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もっと知りたい!電話関連コラム

【保存版】電話線を延長する3つの方法!4つのケーブルの種類と2つの注意点も解説

「オフィスの拡大に伴い、電話線を延長する方法を知りたい」「電話線の長さが足りないため自作を考えており、注意点を知りたい」という企業の担当者さまは、多いのではないでしょうか。

従来のアナログ電話やデジタル電話は、電話線がなければ通話できません。そのため、オフィスの移転やレイアウトの変更に伴って、モジュラーコンセントから離れた場所へ設置しようとすると、電話線の延長が必要になる場合があります。電話線が短いと電話機の設置場所が限られるため、不便に感じる企業も多いでしょう。

そこで今回の記事では「電話線の概要やLANケーブルとの違い」「延長方法やケーブルの種類」「延長する際の注意点」について解説します。電話線が届かない場所があって困っている企業は、ぜひ参考にしてください。

電話線とは?LANケーブルとの違いも解説

イメージ:電話線とは?LANケーブルとの違いも解説

電話線とLANケーブルは外見が似ているものの、使用用途やコネクタの芯数は異なるため、購入する際は注意が必要です。以前は通話をするために電話線を引く必要がありましたが、光回線が普及した現在は、電話回線がない建物もあります。

この章で、電話線の概要やLANケーブルとの違いについて詳しく確認しましょう。

電話線とは

電話線はモジュラーケーブルとも呼ばれており、電話回線と固定電話機やモデムを接続するケーブルを指します。電話利用だけでなく、ターミナルアダプターなどの専用機器やADSL回線を使うことでインターネット接続も可能です。

以前は直接壁から電話線が出ている「ローゼットタイプ」が主流であり、配線には工事が必要でした。現在は、市販されていたり電話機に付属していたりする電話線を差し込むだけで接続が完了します。

電話線のコネクタの芯線数は、6極2芯・4芯・6芯タイプがあります。一般的な電話機は6極2芯ですが、内線を利用するビジネスフォンはほとんどが6極4芯のケーブルです。6極6芯はドアホンなどに使用されていましたが、現在はワイヤレスが普及しているため、あまり利用されていません。

LANケーブルとの違い

LANケーブルは、パソコンなどの端末をインターネット接続するために使用します。一方、電話線は、電話回線接続専用のケーブルです。電話やFAX、電話回線でインターネットを接続するためのモデムをつなぐために使用します。

電話線は「RJ-11」タイプ、LANケーブルは「RJ-45」タイプのコネクタが使われており、電話線の方がLANケーブルより一回り小さいことが外見上の違いです。コネクタ内の芯線数も違い、LANケーブルは8極8芯です。

電話線を延長する3つの方法

イメージ:電話線を延長する3つの方法

電話線を延長する方法は、以下の3つです。

  • 延長アダプターを利用する
  • 長いケーブルに変える
  • 電話線を自作する

「短いケーブルが複数余っている」「電話線にかかる費用を抑えたい」など、オフィスの状況によって適した延長方法は変わります。この章で、回線事業者に工事を依頼せず、自分で電話線を延長する方法についてしっかり確認しましょう。

延長アダプターを利用する

現在使っている電話線を無駄にせずに延長したい場合は、延長アダプターを利用すると良いでしょう。延長アダプターには、以下のメリットがあります。

  • 既存のケーブルを活かせるため、新しいケーブルを購入する必要がない
  • 長いケーブル同士を接続することにより、長距離の延長にも対応できる

電話線を延長アダプターに挿し込むだけで完了するため、工具や難しい設定も必要なく簡単に利用可能です。延長アダプターを購入する際は、アダプターが対応している芯数を確認する必要があります。オフィスにあるケーブル本数や延長アダプター購入にかかる費用を考慮して、利用を検討すると良いでしょう。

長いケーブルに変える

電話線自体を、長いケーブルに変えるのも1つの方法です。購入したケーブルに交換するだけで済むため、簡単に延長できます。

モジュラーケーブルには「ストレート配線」「ロールオーバー配線」の2種類があり、一般的な電話機にはストレート配線を使用します。ビジネスフォンの場合は、配線が入れ替わるロールオーバー配線をつながないと使えないものもあるため、ロールオーバー配線を使用する場合は、利用できるかを事前に確認する必要があります。

電話線は長くなるほど、ノイズの影響を受けやすいです。特にインターネット回線へ接続する際は、回線速度が遅くなるため注意しましょう。電話利用での接続であれば10mまで、インターネット接続であれば1mまでを意識すると、ノイズの影響はほとんど心配ありません。

電話線を自作する

電話線は、必要な長さへ自作することが可能です。配線場所にぴったりな長さのものが欲しい方や、販売されているケーブルより長くしたい方は、制作するのも良いでしょう。

コネクタがついていないケーブルのみのものを購入し、好みの長さに切って電話線を制作します。電話線の制作には、モジュラーペンチがあるとコネクタが簡単に取り付けられるため便利です。電話線の屋内配線工事などは、電気工事士の資格がないとできないため注意しましょう。

電話線の4つの種類

イメージ:電話線の4つの種類

電話線には、以下の4つの種類があります。

  • スタンダードタイプ
  • フラットタイプ
  • コア付きタイプ
  • 巻き取り式タイプ

電話線の種類によって強度や形状が異なるため、配置する場所に合わせて電話線を選ぶと良いでしょう。この章で、電話線の種類別の特徴についてしっかり確認しましょう。

スタンダードタイプ

スタンダードタイプは、一般的な丸い形状のケーブルです。厚みが2mm前後とフラットケーブルより太く、耐久性に優れています。またノイズにも強いため、モデムやADSL回線を利用したインターネット接続にもおすすめです。

ケーブルタイプにこだわりがなく、壁に沿って配線する場合はスタンダードケーブルを購入すると良いでしょう。

フラットタイプ

フラットタイプは、厚みが1mm前後の平らな形状のケーブルです。平らであるためつまずきにくく、人がよく通る場所への配線に適しています。また細いため、ドアの下や机の隙間など、狭い場所への配線にもおすすめです。

踏みつけに強く、踏んでもあまり違和感がないため、カーペットやマットの下への配線も可能です。引っ張りの刺激に弱いため、不意に引っ掛けることがないよう配線に注意する必要があります。

コア付きタイプ

ノイズの影響を避けたい方は、シールド効果のあるコア付きタイプを選ぶと良いでしょう。電話線はノイズの影響を受けやすいため、近くに電化製品がある場合は通信速度の低下や誤作動を引き起こします。

フェライトコアはノイズを吸収する筒状の部品であり、ケーブルに搭載されていることで電化製品などの電磁波の影響を受けにくくなります。フェライトコア部分だけ、後付けすることも可能です。

巻き取り式タイプ

巻き取り式タイプは、収納ケースが一体となったケーブルです。ケーブルをまとめられるため、カバンに入れてもかさばらず、持ち運びやすくなっています。

収納ケースにはストッパーが付いており、ケーブルをちょうど良い長さに調節して使用可能です。しかし、無理に引っ張ると収納ケースが破損するため注意しましょう。また製品数が少ないため、手に入れにくいことがデメリットです。

電話線を延長する際の2つの注意点

イメージ:電話線を延長する際の2つの注意点

電話線を延長する際は、以下の点に注意をしましょう。

  • 延長アダプターはトラブルが起きやすい
  • コネクタの芯線数は電話機に合ったものを選ぶ

延長アダプターは、新しいケーブルを購入しなくて良いメリットがありますが、接点が増えるためノイズが発生しやすいです。また購入するケーブルは、芯数を間違えると利用できないことがあります。この章で、ケーブルを延長する際の注意点をしっかり確認しましょう。

延長アダプターはトラブルが起きやすい

電話線を延長アダプターでつなぐと、音声が綺麗に伝わらないなどのトラブルが発生する可能性があります。複数連結するよりも1本のみ使う方がトラブルは少ないため、可能であればケーブル自体を変える方が良いでしょう。

電話線は、接点が少ない方が信号の送受信時に発生するノイズが少ないです。延長アダプターはケーブルが余っているときや、新しく購入するよりも費用を抑えられるときなどに活用しましょう。

コネクタの芯線数は電話機に合ったものを選ぶ

電話線のコネクタは、芯線数が多いほど対応できる電話機が多いです。例えば、6極6芯対応の電話線であれば、6極4芯・6極2芯対応の電話機であっても利用できます。

しかし、基本的に電話機は正しい芯線数を想定して作られています。一般的なビジネスフォンは6極4芯タイプであるため、基本的には使用する電話機に合ったコネクタのケーブルを購入すると良いでしょう。

電話線延長に関するお悩みはNTT東日本へご相談ください

イメージ:電話線延長に関するお悩みはNTT東日本へご相談ください

NTT東日本「フレッツ光」のオフィスタイプは、フレッツ光に24時間365日NTT東日本のサポートが付いている光回線サービスです。電話線は、ケーブルの長さや通信距離に比例してトラブルが発生しやすいですが、光回線を利用すれば影響を受けにくくなります。サポートもしっかり付いているため、万が一回線に不具合が発生してもすぐに対処が可能です。

通信速度の違いによって「フレッツ 光クロス オフィスタイプ(最大10Gbps)」と「フレッツ 光ネクスト オフィスタイプ(最大1Gbps)」が選べます。オプションでひかり電話の利用ができ、固定電話番号や利用している電話機をそのまま引き継げます。

電話線の長さが足りずお悩みの企業は、ぜひNTT東日本へご相談ください。

「フレッツ光」詳細はこちら

まとめ

イメージ:まとめ

電話線とは、建物の壁に設置されている「モジュラーコンセント」と固定電話やモデムを接続するケーブルです。電話線を延長する方法として、以下の3つがあります。

  • 延長アダプターを利用する
  • 長いケーブルに変える
  • 電話線を自作する

電話線には4つの種類があり、利用場所にあったものを選ぶと良いでしょう。電話線を延長する際には「延長アダプターはトラブルが起きやすい」「コネクタの芯線数は電話機に合ったものを選ぶ」の2つの点に注意が必要です。

NTT東日本「フレッツ光オフィスタイプ」は、ケーブルの長さや距離の影響を受けず、安定して高速通信ができる光回線サービスです。また、オフィスの規模に合わせたプランも充実しています。電話線を延長するか悩んでいる企業は、ぜひ一度NTT東日本へご相談ください。

「フレッツ光」詳細はこちら

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