COLUMN

AWS導入事例~NTT東日本における中小規模の導入事例を解説~

「AWSの導入はどんな会社にメリットがあるのか?」

「うちのような小さい会社でも導入できるのか?」

AWSの導入の検討を始めてはみたもののなかなか踏みきれず、他社がどう利用しているか気になっていませんか?

AWSは大企業だけでなく中小企業においても導入され、コスト削減・生産性の向上・業務の効率化などを実現しています。

そこで今回はNTT東日本の150以上の導入事例のなかから、中小企業を中心にご紹介します。

1.中小企業でのAWS導入事例5選

1-1.専任の情報システム担当者無しでファイルサーバー/ADサーバーをクラウド化

医院・病院・薬局開業コンサルティングと関連業務推進事業などを手掛ける株式会社医歯薬ネットさまでは、情報システム専任担当者無しで、ファイルサーバーのクラウド化を実現されました。

-課題・悩み

  • システムの故障発生から復旧に時間がかかる
  • 外出先から必要な情報をその場で素早くご提示するためにサーバーにアクセスしたい
  • 専任の情報システム担当者を配置していないため、稼働をかけずにシステム運用したい

開業されようとしているエンドユーザーにより良い貢献を行うためには、必要な情報をその場で素早くご提示できることや、従業員間(社内)の密な情報連携が現場で求められますが、外出先からオンプレミスサーバーへアクセスできず営業活動の効率に課題がありました。

また、業務を支える情報システム基盤の安定化とROIの最大化が事業上の課題でした。

-導入内容

  • AWS 上にファイルサーバーと AD サーバーを構築
  • 既存システムから AWS へデータ移行
  • テレワーク環境から AWS 上のサーバーにアクセスできるように構築
  • ネットワーク全体の見直し・見える化の実現
  • セキュリティレベルの向上

-導入効果

  • ネットワーク見直しにより拠点接続の見える化を実現し、故障復旧の短縮化を成功
  • テレワーク環境など外部からのアクセスが可能になった
  • 情報システム担当者の稼働を抑制することができた

クラウドを利用することで、課題であった外部からの接続や、安定した情報システム基盤の整備、管理稼働を軽減させることを実現されました。

参照:情報システム専任担当者無しで、ファイルサーバーをクラウド化!

1-2.ファイルサーバーを発端に、社内環境を丸ごとDX化

総合コンサルティング業の株式会社資産科学研究所さまでは、ファイルサーバーのクラウド化を発端とし、最新技術を導入した革新的な経営スタイルに変革されました。

-課題・悩み

  • 社外からオンプレミスサーバーへのアクセスができないため業務に無駄な時間とコストがかかっている
  • ヒューマンエラーによる情報漏えい事故防止のため、情報セキュリティにおけるリスクを軽減したい
  • 働き方改革のひとつとして、在宅ワークも活用した労働環境の整備をしたい

朝夕に必ずオフィスに立ち寄る、外出時は社内スタッフを介して情報を得るといった生産性の観点からの課題や、従業員のライフステージに合わせた労働環境の整備し長く働き続けてほしいという思いをお持ちでした。

-導入内容

  • AWS 上に IT 資産管理システムとファイルサーバーを構築
  • 社外から AWS 上のサーバーにアクセスできるように構築
  • セキュリティレベルの向上

-導入効果

  • 場所を問わず社内環境にアクセスできるリモートアクセス環境を整えたことで、お客さま情報の取得がスムーズになり、顧客対応の付加価値向上に成功
  • 社内サーバー利用時とアクセス速度が変わらない運用を実現
  • 顧客情報の漏えいリスクを低減

検討当初に持っていた課題が解決され、株式会社資産科学研究所さまが考える将来のオフィスの役割の変更など経営的に今後変えていきたい方向への第一歩を踏み出しておられます。

参照:自社要件を満足させるファイルサーバーのクラウド化を発端とし、最新技術を導入した革新的な経営スタイルに変革!

1-3.AWS導入で2年間トラブル無し、経理1人あたり4時間分の業務時間削減

物流資材及び機器卸業の明光産業株式会社さまでは、安定したセキュリティの高いクラウド環境を構築した結果、経理業務が一人当たり4時間/1日削減されました、

-課題・悩み

  • 過去に経理システムのトラブルがあり、安定したシステム環境を構築したい
  • クラウド利用料は安く抑えたい

レンタルサーバー上で利用していた経理システムでトラブルが発生し、2ヶ月間システムが復旧せず、業務に支障を及ぼしたことがあったため、2度と同じことを繰り返してはいけないと、クラウド業界最大手だからこそ信頼できると思いAWSを選定されました。

-導入内容

  • AWS上に経理システムを構築
  • 利用時間制限付き(就業時間内)のクラウド環境
  • 都内データセンター3ヶ所に多重保管

-導入効果

  • 経理システムのトラブルが一切なくなり、安定した経営を実現できている
  • 経理業務の生産性が向上し、1人あたり4時間の残業がなくなった

経理システムのトラブルがなく、安心して運用できているため経営に集中して取り組むことができており、また利用時間を設定したAWSの環境を構築すること生産性があがり定時で仕事が終わるようになられました。

参照:AWS導入で2年間トラブルがなく安定したクラウド環境を構築し、経理1人あたり4時間分の業務時間削減を実現した事例

1-4.個々のSaaSを連携させ、データ活用・デジタルマーケティングの仕組みを構築

酒類全般の業務用卸・一般発売からオンラインストア事業、ショップ・飲食店事業など幅広く手掛けている株式会社いまでやさまでは、AWS上で個々のSaaSを連携させ、データ活用やデジタルマーケティングの仕組みを構築し、新しい層の顧客獲得を実現されました。

-課題・悩み

  • 複数のパッケージシステムを組みあわせて構築しているが、それぞれのシステムを自由に連携・構築できる環境ではなかった

システム同士の連携によりデータの共有・処理を行うことで、顧客に寄り添ったサービスを構築したい意図をお持ちでした。

しかしAPI連携できるシステムが限られていたり、カスタマイズできない仕様であったりと不便な点がありました。

-導入内容

  • AWS上にWebサーバー、Pythonサーバー、Amazon RDSを構築
  • ALBやAuto Scalingを利用することで、安定稼働や高可用性を実現

-導入効果

  • SaaSとの連携により顧客データを分析し、新しい層の顧客獲得を実現した
  • ECサイトの仕様変更が可能となり、ユーザーが利用しやすいサイトを実現した

AWS環境とSaaS連携との連携を行うことで、購買データや顧客データを取得し、分析ができるようになり、その結果をもとにWeb広告やメルマガ配信などを行い、新規顧客獲得を実現されました。また、ECサイトでは商品購入時のレビュー機能追加やECサイトと実店舗での決済機能やポイント等の共有も実現され、ユーザーが利用しやすいサイトを実現されました。

参照:AWS導入で個々のSaaSを連携させ、データ活用・デジタルマーケティングの仕組みを構築し、新しい層の顧客を獲得した事例

1-5.Amazon WorkSpaces導入によるテレワーク環境で、業務効率を10~20%程度改善

福島県白河市に本社を置く総合建設業の三金興業株式会社様では、人出不足という課題への対応と新型コロナウイルス対策として、おまかせクラウドVDIによるAmazon Workspaces導入により現場事務所のテレワークを実現し、業務効率を10~20%程度改善されました。

-課題・悩み

  • 現場事務所で毎日更新されるデータを利用した書類作成業務を行う際、作業の都度、現場事務所へ出向かなければならない
  • 新型コロナウイルス対策としての、テレワークの必要性
  • 国土交通省からのテレワーク推進依頼も

新型コロナウイルスへの事前対策として出社自粛などの対応も取られていましたが、維持管理業務が困難になる恐れもありました。通常業務を運営する上で、テレワークの必要性が生じてきたのです。

-導入内容

  • おまかせクラウドVDIによるAmazon Workspaces導入
  • オフィス/現場事務所/外出先から同じVDI環境を利用することを実現

-導入効果

  • 導入部署における交代勤務をテレワークにて実施
  • 現場事務所へ出向く必要がなくなり10~20%の業務改善効果

運用開始後は、操作にストレスを感じることなくご利用いただけており、新型コロナウイルス対策だけでなく、BCP(事業継続性計画)としても大きな一歩が踏み出せたとおっしゃっていただいています。

参照:Amazon WorkSpaces導入により、現場事務所のテレワークを実現し、業務効率を10%~20%程度改善!

2.AWS導入を検討しよう・・・その前に知っておくべきクラウド利用のメリット・デメリット

ここまでの導入事例をお読みいただき、自社へのAWSの導入検討を始めようかとお思いの方もいらっしゃるかと思います。

そこでこの章では、クラウドを利用するメリット・デメリットなど、導入前に知っておくべき注意点について解説します。

2-1.クラウドを利用するメリット

オンプレミスで環境を用意する場合と比較した、クラウド利用時のメリットを表にまとめました。

■メリット

コストを抑制しやすい
  • 初期費用(設備投資)が不要
  • AWSサービスの多くは従量課金制であり、利用量に応じて費用が発生するため、必要以上に経費がかからない
運用管理負担の削減 オンプレミスと比較し、システム運用管理の負担が軽減される
時間や場所にとらわれない利用 どこからでも、いつでも利用できることで、作業効率が改善する場合が多い
利用開始までの期間短縮 サービス化されているものを利用するので、意思決定から短期で利用開始できる
拡張性と可用性 スモールスタートから利用開始し、状況に応じてサイズを変更していくことができるので、余剰投資をしなくて済む
BCP対策 データはクラウド上にあるため、災害からデータを守ることができる
2-1-1コストの抑制

クラウドシステムを導入すると、サーバー・周辺機器の購入費用やシステム構築などの初期費用(設備投資)が不要になります。

また、サーバー等を運用するうえでの維持費や運用管理する人件費もオンプレミスの場合よりも減らせるので、維持コストを抑えることができます。

さらに、クラウドサービスの多くは従量課金制であり、利用量に応じて費用が発生するため、必要以上に経費がかかることがありません。

2-1-2 運用管理負担の削減

オンプレミス環境では、サーバー群を維持するための人員を配置する必要があり、安定稼働のために運用負担がかかります。AWSの場合、利用するサービスに応じて区分は異なりますが、ハードウェア環境はAWSの運用区分ですし、バックアップ作業が不要であるなど、システム運用管理が軽減されます。

2-1-3 時間や場所にとらわれない利用

インターネット環境があればクラウド環境に接続することができるので、リモートワークや在宅勤務などもやりやすく、作業効率の改善が見込めます。

2-1-4 利用開始までの期間短縮

オンプレミス環境を構築する場合には、サーバー機器類の納期に時間を要し、意思決定から運用開始までに時間を要することがほとんどです。一方でAWSなどのクラウドを利用する場合は、既にサービス化されているものをブラウザ操作で利用開始することができるので、即時利用開始も可能です。

2-1-5 容量の拡張などが柔軟に可能

AWSは拡張性と可用性についても非常に優秀です。現在稼働中のサーバーであっても、数クリックの画面操作でサーバーの台数、CPU、メモリ、ストレージのサイズなどを変更することができます。そのため、突発的なイベントに対しても、サーバーリソースを短期的に増強し対応することができます。

2-1-6 BCP対策

重要データをオフィス内のオンプレミスサーバーに保存している場合には、オフィスが罹災した際、オンプレミスサーバーも物理的な被害を受ける可能性があり、データを消失してしまう可能性があります。AWSを利用した場合には、これらのリスク回避になります。

2-2.クラウドを利用するデメリット

■デメリット

カスタマイズ範囲の限界 クラウドサービス提供事業者で提供される環境下での利用となるため、オンプレミスと比較してカスタマイズの範囲に限界がある。
自社システムとの連携 自社独自のシステムがクラウド上で運用できない場合がある
2-2-1 カスタマイズ範囲の限界

AWSのデメリットとして「カスタマイズ範囲の限界」があります。AWSのサービスは機能が完成されたサービスですので、提供サービスの範疇を超えたカスタマイズは不可能となるため、オンプレミス環境と比べカスタマイズの範囲が限られます。

2-2-2 自社システムとの連携ができない場合がある

2-2-1に記載のとおり、サービス化されている仕様の範囲で利用することとなるため、オンプレミス環境で利用していた環境をクラウド移行する場合にデータ移行ができない、あるいはオンプレミス環境とのデータ連携がうまくいかない、という可能性があります。AWSを利用する際は、既存システムとの連携可否を含め、十分な検証を行いましょう。

AWSを利用するには上記のメリット・デメリットを踏まえ、利用できそうな範囲をリストアップしてみてはいかがでしょう。

3.AWSの導入を検討するならNTT東日本

AWSの導入を検討している方に特におすすめしたいが、NTT東日本のクラウドソリューションです。

「自社に適したAWS環境を導入したい」

「セキュリティが高く、通信環境も安定した環境を構築したい」

NTT東日本はこれらの悩みをネットワークから導入・保守までの一元サポートで解決します。

NTT東日本は特に以下のポイントにおいて、大きなメリットがあります。

それぞれご紹介します。

3-1.ネットワーク環境構築から導入、運用・保守サポートまでワンストップ支援

NTT東日本の大きな特徴は、AWSの導入のためのネットワーク構築から導入完了後の運用・保守サポートに至るすべてを一貫してサポートできることにあります。

NTT東日本は、ネットワーク事業者である強みを生かして、AWS導入に合わせた最適なネットワーク環境を構築・提供します。

もちろんクラウド移行が完了した後も、ネットワーク対応も含めた保守サービスを提供できることも、NTT東日本を選ぶ大きなメリットの一つとなっています。

3-2.AWS認定資格をもつエンジニアが多い

2つめの理由として、AWS導入の認定資格を持つエンジニアの高い技術力と豊富な知識があります。

NTT東日本には、以下に示す資格もつエンジニアが在籍しており、質の高いAWS導入を実現します。

AWS認定クラウドプラクティショナー

AWS認定ソリューションアーキテクト

AWS認定デベロッパー

AWS認定SysOpsアドミニストレーター

AWS認定ソリューションアーキテクト

AWS認定DevOpsエンジニア

AWS認定セキュリティ

AWS認定データアナリティクス

AWS認定高度なネットワーキング

AWS認定機械学習

AWS認定Alexaスキルビルダー

AWS認定データベース

NTT東日本は、AWS認定資格保有数500を超える企業に与えられる「AWS 500 APN Certification Distinction」の認定も受けています。

AWS認定資格取得数は、サポートできるAWSのエキスパートが多くいることを示すものであり、この認定は、AWSの導入支援業者を選ぶ際の指針として参照できるものであると言えるでしょう。

NTT東日本のクラウド導入サービスにご興味のある方は、以下のページを是非ご確認ください。

参照:NTT東日本|クラウド導入・運用 for AWS / Microsoft Azure

4.まとめ

今回は中小企業のお客様に絞り、NTT東日本におけるAWSの導入事例を、導入の背景から効果まで解説しました。AWSを利用することにより、コスト削減・生産性の向上・業務の効率化を実現されています。

しかし、実際にAWSへの導入を行う際には、

  • 既存のシステムを問題なく移行ができるか
  • 適切なコストでの運用ができるか
  • 業務に支障なくクラウドへの移行を完了できるか

などさまざまな問題を解決する必要があります。

これらの障害を取り除き、安全に導入を進める上で欠かせないのがAWS導入を支援する業者のサポートです。

ぜひNTT東日本にご相談いただき、AWSの導入経験豊富なスタッフが、ネットワーク構築を含めた導入支援、また導入後の運用管理までトータルでの支援をワンストップで実現します。

  • Amazon Web Services(AWS)は、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。

おまかせクラウドVDIは、2023年6月30日をもって新規販売を終了しました。

サービス終了は、2024年3月31日となります。

2023年7月1日以降は、クラウド導入・運用サービスにて、同様のサービスを提供します。

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