NTT東日本の自治体クラウドソリューション

AWS re:Invent初参加のTop Engineerがどのタイプのセッションがおすすめかランキング付けしてみた!

こんにちは、森です。

今回、AWS re:Invent 2025に初参加してきました。

とても刺激的で楽しい1週間だったのですが、AWS re:Invent 2025は3,000を超える数々のセッションがあり、またセッションタイプもとても多いため、出発前はどのセッションに参加すればいいのかとても迷いました。

そこで本コラムでは、今後AWS re:Inventに参加する人のため、(と自分の備忘録も兼ねて)2025 Japan AWS Top Engineers (AI/ML Data Engineer)として選出していただいている私がどのセッションタイプがおすすめなのかをランキング形式でご紹介します。

NTT東日本では、AWSなどクラウドに関するお役立ち情報をメールマガジンにて発信していますので、ぜひこちらからご登録ください。

【情シス担当者・経営者向け】NTT東日本がおすすめするクラウド導入を成功させるためのお役立ちマニュアル 資料ダウンロードフォームはこちら

1. 参加したセッションタイプ一覧

イベントカタログを見ると左のようにさまざまなタイプがあることが分かる

AWS re:Invent 2025では、多くのセッションタイプがありますが、私が参加したセッションタイプを簡単な表にしてみました。

→横にスクロールします

セッションタイプ名
(読み)
所要時間 キャパシティ 事前予約 閉会後の
配信
概要
Breakout session
(ブレイクアウトセッション)
1時間 100~200名程度 必要(※) 有り 講義形式で聞くだけのセッション
AWS Summit Japanでもよく見られる形式
Builders’ session
(ビルダーズセッション)
1時間 50名程度
(10名テーブルx5)
必要(※) 無し 10名程度に1人講師がつき、解説、ハンズオン、
受講者とのディスカッションが行われる
Chalk talk
(チョークトーク)
1時間 70~100名程度 必要(※) 無し 前半に講義があり、その後ホワイトボードを使用し、
受講者からの質問やディスカッションが行われる
Code talk
(コードトーク)
1時間 70~100名程度 必要(※) 無し 講義形式でコードを見ながら解説をしてくれる
ディスカッションは多くないが質問ができる場面もあり
Keynote
(キーノート)
2時間~2時間半 とても多い 不要 有り 基調講演のこと
会場はとても大きいが、最初のKeynoteでは満員で
別会場でしか見られないこともあった
Lightning talk
(ライトニングトーク)
20分 50名程度 不要 無し 基本AWS所属ではない方の登壇となる
Workshop
(ワークショップ)
2時間 100名程度
(5~7名程度のテーブルが複数)
必要(※) 無し お題に沿って手を動かしながら学んでいく形式

事前予約はしておいたほうがいいができなくても入れる可能性あり。後述します。

NTT東日本では、AWSなどクラウドに関するお役立ち情報をメールマガジンにて発信していますので、ぜひこちらからご登録ください。

2. Top Engineersがおすすめするセッションタイプランキング

先述した7つのセッションの中から私が「特にためになった」「すごくおもしろかった」とあなたにおすすめする順番でセッションをご紹介します。

この7つの他にもGamified learningというGameDayやJamが行われるタイプやInnovation talkなどもありましたが、全種類に参加するのは難しかったため、本コラムではこれらは割愛させていただきます。

第1位 Builders’session

見づらくて申し訳ないが、ビルダーズセッションは、モニター後ろにあるような10名ほどが座れるテーブルが複数あり、同じ内容が進行していく

ビルダーズセッションは、10名程度のテーブルが5つほどあり、テーブルごとに講師が解説し、ワークショップ形式で手を動かしながら学んでいくセッションです。

講師の数が多いことから質問やディスカッションが活発で私が受講したセッションでは、講師そっちのけで受講者同士だけでディスカッションしているという場面も見られました。

また、ビルダーズセッションはセッションレベル300以上のものが大半で技術レベルの高いものが多く、私が受講したものの中にはLLMのファインチューニングのセッションがあるなど、ためになったものが多くありました。

せっかくAWS re:Inventに行くなら技術レベルの高いものを習得したいという方にとてもおすすめです。

第2位 Chalk talk

チョークトークは受講者からの質問に右側のホワイトボードで解説しながら進行していく

チョークトークは、70~100名程度の椅子が並んでおり講義形式のように見えるものの、タイトルに沿った内容を解説された後に受講者からの質問タイムが与えられ、講師が質問に答えながら進んでいく形式のセッションです。

具体的にはアーキテクチャ図が示されて解説された後、どのように改善していけばいいかなどをディスカッションするといったセッションがありました。

こちらも第1位でご紹介したビルダーズセッション同様にセッションレベル300以上のものが大半で技術レベルが高いセッションが多く、見ごたえがあります。

ビルダーズセッションは、講師一人に対して受講者の数が少ないため、話さないと置いてけぼりになってしまう気分になってしまいますが(自分だけ?)このチョークトークは受講者がそれなりの数いますので話さなくても(英語が話せなくても)海外のエンジニアがどんな質問をしているのか聞くだけでも参考になります。

第3位 Keynote

基調講演では、大勢の観客の前でさまざまは発表が行われる

Keynote(基調講演)はある意味目玉のセッションで大会場でのAWS CEOなAmazon CTOなどの大物がさまざまな新サービスやエンジニアに対してメッセージをくれるセッションです。

AWS re:Invent 2025では5つの基調講演がありました。

私を含め、新サービスの早期キャッチアップをAWS re:Inventに参加する目的の1つに挙げている方も多いと思いますが、そのような方には必聴のセッションです。

また、基調講演では、同時翻訳機が貸し出されることも特徴ですのでストレスなく参加することができます。

最初にあったAWS CEO Matt Garmanの基調講演では、人気すぎて別会場で見ることになってしまった方も多くいたようですので遅くとも1時間前に並んでおくとよいでしょう。

基調講演は、閉会後にYouTubeに動画がアップされますが、現地で参加すると、現地の熱狂を体感することができ、とても良い経験となりましたので現地に行かれる方は全てではなくとも参加してみることをおすすめします。

第4位 Code talk

コードトークは、ライブコーディングしながら解説していく

コードトークは、名前の通り、講師がソースコードをライブコーディングしながら解説していくセッションです。

ライブコーディングしながらですので途中でエラーが出て受講者に「どこが間違ってる?」など聞きながら進めていくのはとても面白かったです。

ただ、ソースコードを自分のパソコンで見れるというものではなく、前方のモニターに映し出されているだけですのでその場で他人が書いたコードを理解できる能力があるとより楽しめます(そこまで複雑なものではないですが)

そのためか、セッションレベル300以上のものしかありませんでした。

基調講演で発表されたばかりの新サービスのソースコードを早速見れるというのは新しい体験だなと感じました。

第5位 Lightning talk

ライトニングトークはExpo会場の一画でこのような開けた場所で行われ、他のセッションとは違ってざわざわしている中行われる

ライトニングトークは、数々の企業がブース出展をしているExpo内のシアターと呼ばれる一画がメインで行われる20分間のセッションです。(他の会場でもやっていることもある)

AWSのメンバーよりは、外部企業の方が登壇されることが多いため、AWSそのものよりその企業のサービスの話になってしまうこともありますが、現場の実体験に基づいたアーキテクチャの話などが聞けるのはとても楽しいです。

また、AWS re:Inventでは、他のタイプのセッションは1時間以上であり、会場間が遠いことから次の目当てのセッションまで時間が余ることがあるのですが、そんなときにこの20分間のセッションをさくっと見れることができ、情報をキャッチアップできるというのはとても良いと思いますので活用してみてください。

第6位 Breakout session

ブレイクアウトセッションは新サービスの情報が発信されやすい

ブレイクアウトセッションは、AWS Summit Japanでも行われているのでイメージがつきやすい方も多いと思いますが、完全講義形式のセッションです。

ブレイクアウトセッションは、後日YouTubeにて配信されますので基本的には他のセッションを優先するべきと考えています。

しかし、基調講演で発表された新サービスのセッションは、ほとんどがブレイクアウトセッションであったため、私は新サービスの情報をいち早くキャッチアップするためにブレイクアウトセッションを選択することがありました。

第7位 Workshop

ワークショップは少人数テーブルが複数あり、自分のPCで作業を行う

ワークショップは、シナリオに沿って自分のPCで作業してタイトルの内容を体験していくというセッションとなります。

私は最終日に他のセッションもなかったので最後に受講してみたのですが、個人的にはあまりおすすめできないなと感じました。理由は以下となります。

  • 解説はほぼ無いこと。(講師は複数人いるので質問は可能)
  • 基本的に与えられたシナリオ通りに進めていくだけであること
  • ワークショップ用のAWS環境は受講後1時間程度はそのまま使用できるものの日本に帰ってからじっくり復習ができないこと
  • セッション時間が2時間と長いこと

冒頭でご紹介した通り、AWS re:Invent 2025には3,000を超えるセッションがあり、さらに会場間がとても遠いため、時間の使い方はとても重要です。

そんな中、ワークショップで2時間を使ってしまうのはもったいないなと感じたため、私としては他のセッションに時間を使って少しでも多く情報をキャッチアップするほうが有効だと考えています。

3. セッションに参加するにあたって知っておくとよいTips

ここでは、AWS re:Inventのセッションに参加する上で知っておくと役に立つTipsを少しだけご紹介します。

  1. セッションの予約できなかった場合でも受講できる可能性が高い

    セッションの予約はAWS re:Invent専用サイトもしくはAWS Eventsのアプリから行いますが、予約開始後すぐに埋まってしまいます。

    私も会社の決裁の都合上、日本にいる間にはほとんど予約できないまま参加しましたが、当日飛び入り参加できる仕組みがありセッション開始30~1時間ほど前に並べば受講できる可能性があります。

    私は合計10個ほど飛び入りでセッションに参加しようとして2個だけ人気すぎて飛び入り参加できませんでしたが8個は参加することができました。

  2. 新サービスのセッションは基調講演中や基調講演後に徐々に発表される

    基調講演では、さまざまな新サービスが発表されますが、関連のセッションは、事前には公開されておらず、基調講演中や基調講演後に徐々に発表されます。

    そのため、気になる新サービスが発表されたら予約サイトを逐一チェックすることをおすすめします。

  3. 英語が苦手でもなんとかなる

    AWS re:Inventのセッションは当然英語となります。

    基調講演のみ同時翻訳機が貸し出されますが、その他のセッションはそれもありません。

    私は英語がとても苦手ですが、AirPodsのライブ翻訳やOtter Aiといった文字起こしアプリを駆使することでセッション内容を理解しながら受講したことである程度理解しながら進めることができたと思います。

  4. セッションレベルは300か400が見ごたえある

    AWSでは、日本でも同様ですが、セッションがどのくらいの技術レベルなのか目安をつけてくれています。

    これはレベル100/200/300/400/500の5段階があり、数字が大きくなるほど高い事前知識が必要になります。

    この中では、エンジニア歴数年以降の方であれば積極的にレベル300かレベル400のものを聞いて世界を体感するのがAWS re:Inventに行くのであればよいと考えています。

    これが理解できるかどうかで自分のエンジニアとしての立ち位置も分かりますし、日本に帰ってから頑張ろうと思える活力にもなるのではないかと思います。

NTT東日本では、AWSなどクラウドに関するお役立ち情報をメールマガジンにて発信していますので、ぜひこちらからご登録ください。

4. まとめ

AWS re:Inventは、5日間の開催期間があるものの、セッション数が膨大なので効率的に自分に合った情報をしっかりキャッチアップするには事前準備とある程度のセッションに関する知識が重要です。

このコラムが今後AWS re:Inventに行かれる皆さまの役に立てれば幸いです。

  • Amazon Web Services(AWS)および記載するすべてのAmazonのサービス名は、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。

ページ上部へ戻る

相談無料!プロが中立的にアドバイスいたします

クラウド・AWS・Azureでお困りの方はお気軽にご相談ください。