実際のお客様の声を、目的別・業種別でまとめました!
防犯だけじゃない!?カメラ活用事例集

私たちの生活に密着した食材、そして毎日の食卓に欠かせない存在が鶏卵です。株式会社くらもちは平飼い鶏舎などの設備を充実させ、鶏たちがのびのび、ストレスなく卵が産める環境づくりに力を入れています。厳しい検査、安全基準が求められる食品業界にあって、くらもちはどのようにギガらくカメラを活用し、安全な工場環境を実現しているのでしょうか。導入の経緯、運用の手応えを聞いてみました。(取材2022年2月)
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防犯だけじゃない!?カメラ活用事例集
Summary



――食品工場へのギガらくカメラの展開にはどのような背景があったのでしょうか? 液卵工場から導入に踏み切った経緯についてお聞かせください。
昨今の食品工場は「フードディフェンス」という概念が導入されています。これは食品の供給プロセスにおいて、意図的な危害が加えられないようにディフェンスするということ。食品工場では、毒物や異物などの「決して入ってはいけないもの」が、「意図的に混入されるのを防ぐ」という施策になります。
私たちは関東圏をメインとして、スーパーにパック卵を販売しています。また、殻を割った液卵を飲食店、洋菓子工場などに卸す液卵工場もあります。どちらも納入先から「安全」を求められることは同じですが、より高いレベルでフードディフェンスが求められるのが液卵工場です。工場内で働くスタッフの服装もより厳格な衛生基準に基づくものですし、生産ラインの設計や管理手法もパック卵の工場よりも厳格です。
ここ坂東液卵工場には2020年にギガらくカメラを導入しました。その他の鶏卵工場、鶏舎にも導入を進めていますが、全工程をカメラで監視しているのは液卵工場のみとなっています。「卵を割って中身を取り出す」という工程があるため、格段に重要度が高いと判断しました。
――食品業界で厳格な安全基準が求められる中、監視カメラの導入も必須のものになってきているのですね。
鶏卵工場にも中小から大手までさまざまな規模がありますが、監視カメラの導入は業界的にも始まったばかりで、今後は必須の設備になっていくことは間違いありません。フードディフェンスは「第三者などの意図的な混入を防ぐ」ものですが、人の作業によるものなので、必ずヒューマンエラーはあります。たとえば、異物を落として液卵に混入してしまったり、ラベルを貼り忘れてしまったりといったミスです。
液卵を使用する洋菓子工場などでトラブルが発覚した場合、納入した液卵工場には一斉に確認要請が入ります。その時点で映像を確認して、「こちらの生産ラインでは問題が発生しておりません」と証明する。それもギガらくカメラの大きな役割です。液卵工場では1日に何万個という単位で卵を割り、出荷します。その生産ラインの状態、コンディションを人の「記憶」や帳票などへの「記録」ではなく、「映像」として残すこと。これが液卵工場のスムーズな稼働、お客さまへの安心の担保につながるのです。監視カメラは以前から導入はしていましたが、管理や運用は満足がいくものではなく、フードディフェンスの機運が高まる中、ギガらくカメラのフル導入に至ったのです。

――既設の監視カメラに感じていた課題、ギガらくカメラを選定された決め手について、あらためてお聞かせください。
坂東液卵工場が稼働を始めたのは2015年のことです。当時は地元の電機業者に依頼し、ハードディスクレコーダーに映像を録画するオンプレミス型のカメラを導入していました。ただ、全行程を網羅するほどの台数はなく、ハードディスクと接続するために配線が複雑化していました。現場からは整然とした配線で運用したいという要望が寄せられていましたし、オンプレミス型ですからハードディスクが破損するとデータも消失してしまいます。万が一の際に振り返りができなければ本末転倒です。クラウドサーバーに保存し、データ消失リスクを減らしたいという思いもありました。
そこで、電話設備で接点があったNTT東日本に相談。インターネットを介してどこからでも映像が確認でき、安心して運用できるクラウド型カメラサービスとしてギガらくカメラの導入を決めたのです。カメラのハード面の特徴としては、工程で手もとまで映せるズーム機能にも魅力を感じましたね。
――安全管理に重要な役割を担うギガらくカメラにより、どのように監視体制を構築されたのでしょうか。
フードディフェンスの観点では、人員の出入り口、出荷口など外部との接点、そして人の流れを広い画角のカメラで捉えています。また、トラブル対策としては工程を全般的に追えるようにカメラを設置。殻を割ってから「液卵を袋に入れ、密封する」という工程があるのですが、その際に「スタッフが異物を入れていない」と証明できるよう、手もとをズームできる機種を選定したのです。
カメラはオンプレミス型カメラと合わせて18台稼働しています。ズーム機能を備えたカメラに加え、工場内をワイドに捉える魚眼タイプ、固定して人流を捉える壁かけタイプなど、さまざまなバリエーションで工場内をあらゆる確度から捉えています。
ギガらくカメラには、オフィスのパソコンだけではなくタブレット、スマートフォンなどで出先から見られるというメリットもあります。映像を確認できるのは私と工場長ら幹部のみですが、「監視」だけではなく、従業員の働きぶりを見て安心するといった使い方もできています。

――ギガらくカメラの効果はいかがですか。導入前とのビフォア・アフターで比較してお聞かせください。
先ほどお話しましたように、人間が関わることですから、どうしてもミスが発生し、時には納入先からの問い合わせにつながることもあります。これまではミスの原因を究明することは容易ではなく、厳しく注意喚起を促すだけにとどまっていました。しかし、ギガらくカメラで映像を確認することにより、問題の究明、確定ができます。そこで、お客さまには「○時○分、○○の工程でミスが発生。ヒューマンエラーを防ぐよう、以下の対策を施します」といった報告が提出できるようになるのです。お客さまからの信頼の担保、そして工場の安全性のさらなる向上が実現できました。

――今後の使用法、機能のフル活用はどのようにお考えですか?
既設カメラは場所も画角も固定でしたが、ギガらくカメラはズーム機能が活用でき、さらに移設も比較的自由にできます。工場内は生産性の向上に向け、常に動線を見直していますし、新たな生産ラインの増設もあります。柔軟に対応でき、監視体制をブラッシュアップできるのはギガらくカメラならではのメリットと言えるでしょう。
また、人感センサーの活用により、不審者の侵入を検知する防犯カメラとしても活用できます。これまで重篤なトラブルはありませんでしたが、早朝の搬出時、ドライバーが迷って工場敷地を歩いていたこともしっかり検知したので、注意を喚起し同様のトラブルを防ぐ手立てを講じることができました。
――食品工場の安心・安全を守るために大きな役割を果たしているギガらくカメラについて、今後の期待をお聞かせください。
私たちの会社は一般卵も販売していますが、力を入れているのは「平飼い卵」です。鶏舎内を自由に動き回れる環境で育ったたまごはたくさんの消費者に支持を頂いております。
平飼いたまごは、動物愛護の観点から消費者が飼育方法に賛同を頂いていると考えております。
しかし、卵を見ただけでは、それが平飼い卵かどうかは判別できません。私たちの鶏舎にカメラを広く導入して「平飼い卵」だと証明できれば、ブランディングにもつなげられるでしょう。
また、養鶏場では高病原性鳥インフルエンザがたびたび発生しており、出入りする人員や車両の消毒を徹底するなど、衛生管理基準の遵守・厳格化が進められています。今後は工場内に限らず外部にもカメラを設置し、出入りするトラックなども記録できれば理想的です。
2020年から食品を扱う全事業者に「HACCP(ハサップ)」による衛生管理の義務化がスタートするなど、食品の安心・安全を求める動きは高まる一方です。今後はどんな規模の食品工場、鶏舎であっても監視カメラが必須のものになっていくのは避けられません。運用を進めて知見を積み重ね、安全面で優位性を発揮していければと考えています。
目的に合わせたカメラの選び方や設置方法についてガイドします。
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