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「ひかりクラウド電話 for Microsoft Teams」の資料

栃木県高根沢町では、2028年の開庁をめざす新庁舎整備の一環として、まず仮庁舎への移転が行われました。この移転を機に、老朽化した電話交換機が抱える課題の解決とBCP(事業継続計画)対策の強化を目的に、NTT東日本のクラウド電話サービス「ひかりクラウド電話 ダイレクト for Webex Calling」を導入。将来の本格運用を見据え、一部門からの「スモールスタート」で効果を検証し、未来の働き方改革と住民サービス向上につなげるための挑戦が始まっています。今回は高根沢町役場新庁舎整備課 大貫氏、教育委員会事務局 正田氏に、導入の経緯や成果についてお話を伺いました。
【インタビューイー】
高根沢町 新庁舎整備課 新庁舎整備係 係長 大貫 祥明氏
高根沢町 教育委員会事務局 学校教育課 学校支援係 係長 正田 大輔氏
Index

(写真左から)高根沢町 新庁舎整備課 新庁舎整備係 係長 大貫 祥明氏、教育委員会事務局 学校教育課 学校支援係 係長 正田 大輔氏
高根沢町は栃木県のほぼ中央、県都宇都宮市の東隣に位置し、JR宇都宮駅まで電車で約15分というアクセスの良さからベッドタウンとして発展してきました。主な産業は米やいちごを中心とした農業ですが、工業団地も立地しています。人口は約28,000人、職員数は約230人。財政規模は2024年度当初予算で約150億円です。この高根沢町で、築60年を超える庁舎の老朽化にともない、2028年の開庁をめざす新庁舎の整備が進められています。その第一段階である仮庁舎への移転を機に、NTT東日本の「ひかりクラウド電話 ダイレクト for Webex Calling」を導入。BCP(事業継続計画)対策の強化と、将来の柔軟な働き方の実現に向けた挑戦が始まりました。


ーーマルチデバイスでの利用や管理面での変化はありましたか。
正田氏:現在は、固定電話機を基本としながら、一部でスマートフォンも2台導入しています。スマートフォンは自席に縛られずに使えるため、別の作業をしながら通話するなど、便利に活用しています。今後、全庁的に導入が進めば、メッセージ機能なども活用でき、さらに利便性が高まると期待しています。
管理面では、コントロールハブ(管理画面)から担当課の電話機設定を一括で変更できるため、一台ずつ設定する手間がなくなり、作業効率が格段に向上しました。
ーー将来的な人員配置の変更にも柔軟に対応できるようになったのですね。
正田氏:はい。まだ実績はありませんが、今後の人事異動によって課ごとの必要な電話機の台数が変わることも想定されます。Webex Callingであれば、人員の増減に応じて契約台数を柔軟に変更できるため、常に最適な台数の電話機を配置することが可能です。これにより、機器の有効活用とコストの最適化が実現できると考えています。

ーー数あるサービスの中から、導入を決める上で特に重視された点は何でしたか。
正田氏:導入の決め手となったのは、まず既存の電話番号を交換局の制限なくそのまま利用できる「番号ポータビリティ」です。庁舎を移転するという条件下において、これは非常に大きなポイントでした。
また、他のクラウド音声サービスと比較して「音声品質が良好」であったことも挙げられます。さらに、これまで適正台数が不明確なまま運用していた電話環境を、職員自身がマニュアル整備などを通じて模索し、より効果的なものへと改善していける点も大きな魅力でした。
ーー最終的にNTT東日本をお選びいただいた決め手を教えてください。
大貫氏:NTT東日本はWebexとの間に専用回線を保有しており、安定した通信が期待できることです。また、今回は仮庁舎への移転という特殊な状況でしたが、本庁舎(従来型の電話環境)と仮庁舎との間の電話連絡が、NTT東日本のサービスを活用することで無料になったことも、コスト面での大きなメリットでした。

ーーこのシステムの活用について、今後の展望をお聞かせください。
大貫氏:最終的な目標は、職員自身の携帯端末やパソコンで電話応対が可能になることです。それが実現すれば、庁舎内に電話機を設置する必要がなくなり、設備費用を大幅に圧縮できるだけでなく、業務効率も飛躍的に改善される可能性があります。職員の働き方が大きく変わる可能性もあり、その影響は決して少なくないと考えています。
もちろん、セキュリティ面など、ソフトとハードの両面で整備すべき課題は多くあります。そのため、一度に全てを実現するのではなく、今回の仮庁舎移転のように、実際の業務に落とし込みながら、どのような影響や課題があるのかを慎重に検討し、一歩ずつ着実に進めていきたいと考えています。
ーー最後に、NTT東日本への期待をお聞かせください。
正田氏:今後は、庁内連絡機能やメッセージ機能の活用も検討していきたいと考えています。NTT東日本には、今回のクラウドPBXを起点として、ネットワーク環境全体をどうしていくかという、より大きな視点での提案を期待しています。電話環境とネットワーク環境が一体化していく中で、両方を含めた全体的な提案をいただけるのは、NTT東日本ならではの強みだと感じています。これからも、私たちの業務改善につながるような積極的な情報提供と提案をお願いしたいです。
2028年の新庁舎完成という大きなプロジェクトの一環として、まずは仮庁舎への移転にクラウド電話サービスの導入を開始された高根沢町様。将来の働き方までを見据え、現場の職員の方々の声を丁寧に聞きながら、着実にDX化を進めるその姿勢は、多くの自治体にとってのモデルケースとなるといえるでしょう。今回のスモールスタートは、まさに「未来の役場」の姿を模索するための、重要かつ確実な一歩だと感じられました。

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