス化し、デスクから離れた場所で利用可能にすることで、利便性が向上し業務の効率化につながります。しかし、コードレス化するためには専用の電話機が必要です。コードレス電話機はいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なるため、選ぶ際に迷ってしまう方もいるでしょう。
また、導入するにあたって初期費用がかかるため、企業にとって必要かどうかの見極めを慎重に行う必要があります。そこで今回の記事では、オフィスの電話のコードレス化についてまとめました。電話機の選び方やメリット・留意点がわかる内容となっているため、コードレス化でお悩みの方はぜひ最後までお読みください。
本記事において、「固定電話」とはNTT東日本の電話サービス「加入電話」「INSネット」「ひかり電話」などを指します。
Summary

自分のオフィスに適した電話とは?
電話の選び方ガイド 5つの検討シーン別「ビジネスフォン」と「クラウド電話」
Index

オフィスにおいて、コードレスで利用できる多機能電話機は主に3つのタイプがあります。
コードレス電話機を導入する際は、自社の使い方に合った機器を選ぶことが大切です。ここでは、3種類の多機能電話機の特徴について詳しく見ていきましょう。
カールコードレス電話機とは、本体と受話器をつなぐコードがない多機能電話機です。見た目も機能も普通の多機能電話機と変わりありませんが、コードがないため移動しながらでも使用できます。本体と受話器の通信はBluetooth、もしくは家庭用のコードレス電話機と同じDECT準拠方式が使われています。
通信可能範囲は機種により異なりますが、親機と10m以内の距離で使用できるのが一般的です。また、外線や内線など全てのボタンが親機と子機の両方に設定されており、親機から離れた場所でも発着信や転送機能を利用できます。

アナログコードレス電話機とは、アナログ信号によって通信を行うコードレス多機能電話機です。アンテナから300m以内で使用できる機器が多く、壁や棚などの障害物を避ける性質を持ったアナログ電波を利用しているため、広いオフィスでの使用に向いています。
しかし、アンテナ1本に対して1台の「1:1」接続となるため、電話機を増やすことはできません。また、電子レンジなどの電気製品の影響を受けやすいため周辺環境には配慮が必要です。

デジタルコードレス電話機とは、デジタル信号を利用して通信を行うコードレス多機能電話機です。通信を行うためにはアンテナを設置する必要があります。アンテナからの使用可能範囲はアナログ式より狭いですが、音質はデジタル式の方が優れています。
デジタルコードレス電話機では、複数のアンテナに対して多くの子機を接続できる「マルチゾーンタイプ」が主流です。一方で、1:1でしか使えない「シングルゾーンタイプ」もあるため、購入する際はどちらのタイプかをしっかり確認しましょう。

オフィスの電話機をコードレス化する際、専用の端末を導入するほかに、普段お使いのスマートフォンをオフィスの電話端末として利用する方法もあります。
こうした運用を可能にするサービスの一つが、NTT東日本の「ひかりクラウド電話 ダイレクト for Webex Calling」です。インターネット接続環境があれば、スマートフォンにインストールした専用アプリから、オフィスの電話番号での発着信が可能になります。
また、NTT東日本のビジネスフォン「SmartNetcommunity αZXⅡ typeS,M」を活用する方法もあります。こちらは、オフィスに設置する主装置に専用のユニットを収納することで、スマートフォンから外線・内線の発着信を可能にするサービスです。
各サービスの詳細は、後の項目で解説します。スマートフォンから会社の固定電話番号で発着信する方法については、以下の記事も参考にしてみてください。
関連コラム:スマホでも固定電話の電話番号で発着信可能!利用方法やメリット・デメリットを解説

コードレス多機能電話機を選ぶ際、導入価格が気になる方が多いと思います。しかし、費用だけを重視していると「電話業務を円滑に行う」という本来の目的を果たせなくなる可能性があります。そのため、現状に合った利用台数や必要な機能を見極めて選ぶことが大切です。ここでは、コードレス多機能電話機を選ぶ際に重要な3つのポイントについて解説します。
多機能電話機はコードレスであるかどうかに関わらず、メーカーや機種によって価格が異なり、新品か中古かによっても値段が大きく変わります。中古は新品の1/3〜1/5程度で購入できるとされており、安さを重視したい方におすすめです。
古い機種であればあるほど低価格で購入できますが、機器の状態によっては頻繁に修理が必要になる可能性があります。そうなると、修理費用がかさんで新品購入より高くつくという結果になりかねません。新品で購入する場合は中古に比べて故障や不具合のリスクは少ないですが、初期費用がかかるため慎重な検討が必要です。
ビジネスフォンの配線数や接続可能台数は、機種によって異なります。現在の利用状況をカバーできる台数を準備する必要があるため、まずは現状をしっかり把握しておきましょう。利用できる台数が少ないと、使いたいときに使えず業務に支障をきたす可能性があります。一方で、配線数や利用台数が多いほど費用がかかるため、オフィスの規模に合わせて選ぶことが大切です。
一般的にはデスクの数を参考にするケースが多いですが、利用する場所がオフィス内に限られる場合は、外勤の多い従業員の数を考慮する必要があります。導入後の台数増減はプランの変更や機器の追加購入などに費用がかかるため、現状と将来を見据えて検討しましょう。
コードレス多機能電話機は、機種によって搭載されている機能が異なります。そのためオフィスに必要な機能を検討し、ニーズを満たす機種を選ぶことが大切です。高機能な機種は魅力的ですが、事業の規模や業務内容に合っていなければ役立ちません。
高機能な最新モデルは価格も高いため、現在の利用状況や社内環境を把握したうえで、本当に必要な機能を見極めて選びましょう。

オフィスの電話機をコードレス化することで、デスクから離れた場所でも電話を使用できるため、業務の効率化が期待できます。一方で操作性などの注意点もあるため、本章ではそのメリットと留意点を解説します。
パソコンやスマートフォンから会社の電話番号で発着信できる!「ひかりクラウド電話 for Webex Calling」の詳細を見る
迷惑電話をブロック!通話録音も可能「SmartNetcommunity αZXⅡ typeS,M」の詳細を見る
オフィスの電話機をコードレス化することで得られるメリットには、以下のようなものがあります。
デスクを離れて作業を行う機会の多い企業では、コードレス化により業務の効率化が図れます。また、PHSや子機のみの電話機の場合は、配線を気にせず設置でき、コンパクトであるため場所を取りません。電話機の使用や設置場所における自由度の高さが、コードレス電話機のメリットです。
オフィスの電話機をコードレス化する際の留意点には、以下のようなものがあります。
コードレス電話機を使用する際は、アンテナの設置が必要です。オフィスの広さや接続可能範囲によっては、複数のアンテナが必要となり費用がかかります。また、受信可能範囲から外れてしまうと通信が切断されてしまうため注意が必要です。
コードレス電話機のコンパクトさはメリットでもありますが、ボタンや画面の小ささによって操作しにくいと感じる方もいるでしょう。多機能電話機をコードレス化する際は、これらの留意点を理解したうえで導入を検討することが大切です。

オフィスの電話機をコードレス化する方法の一つとして、「クラウドPBX」があります。
クラウドPBXとは、オフィスに設置していた主装置の代わりにクラウド上に構築された主装置(PBX)を利用し、従来のビジネスフォンでよく使われてきた一般的な電話機能を利用できるサービスです。内線や転送はもちろんのこと、社外での利用や自動応答、通話分析など機能も充実しています。
拡張の際には現地での工事が必要ないケースもあるため、従来のビジネスフォンにおける課題を解消してくれるでしょう。
「ひかりクラウド電話 ダイレクト for Webex Calling」を導入すると、スマートフォンやパソコンから会社の電話番号で発着信できるほか、チャットやWeb会議機能も一元的に利用できます。
主装置やその他機器を購入せずに使えるため、初期費用の軽減にもつながります。オフィスにあるWi-Fiアクセスポイントを活用できるため、スマートフォンやパソコンを内線端末としてスムーズに利用できるでしょう。

また、インターネット接続環境下であればどこでも使用できるため、テレワークなど多様な働き方に対応できるのもクラウドPBXの魅力です。
NTT東日本の「ひかりクラウド電話」について詳しく知りたい方は「ひかりクラウド電話 ダイレクト for Webex Calling」の資料をぜひご覧ください。
配線レスでフリーアドレス制導入企業でも使いやすい!「ひかりクラウド電話 ダイレクト for Webex Calling」の詳細を見る

クラウドPBXは、初期費用の軽減や働き方の自由度を高めるなど多くのメリットがある一方、いくつか留意点もあります。この章では、クラウドPBXのメリットと留意点について解説します。
クラウドPBXのメリットは以下のようなものがあります。
クラウドPBXではスマートフォンやパソコンがあればサービスを利用できるため、専用機器の購入や設置工事が不要となり、初期費用を軽減できます。主装置の設置工事も不要で、端末の増減も簡単なため事業規模や業務形態の変化に対応しやすいのもメリットです。
また、インターネット接続環境下であればオフィス外でも使用可能なため、テレワークや他拠点での業務にも適しています。
さらに、スマートフォンやパソコンを電話端末として活用することで、チャットやWeb会議といったITツールを一つのアプリケーションに集約可能です。複数のツールを使い分ける手間が省け、業務効率の向上が期待できるでしょう。
多くのメリットを持つクラウドPBXですが、導入する際は留意点も理解したうえで検討しましょう。クラウドPBXの留意点には、以下のようなものがあります。
クラウドPBXではインターネット回線を利用して通信を行うため、回線状況によって音質が不安定になる場合があります。特にオフィス外で使用する際は、利用場所の環境に大きく影響されるため注意が必要です。また、IP電話を利用するクラウドPBXでは、110や119などの緊急通報番号や、「1から始まる3桁の特別番号」への発信ができません。そのため、IP電話を利用する場合は非常時に備えた対策が必要です。
さらに、クラウドPBXはサブスクリプション型のサービスのため月額利用料がかかります。
このような留意点を理解したうえで、ほかのビジネスフォンと比較し、自社に適した電話環境を構築することが大切です。
クラウドPBXを導入する際の留意点については、以下の記事も参考にしてみてください。
関連コラム:クラウドPBXと紙のFAX機能は併用できる!方法や注意点とは
オフィス内での電話対応が中心、かつ「留守番電話」や「転送」「電話帳」など使い慣れた機能を継続して使用したい企業では、NTT東日本の「SmartNetcommunity αZXⅡ typeS,M」をご検討ください。以下のような特徴を備えたビジネスフォンサービスです。
オフィスに設置する主装置にユニットオプションをつけることで、スマートフォンをオフィスの電話端末として利用できます。これにより、社内・社外を問わず、効率的な通話環境の構築が可能です。
また、電話業務を効率化するオプション機能も充実しています。公的機関(警察・自治体など)で収集された30,000件以上の迷惑電話リストを保有しているため、迷惑電話を自動ブロック。加えて、音声テキスト化にも対応しているため、通話内容をテキストデータに変換し、情報の共有や管理を円滑に行えます。
従来の使い勝手はそのままに、最新の機能で業務を強力にサポートできるのが大きな魅力です。
中小~大規模事業所向けビジネスフォンは「SmartNetcommunity αZXⅡ typeS,M」の詳細を見る
ビジネスフォンのサービスの導入には、いくつかの留意点もあります。検討する際には、次の4つのポイントを確認しましょう。
まず、ビジネスフォンはオフィス内で配線を行うことを前提としたシステムです。座席を固定しないフリーアドレス制のオフィスや、テレワークの社員が多く出社比率が低い企業では、かえって不便に感じられる可能性があります。
次に、外部システムとの連携についても検討が必要です。ビジネスフォンは、電話業務を主とするシンプルな機能が基本です。「ひかりクラウド電話 ダイレクト for Webex Calling」のように、チャットやWeb会議などのITツールをまとめて管理・運用することはできません。
コスト面も留意したいポイントです。ビジネスフォンをリース契約で導入すれば、月額利用料をリーズナブルに抑えられます。一方で、リース契約更改のタイミングまでは、システム変更や他のサービスへ乗り換えが難しく、結果的にコストがかさむ可能性があります。
こうしたポイントを解消したい場合は「ひかりクラウド電話 ダイレクト for Webex Calling」の検討がおすすめです。オフィスのWi-Fiアクセスポイントをアンテナとして使用できるため、配線の制約を受けずにスムーズに導入できます。将来的な働き方の変化を見据えたうえで、自社に適した選択をしましょう。
ビジネスフォンを導入する際の留意点については、次の記事も参考にしてみてください。
関連コラム:【図解】ビジネスフォンとは?仕組みや機能、メリットを解説
ここからは、オフィスのコードレス電話機に関するよくある質問をまとめました。
各質問に対して、詳しく回答します。
オフィスのコードレス電話機が使用可能な距離は、電話機の種類や通信の仕組みによって異なります。電波を受信できる範囲として、一般的には10m〜300m程度が目安です。
また、オフィスの壁の材質や遮蔽物の有無によって、電波の届く範囲は大きく変わります。
主装置やアンテナの設置場所によっても通話可能な距離は左右されるため、導入前の確認が重要です。
オフィス向けのコードレス電話機を購入する際は、主に以下の3点について検討しましょう。
導入後に「デスクから離れると通話に支障がある」といった事態が生じないよう、機器の通信可能範囲や通信の仕組みは必ず事前にチェックしましょう。
あわせて、将来的な社内の増員などに対応できるよう、後から端末を増やせるのかをあらかじめ把握しておくと安心です。
また、自社が求める機能についても十分に精査しましょう。具体的には、ビジネスフォンの基本機能である「内線通話」「保留」「転送」、さらに「迷惑電話ブロック」といった機能が挙げられます。社内での電話業務に必要な機能が揃っているか、効率よく業務が行えるかを考慮して検討してみてください。

オフィスの電話機をコードレス化することで、快適で自由なオフィス環境を作ることが可能です。多彩な機能と連携できるタイプであれば、業務効率化を実現し生産性の向上にもつながります。
各企業で電話業務に求める特徴に応じて、複数の導入方法から選択可能です。
NTT東日本では、企業の電話設備の困りごとを解消できるプランやサービスをご提案いたします。電話機の選び方や導入方法でお悩みの方は、お気軽にNTT東日本へご相談ください。
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監修 ビジネスフォン 開発・販売チーム(NTT東日本)
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編集 NTT東日本編集部
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