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オンプレミスからクラウドへ移行するには?手順・課題・おすすめサービス3選を解説

企業のDX推進や働き方の多様化に伴い、オンプレミス環境で運用してきたサーバーやシステムをクラウドへ移行する企業が増えています。

ただし、オンプレミスからクラウドへ移行するには、既存システムの構成やデータ連携、情報セキュリティ、ネットワーク、移行後の運用体制まで含めた設計が欠かせません。

本コラムでは、オンプレミスとクラウドの違い、クラウド移行のメリット、主な移行方式、具体的な移行手順、移行時の課題を解説します。

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目次:

1. オンプレミスとクラウドの違いとは?【表で比較】
1-1. クラウドへの移行が進む背景
2. オンプレミスからクラウドへ移行する5つのメリット
2-1. ハードウェアの価格高騰の影響を受けにくい
2-2. リソース調達のスピードが向上する
2-3. 運用・管理負担を軽減できる
2-4. BCP(事業継続計画)対策を強化できる
2-5. スケーラビリティと利便性を高められる
3. オンプレミスからクラウドへの主な移行方式
4. オンプレミスからクラウドへの移行手順(7ステップ)
5. オンプレミスからクラウドへ移行する際の5つの課題
5-1. 既存システムの構成や設計を見直す必要がある
5-2. 移行時にシステム停止や業務影響が発生する可能性がある
5-3. 情報セキュリティや通信環境の設計が必要になる
5-4. 運用方法によってはコストが増える可能性がある
5-5. 移行後の運用体制やハイブリッド構成の管理が複雑になる
6. おすすめのクラウド移行サービス3選
6-1. おすすめ1. クラウド導入・運用サービス(NTT東日本)
6-2. おすすめ2. IIJクラウドインテグレーションソリューション for AWS クラウド移行(IIJ)
6-3. おすすめ3. Microsoft Azure導入・移行支援(インテック)
7. 【業種別】NTT東日本のオンプレミスからクラウドへの移行事例
7-1. 基幹システムの老朽化を機にAzureへ移行し、コストと移行期間を大幅カット
7-2. 物理サーバー依存を解消し、BCP(事業継続計画)対策とテレワーク環境を実現
8. クラウド移行に関するよくある質問(FAQ)
8-1. サーバー1台などの小規模な移行や急な構築も依頼できますか?
8-2. 導入後に想定以上のランニングコストが発生しませんか?
9. まとめ:安全で柔軟なクラウド環境の構築はNTT東日本へ

1. オンプレミスとクラウドの違いとは?【表で比較】

オンプレミスとクラウドの大きな違いは、ITインフラを「自社で保有・運用するか」「外部のクラウド環境を利用するか」にあります。

オンプレミスとは、自社でサーバーやネットワーク機器などのITインフラを保有し、自社拠点やデータセンターで運用する形態です。一方、クラウドは、インターネットや閉域網などを通じて、外部事業者が提供するサーバー、ストレージ、データベースなどのITリソースを利用する形態を指します。

オンプレミスは自社要件に合わせて細かく設計しやすい反面、ハードウェアの購入や保守、障害対応を自社で担う必要があります。クラウドは、必要なリソースを柔軟に利用しやすく、物理機器の管理負担を抑えやすい点が特徴です。

それぞれの特徴を比較すると以下のとおりです。

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比較項目 オンプレミス クラウド
利用形態 自社でサーバーや機器を保有・運用する 外部事業者のクラウド環境を利用する
初期費用 サーバー購入費、設置費、ライセンス費などが発生しやすい 従量課金制で利用でき、初期費用を抑えやすい
導入スピード 機器選定、発注、設置、設定に時間がかかる 必要なリソースを短期間で用意しやすい
カスタマイズ性 自社要件に合わせて自由に設計しやすい クラウドサービスの仕様に合わせた設計が必要
保守・運用 物理機器の保守、障害対応、バックアップなどを自社で担う 物理機器の保守負担を軽減し、運用支援サービスも活用できる
拡張性 増強には機器追加や構成変更が必要 利用状況に応じてリソースを増減しやすい

クラウドは「オンプレミスより常に安い」「運用が不要になる」というものではありません。重要なのは、既存システムの特性や運用体制を踏まえ、自社に合った移行範囲・構成・運用方法を設計することです。

関連コラム:オンプレミスとクラウドの比較|移行・併用のポイントや選び方

1-1. クラウドへの移行が進む背景

クラウド移行が進む背景として、以下のようなものが挙げられます。

  • ハードウェアの老朽化
  • サーバー更改費用の負担
  • BCP(事業継続計画)対策の必要性
  • テレワークや複数拠点利用への対応など

近年は事業環境の変化が速く、新規サービスの立ち上げやシステム拡張に迅速に対応できるIT基盤が求められています。クラウドは、必要なときに必要なリソースを用意しやすく、検証環境の構築や一時的なリソース増強にも対応しやすい点が長所です。

災害や停電、拠点障害に備える観点でもクラウドの活用は有効です。重要なデータや業務システムを特定拠点の物理サーバーだけに依存させないことで、業務継続性の向上につなげられるでしょう。

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2. オンプレミスからクラウドへ移行する5つのメリット

オンプレミスからクラウドへ移行する主なメリットは以下の5つです。

  1. ハードウェアの価格高騰の影響を受けにくい
  2. リソース調達のスピードが向上する
  3. 運用・管理負担を軽減できる
  4. BCP(事業継続計画)対策を強化できる
  5. スケーラビリティと利便性を高められる

クラウドを活用すれば、サーバーやネットワーク機器などの物理的な管理負担を軽減しながら、事業変化に合わせてIT環境を柔軟に見直しやすくなります。

2-1. ハードウェアの価格高騰の影響を受けにくい

オンプレミス環境では、サーバーやストレージ、ネットワーク機器などのハードウェアを自社で購入・保有する必要があります。近年は機器価格の高騰や保守費用の増加により、サーバー更改時の初期投資が大きな負担になりやすい点が課題です。

クラウドへ移行すれば、物理サーバーを自社で購入する必要がなくなり、必要なリソースを基本的には従量課金制で利用できます。これにより、ハードウェア更改に伴う予算確保の負担を抑えやすくなるでしょう。

2-2. リソース調達のスピードが向上する

オンプレミス環境では、新しいサーバーやストレージを用意する際に、要件整理、機器選定、見積もり、発注、納品、設置、初期設定といった工程が必要です。機器の納期が長期化すれば、新規システムの立ち上げや既存環境の増強が遅れる可能性もあります。

クラウドであれば、必要なサーバーやストレージを短期間で準備しやすく、事業拡大やシステム改修にも柔軟に対応できます。たとえば、新規サービスの検証環境を短期間で構築したい場合や、繁忙期だけ処理能力を増やしたい場合にも有効です。

2-3. 運用・管理負担を軽減できる

オンプレミス環境では、物理サーバーの保守や障害対応、バックアップ、OSやミドルウェアの更新、セキュリティパッチの適用などを自社で管理する必要があります。特に情報システム部門の人員が限られている企業では、日常的な運用負荷が大きくなりやすいでしょう。

クラウドへ移行すれば、物理機器の保守や設備管理の負担を軽減できます。クラウドのマネージドサービスや外部の運用代行サービスを活用すれば、監視、バックアップ、障害対応、設定変更などの一部を外部に任せることも可能です。

2-4. BCP(事業継続計画)対策を強化できる

オンプレミス環境では、自社拠点の停電や災害、機器故障などにより、業務システムが停止するリスクがあります。基幹システムや共有ファイルが特定の拠点の物理サーバーに集中している場合、その拠点が利用できなくなると業務全体に影響が及ぶ可能性があります。

クラウドを活用すれば、地理的に離れたデータセンター上にシステムやデータを配置できるため、特定拠点の影響を受けにくい構成で運用可能です。

また、バックアップや冗長化によってデータ消失やシステム停止のリスクを抑えやすくなるほか、遠隔地から業務システムへアクセスできる環境を整えることで、災害時や緊急時でも業務を継続しやすくなります。

2-5. スケーラビリティと利便性を高められる

クラウドは、利用状況に応じてサーバー容量や処理能力を柔軟に増減しやすい点が特徴です。たとえば、繁忙期だけリソースを増やしたり、アクセスが少ない時間帯はリソースを抑えたりすることで、事業環境の変化に対応しやすくなります。

また、インターネットや閉域網を通じて利用できるため、テレワークや複数拠点からのアクセスにも対応できます。社外から安全に業務システムやファイルサーバーへ接続できる環境を整えれば、場所に縛られない働き方の実現にもつながるでしょう。

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3. オンプレミスからクラウドへの主な移行方式

オンプレミスからクラウドへの移行方式は、大きく「リホスト」「リファクタリング」「リビルド」の3つに分けられます。

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移行方式 概要 向いているケース
リホスト(リフト) 既存のOSやアプリケーション構成を大きく変えず、IaaS(クラウド上のインフラ環境)へ移行する方式
  • 短期間で移行したい場合
  • 老朽化対策や保守期限への対応を優先したい場合
リファクタリング 既存システムを活かしつつ、クラウドに合わせてコードやミドルウェア、データベース構成などを一部見直す方式
  • 運用負荷を軽減したい場合
  • 性能や保守性を改善したい場合
リビルド 既存システムをそのまま移すのではなく、SaaS(クラウド型サービス)の活用やクラウドネイティブな構成を前提に再構築する方式 業務プロセスの刷新やDX推進を目的にする場合

リホストは、既存環境を大きく変えずに移行できるため、短期間でクラウド化したい場合に向いています。一方で、アプリケーションの老朽化や運用上の課題が残っている場合は、移行後も同じ問題が続く可能性があります。

リファクタリングは、既存システムを活かしながらクラウド環境に合わせて改善する方式です。運用負荷や技術的負債を減らし、将来的な拡張性や保守性を高めたい場合に適しています。

リビルドは、既存システムを前提にせず、クラウドネイティブな構成やSaaSの活用を含めて再構築する方式です。業務プロセスそのものを見直したい場合に有効ですが、要件定義や開発に時間がかかるため、計画的に進める必要があります。

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4. オンプレミスからクラウドへの移行手順(7ステップ)

オンプレミスからクラウドへの移行は、事前の計画と設計が成否を分けます。移行対象の洗い出しが不十分なまま進めると、移行後にシステム連携の不具合、想定外のコスト増加、情報セキュリティ対策の漏れなどが発生する可能性があります。

基本的な流れは以下の7ステップです。

ステップ 実施内容
1. 現場調査 サーバー、アプリケーション、データ、ネットワーク、利用者、運用体制を洗い出す
2. 移行方針の決定 リホスト、リファクタリング、リビルドなどの方式を選ぶ
3. 移行計画の策定 対象範囲、スケジュール、停止時間、切り戻し手順を決める
4. 設計・検証 クラウド構成、ネットワーク、情報セキュリティ、バックアップ、監視を設計する
5. 環境構築 クラウド上にサーバー、ストレージ、ネットワーク、認証基盤などを構築する
6. 移行・切り替え データ移行、アプリケーション移行、本番切り替えを実施する
7.運用開始・改善 監視、コスト管理、障害対応、情報セキュリティ運用を開始する

特に重要なのは、現状調査と移行計画です。オンプレミス環境では、長年の運用のなかで担当者しか把握していない設定や、他システムとの暗黙の連携が存在することがあります。移行前に構成情報や運用手順を可視化し、業務影響の大きいシステムから優先順位を付けることが大切です。

また、本番移行では停止時間や切り戻し手順を明確にしておく必要があります。万が一トラブルが発生した場合に、どの時点まで戻すのか、誰が判断するのか、関係部署へどのように連絡するのかまで決めておくと、移行時の混乱を抑えやすくなるでしょう。

クラウド移行では、既存システムとの連携や運用設計まで含めた事前準備が重要です。自社だけでの対応が難しい場合は、設計・構築から移行後の運用保守まで支援できるサービスを活用するのも有効です。

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関連コラム:クラウド移行の手引き:既存システムを安全にクラウドへ移行する方法

5. オンプレミスからクラウドへ移行する際の5つの課題

クラウド移行には多くのメリットがある一方で、以下のような課題もあります。

  • 既存システムの構成や設計を見直す必要がある
  • 移行時にシステム停止や業務影響が発生する可能性がある
  • 情報セキュリティや通信環境の設計が必要になる
  • 運用方法によってはコストが増える可能性がある
  • 移行後の運用体制やハイブリッド構成の管理が複雑になる

特に、すべてのシステムを一度にクラウド化できない場合は、オンプレミスとクラウドを併用するハイブリッド構成もひとつの手段です。この場合、構成や運用が複雑になりやすいため、事前の設計が重要になります。

5-1. 既存システムの構成や設計を見直す必要がある

オンプレミス環境で長年運用してきたシステムは、社内ネットワークや周辺システムと密接に連携していることがあります。そのため、単純にクラウドへ移せばよいとは限らず、アプリケーション構成やデータ連携、認証方式、バックアップ方法などを整理する必要があります。

特に、基幹システムやファイルサーバーなど、業務影響の大きいシステムを移行する場合は、現状調査と移行範囲の見極めが重要です。

関連コラム:レガシーシステムをクラウド化すべき理由と失敗しない移行方法

5-2. 移行時にシステム停止や業務影響が発生する可能性がある

クラウド移行では、データ移行や本番切り替えのタイミングで、一時的なサービス停止が発生する場合があります。業務時間中に停止すると、受発注や会計、顧客対応、生産管理などの重要な業務に影響が出る可能性があるため注意が必要です。

停止時間を最小限に抑えるには、事前に移行リハーサルやバックアップの取得を実施した上で、段階的にシステムを切り替えます。また、問題発生時に元の環境へ戻せるよう、切り戻し手順も準備しておく必要があります。

特に24時間稼働が求められるシステムでは、移行方式や切り替え手順を慎重に設計しましょう。

5-3. 情報セキュリティや通信環境の設計が必要になる

クラウドはネットワーク経由で利用するため、不正アクセスや設定ミスによる情報漏えいなどに注意が必要です。特に個人情報や機密情報を扱う場合は、自社の情報セキュリティポリシーに合った構成を選ぶ必要があります。

リスクを抑えるには、アクセス制御や多要素認証による不正アクセス対策に加え、暗号化、ログ監視、バックアップなどを適切に設計することが重要です。また、閉域網接続を活用することで、より安全性の高い通信環境を構築できます。

クラウド事業者側の情報セキュリティだけでなく、自社側の設定や運用ルールも安全性に大きく影響します。

関連コラム:クラウドへの閉域網接続とは?必要性やインターネットVPNとの違い、接続方法の選び方

5-4. 運用方法によってはコストが増える可能性がある

クラウドは従量課金制で利用できるため、コストを最適化しやすい一方、管理が不十分だと想定以上のランニングコストが発生する場合があります。

たとえば不要なサーバーを停止し忘れたり、過剰なスペックでリソースを確保したりすると、想定以上にコストが増加する場合があります。クラウド移行では、初期費用だけでなく、移行後の運用費用まで含めて試算しておくことが重要です。

5-5. 移行後の運用体制やハイブリッド構成の管理が複雑になる

クラウド移行を進める際は、すべてのシステムを一度にクラウド化できるとは限りません。基幹システムや一部の業務システムをオンプレミスに残し、クラウドと併用するハイブリッド構成になるケースもあります。

ハイブリッド構成では、オンプレミスとクラウドをまたいで、ネットワーク接続、認証、監視、バックアップ、障害対応などを一体で管理する必要があります。オンプレミス側とクラウド側で運用ルールが分かれていると、障害発生時の原因切り分けや対応が遅れる可能性があるため注意が必要です。

また、クラウドに関する知識や運用ノウハウを持つ人材が不足している場合、移行後の運用負荷が属人化しやすくなる可能性もあります。必要に応じて、設計・構築だけでなく、移行後の監視や運用保守まで支援できる外部サービスを活用するとよいでしょう。

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6. おすすめのクラウド移行サービス3選

クラウド移行では、既存システムとの連携、情報セキュリティ設計、ネットワーク構成、移行後の運用体制まで含めて検討する必要があります。自社だけで進めるのが難しい場合は、クラウド移行支援サービスの活用が有効です。

ここでは、おすすめのクラウド移行サービスを紹介します。

6-1. おすすめ1. クラウド導入・運用サービス(NTT東日本)

NTT東日本の「クラウド導入・運用サービス」は、AWSやMicrosoft Azureの導入から運用までをトータルで支援するサービスです。クラウド経験が少ない企業や、情報システム部門の人員が限られている企業でも利用しやすいよう、クラウド環境の構築・セットアップ、監視・保守、運用代行まで相談できます。

主な特徴は以下のとおりです。

特徴 概要
費用の見通しやすさ 料金体系がパッケージ化されており、見積もり・契約まで進めやすい
契約の柔軟性 最低利用期間なしで、サーバー1台から相談可能
サポート体制 24時間365日の監視・保守、定常的なシステム保守や運用代行に対応
情報セキュリティ設計 クラウド設定に対してNTT東日本社内基準と同等の情報セキュリティチェックを実施
対応範囲 AWS、Microsoft Azureの導入・運用、ネットワーク環境、情報セキュリティ対策まで相談可能

ネットワークからクラウドの導入・運用までまとめて相談したい企業や、オンプレミスとクラウドを併用するハイブリッド構成を検討している企業に向いています。

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6-2. おすすめ2. IIJクラウドインテグレーションソリューション for AWS クラウド移行(IIJ)

IIJの「IIJクラウドインテグレーションソリューション for AWS」は、AWSを活用したシステム構築・移行・運用を支援するサービスです。オンプレミスからAWSへ移行する際の基盤変更、移行手段、設計・作業の課題に対応し、システム移行を支援します。

AWSの基本設計から、サーバーやネットワークを含めたシステム構築、監視設定、クラウド閉域接続、クラウドファイルサーバー、運用管理まで複数のメニューが用意されている点が特徴です。AWSを中心にクラウド移行を進めたい企業や、移行計画から設計・構築・運用まで段階的に支援を受けたい企業に向いています。

参照:IIJクラウドインテグレーションソリューション for AWS クラウド移行

6-3. おすすめ3. Microsoft Azure導入・移行支援(インテック)

インテックの「Microsoft Azure導入・移行支援」は、オンプレミスからMicrosoft Azureへの移行をトータルで支援するサービスです。Azureの契約・請求・アカウント管理の代行に加え、システム特性、運用性、情報セキュリティを踏まえたAzureインフラの設計・構築、運用、ネットワーク接続まで支援します。

Microsoft Azureの利用が初めてで契約や構成に不安がある企業、オンプレミスシステムをAzureへ移行したい企業、災害対策としてデータをクラウド上にバックアップしたい企業に向いています。

参照:Microsoft Azure導入・移行支援

7. 【業種別】NTT東日本のオンプレミスからクラウドへの移行事例

ここでは、NTT東日本が支援したオンプレミスからクラウドへの移行事例を紹介します。

7-1. 基幹システムの老朽化を機にAzureへ移行し、コストと移行期間を大幅カット

調剤薬局の経営や介護用品販売を手がける株式会社タカサさまは、オンプレミス環境で運用していた基幹システムのサーバー老朽化と、リプレース費用の高さが課題でした。

NTT東日本は、勘定奉行シリーズの機能性やOffice連携を維持しながら、Microsoft Azureへサーバーを移行する構成を提案。Azure Virtual MachinesやAzure Automation、Azure Virtual Network、Azure VPN Gatewayなどを活用し、既存システムとの連携や運用性を考慮したクラウド環境を構築しています。

結果として、オンプレミスからクラウドへの移行を、イニシャルコストを抑えながら約1カ月半で実現しました。また、クラウド導入後も現場では既存業務へ大きな影響なくシステムが安定稼働しています。オンプレミス環境時と比較してわかりやすい構成になったことで、運用しやすくなった点も評価されています。

関連コラム:勘定奉行シリーズの機能性をそのままに、Microsoft Azureへのサーバー移行をコストと移行期間を大幅カットして実現させた事例

7-2. 物理サーバー依存を解消し、BCP(事業継続計画)対策とテレワーク環境を実現

住宅設備事業などを展開する株式会社サジェコさまは、北海道内4拠点に物理サーバーを設置し、オンプレミス環境でIT管理を行っていました。

しかし、2018年の北海道胆振東部地震による停電をきっかけに、物理サーバーへ依存するリスクが顕在化。ADサーバーやファイルサーバーが利用できないことで、社員がパソコンにログインできない、必要なファイルにアクセスできないといった業務影響が発生しました。

同社はBCP(事業継続計画)対策とテレワーク推進を目的にクラウド化を検討し、NTT東日本のクラウド導入・運用サービスを利用してAWS環境を構築。既存のIT資産を活用し、閉域網を活用したセキュアなクラウド環境を構築できる点が決め手となりました。

クラウド移行後は、各拠点に分散していたサーバーを統合し、情報資産のスリム化を実現しました。災害時のBCP(事業継続計画)対策としてのリスク管理にもつながり、クラウド環境を活用したテレワーク環境の整備にも効果を発揮しています。

関連コラム:クラウド環境への移行で情報資産管理とBCP対策を実現した事例

クラウド移行を検討している方は、以下の資料もあわせてご活用ください。

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8. クラウド移行に関するよくある質問(FAQ)

ここでは、オンプレミスからクラウドへの移行を検討する担当者からよく寄せられる質問に回答します。一般的な考え方に加え、NTT東日本のクラウド導入・運用サービスならどのように対応できるかも紹介します。

8-1. サーバー1台などの小規模な移行や急な構築も依頼できますか?

サーバー1台などの小規模な移行でも、クラウド移行支援サービスへ相談できる場合があります。ただし、サービス提供会社によっては、案件規模や期間、対象クラウド、支援範囲に条件があるため、事前に確認が必要です。

NTT東日本のクラウド導入・運用サービスでは、最低利用期間がなく、サーバー1台から相談可能です。また、15営業日でクラウド環境の構築・セットアップに対応可能なため、急ぎでクラウド環境を整えたい場合にも相談しやすいサービスです。

8-2. 導入後に想定以上のランニングコストが発生しませんか?

クラウドは従量課金型のため、設計や運用管理が不十分だと、想定以上のランニングコストが発生する可能性があります。不要なリソースの停止忘れ、過剰なスペック設定、データ転送量の増加、バックアップ容量の増加などが主な要因です。

そのため、クラウド導入時には、利用するリソースや運用範囲をあらかじめ整理し、月額費用の見通しを立てたうえで設計することが重要です。

NTT東日本のクラウド導入・運用サービスは、設計段階からお客さまの利用状況に応じた適切な構成設計や運用をサポートします。そのため、必要以上のリソース利用や設定ミスによるコスト増加を抑えながら、ランニングコストを管理しやすい環境を構築・運用できます。

9. まとめ:安全で柔軟なクラウド環境の構築はNTT東日本へ

オンプレミスからクラウドへの移行は、ハードウェア更改費用の負担軽減やリソース調達の迅速化、運用負荷の軽減など、多くのメリットがあります。

一方で、既存システムの構成見直し、移行時の業務影響、情報セキュリティ設計といった課題もあります。

自社だけでクラウド移行を進めるのが不安な場合は、移行計画から設計・構築・運用まで支援できるサービスを活用しましょう。

NTT東日本の「クラウド導入・運用サービス」は、AWSやMicrosoft Azureの導入・運用、24時間365日の監視・保守、情報セキュリティを考慮した設定まで対応しています。ネットワークからクラウド環境の構築・運用までまとめて相談したい企業にとって、心強い選択肢です。

オンプレミス環境の老朽化やサーバー更改に課題を感じている場合は、まずは現状のシステム構成や運用負荷を整理し、クラウド化すべき範囲を検討してみましょう。

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