- 2018年に北海道胆振東部地震をきっかけに物理サーバーに依存していることに危機を感じた
CASE STUDY
クラウド環境への移行で情報資産管理とBCP対策を実現した事例
クラウド移行で失敗しないためのお役立ち導入事例8選
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資料はこちらよりダウンロードできますので、併せてご確認ください。
業種 | 住宅設備 |
---|---|
従業員数 | 25名 |
本社所在地 | 北海道札幌市 |
主な事業内容 |
内装 住宅設備販売 総合ビルメンテナンス ICTソリューション業 |
ホームページ | https://sajco.jp/wp/ |
導入サービス |
クラウド導入・運用サービス クラウドゲートウェイ クロスコネクト |
クラウド利用サービス |
Amazon FSx for Windows File Server AWS Managed Microsoft AD |
サービス導入時期 | 2021年6月 |
ご担当者さま | 代表取締役社長 伊藤 直樹 さま ICT技術部 飯高 司 さま |
- 既存のネットワーク回線を活用し、閉域網でクラウド環境を構築できたから
- サーバーを全てクラウド環境に統合したので情報資産のスリム化を実現
- 災害時のBCP対策としてリスク管理を実現
こちらの事例はPDFでもご覧いただけます。
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オンプレミス環境からクラウドへ移行し、情報資産管理やBCP対策を実現している株式会社サジェコさま(以下、「サジェコさま」といいます。)の事例をご紹介します。
今回は、伊藤 直樹さま、飯高 司さまにお話をお伺いいたしました。
NTT東日本のクラウド導入・運用サービスはこちらよりダウンロードできます。併せてご確認ください。
1. ご相談前の課題と背景
2018年に北海道胆振東部地震をきっかけに物理サーバーに依存していることに危機を感じた
これまでは、北海道内4拠点で事業展開しており、それぞれの拠点に物理サーバーを設置しオンプレミス環境でIT管理をしていました。
そんな折2018年に北海道胆振東部地震によって、本社事務所が1日停電に見舞われました。
当時は、どうやって会社に行こうかというレベルの地震で、行ってみたら当然電源がつくような状態ではありませんでした。
偶然にも札幌市内の中でも復旧が早かったので早く仕事に着手できましたが、もっと時間がかかっていたら事業の継続性として被害が大きくなっていたと思います。
以前管理していた物理サーバーにはUPS機器を接続していたので、データの消失や故障はありませんでしたが、ADサーバー・ファイルサーバーとして利用していたので業務にダメージがありました。
- 各社員がパソコンにログインできない
- 必須であるファイルにログインできない
このような経緯があり、物理的なサーバーに依存していることに危機を感じ、BCP対策としてクラウド化を検討しました。
(伊藤社長 飯高さま)
NTT東日本ではクラウド導入に関するご相談を承っております。こちらよりお気軽にご相談ください。
2. クラウド・AWSを選んだ理由
IT危機管理としてBCP対策と働き方改革を推し進めていくため
クラウドへ移行を決心した理由
“BCP対策とテレワークの推進“
災害によりこれまでの物理的なサーバーの管理に危機を感じ、BCP対策としてクラウド化を選びました。
これまで物理サーバーを4拠点で管理し、各拠点でサーバーの管理をしていました。
管理自体も主に1人で管理を行っており、サーバートラブルがあれば長距離を移動している状態でした。
その管理体制であることや北海道胆振東部地震も起きたことでクラウド化を進めていきました。
同時にコロナというご時世なので外部からでもアクセスでき、どこでも働ける環境を作る意図もありました。
これまで各拠点間のデータ共有は、メールなどで行っていたので、見たいと思ったときにすぐ情報を見れる状態ではありませんでした。
今後の事業拠点の増設を考えた際に事業効率を上げるという視点でもクラウドに移行するべきだと考えていました。
実際にコスト面でも不安な部分はありましたが、利用してみないとわからない部分もあったので移行に踏み切りました。
(伊藤社長 飯高さま)
AWSを選んだ理由
“既存のIT資産を活用しながら構築でき、コスト面でリーズナブルだった”
当初は、ADサーバーとファイル共有機能を希望していたこともあり、Azureがいいのかと思っておりました。
ですが、既存のネットワーク回線を活用しながらAWSを構築することで安く移行できることを知り、AWSを選びました。
以前からNTT東日本さまのVPN回線を利用し、各拠点間のネットワーク環境を構築していました。
NTT東日本の営業さんから丁寧に話をして頂き、既存のネットワーク回線を活用してAWSを構築することでAzureより安くできると教えて頂いたんです。
丁寧にお話し頂くことで納得した上でAWSを選ぶことができました。
(伊藤社長 飯高さま)
3. NTT東日本を選んだ理由
既存のIT資産を活用し、閉域網でクラウド環境を構築できたから
以前からNTT東日本さまとお付き合いがあり、各事業所の拠点毎にVPNワイドを敷き、VPN網のネットワーク環境がありました。
クラウド化では、特にセキュリティ面を重視していたので、既存のIT資産である既存のネットワーク回線を活用できないか悩んでいた時にNTT東日本のクラウドゲートウェイクロスコネクトを見つけ、営業担当の方に連絡しました。
ゼロベースでクラウド化するとなった場合には、どこかに公衆網が関わると思っていたので不安でしたが、既存のネットワーク回線を活用しながら、セキュリティ高く導入できたのはNTT東日本さまのおかげです。
当時は、クラウド化に伴い別のクラウドや専用サーバーも検討していましたが、NTT東日本さまの安心感が大きかったです。
営業担当の方もわかりやすくご提案頂けたので、スムーズに着手することができました。
(伊藤社長 飯高さま)
【構成図】
NTT東日本ではクラウド導入に関するご相談を承っております。こちらよりお気軽にご相談ください。
4.クラウド・AWS導入後の成果
最適なコストでサーバートラブルの不安がなく、安定したサービスを提供できている
成果①サーバーを全て統合したので情報資産のスリム化を実現
各事業所にあったそれぞれのサーバーから、クラウド環境に移行することで情報資産を1つにまとめることができた。
成果②災害時のBCP対策としてリスク管理を実現
物理サーバーからクラウド化へ移行することでBCP対策を実現でき、将来的なリスクコストも抑えることができた。
NTT東日本さまとクラウド、AWS導入を進めていくことで、2つの成果が出ました。
サーバーを完全に統合したことで情報資産のスリム化を実現
ADサーバー・ファイルサーバーを完全にクラウド環境に統合したので情報資産のスリム化に繋がりました。
今までは、4拠点の各事業所に物理サーバーを置いていたので、ファイルやデータを見つけるのも時間がかかっていました。
ですが、完全にクラウドへ移行したことで情報管理がしやすくなり、非常に楽になりました。
そして、情報管理がしやすくなったおかげで、各事業部からの数値・進捗などの経営に関わる資料をすぐに見つけることができ、経営における意思決定の判断を早めることに繋がっています。
以前は、各事業所のサーバー上にあるデータは遠隔会議ツールを利用して見ていましたが、クラウド化で全事業部の情報が一括で見られるようになったのですぐに判断できています。
この機会に情報資産のスリム化を実現できたので、長い間培ってきた古いデータやファイルの整理もできクラウド化のおかげで大きな恩恵を受けています。
災害時のBCP対策としてリスク管理を実現
クラウドへ移行したことで災害時でも対応できるBCP対策を実現できました。
2018年に北海道胆振東部地震が起きた際に1日程営業できない時間が生まれてしまいましたが、クラウドへ移行したことで懸念事項を払拭できています。
また、将来的なリスクコストも抑えることができ情報資産の運用としてクラウド化したことで安心感があります。
これから会社の規模が大きくなり、事業を増やしていくことを考えるとサービスを止めることはできないですし、物理的なサーバーを増やす訳にもいきません。
今後の発展を考慮した際にもやはり、クラウドに移行できリスク管理ができている点では非常に安心しています。
(伊藤社長 飯高さま)
5. クラウド・AWSを導入し、今後挑戦していきたいこと
攻めのクラウド活用としてテレワークを導入していきたい
今後は、働き方改革に沿ってテレワークを進めていきたいです。
守りの側面で情報資産の整理や情報セキュリティの対策を取ることができたので、今後は攻めの側面でテレワークなどの働き方改革や生産性を上げる施策を行っていきたいです。
これから会社として事業を増やしていく、成長させていく中で最大限クラウド環境を活用していきたいと考えています。
(伊藤社長 飯高さま)
6. これから取り組む方へのアドバイス
NTT東日本さまに相談することで今まで悩んでいたことが的確かつスムーズに進めることができる
クラウドへ移行する際に色々な壁がありましたが、NTT東日本さまの営業担当・エンジニア担当の方が判断材料となる打ち合わせに利用できる資料までほとんど用意してくれました。
私自身が行ったことは、NTT東日本さまが用意して頂いた材料を判断することのみでした。
手厚くサポートをして頂いたので、“気がついたらできている”そんな状態でした。
随時、進捗や判断は全て確認して頂いてので、安心して任せることができました。
一度、迷っていたらNTT東日本さまに相談してみることがいいと思います。
(伊藤社長 飯高さま)
7. おわりに
クラウド導入を検討されている方は、NTT東日本へご相談ください
サジェコさまは、クラウド環境を構築する際、2つの課題がありました。
- 災害時のBCP対策
- 情報資産の点在化
このような課題は、オンプレミス環境で運用しているとありがちな課題です。
サジェコさまがそうであったように災害時のBCP対策として、営業を止めない情報資産管理は非常に重要です。
今回の例のように、オンプレミス環境からネットワークとクラウド化を駆使して解決できる問題もあります。
NTT東日本では、ネットワークからクラウド環境構築まで包括して対応できるため、ワンストップで完結することができます。
- 災害時のBCP対策を具体的に行っていない
- 社内の情報が点在しており、情報の整理ができていない
- クラウド化へ移行したい気持ちもあるが面倒に感じている
上記で悩んでいる方は、まずNTT東日本に問い合わせてください。
- 文中記載の組織名・所属・肩書き・取材内容などは、すべて2022年6月時点(インタビュー時点)のものです。
- 事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。
- Amazon Web Services(AWS)、Amazon FSx for Windows File Server、AWS Managed Microsoft ADは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
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