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もっと知りたい!電話関連コラム

オフィス電話機に欠かせない主装置の選び方3選!耐用年数や価格相場も紹介

オフィス電話機はビジネスフォンとも呼ばれ、取引先からの外線や社内の内線をやり取りするのに便利です。一般的な家庭用電話機とは仕組みが異なり、同じ代表番号で複数の外線を受けられる、社員同士が内線電話をかけられるなど便利に使えます。このような企業の業務に役立つ機能は、オフィス電話を構成する主装置によるコントロールで成り立っています。

企業の担当者の中には「オフィス電話機における主装置の役割を知りたい」「自社に合うオフィス電話機の主装置の選び方を知りたい」と考えている方がいるのではないでしょうか。今回の記事では、主装置の概要と役割を紹介します。耐用年数と自社に合う主装置の選び方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

オフィス電話機(ビジネスフォン)における主装置の役割とは?耐用年数も解説

イメージ:オフィス電話機(ビジネスフォン)における主装置の役割とは?耐用年数も解説

オフィス電話機は、主装置と専用の電話機の組み合わせによるオフィス用電話システムです。オフィスで使う電話は、以下のような用途で使われます。

  • 取引先との外線電話
  • オフィス電話機同士での内線通話
  • 外部からのFAX受信 など

オフィス電話機の受発信は、全て主装置を仲介して行われます。ここからは、オフィス電話機における主装置の役割や仕組みを説明します。法律で定められている耐用年数についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

主装置の役割

主装置は、接続する複数の専用電話機を制御し、受発信がスムーズに行われるようにする機器です。家庭用電話機は、回線に接続されている1台のみで受発信が行われるため、通信を制御する必要はありません。一方で、複数の専用電話機で外線・内線の受発信を行うオフィス電話機では、複雑なコントロールが求められます。

主装置は、専用電話機における受発信のコントロールだけでなく、FAXなど他の通信機器の機能もコントロール可能です。オフィス電話機システムで「司令塔」のような役割を果たします。

主装置の法定耐用年数

オフィス電話機の法定耐用年数は6年です。法定耐用年数とは、その物品の資産価値を法律で保証する年数であり「減価償却資産」とも呼ばれます。主装置の法定耐用年数は、国税庁の「主な減価償却資産の耐用年数表」から該当する項目の年数が当てられています。

法定耐用年数は品質保証期間ではないため、主装置が壊れることがなければ使い続けることも可能です。ただし、部品は製造が終了してから7年を超えると供給されないため、古い主装置を使用している場合は注意が必要です。

主装置がオフィス電話をコントロールする仕組みと配線方式

イメージ:主装置がオフィス電話をコントロールする仕組みと配線方式

複数の電話の受発信を制御している主装置には、オフィス電話機の機能が集約されています。その機能を決定しているのは、主装置に搭載される「ユニット」です。主装置と電話機は配線で接続されており、配線の方式は主装置から1本ずつ、または分岐させて接続する方法など3種類です。ここでは、主装置がオフィス電話機を制御する仕組みと配線方式について紹介します。

通信をコントロールする仕組み

主装置にはユニットと呼ばれる基盤が数種類組み込まれており、通信をコントロールしています。主装置はオフィス電話機の制御に欠かせないアイテムですが、ユニットを搭載することでさまざまな機能が実現します。主装置の働きに必要なユニットの代表例は、以下の4種類です。

  • CPUユニット
  • 電源ユニット
  • 内線ユニット
  • 外線ユニット

CPUユニットは、オフィス電話機の全ての情報を取りまとめ管理し、主装置の主要な役割を果たします。電源ユニットは、主電源にある各パーツに電力を供給します。また外線ユニット・内線ユニットは、外部や内部への発信と着信を行い、オフィス電話機に必須の機能です。

主装置の3つの配線方式

主装置は、それぞれのオフィス電話機と配線で接続されています。配線方式には、以下の3種類があります。

  • スター配線方式:主装置から電話機それぞれに配線する
  • バス配線方式:中継点から配線を分岐させて接続する
  • LAN配線方式:主装置からHUBを介してLANケーブルで配線する

スター配線は、主装置から各電話機が単独で配線されているため、トラブルが起きたとしても他の電話機には影響しないことがメリットです。「ローゼット」と呼ばれる機器から配線を分岐させるバス配線は、電話機を増設しやすいことが利点です。LAN配線は、IP電話などインターネット回線を利用した電話のみで使える方式となっています。

主装置の選び方3選

イメージ:主装置の選び方3選

ここからは主装置を選ぶ際に確認しておくことについて紹介します。主装置を選ぶ際は、以下の3つのポイントに着目しましょう。

  • 接続する電話機の台数
  • 必要な機能
  • 価格

新しく起業する方や、オフィス電話機を設置して長期間が経過する企業では、主装置の購入を検討している場合もあるでしょう。自社に合う主装置を設置する際は、ここで紹介する選び方のポイントを参考にしてください。

接続する電話機の台数

主装置を選ぶ際は、オフィスでの電話機の接続台数を考慮しましょう。主装置は、種類によって設置できる電話機の台数の上限が決められています。オフィスの従業員の人数や、電話の業務状況を考えながら選ぶのがおすすめです。

主装置は最大接続台数によって3~4のタイプに分かれています。現在の企業規模に合わせて主装置を購入すると、オフィスの従業員数が増えた場合に上のクラスに買い替えが必要となります。主装置を選ぶ際は、現在の企業規模で決めるのではなく、将来の成長も見込んで検討しましょう。

必要な機能

自社の業務を滞りなく行うため、必要な機能や拡張性がそろった主装置を選びましょう。前述したように主装置の機能は、装着するユニットによって決まります。オフィス電話機を外線や内線など定番の機能だけでなく、ボイスメールや校内放送などの拡張性を持たせるなら、装着できるユニット数が多い種類を選びましょう。

主装置はサイズの大きさによって、装着するユニット数も多くなります。自社に必要な機能を検討した上で、最適な主装置を選ぶのがおすすめです。

価格

主装置を選ぶ際は、求める機能と自社の予算を考慮しましょう。主装置の価格は、ユニットの搭載数や接続できる電話数のタイプによって変わります。接続できる電話機が少ないタイプであれば数十万円から、構内交換機とも呼ばれるPBXであれば数百万円からが相場です。

PBXとは外部からの電話着信を、内線を通じて複数の電話機を鳴らせる機能を持ったシステムです。自社に独自の通信網を作る工事が必要になるため、導入費用が高くなります。自社の予算を超えない範囲で、必要な接続数と機能を備えた主装置を選ぶのがおすすめです。

主装置の4つの種類

イメージ:主装置の4つの種類

主装置は、接続できる電話機の数と回線数によってタイプが分かれます。ここでは、NTT東日本が販売しているビジネスフォン「SmartNetcommunity αZX」typeS,M,Lの主装置のスペックを紹介します。

  typeS typeM typeL PBX(他社サービス)
接続できる電話機の台数 10台 40台 576台 数千台
外線収容数(チャネル) 8チャネル※1 12チャネル 192チャネル 機種による

NTT東日本の主装置は接続できる電話機の台数や収容可能なチャネル数によって、typeS・typeM・typeLの3種類に分けられます。PBXは、接続できる電話機の台数は数千台と多いですが、設置には高額な費用が必要になります。

  • ※1
    アナログ回線・ISDN回線のみで構成する場合は最大4チャネルです。

主装置に機能を追加できる3種類の拡張ユニット

イメージ:主装置に機能を追加できる3種類の拡張ユニット

自社がオフィス電話機で使いたい機能は、主装置に装着するユニットで追加できます。オフィス電話機で便利に使える主な拡張ユニットは、以下の3種類です。

  • IVR
  • 構内放送
  • ドアホン・電気錠

NTT東日本の「SmartNetcommunity αZX」は、オフィスでの使用はもちろんリモートワークでの利用や外出時にも対応したサービスです。お待たせメッセージや留守番電話など、オフィスでの利用にぴったりの便利な機能がご利用いただけますので、ぜひご検討ください。

NTT東日本「SmartNetcommunity αZX typeS,M」の資料ダウンロードはこちら

IVR

IVRとは、音声自動応答システムのことで「Interactive Voice Response」の略です。顧客からの問合せに対して、自動音声でガイダンス案内します。また、プッシュ操作で問い合わせの内容を確認し、顧客が知りたい疑問への回答を、自動音声で返答することが可能です。顧客の問い合わせ内容に合わせ、適した分野のオペレーターへ転送することもできます。

構内放送ユニット

構内放送は、ページングとも呼ばれる機能です。企業の敷地内に設置されたスピーカーから音声メッセージを流すことで、電話の近くにいない人に伝言が伝わります。また、直接内線で話したい場合は、ページングで呼びかける際に折り返しの電話を依頼することで、近くの電話から折り返してもらえます。企業の工場や倉庫だけでなく、以下の施設で活用されることが多い機能です。

  • デパート
  • スーパー
  • 学校
  • 病院 など

例えば、学校であれば全校生徒を校庭に集合させたい場合、各担任が教室で伝えなくても、ページングで呼びかけることで生徒に伝わります。

ドアホン・電気錠ユニット

自社に訪問してきた来客にスムーズに対応したいなら、ドアホン・電気錠ユニットがおすすめです。近年、オフィスの防犯対策や入退室管理のため、電気錠を設置する企業が増えています。

オートロックで施錠されている電気錠は、ドアホンで対応したあと玄関まで出向き解錠ボタンを押す必要があるため、手間がかかります。ドアホンと電気錠を連動させることで、オフィス内から来客を確認し解錠操作を行うことが可能です。

主装置を選ぶならNTT東日本の「SmartNetcommunity αZX」がおすすめ

イメージ:主装置を選ぶならNTT東日本の「SmartNetcommunity αZX」がおすすめ

自社に設置する主装置を選ぶなら、NTT東日本の「SmartNetcommunity αZX」をご検討ください。「SmartNetcommunity αZX」は、中小企業や大規模事業者向けのオフィス電話機です。「SmartNetcommunity αZX typeS,M」は中小企業さまに「SmartNetcommunity αZX typeL」は大規模事業者さまにおすすめの仕様となっています。

スマートフォンとも連携(※2)できるため、オフィスだけでなくリモートワークや外出先でも利用可能です。発着信には会社の代表電話番号を表示できるため、プライベートなスマートフォンを仕事に利用している場合も安心です。

オフィスにかかってきた外線電話を、内線番号を使ってテレワーク中の社員につなげられるため、スムーズに取り次げます。また、サポートセンタで主装置の故障を検知し、オペレーターによる問診やリモート対応で速やかに対応してくれる「サポートサーバー連携機能」もついているので、安心してご利用いただけます。

  • ※2
    「フレッツ光」などのインターネット接続環境とオプション機器(「モバイル内線アダプタMB510」、内線ユニット)が必要になります。

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まとめ

イメージ:まとめ

主装置とは、複数の電話機を使う環境で、外線・内線の受発信を制御する装置です。複雑な対応が必要となるオフィス電話機で、司令塔のような役割を果たします。通信のコントロールは、主装置に組み込まれたユニットで行われ、オフィス電話機の機能もユニットに依存します。

主装置の法定耐用年数は6年で、廃盤から7年が経過したモデルは壊れてしまうと部品の調達が困難です。主装置を選ぶ際は、以下の3つのポイントを検討しましょう。

  • 接続する電話機の台数
  • 必要な機能
  • 価格

自社の主装置の交換・新規設置をご検討しているなら、NTT東日本の「SmartNetcommunity αZX」がおすすめです。外線・内線など通常の機能だけでなく、お待たせメッセージや通話内容を録音・再生することも可能です。また不在時の着信を録音し、スマートフォンから確認することもできます。電話に精通したNTT東日本が、お客さまのオフィス電話機が快適に利用できるようサポートしますので、ぜひ導入をご検討ください。

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