【Amazon Nova 2 Lite】AWS re:Invent 2025で発表されたNova 2シリーズの最安・最軽量モデルの特徴や前Novaシリーズとの違い、使い所を解説!!

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こんにちは。エンジニアの森です。 |
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2025年12月1日からアメリカ ラスベガスで行われたAWS re:Invent 2025の基調講演(Keynote)では、AWS製LLMであるNova 2シリーズが発表されました。
Nova 2シリーズには、Nova 2 Sonic、Nova 2 Pro、Nova 2 Omniなどさまざまな注目モデルがありますが、今回ご紹介するNova 2 Liteにもとても注目しています。
本コラムでは、実際にAWS re:Invent 2025での基調講演やセッションの内容を基にNova 2 Liteの特徴から前Novaシリーズとの違い、そして現時点で使い所と考えられる場面を解説します。
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1. Amazon Nova 2 Liteとは?
Amazon Nova 2 Liteは、Nova 2シリーズで最もコスト効率が高く、最軽量(高速)であることがウリのLLMとなっていますが他にも以下のような特徴があります。
1-1. 新サービスNova Forgeによるカスタマイズ

Nova 2 Liteの大きな特徴としてAWS re:Invent 2025でともに発表された、Nova Forgeを併用することで自社のデータを用いてカスタマイズをすることができることが挙げられます。
これはモデルを後から微調整する、いわゆるファインチューニングだけでなく、学習の早期から自社に合ったモデルにカスタマイズできるものとのことです。
1-2. JPクロスリージョン推論対応
私たち日本の企業にとってもとても嬉しい特徴がJPクロスリージョン推論に対応していることです。
クロスリージョン推論とは、メインのAWSリージョン(例えば東京リージョン)の推論能力が足りない場合、別のリージョンにデータを送って推論させ、結果を返すという機能です。
Amazon Bedrockの東京リージョンにおけるクロスリージョン推論は3種類のパターンがあります。
- グローバルクロスリージョン推論:全AWSリージョンのどこかで推論させる。
- APACクロスリージョン推論:アジアパシフィック地域(東京、大阪、シドニー、ムンバイ、シンガポール)リージョンのどこかで推論させる
- JPクロスリージョン推論:東京リージョン、大阪リージョンのどちらかのみで推論させる。
このため、JPクロスリージョン推論に対応しているモデルは、システム要件により、データを日本国外に出してはいけないケースにおいても対応できるため、とても使いやすいモデルとなっています。
1-3. その他の特徴

- 低・中・高の3つのレベルの拡張思考があり、オンにすることでより高いインテリジェンスを発揮可能
- 入力には、テキスト・画像・動画・ドキュメントを入力することが可能
- コンテキストウィンドウは100万トークン
- ウェブグラウンディングという引用を含む公開情報を取得できる機能が搭載
- コードインタープリターというモデルが同じワークフロー内でコードを実行して評価できる機能が搭載
- Nova Forgeの他にAmazon SageMaker AIでもモデルのカスタマイズが可能
- コストは、東京リージョン(ap-northeast-1)/Standard Tier/Geo Cross-region inference and in-regionで入力1,000トークンあたり$0.000396、出力1,000トークンあたり$0.003311。
このように前世代のNova Liteとは異なった特徴を持つモデルとなっています。
2. 前Novaシリーズとの違い

上の画像の通り、前世代のNovaシリーズでは、Liteよりも軽量で安価なmicroというモデルが存在していましたが、Nova 2シリーズではmicroは廃止されました。

性能に関しては、分類、ドキュメント理解、エージェンティックワークフローのいずれも前世代のNova Proを超える結果と言われています。
次に料金を比較してみたいと思います。
- 東京リージョン(ap-northeast-1)
- Standard Tier
- Geo Cross-region inference and in-region(Nova Liteは東京リージョンのもの)
- 2025年12月15日時点の料金
- モデルによってトークンの計算が違うため、こちらのコラムから文章だけ抜き出し、要約させたものから計算(入力文字数は4,987文字)
カタログ上の料金比較
| モデル | 料金(入力トークン数) | 料金(出力トークン数/出力文字数) |
|---|---|---|
| Amazon Nova 2 Lite | $0.001025(2,587) | $0.001216(367/731) |
| Amazon Nova Lite | $0.000202(2,803) | $0.000148(512/930) |
| Amazon Nova Pro | $0.002691(2,803) | $0.001967(512/913) |
| 参考:Anthropic Claude Haiku 4.5 | $0.004580(4,163) | $0.002541(462/525) |
最新の料金詳細はAWS公式ページをご確認ください。
今回の文章での入出力の結果を見るとNova 2 Liteは、前世代のNova Liteに比べると高くなっていますが、Nova ProやClaudeの最安モデルであるHaiku 4.5よりは安価であることから十分に許容できる範囲と言えるのではないかと考えています。
今回の使用トークン数は一例であり、別の入力では結果が変わる可能性があることをご了承ください。
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3. Amazon Nova 2 Liteの使い所
これまでご紹介した特徴を踏まえてNova 2 Liteの使い所について考えてみました。
3-1. ランニングコストを重視したいケース
今回ご紹介したNova 2 Liteは、前世代のNova Liteに比べると高くなっているものの、それでもClaudeなどの他社モデルに比べるとコスト効率が良いことが特徴です。
多くの推論を行うアプリケーションは推論コストがかさんでしまうことが課題ということも多いでしょうからランニングコストを重視したいケースにはもってこいと言えます。
3-2. 日本国内でデータを処理しなければいけないケース
前述の通り、Nova 2 Liteは、JPクロスリージョン推論に対応しており、海外にデータを出すことなく推論を行うことが可能です。
執筆時の2025年12月17日現在では、JPクロスリージョン推論に対応しているモデルは、Claude Haiku 4.5、Claude Sonnet 4.5、そして今回ご紹介したNova 2 Liteの3モデルのみとなっています。
官公庁や金融機関などデータの取扱いに厳しい条件のケースでは、選択肢の一つとなります。
3-3. モデルをカスタマイズして自社好みにしたいケース
Nova 2 Liteは、Nova Forge、SageMaker AIでのカスタマイズ、Amazon Bedrockでもファインチューニングなど複数の選択肢でカスタマイズして使用することができます。
RAG(検索拡張生成)やAIエージェントではどうしても対応できず、不変な業務データを基礎知識として学習させたいようなケースではとても力強い選択肢となります。
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4. まとめ
Amazon Nova 2 Liteは、前世代のNova Liteよりもインテリジェンスが優れているだけでなく、モデル自身の機能が強化されており、他サービスと組み合わせることでさらに良いモデルへと変貌します。
また、コストも他社モデルに比べて安価なことから、これまでClaudeやGPT、Geminiなどしか使用してこなかったという方にも大きな選択肢の1つとなり得るモデルになっていると感じました。
今後は私としてもNova 2 Liteの使用を視野に入れながら業務を進めていこうと思っております。
今回のコラムが参考になれば幸いです。
NTT東日本では、今回ご紹介したNova 2 LiteをはじめとしたLLMを使用し、音声 x 生成AIのプロダクト開発に力を入れています。
コンタクトセンターやAI-IVRなどにお困りの方、ご興味がある方はぜひお問い合わせください。
また、コンタクトセンターではないが、クラウド導入でお困りという方ももちろん大歓迎です!
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