CASE STUDY

「大事なインフラだからこそ、信頼できるパートナーにお願いしたい」。クラウド化で抑えたコストをセキュリティやサポートに充て、安心できる保守運用体制を実現

セレモアホールディングス株式会社

業種 葬祭業
従業員数
本社所在地 東京都立川市
主な事業内容 葬儀総合サービス事業、葬儀式場管理サービス事業、仏事ご相談承りサービス事業、仏壇・仏具類の販売事業、など
ホームページ https://www.ceremore.co.jp/別ウィンドウで開きます
導入サービス

フレッツ光ネクスト回線別ウィンドウで開きます

クラウド導入・運用 for Microsoft Azure別ウィンドウで開きます

ギガらくVPN別ウィンドウで開きます

おまかせアンチウイルス別ウィンドウで開きます

おまかせクラウドアップセキュリティ別ウィンドウで開きます

ダイヤモンドサポート別ウィンドウで開きます

ITサポート&セキュリティ別ウィンドウで開きます

クラウド利用サービス
サービス導入時期 2023年1月〜
ご担当者さま

経営企画営業部 取締役常務執行役員 山中 秀樹さま

クラウド導入前の課題
  • 専任の社員が退職し、社内システムの保守・運用のリソースが足りなくなった
  • 各種サーバー(ADサーバー、ファイルサーバー)、ネットワークを担っていたメインフレームとサーバーの保守期限が迫っていた
  • フルスクラッチで構築していたため、年間の保守費用が高額になっていた
NTT東日本を選んだ理由
  • 電話回線に加えて、各種サーバー(ADサーバー、ファイルサーバー)、ネットワークまで、社内のインフラを一元化し、まとめてお願いできることに魅力を感じた
  • お客さまの情報を扱う大事なシステムだからこそ、信頼できるパートナーを選んだ
クラウド・Azureを選んだ理由
  • システム専任の社員が不在の状況でも、メンテナンスや保守、管理を実現したかった
  • オンプレミス環境で構築するよりも導入コストや運用コストを抑えることができる
  • 将来的にMicrosoft 365を導入することを念頭に、Azureを選定
クラウド導入後の効果
  • オンプレミスの保守期限を前に、クラウド環境へ移行できた
  • インフラの問合せ先を一元化し、安心した保守運用体制を実現
  • クラウド化で抑えたコストを、セキュリティ強化やサポート費用に充当

こちらの事例はPDFでもご覧いただけます。

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2023年で創業から55周年を迎え、葬儀やお仏壇を中核に患者移送サービス、介護用品など、シニアの世代に向けたトータルサービスを展開しているセレモアホールディングス株式会社さま(以下、「セレモアさま」といいます。)。

セレモアさまでは自社の各種サーバー(ADサーバー、ファイルサーバー)をオンプレミス環境で構築していましたが、サーバーの保守期限の満了を機に、クラウドへ移行することを決定しました。情報システム専任の社員が不在、かつオンプレミス環境ゆえの高額な保守費用に悩んでいたセレモアさまがMicrosoft Azure(以下、「Azure」といいます。)を導入し、無事に期限内のクラウド化に成功した事例をご紹介します。今回は、取締役常務執行役員の山中さまにお話を伺いしました。

NTT東日本のクラウド導入・運用サービスはこちらよりダウンロードできます。併せてご確認ください。

1. ご相談前の課題と背景

迫るサーバーの保守期限、システム担当者の不在、そして保守費用が課題に

NTT東日本さまとの取り組みのきっかけは、社内システムの保守・運用のリソースが足りなくなったことがきっかけです。以前に在籍していたシステム部門専属の担当者1名が退職してしまい、それ以降は別の社員が兼任する形となっていました。

そんなタイミングの中、弊社の各種サーバー(ADサーバー、ファイルサーバー)、ネットワークを担っていたメインフレームとサーバーの保守期間の満了が近くなり、契約を継続するか、それともシステムをリニューアルするか、決断を迫られることになりました。

以前のシステムはフルスクラッチで構築しており、データセンターにサーバーを置いていました。主に保管していたデータは、葬儀執行の履歴や店舗でのお仏壇の販売履歴、そしておよそ29万人の会員データです。

まず、以前の各種サーバー(ADサーバー、ファイルサーバー)、ネットワークを更新することを検討したのですが、一番の問題は保守費用です。フルスクラッチで構築したこともあり、以前の協力会社さんでは年間の保守費用が高額になっていたため、適正な費用に抑えたいと考えていました。

加えて、以前のパートナーさまでは残念ながら弊社側のリクエストに完ぺきにはお応えいただけなかったことも多々あり……。システム担当兼任の1名だけでも、問題なく各種サーバー(ADサーバー、ファイルサーバー)とネットワークを保守できる必要がありました。

最終的に、保守期間が切れる2023年1月には次の各種サーバー(ADサーバー、ファイルサーバー)とネットワークに移行しなければならなかったため、2022年2月頃にNTT東日本さまにお声がけさせていただきました。

2. クラウド・Azureを選んだ理由

保守、管理のコストを抑えられ、今後の拡張性からクラウド化を決定

以前と同じようにオンプレミス環境で構築し、維持していくのではなく、クラウド環境へ移行しようと考えたきっかけは、有識者の方からアドバイスをいただいたことがきっかけでした。情報システムを担当できる社員が兼任しかいない状況でのメンテナンスや保守、管理を考えるとクラウド化すべき、とのことでした。

その理由として、オンプレミス環境で構築するよりも導入コストや運用コストを抑えることができることが挙げられます。もちろん、クラウド環境で構築した場合でもスペックやオプションによっては高額になることもありますが、オンプレミスと比べるとクラウドの方がオプションなどの自由度や将来的な拡張性が高かったのです。

AzureとAWSの比較検討については、NTT東日本さまからのご提案を受けました。どちらも信頼できるクラウドコンピューティングサービスですので、将来的にMicrosoft 365を導入することを念頭に、Azureを選定しています。

3. NTT東日本を選んだ理由

社内インフラの問合せ先を一元化。大事なインフラだからこそ、信頼できるパートナーにお願いしたい

各種サーバー(ADサーバー、ファイルサーバー等)のクラウド化、ネットワークについて複数社からご提案を受けましたが、タイトなスケジュールだったことも影響し、最終的にNTT東日本さんとの取り組みを決定しました。

NTT東日本さんとは会社としてのお付き合い自体は長く、以前から電話回線を契約させていただいております。電話回線に加えてサーバーのクラウド化、VPNネットワークをお願いすることによって、社内のインフラを一元化し、まとめてお願いできることに魅力を感じました。また、会社のインフラに不具合があると私たちだけでなく、お客さまに大きなご迷惑をおかけしてしまいます。だからこそ、信頼できるパートナーさまにお願いしたいという思いだったのです。

ネットワーク・VPN運用にギガらくVPNを選定した理由とは

ネットワーク・VPN運用には、ギガらくVPNを採用しました。同じくNTT東日本さまが提供されているManaged SD-WANなどの他サービスと比べて、シンプルなサービス内容であり、価格も安価に抑えられる点が魅力でした。

過度なスペックは不要でしたので、必要なセキュリティ基準をクリアしつつ、ある程度コストを抑えられる、とNTT東日本さまにご提案いただきました。具体的には、業務に支障がでないように一定の速度以上をクリアできているかを確認しています。

セキュリティ強化に「おまかせアンチウイルス」「おまかせクラウドアップセキュリティ」を導入

ネットワークのセキュリティ強化のため、一通りの各種サーバー(ADサーバー、ファイルサーバー)、ネットワークを構築いただいたあとに「おまかせアンチウイルス」と、「おまかせクラウドアップセキュリティ」の導入を決定しました。

以前のオンプレミス環境では、ハードウェア型のファイアウォールを導入していましたが、年間の保守費用がとても高額になってしまっていたのです。また、200台以上のすべての社内パソコンには一台一台ウイルス対策のソフトウェアをインストールして使用していたのですが、パソコンによってはバージョンアップされていないものも多く、またキッティングにも手間がかかっていました。

NTT東日本さまからのご提案を受け、最終的に「おまかせアンチウイルス」と「おまかせクラウドアップセキュリティ」を導入したことで、セキュリティ強化と保守費用や手間の削減を実現することができています。

4. クラウド・Azure導入後の成果

オンプレミスの保守期限を前にクラウド化を実現

今回のNTT東日本さまとの取り組みでは、無事にスケジュール通り、オンプレミス環境からクラウド環境へ移行することができました。具体的には、2022年7月に契約を締結し、2023年1月にサーバーの切り替えや最終の確認作業を完了しています。

私自身、サーバーやネットワークに詳しくないため、そもそもサーバーの移行はどのように進めればよいか分かっていない状態からのスタートでした。しかし、NTT東日本さまの担当者の方には丁寧にサポートいただき、以前のパートナーさまを含めた三社間のミーティングでもしっかりリードいただいたことを覚えています。取り組みの当初から求めていた、同じ会社のチームのように足並みを揃えてプロジェクトを進めることができたのです。

インフラの問合せ先を一元化し、安心した保守運用体制を実現

以前の環境と比べて一番の変化は、社内インフラに関して分からないことやトラブルがあれば、まずはいったんNTT東日本さまにご相談すればよいという、問合せ先の一元化が挙げられます。今回のプロジェクトでは保守運用業務をトータルでサポートする、ダイヤモンドサポートを契約させていただいています。

システム面の疑問点については、実際に何度かすでにサポートへ問い合わせさせていただきました。幸い大きなトラブルもなく、現場からは何もコメントがないので安心して利用できています。何かトラブルがあっても問合せ先があるというのは、心理的にも安心できます。 また、デジタルを有効活用し、業務の効率化を推進することを目的に、社内のICTヘルプデスクとしてITサポート&セキュリティも導入しています。

抑えたコストでセキュリティやサポート体制を強化

オンプレミス環境からクラウド環境へ移行したことで削減できたコストは、セキュリティ強化のツール費用やサポート費用に充てています。そのため、全体のコスト自体は大きく変化はないものの、以前よりもセキュリティやサポート体制を充実させることができるようになったのです。

また、出張などでオフィスから離れることが多い役員については、社外からでも変わらず業務ができるようになりました。在社でなくとも状況を把握、対応できるので、特に急ぎの案件で助かっています。社内での業務でも、自分のデスクに縛られることがないのも嬉しいですね。

5. クラウドを導入し、今後挑戦していきたいこと

アナログとデジタル、両方を活用し、「セレモア品質」をご提供していきたい

今回のNTT東日本さまとの取り組みで、DXへのきっかけとなる基盤やクラウド環境は構築できたのではないでしょうか。

クラウド環境が整ったことで、お客さま情報やサーバーに蓄積された情報を将来的に活用していきたいと考えています。ただ、業界としてもまだまだアナログな面が多く、人に依存している業務が多いのです。システム化できる業務は積極的にシステム化し、業務の効率をもっと高めていきたいですね。

その一方、我々が「セレモア品質」と呼んでいる丁寧な接客やお客さま目線でのご提案など、人が対応することによる良い面ももちろんありますので、アナログとデジタルをうまく活用していくことが重要になると考えています。

6. これから取り組む方へのアドバイス

目の前のクラウド化だけでなく、次のステップまで気軽に相談できるパートナーを

世の中でクラウド化に取り組んでいる企業の多くは、サーバーの保守期限切れやシステム担当者の不在など、必要に迫られて着手していると思います。そうした状況の場合、頼りになるのがパートナー企業の存在であり、お付き合いするパートナー企業によって、いつまでに、どの程度までクラウド化できるかが決まってしまいます。そしてさらに重要なのが、クラウド化を実現した後のことです。

クラウド化を支援いただくだけでなく、SaaSの活用やクラウド活用など、次のステップまで気軽に相談できるようなパートナー企業を選ぶべきです。

7. おわりに

立川本社 白峯殿 <セミナー会場 80席 常設 P180台>

東京紀尾井町本社/紀尾井町ビル6F <セミナー会場 70席 常設>

クラウド導入を検討されている方は、NTT東日本へご相談ください

セレモアさまでは、情報システム担当者が不在のなか、オンプレミスの各種サーバーをクラウドに移行されました。

クラウドを導入することになった背景として、

  • 専任の社員が退職し、社内システムの保守・運用のリソースが足りなくなった
  • 各種サーバー(ADサーバー、ファイルサーバー)、ネットワークを担っていたメインフレームとサーバーの保守期限が迫っていた
  • フルスクラッチで構築していたため、年間の保守費用が高額になっていた

という状況がありました。

セレモアホールディングス株式会社さまと同じように、オンプレミスのサーバーの更新期限にお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回の事例と同様の流れでクラウドに移行すれば、その負担は低減・解消され、情報システム部門専任の担当者が不在でもシステムを維持管理することが可能になります。

セレモアさまと同様のお悩みをお持ちでしたら、まずは弊社にご相談ください。

  • 文中記載の組織名・所属・肩書き・取材内容などは、すべて2023年9月時点(インタビュー時点)のものです。
  • 事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。
  • Microsoft Azure(Azure)は、Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。

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