
よくある通信トラブルの解決策をご紹介!
通信のトラブル解決ガイドブック

編集 NTT東日本編集部
「オフィスのレイアウト変更を予定しており、LANケーブルの延長方法を知りたい」という方は多いのではないでしょうか。
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LANケーブルが必要な長さに足りない場合、簡単で確実な方法は、適切な長さのケーブルに交換することです。購入直後であれば、返品・交換が可能な場合もあるため、まずは購入元に確認してみましょう。それ以外のケースでは、以下のような方法で延長が可能です。
現在の状況に応じて、これらの方法の中から最適な延長手段を選びましょう。
スイッチングハブとは、複数のLANポートを備えた中継機器です。LANポートが足りないときや、ケーブルの長さが足りないときに利用します。スイッチングハブの種類は、大きく分けて以下の2つです。
|
種類 |
特徴 |
|---|---|
|
リピーターハブ |
すべての宛先ポートにデータを送信し、自分宛でないものを破棄する仕組み |
|
スイッチングハブ |
宛先ポートを自動的に判別し、データを送信する仕組み |
リピーターハブは、仕組み上、無駄なデータ量が発生するため、通信速度が低下してしまいます。一方、スイッチングハブであれば、無駄なデータを送受信せず、スムーズな通信が可能です。
スイッチングハブは、指定した宛先ポートにのみデータを送信するため、他のポートでは違うやりとりができる「複数同時接続」が可能になり、効率良く送受信できます。このことから、LANケーブルの延長には一般的にスイッチングハブが用いられます。
LANケーブルを延長する方法ではありませんが、複数のパソコンをインターネットに接続する目的であれば、無線LANの導入も有効な手段です。
無線LANは、ケーブルを使わずにネットワークを構築できる方法です。そして、無線LANの認定規格の1つにWi-Fiがあります。これに対応した機器を使えば、LANケーブルでコンピュータ同士を接続する必要がなくなります。そのため、会社内のどこでも自由にネットワークが接続できるようになり、配線の手間や制約を減らすことができます。
デスクは有線LANを使い、会議室や共有スペースで無線LANを使うなどの併用もおすすめです。

LAN延長コネクタを選ぶポイントは、以下のとおりです。
この章では、お使いのLANケーブルに適した延長コネクタの選び方をご紹介します。
LANケーブルや延長コネクタは、以下のカテゴリに分類されています。
|
カテゴリ |
表記名 |
最大通信速度 |
伝送帯域 |
|---|---|---|---|
|
カテゴリ5 |
CAT.5 |
100Mbps |
100MHz |
|
カテゴリ5e |
CAT.5e |
1Gbps |
100MHz |
|
カテゴリ6 |
CAT.6 |
1Gbps |
250MHz |
|
カテゴリ6A |
CAT.6A |
10Gbps |
500MHz |
|
カテゴリ7 |
CAT.7 |
10Gbps |
600MHz |
|
カテゴリ7A |
CAT.7A |
10Gbps |
1000MHz |
|
カテゴリ8 |
CAT.8 |
40Gbps |
2000MHz |
カテゴリが大きくなるほど、最大通信速度が向上します。LANケーブルと延長コネクタを同規格に統一することで、性能を十分に発揮できます。
LANケーブルには「UTPケーブル」と「STPケーブル」の2つがあります。LANコネクタを選ぶ際は、現在使用しているケーブルがどちらのタイプかを確認し、それに対応した製品を選ぶことが重要です。
|
種類 |
特徴 |
|---|---|
|
UTPケーブル |
・ノイズカットするためのシールド処理がされていない |
|
STPケーブル |
・シールド処理がされている |
外観では見分けられないため、どちらが必要かわからない場合は、両対応の延長コネクタを選ぶこともできます。
また、PoE対応機器との接続は「PoE対応」表記のある製品が必要です。PoEとは、LANケーブルを通して電力を供給する技術です。PoEには、以下の規格があるので対応しているか確認しましょう。
PoE対応のLANケーブルと延長コネクタをつなぐことで、給電と受電が可能になります。
延長コネクタは、耐久性に優れているものを選ぶことが大切です。本体の外側部分は、以下の素材のものを選びましょう。
特に外部からの衝撃に備えたいときには、金属製がおすすめです。端子部分は、金メッキやニッケルメッキが施されたものが良いでしょう。メッキが施された端子は腐食しにくいため、安定的に信号を送れるだけでなく、耐久性にも優れています。
LAN延長コネクタのサイズは、使用する場所に合わせて選ぶことが大切です。パソコン周りで使用したい場合は、大きすぎると邪魔になるため「幅と高さが15mm前後」「奥行きが30mm前後」の小さいコネクタがおすすめです。
また、同梱されている個数も確認しておきましょう。「短いケーブルを複数接続したい」「複数箇所で接続したい」ときは、5個や10個などのセット商品がお得です。

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スイッチングハブを選ぶポイントは、以下のとおりです。
オフィスのパソコン台数が増える予定のある方は、これらのポイントを踏まえて、拡張性と安定性のあるスイッチングハブの導入を検討してみてください。
ポート数とは、スイッチングハブに接続できる機器数を指します。接続する機器の数が決まっている時は、事前に確認をしておきましょう。
個人・自宅用なら5〜8ポートだと消費電力を抑えられ、配線をたどりやすいです。法人・業務用なら16〜24ポートあると、オフィス内でネットワークを共有する端末が多くても対応できます。
スイッチングハブの通信速度には、以下の規格があります。
1000BASE-Tは、最大1Gbpsの通信速度を表しています。それぞれの規格には下位互換性があるので、もっとも通信速度が速い機器に合わせて製品を選ぶと良いです。しかし、通信速度はLANケーブルの種類などによっても変わるため注意が必要です。
また「オートネゴシエーション機能」があると、通信速度の規格と「全二重送信」「半二重送信」を自動で判別し最適化できます。「オートネゴシエーション機能」があれば、規格を合わせる必要がないため、無駄な費用や手間がかかりません。
スイッチングハブには「電源内蔵型」と「外部電源型」の2種類があります。
|
タイプ |
給電方法 |
|---|---|
|
電源内蔵型 |
コンセントからACケーブルで給電 |
|
外部電源型 |
ACアダプターからの給電が必要 |
電源内蔵型は、本体サイズは大きいものの、コンセント周りをスッキリできます。しかし、外部電源型よりも発熱する傾向があります。
外部電源型は、軽量でコンパクトな製品が多いです。しかしコンセント周りのスペースをとる必要があるため、購入前に設置場所とコンセント周りの確認をしましょう。



LANケーブルが短いときは、以下の3つの対処法を検討しましょう。
延長コネクタやスイッチングハブは、ポイントを知り、使用しているLANケーブルに合うものを選ぶことが大切です。LANケーブルの延長方法は新しいLANケーブルを購入する以外にもさまざまな方法がありますので、最適な方法を検討してみてください。

編集 NTT東日本編集部
NTT東日本のサービス担当者が企画・監修を行う編集チームです。
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