COLUMN
【HOW TO】Amazon Connectの電話番号申請について解説
NTT東日本のAmazon Connect 導入運用支援
こちらより資料をダウンロードし、併せてご確認ください。
最近ピラティスがマイブームの小春です。 |
Amazon Connectでコンタクトセンターが立ち上げられることは知っているけれど何から始めればいいか分からないといった皆さまに、Amazon Connect導入のHOW TOをご紹介できればと思います。
今回はAmazon Connectで電話が利用できるまでに準備すべきこととして、電話番号の申請についてご紹介いたします。
1. Amazon Connectとは
Amazon Connect は優れたカスタマーサービスを低コストで提供するクラウドコンタクトセンターです。
テレワーク環境の構築や小規模コールセンター運用が実現できます。
また、ボイスワープを併用することにより、自宅などで会社代表番号への着信や移転・改装中の店舗代表電話番号への着信対応が実現できます。
※Amazon Connect CCPを利用して通話を行います。
こんなことはできるか?ほかに何と連携できるか?詳しくはこちらを参照ください。
NTT東日本のAmazon Connect導入運用支援
2. 電話番号申請までの流れ
Amazon Connect を使い始めるためには、AWSアカウントの作成と受信・発信するための電話番号を申請する必要があります。
以下の図のような流れで対応していきます。
3. 電話番号申請に必要なもの
電話番号申請に必要なものは以下3つです。
申請する電話番号によって、必要な書類が異なります。
全ての準備がそろったら単一のzipファイルを作成します。
(※提出方法については変更になる可能性がございます)
会社登録書類 | 事業者の認定代理人の個人ID またはパスポートのコピー | 会社住所の証明書 | |
---|---|---|---|
直通ダイヤル: 050 、03 |
必要 | 必要 | 必要 |
フリーダイヤル: 0120、0800 |
必要 | 必要 | – |
それぞれの準備する資料について
○会社登録書類 (過去 6 か月以内に発行されたもの)
AWS公式では上記翻訳で記載されておりますが、Amazon Connectを利用したい方(個人)と企業の関連性を示すドキュメントとなります。
(社員証や、その他所属を確認できる書類)
- 会社住所は、リクエストされたエリアコードに対応する市区町村です。
- ビジネスの認定代理人
○事業者の認定代理人の個人 ID またはパスポートのコピー
AWS公式では上記のように事業者の認定代理人と翻訳で記載されておりますが、Amazon Connectを利用したい方(個人)の行政機関で発行された有効な身分証明書の提示
- パスポート、運転免許証、マイナンバーカードなど
○ビジネスの住所の証明 (過去 6 か月以内に発行されたもの)
東京の03番号を利用したい場合、会社の住所を証明するものが必要です。
有効な住所証明は以下です。
- 第三者発行の銀行取引明細書
- 公共料金の請求書(光熱費請求書、行政機関からの領収書)
- 政府発行書類:法務省からの企業登録証明書 (登記事項証明書など)
- 政府発行の ID、パスポート
- 事業者登録証:国税または地方税に関する証明書 (納税証明書など)、社会保険料の領収書などの書類
※AWS公式参照:電話番号の注文と移行に関する地域要件
4. 電話番号申請の手順
電話番号の申請は、AWSコンソールの「サポート」から実施します。
①「サービス制限の緩和をお求めですか?」を押してください
②申請条件に沿って選択してください
上限タイプ:Amazon Connect
リージョン:Asia Pacific(Tokyo)
上限:日本(東京)の電話番号
申請する上限数:1(電話番号1つ申請の場合)
③その他の入力
ケースの説明:特記事項を記載します。
お問い合わせオプション:対応しやすい方法を選択してください。
追加の連絡先にご自身のメールアドレスを入力するとAWSが対応したときに通知を受け取りやすくなります。
④送信を押してください
これで申請は完了です。
⑤申請書類の提出
電話番号申請のケースが受理されると、申請書類の提出方法についての連絡が来ます。
案内に沿って提出してください。
※時期により提出方法が変わる場合がございます。
⑥電話番号の払い出し
申請書類が確認されると、サポートより電話番号の利用可能な連絡が来ます。
⑦Amazon Connectで電話番号の利用
Amazon Connectのコンソールに入り、①の電話番号を押す
申請した電話番号のタイプ(料金無料通話/直通ダイヤル)を選択
国/地域を選択
5つほどある電話番号の候補から好きな電話番号を利用し、フローを作成してコールセンターを立ち上げてください!
5. 電話番号申請の注意点
- 電話番号の申請から利用可能になるまで最大60日かかる可能性があります。特定の日付までに電話番号が必要な場合は、AWS Support ケースでお伝えください。
- 必要書類の提出方法については変更になる可能性があるため記載しませんでしたが、分からない場合はサポートケースの返信にて質問いただくと返答いただけます。
-
既存の電話番号の持ち込みについては、すべての電話番号を移行できるわけではないので基本的に移行可能な電話番号であるかAWSサポートに問い合わせいただくのが安全です。
移行プロセス中のダウンタイム発生も考慮に入れましょう。
(移行できる電話番号に関するAWS参照リンク:私の電話番号は、Amazon Connect に移行できますか?)
6. Amazon Connectを活用したコンタクトセンターを開設するならNTT東日本へ
Amazon Connect導入を検討されている場合は、NTT東日本へご相談ください。
NTT東日本へのご相談はこちら
NTT東日本では、Amazon Connectの導入はもちろん、導入してからの運用支援を一元的におまかせいただけるため、自社で導入するよりもNTT東日本へのご依頼をおすすめします。
自社でAmazon Connectを導入することはもちろん可能ですが、そうした場合には、Amazon Connectの設定や情報セキュリティの設定、接続ネットワークの設定は自社で行う必要があります。また、IVRの応答フローなどの設定やシステム管理も自社での実施が必要です。
そこでNTT東日本にAmazon Connectの導入支援をご依頼いただくことで、各種設定はもちろん、IVRの応答フローの設定変更のサポートや、24時間365日でシステム監視と保守をサポートでき、導入から運用まで一括でおまかせいただけます。
7. まとめ
電話番号の申請についていかがでしたでしょうか。
NTT東日本はAmazon Connectの認定SDPも取得し、皆様のコンタクトセンター課題をAmazon Connectで解決していけたらと思っております。
Amazon Connectに関する記事をアップ予定ですので是非チェックしてください!
Amazon Web Services(AWS)は、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
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