COLUMN
クラウド型ファイルサーバー比較15選!メリットや比較検討ポイントも解説
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社内でデータを活用するにあたってファイルサーバーは重要ですが、オンプレミスの場合、テレワークや社外での活用が難しいといった点があります。クラウド型ファイルサーバーに切り替えれば、社内外問わずスムーズにデータの活用や共有が可能です。
一方、クラウド型ファイルサーバーのサービスは多岐にわたり、自社で導入するにはどのサービスが最適か悩まれる方もいるでしょう。そこで本記事では人気のクラウド型ファイルサーバーを、15サービス紹介します。クラウド型ファイルサーバーのメリットやデメリット、比較検討ポイントについても解説していますので、これから導入を検討している方は参考にしてください。
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目次:
- 1.クラウド型のファイルサーバーとは?ニーズが高まっている理由
- 2.ファイルサーバーをクラウド化するときの選択肢
- 3.クラウド型ファイルサーバーを導入するメリット
- 3-1.テレワークでも使いやすい
- 3-2.ユーザーが増えても拡張しやすい
- 3-3.業務に役立つ機能が備えられている
- 3-4.設置スペースやコストを抑えられる
- 3-5.運用・保守の手間が省ける
- 3-6.災害時のリスクも軽減できる
- 4.クラウド型ファイルサーバーのデメリット
- 4-1.通信環境によっては使いにくい
- 4-2.運用を変えることになる場合がある
- 4-3.カスタマイズしにくいことがある
- 5.オンプレミス型ファイルサーバーとクラウド型ファイルサーバーの違い
- 6.ファイルサーバーをクラウド化するのがおすすめなケース
- 7.クラウド型のファイルサーバーを比較検討するポイント
- 7-1.機能・ユーザビリティ
- 7-2.セキュリティ
- 7-3.サポート体制
- 7-4.料金
- 8.社内共有におすすめのクラウド型ファイルサーバー10選
- 8-1.Box(株式会社Box Japan)
- 8-2.Box over VPN(NTTコミュニケーションズ株式会社)
- 8-3.Fileforce(ファイルフォース株式会社)
- 8-4.Dropbox Business(Dropbox Japan株式会社)
- 8-5.セキュアSAMBA(Chatworkストレージテクノロジーズ株式会社)
- 8-6.使えるファイル箱(えるねっと株式会社)
- 8-7.DirectCloud(株式会社ダイレクトクラウド)
- 8-8.Everidays(株式会社yett)
- 8-9.NotePM(株式会社プロジェクト・モード)
- 8-10.OneDrive for Business(日本マイクロソフト株式会社)
- 9.社外共有におすすめのクラウド型ファイルサーバー5選
- 9-1.コワークストレージ(NTT東日本)
- 9-2.SECURE DELIVER(富士フイルムイメージングシステムズ株式会社)
- 9-3.クリプト便(NRIセキュアテクノロジーズ株式会社)
- 9-4.GigaCC ASP(日本ワムネット株式会社)
- 9-5.Fleekdrive(株式会社Fleekdrive)
- 10.ファイルサーバーのクラウド化ならぜひNTT東日本にご相談ください
- ファイルサーバーのクラウド化についてまとめ
1.クラウド型のファイルサーバーとは?ニーズが高まっている理由
クラウド型のファイルサーバーとは、文書などのデータをクラウドに保管できるファイルサーバーのことです。インターネットにつながる環境があれば場所を問わず使用できるため、社内はもちろん社外や自宅、クライアント先でも、保管したデータを閲覧可能です。
総務省が公表した令和2年の情報通信白書によると、企業でのクラウド利用率は2015年では44.6%と半数以下なのに対し、2019年には64.7%に上昇しています。クラウド利用の内訳として最も利用率が高いのはファイルデータの保管や共有です。
現在ニーズが高まっている理由として、社内に資産として自社サーバーを持つ必要がなく、どこにいてもファイルを閲覧・活用できる点が挙げられます。コロナ禍でテレワークが当たり前になったからこそ、自社でファイルサーバーを持つよりも、クラウドで必要なものを必要なときに共有できる環境のほうが現代のニーズにマッチしたのです。
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2.ファイルサーバーをクラウド化するときの選択肢
ファイルサーバーをクラウド化するときの選択肢としては、IaaSとSaaSがあります。IaaSとはハードウェアやストレージを複数組み合わせ、クラウドに自社専用のファイルサーバーを構築できるものです。IaaSを展開しているクラウドサービスの代表例は、AzureやAWSなどが有名です。
SaaSは、すでにクラウドストレージをすぐに使える状態で提供しているサービスのことで、SaaSベンダーが運営・保守をしています。
大まかな違いは、下記の表で確認しましょう。
IaaS | SaaS | |
---|---|---|
現状との違い | 同じ使い方が可能 | 使い方が変わる |
機能 | ハードウェアやストレージを組み合わせて作成 | アプリケーションとしてすぐに使用可能 |
運用・保守 | 基本的には自社で対応するがトラブルは提供側と切り分け必須 | SaaS提供側が運用・保守 |
IaaSの場合は基本的に自社での構築・運用になるものの、機能の組み合わせなども自由なので、自社にあった使い勝手の良いファイルサーバーにできます。またIaaSを提供しているAWSやAzureはPaaSも提供しているため、PaaSを組み合わせることも可能です。
SaaSの良い点はすでにパッケージ化されているため、すぐに利用できる点です。一方、使用方法が異なると使いにくいと感じる場合があります。加えて、細かくカスタマイズして自社だけのファイルサーバーにすることは難しいこともあります。
本記事で紹介するのは、SaaS型のクラウド型サーバーです。なおIaaSを検討している方は、NTT東日本のクラウド支援の活用がおすすめです。IaaSのファイルサーバーの構築や移行をする場合、知見があるシステムエンジニアのリソースが欠かせません。しかしNTT東日本のクラウド支援では、ビジネス課題をヒアリングし最適なファイルサーバーの提案、構築・移行・運用の支援が可能です。
NTT東日本のクラウド支援について詳しく知りたい方は、以下のページをご確認ください。
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3.クラウド型ファイルサーバーを導入するメリット
クラウド型ファイルサーバーを導入するメリットとして、以下の6つが挙げられます。
1.テレワークでも使いやすい
2.ユーザーが増えても拡張しやすい
3.業務に役立つ機能が備えられている
4.設置スペースやコストを抑えられる
5.運用・保守の手間が省ける
6.災害時のリスクも軽減できる
順番に見ていきましょう。
3-1.テレワークでも使いやすい
クラウド型ファイルサーバーは、テレワークであっても使い勝手が良いのが特徴です。
オンプレミスサーバーをテレワークで活用する場合、VPN経由でオンプレミスサーバーにアクセスしなければなりません。そのためテレワークをするには、スタッフ全員の環境を整える必要があります。またVPN接続の場合、社員のアクセスが集中すると通信速度が遅くなりやすく、業務に支障をきたすデメリットがあります。
一方クラウド型のファイルサーバーの場合、インターネット環境が整っていれば、テレワーク時や外出先ですぐに使用可能です。VPN接続ではないため、アクセスが集中したとしても速度が遅くなることはありません。テレワークであったとしても、社内にいるのと変わらない感覚で業務ができます。
3-2.ユーザーが増えても拡張しやすい
クラウド型ファイルサーバーは、ユーザーが増えても拡張しやすいのもメリットです。
オンプレミスの場合は、利用ユーザーが増えサーバーの容量が足りなくなると、必然的にサーバーやハードディスクの追加購入が必要です。ユーザーごとに細かい設定なども必要となり、コストも時間もかかります。
クラウド型ファイルサーバーなら、プランの変更やストレージ容量のアップなどをおこなうだけですぐに拡張が可能です。もちろん、ユーザーが減ってストレージに空きが出ればその分プラン料金を下げることもできるので、常に必要なコストのみを支払えるメリットがあります。
3-3.業務に役立つ機能が備えられている
クラウド型ファイルサーバーには、オンプレミスにはない、業務に役立つ機能が備わっています。急にデータが必要になった場合でも、キーワード検索などで簡単にデータを引き出せます。
そのほか、オンライン上で必要なときにデータの編集ができるため、パソコンにわざわざダウンロードして編集する必要はありません。たとえば営業中にオンライン上で加筆すると、ダウンロード・再アップロードする時間を削減できるので業務を円滑に進められます。
また、更新したデータは閲覧可能なユーザーだけがすぐに確認可能です。そのためクライアントとデータ共有をしておけば、毎回メールで送付する必要はありません。データをメールで送付することは、送信先間違いなどから情報漏えいにつながる可能性があり、一定のセキュリティリスクが存在します。クラウド型ファイルサーバーに変更するだけで、セキュリティも守られるといえるでしょう。
3-4.設置スペースやコストを抑えられる
オンプレミスでファイルサーバーを運用するには、ハードウェアはもちろん、万が一のためにバックアップ用のハードディスクドライブ・無停電電源装置なども設置を考えなければなりません。サーバーに担当者以外が触れないよう専用の部屋を用意し、カギをつけて管理する必要があります。サーバー室の温度が高くなりすぎないように、エアコンなどの用意も必要でしょう。
結果として、設置スペースはもちろんのこと、場所や機材を用意するのにも一定のコストがかかるのです。
一方クラウド型ファイルサーバーの場合、インターネット環境さえあればサーバーなどの機材は一切不要で、設置スペースを準備しなくて済みます。またコスト面でもほとんどのサービスが従量課金のため、スモールスタートができます。
3-5.運用・保守の手間が省ける
クラウド型ファイルサーバーは、運用や保守の手間が省けるのもメリットです。
通常、ファイルサーバーは、メンテナンスはもちろんバックアップ・セキュリティ対策・アップデート・データの暗号化などさまざまな運用や保守が必要です。オンプレミスの場合は全て自社で対応する必要があるため、システムエンジニアのリソースが取られ、本来の仕事に影響が出ます。
一方SaaSのクラウド型ファイルサーバーなら、メンテナンスやセキュリティ管理・バックアップなどほぼ全ての運用・保守をSaaS提供側が対応してくれるため、時間のロスも減ります。
3-6.災害時のリスクも軽減できる
クラウド型の場合、災害時のリスクも軽減できます。自社にサーバーが置かれていないため、被害があったとしてもインターネット環境があればファイルデータは無事です。また多くのクラウドサービスの場合、データセンターが冗長化されています。したがって1つの地域で災害が起きたとしても、もう一方のデータセンターで復旧が可能なのもメリットといえます。
自社サーバーを使用している場合、本拠地で地震や水災が発生するとデータが破損する可能性が高いです。もしバックアップデータが無事でも、復旧まで使用できないといった状況になりかねません。
災害大国である日本だからこそ、災害時のリスクを軽減できるクラウド型なら、安心して運用できるでしょう。
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4.クラウド型ファイルサーバーのデメリット
クラウド型ファイルサーバーを導入するデメリットとして、以下3つが挙げられます。
1.通信環境によっては使いにくい
2.運用を変えることになる場合がある
3.カスタマイズしにくいことがある
順番に見ていきましょう。
4-1.通信環境によっては使いにくい
クラウド型ファイルサーバーは、通信環境が不安定な場所では使いづらくなることがあります。たとえばクライアント先の通信が悪かったり、移動中などで一時的に通信が滞ったりした場合は、アクセス自体ができなくなる可能性があります。
そのほか大きな通信障害などが起きた場合や、パソコンなどの機器の調子が悪い場合にもアクセスしにくくなる可能性があります。通信環境の不安定な場所に移動することが多い場合は、オフラインでも使用できるクラウド型ファイルサーバーを検討するのも一つの方法でしょう。
4-2.運用を変えることになる場合がある
クラウド型ファイルサーバーと、オンプレミスで使用していたファイルサーバーの操作方法が異なるため、運用方法を変えなければならない場合があります。
またファイルごとのアクセス権限が、オンプレミスのようには設定できないサービスも存在します。加えて、新しい操作方法に慣れるまで時間がかかる可能性もあるでしょう。できるだけ早く慣れるためには、視覚的に分かりやすいUIが備わっているサービスを利用するのがよいといえます。
4-3.カスタマイズしにくいことがある
クラウド型ファイルサーバーには、自社には不要なサービスが標準機能として搭載されている、または必要な機能がない可能性があります。自社専用のサーバーではなく、さまざまな業種や企業が使用するファイルサーバーのため、機能カスタマイズが難しいのです。
SaaSサービスによっては、オプションで機能の追加ができるものもあります。自社で現在使用している機能がクラウド型で使えるのか、しっかり確認してから導入しましょう。
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5.オンプレミス型ファイルサーバーとクラウド型ファイルサーバーの違い
オンプレミス型ファイルサーバーとクラウド型ファイルサーバーの違いを見ていきましょう。
オンプレミス型ファイルサーバー | クラウド型ファイルサーバー | |
---|---|---|
イニシャルコスト | 高額 | 無料または安価 |
ランニングコスト |
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|
サーバーの設置場所 | 自社 | サービス事業者側 |
導入までの期間 | クラウドより時間がかかる | 契約すればすぐに使用可能 |
運用・保守 | 自社システムエンジニアが対応 | サービス事業者側 |
機能カスタマイズ | 細かく設計可能 | 機能のオプションにあれば追加可能 |
アクセス | インターネット環境は問わない | インターネット環境が必須 |
拡張性 | サーバー増設の場合はコストがかかる | プラン変更のみ |
オンラインでのファイル編集や外部への共有 | 不可 | 可能 |
オンプレミス型の特徴として、社内で特別な機能が必要な場合に細かくカスタマイズが可能な点があります。自社専用のファイルサーバーを構築できる一方、システムエンジニアの技術の高さやリソースが必要です。
クラウド型では、自社専用の細かいカスタマイズができないものの、機能を追加すれば使いやすいファイルサーバーにできます。また構築はもちろん、運用・保守もサービス事業者が対応してくれるため、社内にシステムエンジニアが不在でも利用しやすいでしょう。
費用に関しては、オンプレミスの方が高くなる可能性があります。オンプレミスの場合、導入費用としてファイルサーバーの費用がかかります。運営コストでは人件費はもちろん、サーバー自体の経年劣化により機器交換が必要です。クラウドの場合、導入費用は基本不要で、月額利用料や使った分だけを支払います。
利便性やコストを考えるとクラウド型、必要な機能がどうしてもクラウド型で実現できない場合はオンプレミス型にするとよいでしょう。
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6.ファイルサーバーをクラウド化するのがおすすめなケース
ファイルサーバーをクラウド化するのにおすすめなケースは3つあります。
1つ目は、テレワークや外出先など自社以外での使用頻度が高い場合です。たとえば営業先でデータが新たに必要なとき、オンプレミスでは帰社してから再度メールで送る必要があります。一方クラウド型であれば、その場ですぐにデータを取り出せて、オンライン上で修正も可能です。
2つ目は、システムエンジニアのリソースが足りない場合です。今までオンプレミスを活用していて、運用と保守でシステムエンジニアのリソースが手一杯だったとします。ファイルサーバーをクラウド化することで、サービス事業者が運用・保守に対応するため、社内のシステムエンジニアが本来の業務に力を入れられるようになるのです。
最後に、データの管理を社員それぞれでおこなっていて、一元化できていない企業にもおすすめです。たとえば社員がデータを保管しているUSBを無くしてしまったり、メールの宛先を間違えてしまったりしたら、情報漏えいにつながるでしょう。セキュリティ対策として、ファイルサーバーをクラウド化し、しっかりと一元管理しておけばリスクを軽減できます。
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7.クラウド型のファイルサーバーを比較検討するポイント
クラウド型のファイルサーバーを比較検討する際、以下の4つのポイントに着目します。
1.機能・ユーザビリティ
2.セキュリティ
3.サポート体制
4.料金
ひとつずつ解説します。
7-1.機能・ユーザビリティ
利用シーンに合う機能が搭載されており、操作しやすいかを比較します。クラウド化した際どのように利用をしたいのか、導入目的を明確にしなければなりません。業務をより効率化したいのであれば、共有できる機能や使用できるデバイスの種類を確認します。オンプレミスのように細かいアクセス権限の設定をしたい場合は、アクセス権限の設定ができるサービスを選びましょう。
そのほかユーザー数やデータ容量が今後どのくらい増えるかも、検討しておきます。サービスによって利用できるユーザー数などが異なるためです。
また、ファイルサーバーを利用する社員全てが、パソコン操作に慣れているわけではありません。誰でも直感で分かりやすい画面になっているか、使い勝手が良いかも検討します。
7-2.セキュリティ
インターネットを通じて利用するからこそ、セキュリティ対策がどうなっているかも確認が必要です。サービスによって、認証方法や監査ログ・アクセス権限・ファイルの暗号化などが異なります。また、海外のデータセンターを利用しているファイルサーバーもあるため、自社が運用するセキュリティポリシーに合っているかを確認しましょう。
7-3.サポート体制
サービス事業者側のサポート体制がどうなっているかも、検討する必要があります。特に社内にシステムエンジニアが在籍しておらず、知見のあるスタッフがいない場合は要注意です。
よくある質問から探すだけのサービスもあれば、メールや電話対応などもしているサービス、英語での問い合わせのみのサービスもあります。急ぎの場合はサポートが充実しているところを選びましょう。
7-4.料金
使用したい機能やユーザー数・容量などを検討し、全て使用した場合の料金がどれくらいか確認しましょう。プラン料金だけを見れば安価だったとしても、従量課金で高くなる可能性があるからです。従量課金の方法はサービス事業者によって異なり、ストレージや時間・容量で計算するサービスもあれば、ユーザー数で料金が変動するサービスもあります。
いざ使い始めると高額になってしまったということが無いよう、使用シーンに対しての料金を把握したうえで比較しましょう。
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8.社内共有におすすめのクラウド型ファイルサーバー10選
社内共有におすすめのクラウド型ファイルサーバーを10サービス紹介します。それぞれ機能やサポート体制などが異なるため、自社で使用したいファイルサーバーの要件と照らし合わせて参考にしてください。
ダウンロード資料「もう迷わない。これ1冊でわかる クラウド・ファイルサーバーの選び方」はこちらからダウンロード!!
8-1.Box(株式会社Box Japan)
Boxは、全世界で100,000社以上、日本では12,000社が利用しているアメリカのクラウドサービスです。日本ではJALや資生堂などの企業、自治体・大学・文部科学省など多数の団体が使用しています。
機能・ユーザビリティ |
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セキュリティ |
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サポート体制 | メール対応 |
料金 | 1,980円~/月 |
※2023年8月時点の料金です。
ZoomやSlack・Microsoft 365・Google Workspaceなど、1,500もの外部アプリと連携でき、電子サインにも対応しています。
特にセキュリティに力を入れており、アクセス権限など細かい設定をしたい方におすすめです。下記公式サイトから申し込むと英語でのサポートとなるため、日本の代理店を通して契約した方がよいでしょう。
公式サイト:BOX
8-2.Box over VPN(NTTコミュニケーションズ株式会社)
Box over VPNはBoxをVPN接続でつなぎ、セキュリティを強固にしたクラウドサービスです。
機能・ユーザビリティ |
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セキュリティ |
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サポート体制 |
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料金 |
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※2023年8月時点の料金です。
VPN接続を使用していることでトラフィックを分散し、ファイアウォールやプロキシサーバーへの負荷を軽減してくれます。
またBoxに比べ、導入支援やデータ移行支援などサポートも充実しているのが特徴です。Boxの利用を検討していて、サポートとセキュリティをさらに強固なものにしたい方におすすめです。
公式サイト:Box over VPN
8-3.Fileforce(ファイルフォース株式会社)
Fileforceは開発・保管・サポートを全て日本でおこなっているクラウドサービスです。
機能・ユーザビリティ |
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セキュリティ |
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サポート体制 |
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料金 |
1ユーザーあたり900円~/月(Unlimitedプランはユーザー数無制限) 30日間無料体験あり |
※2023年8月時点の料金です。
WindowsエクスプローラーからFileforceのフォルダにアクセスできるため、ローカルディスクを利用しているかのような操作性です。Windowsサーバーで使用しているアクセス権限やフォルダ構成をそのまま使用できるので、新たに操作を覚える必要もありません。
導入支援や移行支援もおこなっており、30日間無料で体験できるため、一度お試しで体験してみるのもよいでしょう。
公式サイト:Fileforce
8-4.Dropbox Business(Dropbox Japan株式会社)
Dropbox Businessは、世界60万チーム以上が利用しているオンラインストレージサービスです。
機能・ユーザビリティ |
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セキュリティ |
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サポート体制 | メール・ライブチャット・電話 |
料金 | 1ユーザー1,500円~/月 |
※2023年8月時点の料金です。
Dropbox Businessを使用すれば、Googleドキュメントやスプレットシート・Microsoft Officeのファイルなどを一元管理できます。通信ができない場所でもオフラインでファイルへアクセスが可能なため、テレワークに適しています。
プランによっては電話でのサポートもあるため、サポート重視の方に最適でしょう。
公式サイト:Dropbox Business
8-5.セキュアSAMBA(Chatworkストレージテクノロジーズ株式会社)
セキュアSAMBAは、standardプラン以上にすればユーザー無制限で利用ができます。
機能・ユーザビリティ |
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セキュリティ |
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サポート体制 | メール・電話 |
料金 | 15,000円~/月(1カ月のトライアルあり) |
※2023年8月時点の料金です。
検索機能が豊富で、ファイル名やタグ検索・AI・全文検索などが可能です。マルチデバイス対応のため、スマートフォンで撮影した写真をそのままアップロードもできます。
エクスプローラーのような画面遷移で直感的に操作ができ、細かい説明を見なくても使いやすい点も特徴です。
公式サイト:セキュアSAMBA
8-6.使えるファイル箱(えるねっと株式会社)
使えるファイル箱はWindowsならエクスプローラー、MacであればFinderでデータのアップロードやダウンロード・共有が可能なクラウドファイルサーバーです。
機能・ユーザビリティ |
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セキュリティ |
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サポート体制 |
メール・チャット・電話対応 24時間対応 |
料金 |
18,480円~/月 |
※2023年8月時点の料金です。
ファイル検索ができるのはもちろん、万が一データを誤って編集してしまっても最大999世代前まで復元できます。そのほかサポート体制も手厚く、メールやチャットはもちろん電話対応もしてくれます。
最大の特徴は1年目であれば全額返金対応をしている点です。社員数が多い場合や、一旦試してみたい方には最適なサービスでしょう。
公式サイト:使えるファイル箱
8-7.DirectCloud(株式会社ダイレクトクラウド)
DirectCloudは、操作性はもちろんセキュリティも高水準のオンラインストレージサービスです。
機能・ユーザビリティ |
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セキュリティ |
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サポート体制 |
メール・電話・リモートサポート・訪問 (プランによりサポート体制は変わる) |
料金 | 30,000円~/月 |
※2023年8月時点の料金です。
エクスプローラーから直接ファイルにアクセスでき、コメント検索や文書検索・フォルダ検索など幅広い検索方法を使用できます。アクセス権限も細かく設定でき、ログ監視の種類も豊富です。そのほか外出中にオフラインになってしまったとしても、スマートフォンでPDFの閲覧が可能です。
サポートはプランによって変わりますが、電話だけでなくリモートサポートや訪問などもあり柔軟に対応してくれます。
公式サイト:DirectCloud
8-8.Everidays(株式会社yett)
Everidaysはユーザー数無制限の純国産クラウドストレージサービスで、全国600社以上が活用しています。
機能・ユーザビリティ |
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セキュリティ |
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サポート体制 |
メール・電話 導入支援(Web会議または電話) |
料金 | 8,360円~/月(1カ月トライアルあり) |
※2023年8月時点の料金です。
操作画面は、エクスプローラーのような画面遷移で直感的に使用可能です。WindowsやMacのショートカットキーもそのまま使用できるため、今まで通りの使いやすさを実現しています。
ChatworkやSlackと連携でき、アプリを開かずにファイルデータにメッセージを添えて送信できます。
公式サイト:Everidays
8-9.NotePM(株式会社プロジェクト・モード)
NotePMは、社内専用ウィキペディアのように情報を保管・検索しやすいツールで、全国7,000社が登録している人気のサービスです。
機能・ユーザビリティ |
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セキュリティ |
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サポート体制 | メール |
料金 |
4,800円~/月 1ヶ月トライアルあり |
※2023年8月時点の料金です。
特に検索機能に特化しており、文章検索や絞り込み検索、ファイル検索・タグ・期間など細かい検索で必要なデータをすぐに引き出せます。会議の動画などもNotePMに保管できるため、データの種類を問わず保存できるのが強みでしょう。
NotePMの機能として65種類ものテンプレートがあり、マニュアルの作成が簡単にできます。
公式サイト:NotePM
8-10.OneDrive for Business(日本マイクロソフト株式会社)
OneDrive for Businessは、ビジネス用のOneDriveで、WordやExcel・PowerPointを保存できます。
機能・ユーザビリティ |
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セキュリティ |
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サポート体制 |
電話・オンラインサポート 24時間 |
料金 | 1ユーザーごと630円~/月 |
※2023年8月時点の料金です。
普段活用している社内データがMicrosoftの場合に最適です。個人用のクラウドストレージは無制限なため、容量が多くなっても問題ありません。ファイル共有機能もあり、細かく権限設定や権限期限の設定ができます。
公式サイト:OneDrive for Business
ファイルサーバーのクラウド移行・構築事例を見て理解を深める。「ファイルサーバーのクラウド移行・構築事例3選」の無料ダウンロードはこちら。
9.社外共有におすすめのクラウド型ファイルサーバー5選
社外共有におすすめのクラウド型ファイルサーバーを5つ紹介します。営業職や外部との連携が必要な企業は、参考にしてください。
9-1.コワークストレージ(NTT東日本)
NTT東日本が提供するコワークストレージは、社外共有であってもセキュリティを最高水準で保てるのが特徴です。
機能・ユーザビリティ |
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セキュリティ |
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サポート体制 | メール・電話 |
料金 | 2,750円~/月 |
※2023年8月時点の料金です。
コワークストレージは、社外でも社内でも活用できるように、2種類の使い方があります。社内で使用するデスクトップでは、コワークストレージDriveを使用します。エクスプローラーのような画面遷移で、オフラインでも使用できハードディスクを圧迫しません。
外出先やテレワーク時には、ブラウザから使用するコワークストレージWebユーザーインターフェースが使用できます。直感的な操作ができ、自宅のパソコンはもちろんスマートフォンやタブレットからもログインできます。
ファイルデータの共有時、上長の承認をとってから共有URLが発行できるシステムもあり、情報漏えいを防げる点もメリットです。
公式サイト:コワークストレージ
9-2.SECURE DELIVER(富士フイルムイメージングシステムズ株式会社)
SECURE DELIVERは、ビジネス専用のクラウド型ファイル転送・送受信サービスです。
機能・ユーザビリティ |
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セキュリティ |
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サポート体制 |
メール・電話 導入コンサルティング・運用代行・システム連携対応 |
料金 | 37,950円~/月(500通) |
※2023年8月時点の料金です。
情報漏えいは主にデータの送受信時が原因となることが多いため、送受信に特化したセキュリティがメインとなります。送信前にデータの破損がないかのチェックや、誤送信時に添付したURLを無効化する機能などがあります。
受信ファイルに関しては、しっかり受け取ったかを管理者が確認できる機能などもあり、開け忘れのないようなシステムもメリットです。利用した分だけの従量課金制のため、コストパフォーマンスも良いでしょう。
公式サイト:SECURE DELIVER
9-3.クリプト便(NRIセキュアテクノロジーズ株式会社)
クリプト便は、NRIセキュアテクノロジーズ株式会社が提供しているファイル転送・共有サービスです。20年以上の実績があり、高いセキュリティ水準を求められる金融系企業に選ばれているサービスです。
機能・ユーザビリティ |
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セキュリティ |
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サポート体制 | 問い合わせフォーム |
料金 | 1ユーザー900円~/月 |
※2023年8月時点の料金です。
ファイル送信はグループ化できる仕組みになっていて、グループ内でのみファイル転送ができるクローズド送信と、未登録ユーザーでも送信できるオープン送信から選べます。
メールを送る前には事前承認や事後承認ができ、端末認証を加えた多要素認証が可能です。
公式サイト:クリプト便
9-4.GigaCC ASP(日本ワムネット株式会社)
GigaCC ASPは、運用規模に関係なくスモールスタートも大規模運用も可能なファイル送信・共有サービスです。
機能・ユーザビリティ |
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セキュリティ |
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サポート体制 | 記載なし |
料金 |
初期費用 50,000円 12,000円~/月 |
※2023年8月時点の料金です。
外出先でも使用できる専用のiOSアプリを導入しているため、社外で使用する方も快適に活用可能です。セキュリティ機能が豊富で、上表以外にも利用期限や権限設定・パスワード強制変更・不正アクセス自動ロック・履歴ログ検索など多数あります。セキュリティレベルはプランによって異なるため、最適なプランを選びましょう。
公式サイト:GigaCC ASP
9-5.Fleekdrive(株式会社Fleekdrive)
Fleekdriveは、社内の情報を社外でも共有し有効活用できる、企業向けのオンラインストレージサービスです。共有作業に特化しており、社外共有しやすい環境が整備されています。
機能・ユーザビリティ |
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セキュリティ |
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サポート体制 |
サポートフォーム・メール・電話・Web会議 (プランによる) |
料金 | 1ユーザー500円~/月 |
※2023年8月時点の料金です。
ツリービューやファイルチャットなど、見やすいインターフェースで、ファイルや作業の管理をしやすいのが特徴です。ファイルごとにチャット機能があり、リアルタイムで資料のやり取りや意見交換ができるので、作業効率が上がります。
サポート体制は通常、サポートフォームとメールのみですが、追加オプションで電話やWeb会議が可能です。
公式サイト:Fleekdrive
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10.ファイルサーバーのクラウド化ならぜひNTT東日本にご相談ください
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今から何をすべきなのか明確にしたい方は、ぜひ下記のサイトより無料相談会をお申し込みください。
ファイルサーバーのクラウド化についてまとめ
ファイルサーバーをクラウド化する選択肢として、AWSやAzureなどのIaaSと、パッケージ化されたSaaSがあります。
IaaSの場合オンプレミスと同様の使い方ができる一方、運用や保守などは自社で対応しなければなりません。SaaSの場合、今までと全く同じ画面とはいかないものの、メール送信の操作がほぼ一緒だったり、エクスプローラーと似た画面遷移だったりするサービスもあります。またオプションなどでカスタマイズすれば、より自社業務に合ったファイルサーバーを使用可能です。
ファイルサーバーの提供事業者は多岐にわたり、セキュリティを強化したものや共同編集に特化したもの・データの送受信に特化したものなどがあります。自社でファイルサーバーをどのように活用したいのかしっかり検討し、適切なサービスを契約しましょう。
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クラウド化のポイントを知らずに導入を進めると、以下のような事になってしまうことも・・・
- システムインフラの維持にかかるトータルコストがあまり変わらない。。
- 情シス担当者の負担が減らない。。
- セキュリティ性・速度など、クラウド期待する効果を十分に享受できない。。
理想的なクラウド環境を実現するためにも、
最低限の4つのポイントを
抑えておきたいところです。
-
そもそも”クラウド化”とは?
その本質的なメリット・デメリット - 自社にとって
最適なクラウド環境構築のポイント - コストを抑えるための
具体的なコツ - 既存環境からスムーズにクラウド化を
実現するためのロードマップ
など、この1冊だけで自社のクラウド化のポイントが簡単に理解できます。
またNTT東日本でクラウド化を実現し
問題を解決した事例や、
導入サポートサービスも掲載しているので、
ぜひダウンロードして読んでみてください。
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