CASE STUDY

自社要件を満足させるファイルサーバーのクラウド化を発端とし、最新技術を導入した革新的な経営スタイルに変革!

クラウド移行で失敗しないためのお役立ち導入事例8選

~150以上の導入を支援したNTT東日本が紹介!~

資料はこちらよりダウンロードできますので、併せてご確認ください。

株式会社資産科学研究所
業種 総合コンサルティング業
従業員数 5名(2020年10月時点)
本社所在地 東京都渋谷区富ヶ谷1-30-22-9
主な事業内容 相続承継、事業承継、企業再生コンサルティング
ホームページ http://www.pscience.jp/別ウィンドウで開きます
導入サービス クラウド導入・運用サービス別ウィンドウで開きます
AWSリセールサービス別ウィンドウで開きます
ギガらくWi-Fi別ウィンドウで開きます
資産管理システム、VPNルータの構築など
クラウド利用サービス Amazon EC2
Amazon EBS
サービス導入時期 2020年9月
ご担当者さま 代表取締役 萬代 猛 さま、高木 紀江 さま
クラウドの選定理由
  • 情報漏えいを防ぐために細心の注意で対策を施すことが、顧客への信頼獲得につながると強く考えたため
  • 近い将来に、固定的な執務室の概念を撤廃し、場所を選ばずデスクワークができる様に整備する考えがあり、その実現のためにはクラウド利用が不可欠であったため
NTT東日本の選定理由
  • 業務用パソコンやLANからクラウドまでの構築と運用を一元的に対応可能なこと
  • 複数OSへの対応が可能なこと
  • クラウド移行以外のシステムを含めた対応が可能なこと
  • 当社要望を最大限に実現するために丁寧かつ迅速に対応いただいたこと

こちらの事例はPDFでもご覧いただけます。

PDF版の閲覧はこちらから

企業規模を問わず、企業システムでのクラウド活用が広まってきています。

自社要件を満足させるファイルサーバーのクラウド化で、将来の経営スタイルに向けた3つの課題対応を行われた、株式会社資産科学研究所さま(以下、「資産科学研究所さま」といいます。)の事例をご紹介いたします。

今回は、代表取締役の萬代 猛さまと、実務を推進された高木 紀江さまにお話をお伺いしました。

NTT東日本のクラウド導入・運用サービスはこちらよりダウンロードできます。併せてご確認ください。

検討のきっかけ・NTT東日本への相談のきっかけ

NTT東日本にご相談いただいたきっかけをお教えください。

当社の情報システム担当はいわゆるひとり情シスの状態です。
クラウドを導入する方針が決まり、最初は自社のみでのクラウド導入と運用を想定し、独自でAWSでの検討や検証を開始しました。
しかし、技術面を含め、調査・検討・検証すべきことが膨大にあり、社内のみで進めることに限界を感じたため、クラウドに知見を持つ外部の支援を検討することとなりました。
そこで、問い合わせや相談をいくつかの会社に行ったのですが、そのうちのひとつがNTT東日本さまでした。
具体的なNTT東日本さまへのアプローチは、NTT東日本クラウドソリューションサイトで知った個別相談会への申し込みが最初でした。(高木さま)

NTT東日本ではクラウド導入に関するご相談を承っております。こちらよりお気軽にご相談ください。

クラウド導入前のビジネス上の課題

業務上の課題をまとめられたとのことですが、具体的にお教えいただけますでしょうか?

課題としては次の3つがあり、検討の対象となったのはファイルサーバーと業務用パソコンでした。

業務の効率化
顧客情報は、セキュリティの観点から、オンプレミスのファイルサーバーに情報ファイルを保存していました。これまでは社外からサーバーへアクセスできず、朝夕に必ずオフィスに立ち寄る、外出時は社内スタッフを介して情報を得る必要があるなど、業務に膨大に無駄な時間とコストかかる点が生産性の観点で大きな課題でした。
情報セキュリティにおけるリスク軽減
顧客情報が入ったファイルをメールに添付して送受信することは、ファイルにパスワード設定をしているとはいえ、万が一のヒューマンエラーによる情報漏えい事故につながりかねず、当社の大きなリスクでした。
従業員のライフステージに合わせた労働環境の整備
従業員には出産等で退職せずに働き続けてほしいという思いがあり、当社の働き方改革のひとつとして、在宅ワークなどを見据えた社員のライフステージに合わせた労働環境・情報環境の整備を検討していました。(萬代さま)

クラウド活用の理由、AWS選定の理由

なぜクラウド導入を決定されたのでしょうか?

超富裕層の資産に関する包括的な顧客情報を預かっており、顧客の重大な機密情報の漏えいを防ぐために細心の注意で対策を施すことが、顧客への信頼獲得につながると強く考えたことがきっかけです。
また、これまで常識とされているオフィスの機能のうち、執務室や保管庫(サーバー・書類を問わず)などのバックヤード機能は、急激に不要となると予測しています。当社では新型コロナウィルスの影響によるリモート化が促進される前から、この流れを読んで対応していたので、近い将来には、シェアオフィスのように、ゼロバックヤードで、オフィス全体を応接室化すべく整備する考えです。(萬代さま)

AWSを選定された理由をお教えください。

大手を含めた多くの企業での導入実績があり、また、顧客サービスへの姿勢(長期的にサービス提供が受けられるというサービス存続性、価格競争力など)がとても期待できるため、AWSを選定しました。(萬代さま)

NTT東日本選定の理由

今回、パートナーとしてNTT東日本を選定いただいた理由についてお教えください。

選定理由としては4つあります。

1つめは、業務用パソコンやLANからクラウドまで一元的に対応可能なことです。
NTT東日本さまからは、ファイルサーバーだけとか検証環境だけとか回線だけではない包括的な一元対応の提案をいただきました。構成するパーツや移行ステップの一部のみのご提案をいただいた会社もあったのですが、支援いただく会社が分かれていることは、検討・導入・運用の推進効率を低下させる要因のひとつです。全領域を一元的に対応いただけることは大きな魅力の一つでした。

2つめは、複数OSへの対応が可能なことです。
ご相談当初の当社の情報システム環境は、クライアント端末がMac環境でファイルサーバーはWindowsといったマルチベンダ環境だったのですが、意外と複数OS環境に対応いただける会社さまは多くなかったです。

3つめは、クラウド移行以外のシステムを含めた対応が可能なことです。
ファイルサーバーのクラウド移行と並行して、資産管理システムの新規導入を検討していました。資産管理システムの選定やクラウド上での事前の動作検証をスモールスタートしてステップバイステップする移行提案を行ってくれたことは大きかったです。

4つ目は、当社要望を最大限に実現するための迅速かつ丁寧なご対応です。
個別相談会でご担当いただいた方、その後のご提案や検討で対応いただいた営業やSEのいずれの方も、当社からの質問や要望への対応がとても迅速かつ丁寧でした。即答が難しい質問についても持ち帰ってご検討いただき、次回の打ち合わせでは、希望要件を最大限に実現するご提案がいただけたので、着実な疑問解消と検討課題の解決が行えました。(高木さま)

NTT東日本ではクラウド導入に関するご相談を承っております。こちらよりお気軽にご相談ください。

NTT東日本による実際のクラウド導入過程の感想と効果

NTT東日本のクラウド導入・運用サービスでクラウド移行を行われた過程のご感想と、クラウド移行後の実際の効果についてお聞かせください。

特に、クラウド移行と並行して利用を開始した資産管理ソフトについては、クラウド上でログ監視ができるのか、事前にNTT東日本さまでデモ環境を作られ、検証をしていただいたので、スムーズに本番で運用開始することができました。適切なソフトウェアの提案を頂いた点は稼働後の安心感につながっております。(高木さま)

導入後の効果としては、大きく3つ感じていることがあります。

1つめは、場所を問わずタイムリーに顧客情報を得ることができるようになり、顧客からの依頼に迅速に反応することができるため、顧客対応の付加価値が高まったことです。特に休日対応などでは、これまでの週明けに確認して連絡するなどといった対応が、顧客満足度を下げていると認識しており、クラウドはクイックレスポンスの上で欠かせないツールとなりました。

2つめとして、実際に運用して驚いているのは、アクセスまでのスピードが社内サーバーとほとんど変わらないことです。

3つめは、安全面においても、当社要望をほとんど満足させるご提案をいただき、同時に導入した機器を駆使することで、情報漏えいリスクを限りなく低減できたことです。

検討当初に持っていた課題が解決されていると実感しています。そしてこれらの課題解決により、当社が考える将来のオフィスの役割の変更など経営的に今後変えていきたい方向への第一歩が踏み出せています。(萬代さま)

【構成図】

今後のお客さまの展望

資産科学研究所さまの今後の展望についてお聞かせください。

原則論では、アナログ的にオフィスに同一時刻・同一場所にスタッフが集う方法が最も指揮の執りやすい経営スタイルではあります。しかし、リモートワーク化や働く時間差が生じた場合でも、時間や場所を超えて、円滑・迅速なコミュニケーションを取れる基盤づくりが大切だと考えます。そして、適切なツールを駆使してコミュニケーションをとることで、スタッフ同士の組織力は維持ができます。一方で、顧客や取引先との面談などはこれまで以上にアナログな対応が重要になると考えており、ビジネス推進において、今後ますます、デジタル社会とアナログ社会のバランスを取ることに心血を注ぎたいと思います。

具体的な例でいうと、社内の決裁書類は紙ベースでしたが、今回のファイルサーバーのクラウド化を契機に、2021年には社内書類の完全ペーパーレス化やデータ印の電子化を進めます。
また、利便性を損なうことなく、IT資産を統合管理することも重要で、Amazon WorkMailなどの利用や、更なるセキュリティ強化のために、添付メールを外部に送るための承認システムなども活用していきたいと考えております。
そして、最終的にはセキュアなリモート環境を構築、運用ルールを整え、事務所のゼロバックヤード化を実現し、オフィスの役割を変えていきたいと思います。(萬代さま)

クラウド活用パートナーとしてのNTT東日本の魅力

あらためて、クラウド活用パートナーとしてのNTT東日本の魅力についてお聞かせください。

今回、NTT東日本さまにお願いしたクラウド移行支援に大変満足しております。
先にお話ししたような展望を持っておりますので、時には厳しい注文を付けさせていただくことがあるかもしれませんが、今後もICTやクラウド活用のパートナーとしていろいろと相談をさせていただきたいです。(萬代さま)

中小企業でのクラウド活用におけるNTT東日本への期待

中小企業でのクラウド活用に関して、NTT東日本への期待をお教えください。

クラウドサービスの良さは導入しないと理解が難しく、中小企業にさらに普及させるためにはまだまだ相当な時間を要すると考えています。しかしながら、先行投資でクラウド化を進めなければ、大手企業や海外企業と格差がより開いてしまい、国内経済の後退が加速してしまいます。そういった点でNTT東日本さまのような信用力の高い企業に、中小企業のクラウド化を推進していただく大きな役割を担っていただきたいと思います。(萬代さま)

NTT東日本は、普及するクラウド活用のご支援を通じて、情報システム部門の業務推進や企業さまのビジネス拡大をこれからも支援していきます。

  • 文中記載の組織名・所属・肩書き・取材内容などは、すべて2020年10月時点(インタビュー時点)のものです。
  • 事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。
  • Amazon Web Services(AWS)、Amazon WorkMailは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。

AWS導入に向けて他に知っておくべきこと

AWSの各サービスは構築する情報システムによって利用適性が異なります。実際の構築にあたってはクラウド導入・運用支援事業者が提供している支援サービスを活用することで、自社の検討・構築・運用工数の削減が期待できます。

AWSが提供するストレージサービスは複数あります。もしあなたが詳細設計を行う担当者である場合には、AWSでのストレージ構築でよく利用されるAWSサービスそれぞれの概要や特徴は知っておきましょう。

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