記事をPDFでご覧いただけます
本記事をPDFでもご用意しております。ダウンロードの上、社内回覧などでご活用ください。

インターネット需要の高度化を受け、インターナップ・ジャパン株式会社(以下INAP Japan)は、独自技術「Route Optimizer(ルート・オプティマイザー)」による超低遅延インターネット接続サービス「Performance IP(パフォーマンス アイピー)」を軸に、国内外の多様な企業にITインフラ全般を提供してきました。2020年には駒込データセンターに新アクセスポイントを設置し、バイリンガル対応・高品質ネットワークを備えたグローバル仕様のサービス提供を開始しました。

Summary

インターナップ・ジャパン株式会社 営業部長 中村 慎輔氏
――現在、どのような事業を展開されていますか。
中村氏:INAP Japanは、米国に本社を置き、グローバルITネットワークサービスを提供するINAPグループの日本法人です。東京と大阪に拠点を持ち、法人向けのインターネットサービス全般を幅広く提供しています。
サービスの軸となっているのは、米国INAP社で開発された最適経路選択技術「Route Optimizer」を使った法人向けの超低遅延インターネット接続サービス「Performance IP」です。「Route Optimizer」は、インターネットに試験パケットを常時送信することでカーナビのように自動で経路を最適化し、遅延やパケットロスを最小化するINAP独自の技術です。
徳永氏:お客さまの業種は、リアルタイム性を重視する金融機関やオンラインゲーム業界、IT・クラウド業界、メディア・コンテンツ業界など多岐にわたります。お客さまの約半数が海外企業で、日本にはデータセンターにシステムだけを置いている企業も少なくありません。そのため、弊社の日本語/英語によるカスタマーサポートも高く評価されています。24時間365日ネットワーク運用をするエンジニアは国籍もさまざまで、高い技術力と多様性を強みに文化や商習慣の違いを超えてスピーディかつ柔軟に対応しています。このバイリンガルITサポートをサービス化した「トリプル・トリニティ・サービス(TTS)」も弊社の付加価値の一つで、ITサービス事業者とユーザー間を言語仲介し、機器の保守・故障などの一時受付を代行するサービスです。
中村氏:NTT東日本とは以前から、我々のインターネット接続サービスのアクセス回線としてNTT東日本の回線サービスを提案するなど、事業パートナーとしての関係を築いてきました。2020年からは駒込データセンターに新たなアクセスポイントを設置し、既にNTT東日本との連携により海外の大手情報セキュリティベンダーとの成約実績もあります。

インターナップ・ジャパン株式会社 営業部 セールスマネージャー 徳永 奈緒子氏
――数あるデータセンターの中でNTT東日本の駒込データセンターを選んだ理由をお聞かせください。
中村氏:INAPのインターネット接続サービスと合わせて、データセンターも利用するお客さまが多いため、昨今のユーザーの要望に応える高スペックなファシリティを備えている点が決め手になりました
駒込データセンターは超高発熱機器にも対応可能な電力量や空調、建物耐震性など優れたファシリティを備えています。特に最近はスペックの高い高発熱サーバーを導入するお客さまが多いため、利用可能な電力量はデータセンターを選ぶポイントになります。
また、海外のお客さまは日本の地震や津波を警戒するため、免震ビルや水害リスクが低い立地も大きなアドバンテージです。我々は災害時の代替オペレーションセンターとして駒込データセンター内の「BCPスペース」も利用しており、いざというときにすぐに駆け付けられる立地の良さも魅力です。

2012年7月に開設した駒込データセンターは、2駅3路線からアプローチできる都市型データセンターです。複数の免震装置を備えた免震ビルでは、7段階の強固な情報セキュリティ対策を実施。高発熱機器に対応できる電力容量や高効率気流冷却方式「アイルキャッピング®」も備えています。LED照明や太陽光発電、壁面緑化など省エネ設備を導入し、環境にも配慮しました。運用業務代行などマネージドサービスも提供しています。

代表取締役CEO奥野政樹氏が在日米国商工会議所(ACCJ)のイベントで登壇した際の感謝状

ネットワーク・オペレーション・センター(NOC)では24時間365日ネットワークを監視
――駒込データセンターでどのようなビジネスを展開する予定ですか。
中村氏:駒込データセンターにアクセスポイントを設置することにより、我々のバイリンガルITサポートや高品質インターネット接続サービスを備えたグローバル仕様のデータセンターとして、駒込データセンターを提案することが可能になりました。駒込データセンターにお客さまのサーバーがあれば、INAPのアクセスポイントへ構内で接続でき、より高品質で遅延の低いインターネットをご利用いただけます。さらに駒込データセンターまでの回線の引き込みもNTT東日本の豊富なメニューの回線サービスとセットでエンドユーザーさまに提案でき、ワンストップでの提供も可能です。
徳永氏:最近は海外のお客さまが、日本のみならずアジア各国へのコンテンツ配信やホスティングサービス、クラウドサービスなどを行うために、日本のデータセンターを使う事例も増えています。特に増えているのは中国の事業者です。本来は距離があるので通信遅延が発生しやすいのですが、「Route Optimizer」の技術を使うことで、中国国内と比べても引けを取らないスピードを提供することができます。
NTTブランドは海外での認知度も高く、信頼性があります。ゆくゆくはアジア圏におけるグローバルハブとして国内外の多くのエンドユーザーにご利用いただけるように、NTT東日本と共に駒込データセンター を育てていければと考えています。
――今後、NTT東日本とどのように協業し、エンドユーザーにどのような価値を提供していこうと考えていますか。
中村氏:INAP JapanではIT企業のための言語サポート「トリプル・トリニティ・サービス」を提供しています。今後はこういったマネージドサービスを展開し、NTT東日本データセンターのグローバル化・外資系企業との取引拡大につなげたいと考えています。NTT東日本とは、同じ目的に向かって同じ速度で走ってもらえるビジネスパートナーとして、これからもお付き合いしていきたいと思っています。
徳永氏:近い将来、データセンター間接続が実現すれば、NTT東日本の全データセンターからINAPの「Route Optimizer」を利用できるようになります。我々が協業することにより生み出される「ハイスペック×グローバル」という強みをNTT東日本の全データセンターに展開することができ、他のデータセンター事業者との競争優位性をさらに高めることができると考えています。

【本案件の担当者】
NTT東日本 ビジネスイノベーション本部 プロダクトサービス部 ビジネス共創プロジェクトチーム 担当課長 小島 章教
NTT東日本のビジネス領域は、国内の新潟、長野、山梨、神奈川以東の東日本エリアが中心ですが、ここ数年海外企業の東京近郊のデータセンター利用ニーズが急増しています。インターネットを活用したビジネスをグローバルに展開されるお客さまが増えていることが主な要因です。日本国内のデータセンターの需要が高まる中、距離的な遅延を克服するため、INAP様のインターネットビジネスにおける知名度と信頼のNTTブランドを生かし、ネットワーク回線を含めたデータセンタービジネスをともに盛り上げていきたいと思っています。記事にもあるようにINAP様の高い技術力と多言語対応はNTT東日本にとっても魅力です。今後も協業により、相互の強みを発揮し、ユーザー開拓と高い顧客満足度の獲得に努めてまいりたいと思います。

記事をPDFでご覧いただけます
本記事をPDFでもご用意しております。ダウンロードの上、社内回覧などでご活用ください。
