フレッツ・キャスト の通信品質について

• 2023.7.31 (月)
  Posted by NTT東日本

NTT東日本が提供する閉域接続サービス「フレッツ・キャスト」と、インターネットを用いて、日本国内で通信品質の測定を実施しました。
その結果、フレッツ・キャストはインターネットよりも速度が速く、ゆらぎが少ないという検証結果となりました。

• ※
  本測定は、あくまで一つの検証結果であり、必ずしも通信速度を保証するものではございません。

• 計測拠点：東京
• 対象ネットワーク：フレッツ・キャスト、インターネット
• 利用回線：
  ①フレッツ・キャスト ⇔ フレッツ光クロス
  ②フレッツ 光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ ⇔ フレッツ光クロス
• 計測経路：2経路（東京都台東区～千代田区）
• 計測期間：2022/3/28（月）20:00～22:15
• 測定器：横河計測株式会社 「AQ1300シリーズ」

• 試験は測定器を用いてRFC2544に準拠した下記の3項目を行いました。
  • ※
    RFC2544とは・・・イーサネットサービスおよびネットワークシステムのパフォーマンスを評価するための標準ベンチマーク手法

• ①スループット：ロスしない最大レート（ネットワーク機器がフレーム信号を取りこぼしなく、転送できる最大のトラフィック量）
• ➁レイテンシー：フレームの遅延時間（ネットワーク機器がフレーム信号を転送するときの遅延時間）
• ③遅延時間ゆらぎ：遅延時間の相対的な変動量（ネットワーク機器がフレーム信号を転送するときの遅延時間のゆらぎ）

測定結果は下表の通りとなります。 各試験10秒間の測定値で記載。

• ※
  レート（％）＝ある一定の時間でどのくらいのデータ量を伝えることができたのかを示す値（データ転送速度）

①スループット

各フレーム長のレート、ビットの結果から概ねフレッツ・キャスト回線が優位な結果となりました。

＜フレッツ・キャスト＞

• 横にスクロールします

＜インターネット＞

• 横にスクロールします

• ※
  アドレス長1518は測定器がパケット分割を元に戻せない仕様のため正確な測定ができなかった

➁レイテンシー

各フレーム長のレート、Store＆Forwardの結果からフレッツ・キャスト回線が優位な結果となりました。

＜フレッツ・キャスト＞

• 横にスクロールします

＜インターネット＞

• 横にスクロールします

• ※
  アドレス長1518は測定器がパケット分割を元に戻せない仕様のため正確な測定ができなかった

③遅延時間ゆらぎ

各フレーム長のレート、最大値の結果からフレッツ・キャスト回線が優位な結果となりました。

＜フレッツ・キャスト＞

• 横にスクロールします

＜インターネット＞

• 横にスクロールします

• ※
  アドレス長1518は測定器がパケット分割を元に戻せない仕様のため正確な測定ができなかった

フレッツ・キャストはフレッツ網のみを経由するIPネットワークのため、インターネットと比較して通信が混みにくく、ゆえにフレッツ・キャストのほうが安定した高速なネットワークであると推測できます。

• ※
  測定する拠点、時間帯、期間、使用するISPプロバイダ等によって結果が異なる場合があります。

今回、「フレッツ・キャスト」と、インターネットの通信品質の測定を行い、フレッツ・キャストのほうが通信品質が安定しているという検証結果となりました。
本コラムに掲載している数字は一つの検証結果となるので、必ずしも通信速度を保証するものではございません。
今後も、通信品質等に関する検証結果のコラムを掲載していきますので、ぜひご覧ください。

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