COLUMN

クラウド運用委託による業務負荷軽減の方法とは?

SIer、CIer、アプリケーションベンダーさまへのNTT東日本の支援内容がわかる「クラウドビジネス連携」の資料はこちらよりダウンロードできます。

現在クラウドビジネスを展開している、あるいはこれからクラウドビジネスに挑戦していきたいSIerやCIer、アプリケーションベンダーの方の中には、エンドユーザへのクラウド環境の提供やクラウド運用を検討しているものの「社内にクラウドの知識がある人がいない」「自社のリソースが足りなくて対応できない」「アプリケーションに特化した人材はいるけれどクラウドに知識のある人がいない」などのお悩みがあるかと思います。そこでこのコラムでは、クラウド運用委託のメリットやデメリット、ポイントなどを紹介しています。

クラウド運用委託を検討されている皆さんの参考になれば幸いです。

1. クラウドの運用内容

ではまずそもそもクラウド運用とはいったいどういったことなのかを説明していきます。

皆さんがクラウドにシステムを構築した後、当たり前ですがそのシステムを使い続けるには維持させていく必要があります。維持していくために必要なことがクラウド運用ということになります。

まずはそのシステムを監視する必要があります。正常に動作しているか、不正なアクションはないか、バグは起きていないか。そして問題があれば対処して改善する必要があります。

しかしそれらを一貫して自社で行うにはリソースも技術も必要になり対応が難しいこともあります。そんな時の解決策としてクラウド運用委託です。自社でクラウド運用を行わず、他社にクラウド運用を委託するのです。以下に基本的なクラウド運用委託の内容をまとめました。

1-1. 24時間365日のシステムの監視

クラウドシステムは24時間365日稼働しているので、当然24時間365日の運用が求められます。しかし「24時間365日もシステムを監視するなんて無理。」といった企業は多いのではないでしょうか。

そんなとき24時間365日対応可能なクラウド運用事業者に委託をすれば、24時間365日監視、通知、保守を一貫してサポートします。これで休日や夜間の対応からも解放されます。また自社にクラウドに詳しい人材がいなくても保守までしっかりサポートしてくれるので、自社のリソースを割く必要がなくなります。

1-2. システムの故障対応

システムが故障した際はどうなる?自社のエンジニアで対応しなきゃいけないの?

システム障害が発生するとまず故障個所を特定して内容を確認しなければいけません。そして故障個所を修正して一次的な対処する必要があり大変手間がかかるものです。

そんな場合も対応可能なクラウド運用事業者に委託すれば、故障受付から故障個所特定、一次対処までしっかり対応してもらえます。これでイレギュラーなトラブルがあっても自社のエンジニアが対応する必要がなくなります。

SIer、CIer、アプリケーションベンダーさまへのNTT東日本の支援内容がわかる「クラウドビジネス連携」の資料はこちらよりダウンロードできます。

2. クラウド運用で注意する3つのポイント

1章ではクラウド運用の内容やその必要性について述べました。この章ではクラウド運用を行っていくにあたって気を付けていただきたいポイントを3つお伝えします。

2-1. コスト

クラウドサービスは手軽に始められる反面、無計画に使うと思わぬ請求額になることがあります。オンプレミス環境ではハードウェアの購入費や保守費用に加えて、毎月運用するのにコストがかかります。しかしクラウドは初期費用が抑えられるうえ、従量課金制なので毎月の運用コストだけで済んでしまいます。だからといって無計画に運用すると料金がかさむことになるので、利用状況や環境に合わせてしっかり対応しましょう。

2-2. パフォーマンス

コストを重視するあまり低スペックなサーバを選択すると、処理時間が長くなります。処理時間が長いとそれだけ起動時間が長くなってしまうので、これもコストがかさむ原因になります。しっかり用途や目的、能力に見合ったスペックのサーバを選択しましょう。

2-3. セキュリティ

クラウドはどこからでもアクセスできて便利な反面、当然セキュリティリスクはつきものです。特に外部からのアクセスには注意しましょう。外部からのアクセスを許可しているポートに制限をかけていますか?データにアクセス制限をしていますか?大事な情報を保護するためにしっかり適切なセキュリティ対策を行いましょう。

SIer、CIer、アプリケーションベンダーさまへのNTT東日本の支援内容がわかる「クラウドビジネス連携」の資料はこちらよりダウンロードできます。

3. クラウドを運用委託する際のメリット・デメリット

1、2章でクラウド運用するうえでやるべきことや注意点を述べてきました。この章では実際にクラウド運用委託した際のメリットとデメリットをお伝えします。

3-1. メリット

クラウドに関する知識がなくても運用可能

「最近クラウドって聞くけどクラウドってなに?」「ざっくりとはわかるけど自分では対応できない。」そんな時でもクラウド運用委託なら安心です。自社でクラウドに詳しい人がいなくても、クラウド運用委託をすることで監視から障害対応まで一貫して運用を任せることができます。

自社のリソースを割く必要がない

「自社のリソースが少なく運用まで手が回らない」「休日や夜間での作業につかれてしまっている」「アプリケーションに詳しいエンジニアならいるけれど」。そういったお悩みは運用代行ですべて解決できます。運用保守から故障時の対応まで一貫してサポートしてくれるので、余計なリソースを割く必要がなくなります。

3-2. デメリット

カスタマイズ性に欠ける

これだけありがたい内容満載のクラウド運用委託。しかし運用委託はカスタマイズ性に欠けることがあります。自社で運用をすれば、自社のシステムに熟知したエンジニアが自社に特化した形で保守運用をしてくれるでしょう。しかし運用委託ではあらかじめ決められたメニューがほとんどのため、特殊な運用内容には対応できないこともあります。

SIer、CIer、アプリケーションベンダーさまへのNTT東日本の支援内容がわかる「クラウドビジネス連携」の資料はこちらよりダウンロードできます。

4. NTT東日本のAWS/Azure運用ソリューション

さあここまでクラウド運用委託の内容やメリット、デメリットについて話したところで、NTT東日本が扱っているクラウド運用委託サービスをご紹介します。

弊社では下記の3つのプランをご用意しております。

4-1. サービス内容(プラン)

  • 横にスクロールします
プラン名 エントリープラン スタンダードプラン アドバンストプラン
プラン内容 ・監視・通知

・監視・通知

・障害発生時の一次措置

・管理・通知

・障害発生時の一次措置

・二次措置・運用代行

プランの作業内容

・ステータスチェック

・リソース監視・プロセス監視

・ログ監視

・URL/ポート監視

・PaaS監視

エントリープラン

・事前にお客さまと合意したインスタンスの停止/起動、再起動

スタンダードプラン

・リタイアメント対応

・仮想サーバータイアップ変更

・イメージバックアップ作成

・ボリュームサイズ変更

・起動、停止、再起動

・OSセキュリティバッチ適用

・ミドルウェアアップデート

・アクセス権変更(File Server)

・お客さま追加・削除 (File Server/AD Server)

・ポリシー変更(AD Server/WSUS)

おすすめのお客様 障害にいち早く気づいて自身で対処したい方 休日や夜間の障害対応をお任せしたい方 運用代行を完全にお任せにして日々の業務に集中したい方
価格(税込)* 5500円 16500円 33000円
2024年6月時点

以上が3つのプランの紹介です。ご自身の運用レベルやニーズに合ったプランをお選びいただければと思います。

そして先ほどご紹介したクラウド運用委託ではカスタマイズ性にかけるというデメリットに対しても、NTT東日本ではお客様のご要望に沿ってカスタマイズオプションをご用意しております。3つのプランに収まらない監視や一次措置、運用代行が必要なお客様にはおすすめです。

詳細はこちら

https://business.ntt-east.co.jp/content/cloudsolution/cloud-consul.html

5. NTT東日本の事例紹介

「リーズナブルにクラウドを運用したい」

「お客様に提案したい」

「クラウド運用委託で業務の幅を広げたい」

このようなお悩みをお持ちの方は是非NTT東日本にクラウド運用委託をお任せください。この章では前述のクラウド運用委託をご利用いただいている導入事例をご紹介します。

勘定奉行のシステムとクラウドのインフラ構築を連携し、リーズナブルかつ、お客さまに最適な提案を実現した株式会社ソフトエイジ様の事例

自社パッケージとクラウド導入・運用支援で広がった提案の幅を広げた株式会社レックアイ様の事例

6. まとめ

本コラムではクラウド運用委託の内容やメリットやデメリット、弊社のサービス内容についてご紹介させていただきました。

弊社ではクラウド運用委託サービスを3つのプランからご用意しております。

  • エントリープラン
  • スタンダードプラン
  • アドバンストプラン

お客様の運用レベル、ニーズに合ったプランをお選びください。

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