ケーススタディ
「スマートテレワークタウン・ローカル5Gラボ@上越妙高」
推進プロジェクト~人口減少に歯止めをかけ地域産業活性化へ~
背景
新潟県をはじめとする全国の地方都市では、若者の流出による生産人口の減少、地域経済の低迷という共通の課題に直面しています。若者の流出は、希望する企業や職種の選択肢の少なさが要因の一つと考えられております。その一方で、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響により、企業におけるワーケーションの促進や本社の地方移転など追い風となる地方回帰の動きも出ています。
取り組み
NTT東日本新潟支店では、2021年5月より、”産官学金”一体となったコンソーシアムのプロジェクトリーダーとして、上越妙高駅周辺エリアに新潟県初となる屋内外型ローカル5Gラボ「スマートテレワークタウン・ローカル5Gラボ@上越妙高」の整備事業を開始しました。若者が希望するような企業誘致につながる魅力あるスタートアップ拠点の整備、産業の活性化を促すイノベーティブな共創環境の提供を目的としています。
屋内ラボでは、広いスタジオ内でローカル5Gを活かした高速大容量通信による高精細映像で臨場感あるイベント配信や会議開催が可能になっています。
屋外ラボでは釜蓋遺跡公園を活用し、ドローン飛行や除雪機自動走行など、様々な規模での実証実験が可能であるほか、先進技術を活用した屋外でのスポーツイベントの開催も可能になっています。
屋内ラボでは、広いスタジオ内でローカル5Gを活かした高速大容量通信による高精細映像で臨場感あるイベント配信や会議開催が可能になっています。
屋外ラボでは釜蓋遺跡公園を活用し、ドローン飛行や除雪機自動走行など、様々な規模での実証実験が可能であるほか、先進技術を活用した屋外でのスポーツイベントの開催も可能になっています。
今後の展望
今後は、スマート農業や自動除雪機の運行、eスポーツやAI顔認証にローカル5Gの通信技術を活用することで先駆的ビジネスを創出し、地域の価値を高め人口流出の抑制を行い、人を呼び込む好循環モデルの創出を目指していきます。
前川秀樹 氏
(写真一番右)
お客様の声
昨今のコロナ禍の影響から、国内全体で働き方の価値観が変わり始めています。例えばワーケーションや、首都圏から地方への本社移転など、地方回帰とも言える価値観も定着してきました。この契機を捉え、若者の新潟離れを解決するには今しかない!と考え、所縁のある上越妙高の地に、起業創業を促すような他の地域にはない差別化されたスタートアップ拠点の整備に取り組むことにしました。
NTT東日本にはパートナーとして、技術力や地域の様々な企業とのリレーションを活かした窓口として期待してます。