COLUMN

【第4回】オープンソースソフトウェアのCRMソフトをAWS上で動かしてみた

皆さま、こんにちは。しなもんです。
ついにこのブログも第四回までやってきました!第1回~第3回のブログは皆様読んでいただけましたか?
本コラムでは、ついにオープンソースソフトウェアのCRMソフトを実際に利用し活用してみようと思います!
オープンソースの中の1つとして今回は、F-RevoCRMを選択してみました。
CRMを活用することで、どの機能を利用できるのか?お伝えしていこうと思いますので、最後までぜひご一読ください。

Ⅰ.設定方法

初めに、AWS上でF-revoCRMを動かしてみます。
公式HPがありましたので、こちらのサイトを参考に構築しました。

URL:https://f-revocrm.jp/2020/10/11128/別ウィンドウで開きます

手順を分解すると大きく分けて9つの手順を行うことで、実行できそうです。簡単そう!早速やってみます!

【F-revoCRMを導入するための環境準備】

①Amazon Linux2にLAMP環境を準備する

②HTTP(ポート80)からの接続を許可するために、EC2のセキュリティルールを編集

③php7.4をインストール

④EC2のパブリックIPをElasticIPで固定する

⑤データベース(MariaDBサーバ)のセットアップ

ここまでが、F-RevoCRMを導入するための前作業となります。
次からいよいよ、F-RevoCRMをインストールしていきましょう。

【F-RevoCRMのセットアップ】

①php.iniの変更

②my.cnfの変更

③データベースの作成

④F-revoCRM7.3のインストール

初めてのインストールでしたが、コマンドを入力し、F-RevoCRMを導入するための環境を準備していく部分が手強かったです。
私はAWSに携わって1年程度経過しますが、エラーが何回も発生し、その度に他のサイトも含めてコマンドを調べる必要が有り時間がかかりました。
不安な方、環境構築に慣れていない方はF-RevoCRMを扱っているベンダーに依頼することを推奨します。弊社からベンダーをご紹介することも可能ですので、ご相談ください。

Ⅱ.CRM機能

インストールした環境を見ていきましょう!
F-RevoCRMは、標準機能とオプション機能(Amazon Connect(※)連携、その他の連携)に分かれています。

(※)Amazon Connectについてはこちらのコラムを参照ください

<標準機能>
顧客管理

今回は1件お試しでデータを入力してみました。
顧客との対応を行った場合は、活動の項目に入力することで対応履歴が蓄積されていきます。
顧客登録時、顧客情報を詳細に入力することで、主要項目に顧客の会社概要が表示されるようになります。

スケジューラー機能(予定管理)

顧客との打ち合わせ等の予定を管理することも可能です。
架電するタイミング、資料を送付するタイミング等、抜け・漏れを無くします。

名刺管理

顧客担当者の名刺情報を管理します。
名刺に記載されている内容が一目でわかるので、顧客の名前・役職を忘れることはありません!

請求書、見積書作成、発行

商品やサービスに自社商材を登録しておくことで、簡単に作成できます。
ワンクリックでPDFに変換することもでき、お客様への早期送付に役立ちます。
また、過去に顧客に提示した見積を整理して管理が出来ますので顧客との不要なトラブルを防ぐことが可能です。

お問い合わせ管理(チケット)

顧客からの問合せやクレーム情報を管理し、関係者へのエスカレや進捗管理により対応漏れを防止することが可能です。

レポート機能

案件のパイプラインや見込み客・見積などのステータス管理の情報をグラフ形式で表示することが可能です。

必要な時は、上記データを組み合わせオリジナルの帳票を作成することができ、ExcelやPDFに出力いただくことも可能です。

<Amazon Connect連携>

Amazon Connectと連携することで、コールセンターでの活動をより便利にすることが可能です。

着信時

F-RevoCRM上のお客様情報 or 問い合わせ管理作成画面が自動でポップアップします。
顧客からの架電を受けながら、架電内容を書き留めることが可能です。

発信時

F-RevoCRM上に登録されている電話番号をクリックすることで、発信ができます。
架電ミスを無くし、過去のやり取りを参照しながら架電ができるため、担当が変わっても安心して架電できます。

<+αその他の連携>
MAツール

F-RevoCRMと連携させることで、マーケティングフェーズからカスタマーサポートまで、一元的に管理することが可能です。
社内全体導入することで、営業面で感じていた課題を一度に解決できます。

その他にも、文書管理やBIツールと連携することができます。
機能の詳細については、ぜひNTT東日本へお問い合わせください。

Ⅲ.使ってみた感想

非常に簡単に顧客情報を入力できました。
初めてでも利用しやすいと感じましたので、サービスを定着させるにはもってこいなのではないかと感じております。
しかしながら、コマンドを打ち込んでサービスを導入することやAWSに慣れていないと導入に苦労するとも感じました。
自社構築 or ベンダーに依頼するかはクラウドスキルと費用面を天秤にかけながら検討いただくとよろしいかと思いました。
弊社のクラウド導入運用サービスでは、F-RevoCRMの初期インストールまでの対応ができます。サービス内容等を掲載しておりますので、詳細はこちらをご確認ください。

Ⅳ.まとめ

皆様、いかがだったでしょうか?
これにて顧客データに関するコラムは完結です。長い間お付き合いいただきありがとうございました。
CRMを自社課題の解決に役立て、より良い業務改善を目指しましょう!
CRM機能の導入についてご不明点・ご相談がございましたら、NTT東日本へご相談ください。

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