
「ひかり電話」のサービス概要から利用料金、対応機器までご紹介
ひかり電話オフィスA(エース)パンフレット
監修 山口 拓馬(コミュニケーションサービス担当)
編集 NTT東日本編集部
「ひかり電話」は、NTT東日本の光回線を利用したIP電話サービスです。IP電話とは、音声をデジタルデータへ変換し、IPネットワークを介して通話する電話を指します。
現在利用しているアナログ回線から「ひかり電話」への切り替えを検討している中小企業の担当者の中には、「今使っている電話機はそのまま利用できるのか」「電話機の買い替えが必要ではないのか」と不安に感じる方もいるでしょう。
家庭用電話機や業務用の多機能電話機は、一部を除き、「ひかり電話」へ移行後もそのまま利用できるケースがほとんどです。
本記事では、中小企業が「ひかり電話」へ切り替える際の注意点を電話機・電話システム別に解説します。あわせて、「加入電話(アナログ回線)」から「ひかり電話(光回線)」へ切り替える手順や、つまずきやすいポイントと対策も紹介します。
「ひかり電話」への切り替えを検討中の方々は、ぜひ参考にしてください。
関連コラム:ひかり電話とは?仕組みと特徴、加入電話との違いを解説
本記事において、「固定電話」とはNTT東日本の電話サービス「加入電話」「INSネット」「ひかり電話」などを指します。
Summary

「ひかり電話」のサービス概要から利用料金、対応機器までご紹介
ひかり電話オフィスA(エース)パンフレット
Index

現在お使いの固定電話サービス「加入電話(アナログ回線)」や「INSネット※1」などから「ひかり電話」へ切り替える場合でも、基本的には既存の電話機をそのまま利用可能です。
例えば、家庭用電話機を「ひかり電話」で利用したい場合、モジュラージャックにつないでいた電話線を、「ひかり電話」に対応したルーターのTELポートへつなぎ直します。これにより、現在利用している家庭用電話機を継続利用できるケースがほとんどです。
既存の電話機や端末をそのまま利用できれば、新たな電話機の購入費用を抑えながら「ひかり電話」へ移行できる点がメリットです。
ただし、ISDN回線専用の機器(G4FAX)など、一部利用できない電話機もあります。切り替え前に、取扱説明書などで通信規格を確認しておきましょう※2。
「INSネット64」「INSネット64・ライト」「INSネット1500」(総合ディジタル通信サービス)は、2024年8月31日(土)をもってサービスの新規販売は終了、2028年12月31日(日)をもってサービス提供を終了いたします。詳細はこちらをご確認ください。
「フレッツ 光クロス」「フレッツ 光ネクスト」で「ひかり電話」をご利用の場合、ISDN変換アダプタをお使いいただくことによって、今お使いのISDN対応電話機のご利用が可能となります。

前述のように、家庭用電話機であれば「ひかり電話」へ切り替えた後もそのまま利用できるケースがほとんどです。
例えば、従業員が10名前後の店舗で家庭用電話機を利用している場合、電話線を「ひかり電話」に対応したルーターへ接続し直すことで、既存の電話機を継続利用できます。
一方で、中小企業がビジネスフォンやPBXを利用して電話システムをすでに構築している場合には、事前に確認しておきたいポイントがあります。
ここでは、電話機・電話システム別に、「ひかり電話」導入時の注意点を解説します。

ビジネスフォンとは、「主装置」と複数台の「多機能電話機」で構成された業務用電話システムです。一つの電話回線に対し複数の電話機が応答できるため、顧客や取引先との円滑な電話対応や、内線などによる社員同士でのコミュニケーションを支える仕組みとして、オフィスや店舗などで広く利用されています。
主装置は、ビジネスフォンにおいて外線と内線を制御する中核機器です。外部からの着信を各電話機へ振り分けたり、電話機同士の内線通話を可能にしたりする役割を担います。
加入電話やINSネットなどからひかり電話へ切り替える際、現在の主装置や多機能電話機をそのまま活用できるかは、主装置のWAN側がひかり電話に対応しているかどうかによって異なります。
ただし、必要な対応は既存の電話環境によって異なります。回線を切り替える前に、現在ご利用中の多機能電話機や主装置のベンダー(販売元)へ相談しておきましょう。
なお、ビジネスフォンについて詳しくは、次の記事もチェックしてみてください。
関連コラム:ビジネスフォンとは?仕組み・機能・導入メリットをわかりやすく解説
ユニット:主装置内部の装置。用途に応じて組み合わせることで外線・内線に加え、ドアホンなど多様な機能を利用できるようになる。

「ひかり電話」への切り替えを機に、スマートフォンやパソコンを通話端末として活用する運用も選択肢の一つです。こうした場合には、クラウド型の電話サービス(クラウドPBX)を利用します。
専用アプリをインストールすることで、外出先や自宅から会社の電話番号で発着信できます。

ビジネスフォンとクラウド電話の違いがわかる!
電話の選び方ガイド〜5つの検討シーン別〜

アナログ回線は、電話回線(メタル線)を利用したサービスです。ISDN回線※1とは、音声をデジタル信号に変換して通信する電話サービスを指します。一方、「ひかり電話」とは、「フレッツ光」の回線(光ファイバー線)を利用した電話サービスのことです。
ここでは、アナログ回線やISDN回線※1から「ひかり電話」へ切り替える手順を4つのステップに分けて紹介します。
「INSネット64」「INSネット64・ライト」「INSネット1500」(総合ディジタル通信サービス)は、2024年8月31日(土)をもってサービスの新規販売は終了、2028年12月31日(日)をもってサービス提供を終了いたします。詳細はこちらをご確認ください。
まずは「ひかり電話」を申し込みます。その際、法人向け光回線・インターネット接続サービス「フレッツ光」とセットで契約が必要です。
現在利用している電話番号を継続利用したい場合には、番号ポータビリティ※4の対応有無もあわせて確認しておきましょう。
関連コラム:番号ポータビリティについて詳しく解説!
申し込み後、開通日や工事内容などが事業者から案内されます。
工事には、派遣工事と無派遣工事があります。無派遣工事の場合には、事前にルーターなどの機器が送付されるため、同梱されているマニュアルを確認しておきましょう。
派遣工事の場合には、工事担当者がオフィス・店舗を訪問し、光回線の引き込みや機器設置、「ひかり電話」の設定・接続などを行います。技術的な作業を事業者に任せられ、企業側は基本的に立ち会いのみで進められます。
法人の場合、ビジネスフォンとの接続対応などが必要になるケースもあるため、派遣工事で行われることが多い傾向です。ただし、端末の接続や配線作業を利用企業側で行う場合や、別のベンダーが対応する場合などは、無派遣工事となるケースもあります。
無派遣工事の場合、一般的な開通の流れは以下の通りです。
光回線の開通工事について詳しくは、次の記事もチェックしてみてください。
関連コラム:光回線の工事とは?内容・期間と費用を抑えるポイントを解説
工事終了後、電話機が正常に機能しているか、インターネットに接続できるかを確認しましょう。
「ひかり電話」の開通にあわせて、それまで利用していたアナログ回線(加入電話)・デジタル回線(INSネット64※1)から、「ひかり電話」へ自動的に切り替わります。通常、利用企業側で個別に廃止手続きを行う必要はありません。
「ひかり電話」の導入後、「電話機から音声が聞こえない」「そもそも電話がつながらない」などのトラブルが起こるケースもあります。
ここでは、切り替え時につまずきやすい主なポイントと対策を解説します。
無派遣工事の場合、電話線をルーターのTELポートへ差し替えることを忘れてしまい、通話ができなくなるケースがあります。
例えば、これまでアナログ回線へ接続していた電話線を従来の配線へ接続したままにしていると、「ひかり電話」へ切り替わった後も電話機が正常に動作しません。
無派遣工事では、ご利用環境によっては社内担当者が電話線を「ひかり電話」対応ルーターのTELポートへ接続し直す必要があります。同梱マニュアルを事前に確認し、接続方法を把握しておきましょう。
無派遣工事では、「ひかり電話」の開通前に配線を変更してしまい、一時的に電話やインターネットが利用できなくなるケースもあります。
例えば、指定された切り替え時刻より前に電話線をルーターへ接続し直した場合、旧回線・新回線のどちらにも正常に接続できず、通話できなくなる可能性があります。
こうしたトラブルを防ぐために、あらかじめ案内された切り替え時間を確認し、適切なタイミングで作業を進めることが大切です。

「現在利用している電話機をそのまま使いたい」「『ひかり電話』へ切り替えると同時に、自社にあった電話システムを構築したい」とお考えの場合は、NTT東日本へご相談ください。
NTT東日本の法人向け「ひかり電話」サービスには、「ひかり電話オフィスA(エース)」と「ひかり電話オフィスタイプ」の2種類があります。いずれも「フレッツ光※5」を利用した事務所向け電話サービスです。
それぞれの特徴を、次の表でご紹介します。
| 「ひかり電話」のサービス名称 | 特徴 |
|---|---|
| ひかり電話オフィスA(エース)※6 |
|
| ひかり電話オフィスタイプ※8 |
|
「ひかり電話オフィスA(エース)」のご利用には、別途「フレッツ 光クロス」、または「フレッツ 光ネクスト」「ビジネスイーサ ワイド」もしくは「Interconnected WAN」の契約が必要です(別途、初期費用、月額利用料がかかります)。
「ひかり電話オフィスA(エース)」のご利用には、別途「フレッツ 光クロス」、または「フレッツ 光ネクスト」「ビジネスイーサ ワイド(新規販売停止中)」もしくは「Interconnected WAN」の契約が必要です(別途、初期費用、月額利用料がかかります)。
「フレッツ 光ネクスト」をご利用の場合。
「ひかり電話オフィスタイプ」のご利用には、「フレッツ 光クロス」、または「フレッツ 光ネクスト」の契約が必要です。
別途通話料金がかかります。「ひかり電話オフィスタイプ」対応アダプタまたは本サービスに対応したブロードバンドルーターユニットなどを収容したビジネスフォンが必要です。
また、NTT東日本は、現在の電話環境やご利用人数、働き方などに応じた電話環境の構築をサポートしています。
ビジネスフォンやクラウドPBXの導入を検討している場合には、次のサービスをご提案可能です。
| 電話システム | 電話サービスの名称 | 特徴 |
|---|---|---|
| ビジネスフォン | SmartNetcommunity αZXⅡ typeS,M |
▶︎使い慣れた電話機の操作をご希望のお客さまにおすすめ |
▶︎小規模利用で、レンタル契約を検討しているお客さまにおすすめ | ||
| クラウドPBX | ひかりクラウド電話 |
▶︎パソコンやスマートフォンを通話端末として活用し、リモートワーク環境を構築したいお客さまにおすすめ |
各電話サービスの詳細は、以下の資料もあわせてご覧ください。
ビジネスシーンで役立つ機能を搭載!「ひかり電話オフィスA(エース)」の詳細を見る
ご利用規模や用途に合わせた柔軟な設計ができる!「ひかり電話オフィスタイプ」の詳細を見る
多機能電話機の利用でオフィスの業務効率化を推進!「SmartNetcommunity αZXⅡ typeS,M」の詳細を見る
主装置や多機能電話機の機能がわかる!「SmartNetcommunity αZXⅡ typeS,M」商品カタログの資料を無料でダウンロードする
会社の電話番号でスマートフォン・パソコンから発着信が可能!「ひかりクラウド電話」の詳細を見る
導入前に音声品質や操作を体験できる!「ひかりクラウド電話」を無料でデモ申し込みする
電話機10台以下のオフィス・店舗で手軽に導入できる「おまかせオフィステレフォン」の詳細を見る
最後に、「ひかり電話」と電話機に関するよくある質問を紹介します。
ビジネスフォンの場合、利用する多機能電話機については、NTT東日本または販売代理店に問い合わせて購入するケースが一般的です。家電量販店などでは取り扱っていない点に留意が必要となります。
オフィスや店舗などで複数台の多機能電話機を利用したい場合には、NTT東日本のビジネスフォン「SmartNetcommunity αZXⅡ typeS,M」が有効な選択肢の一つです。
「SmartNetcommunity αZXⅡ typeS,M」では、利用規模や用途に応じて、さまざまな多機能電話機から選べます。ここでは、一部のモデルをご紹介します。
| 電話機名・型番 | イメージ | 特徴 |
|---|---|---|
標準電話機 24キー Grayish Brown | ![]() |
|
カールコードレス電話機 24キー ブラック |
|
|
デジタルコードレス電話機 ホワイト | ![]() |
|
コンクリート壁などで区切られている場合など、お使いになる周囲の環境条件によっては、通話にノイズが入ったり、通話できる範囲が狭くなることがあります。
時間はフル充電した場合の目安です。充電状態、気温などの使用環境、利用場所の電波状態によって短くなります。
ベースセットに表示されている内容と同じ内容が、ハンドセットにも表示されます。
電波の届く範囲とは直線見通し距離約100m以内。メタル回線(2W)を使った装置との通話時にエコーやノイズなどが発生する可能性があります。
初期費用を抑えながらビジネスフォンを導入し、上記のような多機能電話機を使いたい場合には、レンタル契約を検討するのも一つの方法です。
NTT東日本の「おまかせオフィステレフォン」は、オフィス・店舗内の多機能電話機が10台以下という小規模な利用に適したレンタル契約サービスです。
「SmartNetcommunity αZXⅡ typeS,M」や「おまかせオフィステレフォン」について詳しくは、以下のページもぜひご覧ください。
主装置や多機能電話機の機能がわかる!「SmartNetcommunity αZXⅡ typeS,M」商品カタログの資料を無料でダウンロードする
電話機10台以下のオフィス・店舗で手軽に導入できる「おまかせオフィステレフォン」の詳細を見る
電話機に不具合が生じた場合、以下の対応を通じて接続状況を確認することが大切です。
こうした確認を行っても改善しない場合、現在利用している電話機を導入したベンダーへ問い合わせます。
NTT東日本の場合、「Web113(24時間かんたん受付)」で電話機の修理申請が行えます※14。お客さま情報やお使いのNTT機器情報などを入力していくことで、24時間いつでも修理を申し込めるため、ぜひご利用ください。
対象となる機器は、NTT東日本による機器のみです。お客さま側で手配・購入した機器は対象外となる点にご留意ください。

家庭用電話機や業務用の多機能電話機は、一部の機器を除き、「ひかり電話」へ移行した後も継続利用できるケースがほとんどです。一方で、ビジネスフォンやPBXを利用している場合には、主装置の対応状況や接続方法の確認が重要となります。
また、切り替え時には電話線の接続先や作業のタイミングによって、一時的に電話が利用できなくなる場合があります。手順を事前に把握しておくことで、移行作業を進めやすくなるでしょう。
NTT東日本は、現在の電話環境やご利用人数、働き方などに応じて、「ひかり電話」を活用したビジネスフォン「SmartNetcommunity αZXⅡ typeS,M」や「ひかりクラウド電話」の導入・移行をサポートしています。
現在の電話機を活用しながら「ひかり電話」への切り替えを検討している企業さまは、以下のページや資料もぜひご覧ください。
多機能電話機の利用でオフィスの業務効率化を推進!「SmartNetcommunity αZXⅡ typeS,M」の詳細を見る
主装置や多機能電話機の機能がわかる!「SmartNetcommunity αZXⅡ typeS,Mの商品カタログ」の資料を無料でダウンロードする
会社の電話番号でスマートフォン・パソコンから発着信が可能!「ひかりクラウド電話」の詳細を見る
導入前に音声品質や操作を体験できる!「ひかりクラウド電話」を無料でデモ申し込みをする
電話機10台以下のオフィス・店舗で手軽に導入できる「おまかせオフィステレフォン」の詳細を見る
「ひかりクラウドPBX」は、東日本電信電話株式会社またはその関連会社その他の一定の国における商標または登録商標です。また、「ひかりクラウドPBX」は、東日本電信電話株式会社が提供するサービスの名称です。

監修 山口 拓馬(NTT東日本)
マーケティング統括本部 ビジネス開発本部 クラウド&ネットワークビジネス部 コミュニケーションサービス担当
クラウド電話をはじめとする企業向けコミュニケーションサービスの企画・マーケティングを担当。顧客対応や業務コミュニケーションに関する課題解決をテーマに、サービス企画やコンテンツ監修に携わっています。企業の生産性向上とより良い顧客体験の実現を支援しています。

編集 NTT東日本編集部
NTT東日本のサービス担当者が企画・監修を行う編集チームです。
中小企業の皆さまにとって身近で役立つ情報をお届けすることを目的に、サービスの特長や活用方法をわかりやすくご紹介しています。
日々の業務にすぐに活かせるヒントや、経営課題の解決につながるサービスの魅力を丁寧に発信しています。



ひかり電話オフィスA(エース)
「フレッツ光」もしくは「Interconnected WAN」をアクセス回線として、最大300チャネル※の同時通話、最大7,000番号が利用できる事業所向け光IP電話サービスです。 ※「Interconnected WAN」をご利用の場合。


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