RPAで、効率的なデータ入力が可能に。

2017年4月の都市ガス全面自由化を機に、レモンガス株式会社は都市ガス事業に参入した。顧客増加につながり喜ばしい反面、同時に事務作業における課題も見えてきた。それは、システムの間のデータ入力に多くの時間がかかり人手を要すること。あるシステム内のデータをもとに別のシステムに投入する作業を人力で行っていた。これを解決するために既存のシステムを変更することも検討したが、それには相当な時間と費用が必要だった。NTT東日本に相談したところ、データ入力作業を自動化できるRPAソフトを紹介された。

今回RPAを導入したのは、顧客情報を確認し情報を投入する作業。顧客からの受付情報は表計算ソフトで管理しているが、そこからキャンペーン対象となる顧客情報を別途管理システムにデータ投入する必要があった。その作業をRPA化した結果、これまで社員2人がかりで約80時間かかっていた作業が、約50時間で完了するように。さらに作業ミスも減ったため、作業予定が正確に組めるようになったという。最近では、登録されている顧客情報の確認作業にもRPAを導入し、さらなる業務効率化を実現している。