
よくある通信トラブルの解決策をご紹介!
通信のトラブル解決ガイドブック

編集 NTT東日本編集部
社内で利用しているネットワークが不安定になり、業務に支障が出てしまうケースがあるでしょう。その際、どのように解決すれば良いのかを知っていれば、焦ることなく迅速に対応ができます。
今回の記事では、社内ネットワークが不安定なときの原因と対処法を解説します。ほかにもネットワークに関わるトラブルを未然に防ぐための方法まで紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

よくある通信トラブルの解決策をご紹介!
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Index

ネットワークとは、パソコンやスマートフォン、複合機などの通信機器を、LANケーブルや無線で接続し、情報をやり取りできる技術を指します。社内へのネットワークの構築によって、メールの送受信やWeb会議の利用、チャットツールの使用などが可能になります。社員の業務効率化を実現するために、多くの企業や自治体などで導入されています。
社内ネットワークには、同じフロア内やビル内で使う「LAN」と、距離が離れた支社同士をつなぐ「WAN」があります。さらに、LANには「有線LAN」と「無線LAN」があり、違いは以下のとおりです。

使用しているパソコンやスマートフォンなどのデバイスが古いと、ネットワークの接続に影響を及ぼすケースがあります。5年以上前に購入した端末の場合、最新の機器と比べて性能が低いため、ルーターやスイッチのスペックが高くても、処理が追いつかずに接続が不安定になってしまいます。
そのため、まずは利用している端末のスペックを確認しましょう。端末の詳細情報を表示し、以下の項目を確認します。
端末の種類やメーカーによって詳細情報の表示の仕方が異なります。公式で出されている情報やWebサイトで調べれば、表示方法がわかるでしょう。
ネットワーク機器には最大通信速度があり、構成されている機器の中で最も遅い通信速度に合わせて接続が行われるよう設計されています。例えば、最大1Gbpsの通信速度の回線を契約していても、利用しているルーターやスイッチの最大通信速度が300Mbpsの場合、利用できる通信速度は最大300Mbpsです。
したがって、スイッチやルーターなどのネットワーク機器の通信速度が遅ければ、社内ネットワークの接続が不安定になってしまうケースがあります。
ほかの電波を発する機器と電波干渉を起こして、通信に影響を与えている可能性があります。無線LANで使われる周波数は、2.4GHzと5GHzの2種類です。2.4GHzは電波が遠くまで届きやすく、障害物に強いという特徴があり、電子レンジやBluetoothでも利用されている周波数です。
そのため、近くに電子レンジといった同じ周波数を使う家電があれば、使用時に電波干渉を起こす可能性があります。また、近い周波数を使用するアクセスポイントを複数台設置している場合も同様に電波干渉が発生します。
社内ネットワークは、セキュリティ機器を含め多くの機器が接続されて成り立っているため、複雑な構造になっているケースが多いです。例えば、ルーターに多くのスイッチをつなげていると、ネットワークの階層が複雑化します。この場合、各スイッチでの処理時間がタイムラグにつながり、ネットワーク全体が遅くなるケースがあります。
ネットワークの階層が複雑になり通信に遅延が生じるケースは、ネットワークの規模が大きいほど起こりやすい現象です。

最初に行うべき対応として、ネットワークが不安定な範囲の特定が挙げられます。影響が出ている範囲がわかれば、原因の追及に役立ちます。
まず、影響が出ている範囲が「従業員一人だけなのか」「1つのグループ・部署なのか」「社内全体なのか」を特定しましょう。一人だけがネットワークが不安定になっている場合、従業員が利用するパソコンやスマートフォンの不具合や、設定のミスが考えられます。
一部で不安定になっている場合は、ネットワークの中継場所に原因があります。つまり、ケーブルやハブの故障、アクセスポイントの不具合などが原因でしょう。
社内全体で接続に不具合が生じている場合は、ネットワーク自体での障害の発生や、大元のハブやONUの故障などが、原因として考えられます。
パソコンやスマートフォンを高いスペックの製品へと買い替えることで、通信速度が改善するケースがあります。スイッチやルーターなどのネットワーク機器も同様です。
端末やネットワーク機器は、性能の良い製品を買っていたとしても、時間が経つにつれてスペックが不足していくものです。そのため、数年おきに定期的に買い替えるのが良いでしょう。
アクセスポイントの設置個所の見直しによって、通信速度が速くなる可能性があります。アクセスポイントは、壁や家具などの障害物に弱いため、できるだけ物体に遮られないような場所に設置するのが良いでしょう。
電波の遮断を防ぐためには、家電製品やBluetoothから遠ざけた、できるだけ高い場所にアクセスポイントを設置するのがおすすめです。
もしプロバイダやインターネットに原因があれば、公式からアナウンスが発信されます。利用しているプロバイダや回線事業者の公式情報を確認すれば、通信障害が発生しているかを確認できます。
SNSでほかのユーザーの声を確認するのも一つの手ですが、二次情報のため、あくまで参考程度にしましょう。一次情報である公式からの情報を必ず確認してください。

よくある通信トラブルの解決策をご紹介!
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大規模なネットワークを構築する場合、接続を安定させるためにアクセスポイントを複数台設置するケースがあります。しかし、アクセスポイントが多すぎると混線や電波干渉が発生し、逆に通信が不安定になってしまう可能性があります。
アクセスポイントを利用する際には、それぞれの設置場所や同時接続数などを考え、適切な数を置くのが重要です。
接続が不安定になる場合、社内ネットワークを構成する機器のエラーや故障が原因であるケースが多く、安定稼働のためには日々の機器の管理が重要です。
まずは、各機器が動作する環境や設置場所を把握する必要があります。また、購入年月日や仕様を一つひとつ把握し、OSやライセンスなどのソフト面も定期的にメンテナンスを実施できるようにしておきましょう。
トラブル発生時に迅速な対応ができるよう、社内ネットワークの構成図や緊急時の対応、連絡体制などを明確にしたマニュアルの作成も重要です。
NTT東日本は、社内ネットワークの設計をはじめ、構築や日々の運用まで一元的に行うサービス「おまかせITマネージャー」を提供中です。ネットワークのボトルネック調査やセキュリティ調査、設定変更などもお任せください。企業の要望やニーズに応えながら、実用性と将来性を考慮したネットワークを設計します。サポート体制も充実し、問題が生じた際には迅速に対応が可能です。
以下のページからサービスの詳細を確認できます。社内ネットワークの見直しなら、ぜひ「おまかせITマネージャー」をご検討ください。


ネットワークとは、パソコンやスマートフォンなどの機器をLANケーブルや無線で接続し、情報をやり取りできる技術です。
社内ネットワークが不安定になる原因はいくつか考えられます。例えば、利用している端末が古かったり、ネットワーク機器の通信速度が遅かったりと、機器の性能に原因がある場合です。ほかにも、アクセスポイントの設置場所が悪い、電波干渉が生じているなど、機器の設置場所や構成によって通信に不具合が生じるケースもあります。また、プロバイダの通信障害も考えられます。
社内ネットワークの不具合を未然に防ぐには、自社に適したネットワークの構成と日々のメンテナンスが必要です。社内のネットワーク構築や保守運用を安心して行うために、ぜひNTT東日本のサービスをご検討ください。

編集 NTT東日本編集部
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