失敗しないストレージの選び方10のポイントをご紹介
オンラインストレージの選び方ガイド

監修 NTT東日本 コワークストレージ開発担当
「リスク管理ってどうやったらいいんだろう?」
「企業でリスク管理というと、どういうことをするのかな?」
このようにお考えではないですか?
企業においてのリスク管理とは、想定しうるリスクを洗い出して損失を最小化するための施策を打つことを指します。

企業においてのリスクとしては、主に「事業機会における戦略的リスク」と「事業の遂行に関するリスク」のふたつに分けられます。そしてそれぞれが、いくつかの種類に分類されます。
|
純粋リスク
|
投機的リスク
|
|---|---|
|
災害や情報漏えいなどのように損失のみを発生させるリスク
|
利益と損失の両方が発生する可能性のあるリスク
|
これらリスクに対して企業が持つべき方針としては、実は「排除する」というものだけではありません。例えば事業拡大などはある程度リスクを想定しながら推し進めるべき場面もあるためです。
リスク管理の考え方として具体的には、以下の4つがあります。

この中でも特に企業が防ぎたいリスクの代表的なものが、災害リスクや情報セキュリティのリスクです。災害によるデータ破損や情報漏洩などは、確実に防がなければなりません。そしてこれらは適切な方法を取ることで、限りなくリスクをゼロに近づけることができます。
そこでこの記事では、リスク管理の基本的な情報を中心に、以下の内容について詳しく解説していきます。
失敗しないストレージの選び方10のポイントをご紹介
オンラインストレージの選び方ガイド
Summary


冒頭でも解説した通り、リスク管理とは想定しうるリスクを洗い出して損失を最小化するための施策を打つことを指します。
企業の価値を維持または高めるためには、万が一の際の損失を最小限に抑える必要があります。そのためには損失につながる可能性のあるリスクを洗い出して管理し、損失を回避したりできるだけ低減しなければなりません。
企業が管理すべきリスクとしては、例えば以下のようなものがあります。
こうしたリスクを十分に想定し、あらかじめ対策を取って管理しておくことで、万が一の際の損失を最小限に押さえることが可能です。
例えば、サイバー攻撃によって大切なデータが失われないように、あらかじめクラウドにバックアップを取っておく、などの施策もリスク管理のひとつの方法です。
リスク管理とよく似た言葉に「危機管理」というものがあります。このふたつは密接に関係のある言葉ではありますが意味は明確に違います。
リスク管理が損失を未然に防ぐための施策を打つことであるのに対し、「危機管理」は危機的状況が起きてしまった際に損失を最小限にするための施策を打つことです。
|
リスク管理
|
危機管理
|
|---|---|
|
損失を未然に防ぐための施策を打つこと
|
危機的状況が起きてしまった際に損失を最小限にするための施策を打つこと
|
つまり、リスク管理は損失を「防止するための施策」です。自然災害や情報漏えいのリスク、サイバー攻撃のリスクなど管理すべきリスクは、いつどこでそのような状況において発生するかを正確に予測しづらいものです。そうしたリスクをそもそも「防ぐ」ための施策がリスク管理です。
そして、どれだけ対策を取っても全てのリスクを100%完全に排除することはできません。そこで、万が一危機的状況が起きてしまった際に、どのようにして損失を最小限にとどめるのかといった施策もあらかじめ準備しておく必要があるのです。それが、「危機管理」です。

この章では、企業が備えておくべき代表的なリスクについて解説します。
「リスク」というと一般的には「危険性」といった認識をされることが多いのですが、実はその限りではありません。企業におけるリスクには、「純粋リスク」と「投機的リスク」のふたつの種類があります。
|
純粋リスク
|
投機的リスク
|
|---|---|
|
災害や情報漏えいなどのように損失のみを発生させるリスク
|
利益と損失の両方が発生する可能性のあるリスク
|
それぞれについてみていきましょう。
「純粋リスク」は、災害や情報漏えいなどのように損失のみを発生させるリスクのことです。例えば以下のようなものが純粋リスクとして挙げられます。
純粋リスクは発生の予測が難しいものの、一度発生してしまうと企業にとって再起不能なほど大きなダメージを与えかねません。従って企業としてはあらかじめ対策を取って、損失を回避させる必要があります。
「投機的リスク」は、利益と損失の両方が発生する可能性のあるリスクです。例えば新規事業を行う際に、ある程度の損失を覚悟で積極的に利益を取りに行くといった戦略的なリスクです。
投機的リスクには以上のようなものがあります。これは「ビジネスリスク」とも呼ばれ、リスクを低減することだけが一概に良いこととは見られません。なぜなら、投機的リスクの場合はある程度損失を覚悟で積極的に動いたほうが大きなリターンが得られる可能性もあるためです。 投機的リスク管理を行う場合には、リスクを減らすことだけを考えるのではなく、社会情勢なども踏まえてリスクをなるべく正確に判断し、可能な限り抑える方法を取ることが求められます。
これさえ読めばまるっとわかる!
コワークストレージ サービス紹介資料

それではここで、リスク管理における4つの考え方についてみていきましょう。ここまでにも解説した通り、リスクにも様々な種類があるため全てを完全に排除するといった方法を取ることはできません。
想定しうるさまざまなリスクに対してどのようなスタンスを取るべきかはあらかじめ決めておく必要があります。
ここでは、以下の4つの考え方について詳しく解説していきます。

まずは、リスクそのものを完全に取り除くという考え方です。これは、特に危機的状況の発生頻度が高く、なおかつ発生した際の影響が大きいリスクに対して検討されます。具体的には以下のような状況において行われます。
リスクに対して利益を見込めない場合に、その事業からの撤退や売却することが一般的な「リスク回避」の例です。自然災害リスクなどに関しては、リスクの高い地域からの移転でリスクをほぼ完全に取り除けることもあります。
リスクでの被害を低減することも重要な考え方です。例えば、リスクの中には企業がどれだけ対策を練っても避けられない危機的状況があります。例えば以下のような純粋リスクがそれにあたります。
これらのリスクは企業がどれだけ防止に努めても、被害を受ける可能性はあります。例えば地震による影響を最小限に抑えるために、工場を耐震補強するといった方法がこれにあたります。新型コロナなど感染症に対しても、あらかじめテレワークも可能な環境を整備しておくことで被害を最小化することも可能です。 これらについての対策には、リスクによって様々な方法が検討されます。
リスクの影響を別の場所に移す、「移転」という方法もあります。これはあらゆるリスクに関して検討しておくべき考え方です。 よくある例としては「保険への加入」などがあります。地震や台風などの自然災害はもちろん、保険に加入することで、危機的な状況が起こり被害があったとしても、別の場所から補填することが可能となります。 その他には、業務を専門家にアウトソースすることも移転の代表的な例です。 自社が保有するデータのバックアップを、データセンターやクラウドに保存してリスクに備えることも一般的です。近年では企業がクラウドストレージを導入することで、データを失うリスクを分散する企業が増えています。リスクを受け入れることも、リスクの種類によっては必要です。とくに投機的リスクの場合にはある程度のリスクを受け入れたうえで行動を起こす必要があるでしょう。

それではここからは、リスク管理の具体的な事例について解説します。ここでは、一般的に対策を取っておくべきリスクとして「自然災害リスク」と「情報セキュリティリスク」に対しての対策事例を見ていきましょう。
それぞれ解説していきます。
| リスク管理のきっかけ | |
|---|---|
| もともと地震発生率の高い場所に親会社があったが、東日本大震災で本格的にBCP策定を始動 | |
| 行ったこと |
親会社と地理的に離れており、事業をしやすい環境を探した |
| 結果と効果 |
緊急時にカバーしにくい医療分野に特化した会社を長崎に創立。グループ全体でも事業継続対策を行った |
90年以上ものあいだ食品・化学・医薬・環境など幅広い分野で事業を展開してきた株式会社オーカワラテックは、災害リスクの少ない地域のBCPの拠点を設置しリスク低減を目指しました。
BCPとは事業継続計画のことで、自然災害や火災、テロなどの緊急事態が起こった際にも損失を最小限に抑えて事業を継続するための計画のことです。
同社の親会社の所在地は、地震の発生率が高いことを懸念していました。
東日本大震災をきっかけに、親会社はBCPに力を入れるようになります。地理的に親会社から遠い九州が検討されました。地震の発生率がひくく「ものづくり」への環境が親会社のある静岡に近い長崎を候補地としました。また同社が保有する高度な技術を保管するために、長崎県内に協力企業も探しました。
その結果2020年には長崎にオーカワラグループのBCP拠点として「オーカワラテック(株)」を創業しました。特に、災害が発生した際にすぐにカバーができない医療分野に特化した会社となっています。
BCP拠点を作ったことで医薬分野の見直しだけでなく、グループ全体で事業継続のための対策を行うことができました。
出典:「災害リスクが少ない地域にBCPの拠点を設置」はこちら![]()
| リスク管理のきっかけ | |
|---|---|
| 個人情報管理における事故を重く受け止めて強化を実施 | |
| 行っていること |
プライバシーマーク取得を目指し個人情報保護の体制を整えている |
| 結果と効果 |
平成27年にプライバシーマークを取得。従業員の間で情報セキュリティへの意識付けができた |
訪問介護サービスを手掛ける株式会社ホスピタリティ・ワンは、カルテなどの個人情報管理で事故が発生した経験を重く受け止め、情報セキュリティ強化に取り組むことになりました。
同社は一般財団法人日本情報経済社会推進協会のプライバシーマーク取得を目指しました。プライバシーマークを取得すると、行政担当者や患者から高いレベルの情報セキュリティ環境があることが証明されます。同社は平成27年にプライバシーマークを取得しました。
しかし同社は現在においてはプライバシーマーク取得よりも、その過程に重きを置いています。プライバシーマーク取得に取り組むことで同社のセキュリティ上の問題点に気づき、従業員の間でも意識付けができるようになったことも大きな変化のひとつと言えます。
出典:「稼ぐ力を支えるリスクマネジメント|中小企業庁」はこちら![]()
これさえ読めばまるっとわかる!
コワークストレージ サービス紹介資料


洗い出したリスクを分析します。リスクは、誰にとっても同じように認識されるものではありません。人によっては「軽い」と感じるものでも、別の人にとっては「重い」と感じるものもあります。具体的な指針がないと、社内またはチーム内でスタンスを共有できません。
そのため、分析を行って客観的評価を下すのです。
具体的にはひとつひとつのリスクに関して、「影響の大きさ」と「発生確率」を特定して分析します。それぞれを分析したうえで、先ほど第三章で解説した4つの考え方に当てはめていきます。


リスク管理は全ての企業が取り組むべき急務と言っていいでしょう。ここまでにも解説してきた通り、事業やプロジェクトを行うえであらゆるリスクは想定すべきなのです。
「リスク管理」というと、従来ははっきりした明確な指針などはありませんでした。企業によって、またはプロジェクトチームによって危機感は異なっており、それぞれの対策もここに委ねられているものだったのです。
しかし近年はリスク管理のプロセスや方法論に関し、手法が定まりつつあります。企業はリスクについて一から検討するのではなく、既存のプロセスに準じて行うことで効率的かつ安全にリスクを管理できるようになっています。
リスク管理を行うことの弊害は、企業の利益を損なうばかりではありません。信頼性を大きく損なうだけでなく、企業に再起不能のダメージを与えることもあります。またその影響は子会社や関連会社にも及びます。
リスク管理を怠ることによる最も重大なダメージは、顧客への影響です。顧客に大きな損害を与えかねないのが、企業の抱えるリスクだということを十分ご理解いただき、回避または低減できるようぜひ対策を取っておきましょう。

もしも、データのリスク管理についてお悩みならぜひNTT東日本の「コワークストレージ」をご検討ください。コワークストレージは、中小企業向けのクラウドストレージサービスです。
コワークストレージの特徴としては以下の3つが挙げられます。
コワークストレージは強固なセキュリティシステムでお客様の大切なデータを守ります。
このような充実したセキュリティにより、万が一にもお客様のデータが破損されないように万全を期しています。
以上この記事では、リスク管理の基本的な情報を中心に、以下の内容について詳しく解説してきました。
|
この記事のポイント
|
|---|
|
この記事をお読みいただくことで、リスク管理について理解を深めて対応策を網羅できたかと事と思います。ぜひこの記事を参考に、リスク管理を始める第一歩を踏み出していただければ幸いです。

監修 NTT東日本 コワークストレージ開発担当
NTT東日本のサービスであるコワークストレージの開発をしております。
クラウドストレージはもちろん、関連するデータ管理や共有方法などを中心に中小企業の皆さまに役立つ情報をご紹介しています。



デスクトップ感覚の使いやすさはもちろん
コワークストレージプラスのお試し利用も体験できます!
体験終了後は自動解約なので安心してお試しくだい!
コワークストレージ無料トライアル

初心者でも書ける平面図|基本的な書き方やアプリ・CADの種類を紹介

「仕事のミスが多い」と悩むのは今日で終わり!実践7つの対策を解説

【図解で解説】効率的なフォルダ管理のルールと手順を徹底解説

【3分で分かる】エクセルをメール添付する方法と注意すべきポイント

ストレージとは?初心者向けに基礎知識から選び方まで徹底解説

安全に利用できる大容量ファイル送信サービス13選
お電話でのお問い合わせ
0120-116-032
受付時間 平日9:00~17:00
年末年始(12/29~1/3)を除く
お気軽にお問い合わせください