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7年ぶりにAWS re:Invent 2025に現地参加してみた

畑仕事とお弁当作りをこよなく愛する奥谷です。人生二度目となるAWS re:Invent 2025に現地参加してきました。前回の現地参加は、2018年でしたので、街並みが様変わりしていることに驚きましたが、久しぶりに参加し、どのような変化があったのか振り返ってみます。

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会場について

まずは、会場MAPです。2018年は、7つのホテルが会場になっていましたが、2025年は、6つのホテルが会場になっていました。ホテルの閉鎖や運営会社の変更などによって毎年変わってしまうようです。前回は、VenetianからMGM Grandへ移動するだけでも、一苦労した覚えがあったのですが、今回は、さらに南下するMandalay Bayが会場に含まれていました。

AWS re:Invent 2025の会場MAP
AWS re:Invent 2018の会場MAP

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Welcome logoについて

Expoのある会場に大きなAWSのロゴが飾ってあります。勝手に、Welcome logoと呼称していますが、こちらは写真を見返して驚いたのですが、以前参加したときも全く同じところに同じデザインでロゴがあったと思っていたのですが、意外とデザインが異なっていました。例年のものを比較していないのですが、こういうところもこだわられながらイベント開催されているのかなと思わせられました。

AWS re:Invent 2025のwelcome logo
AWS re:Invent 2018のwelcome logo

Keynote with CEO

Keynoteの詳細については、ここでは取り上げずに、7年前と比較して印象に残ったことを記載していきます。

ビジネスアップデート

例年、Keynoteの冒頭には、AWSのビジネス状況のアップデートにも触れられますが、こちらはとても印象的でした。AWSビジネスが1320億ドル規模に成長をしていることに加え、YoYで20%成長を続けていることに驚きました。なお、2018年度は、IaaS分野における各社との収益規模を比較されていました。当時このような場で公に比較データが出てくることに、とても驚いたのですが、今年のKeynoteではそのような観点での比較はなかったです

AWS re:Invent 2025のKeynote
AWS re:Invent 2018のKeynote

新サービスの発表

2018年は、DeepRacerとAmazon Forecastが発表された年です。改めてKeynoteを拝聴したのですが、Security hubもこの年に発表されていました。

2025年は、AIインフラストラクチャの強化とAIエージェントに関する発表が印象的でした。新たなサービスがリリースされると単語の意味を調べることで、記憶の定着を少しでも図っていますが、今回印象的だったのは、Nova2 omniでした。omniはラテン語のomnisという語に由来し、英語でいうall「全、総、あらゆる」の意味ということですが、名前を聞くだけでとても期待値が高いです。

また、前回と比較して一番驚いたのは、ほぼ時間通りにKeynoteセッションが終わったことです。セッションの最後にブザーが鳴っていました。

SWAGについて

今年もたくさんのSWAGが準備されていました。2018年は、新発表のDeepRacerが配られていましたが、当日のゲリライベント的な配布の仕方だったため、なかなか獲得するのが難しかったですが、2025年は、AWS Builder Centerの/dev/quest スタンプラリーという形で豪華SWAG付の企画が催されていました。前回はこのようなイベントにはほとんど参加できなかったのですが、このようなイベントを通じて、現地でのネットワーキングが起きるきっかけになるのは、とても考えられた仕組みだと思わされました。

AWS re:Invent 2025のSWAG

会場への入場

こちらは、少し記憶があいまいですが、AWS re:Invent 2025では、メイン会場に入る都度、セキュリティチェックが実施されました。会場に入る度に、パソコンのみ外に出して、セキュリティゲートを通過する形になっていました。おそらく電子機器類が反応してしまうため、パソコンのみ別チェックをしているようでしたが、充電器等は出す必要がなく、入れたままでも特に反応せず通過できました。刃物や銃器等のチェックを行っているようとは思うのですが、セキュリティ対応がより厳密化していました。

AWS re:Invent 2018の会場入り口
AWS re:Invent 2025の会場の中の様子

会場周りの様子

7年ぶりに訪れると、街並みも大分様相が変わっていました。帰国してから当時の写真を見返してみたのですが、たまたま同じ場所を写真に写していたようです。今回訪れたときはじめて見た感覚があったのですが、どうやらこちらの塔は、当時からあったようです。

また、眠らない都市、ラスベガスのシンボルとなったSphereは、2019年から建設が始まり、2023年にオープンしたようです。こちらは当時はなかったのですが、初めて見ましたが、大きさと解像度にとても驚きました。昼間のSpehereもきれいですが、夜はまた一段と存在感を誇っておられました。

AWS re:Invent 2018年の会場周りの様子
AWS re:Invent 2025年の会場周りの様子
AWS re:Invent 2025年の会場周りの様子

物価について

ご存じの通り、円安が進んでいます。2018年当時は、一ドル112円程でしたが、現在(2025年12月時点)は155円程になっていました。また物価自体も上昇しており、ツナマヨおにぎりが、一個あたり約4ドル(約620円)です。今後は、日本から非常食を持っていくこともより重要になりそうです。

為替レート
マーケットで販売されていたおにぎり

乗り物について

前回は、シャトルバス以外の交通手段を利用しなかったのですが、今回はせっかくなので考えられるすべての移動手段を経験してみました(Uberは乗ったことがあるので今回は利用しませんでした)

それぞれ簡単に乗り方と注意点を記載しておきます。

シャトルバス
  • イベント期間中にメイン会場間を無料のシャトルバスがあります
  • カンファレンスパスを見せることで、基本的には乗車可能です。行先も会場名が記載されているので基本的に間違えることはないと思います。最終日の13時までシャトルバスは運航しています。最終日の12時半頃、Mandalay BayからVenetianのバスに乗ることが出来ました。Mandalay Bayの会場はほとんど片付けが終わっている状況でしたが、時間ギリギリまではシャトルバスが動いていました
モノレール
  • こちらもイベント期間中に一部区間ですが、カンファレンスパスを見せることで無料で乗れます
  • 今回、Flamingoホテルに宿泊したのですが、モノレールが直結していたので、何度か利用しました。駅に着くと、イベント関係者が立っており、イベントパスを見せると、ゲートを通してくれます
Zoox(無人タクシー)
  • こちらはイベントとは関係ないのですが、Amazon傘下の自動運転技術企業であるZooxの無人タクシーです
  • 2025年9月よりラスベガスで商用サービスを開始しています。テスト期間中とのことで現時点は無料で乗ることができます
市バス
  • こちらもイベントとは関係ないのですが、ラスベガスで乗車できるバスです
  • ラスベガスのバスは全てこのRTC社が運営していますが、24時間8ドルですべてのバスに乗車可能です
  • rideRTCというアプリをインストールし、バスチケットが購入可能です。ZIP codeを入力しないとクレジットカードで購入できません
  • またバスの時刻や乗るバスについては、Transitというアプリがとても便利です。目的地を入力すると、乗車すべきバスと現地までの行き方を案内してくれます
  • 開催期間中に、たくさん歩くのですが、疲れたときにバスの乗り方を知っていると便利かもしれません
AWS re:Invent 2018シャトルバス
AWS re:Invent 2025モノレール
AWS re:Invent 2025 Zoox
AWS re:Invent 2025 市バス

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最後に

AWSの最大イベントの一つであるAWS re:Inventに7年ぶりに参加してきましたので、当時の記憶を振り返りながら、昔と今の違いを振り返ってみました。初参加の当時もとても刺激的だったことを覚えていますが、数日の滞在だったため、AWS re:Inventを満喫することが出来なかったのですが、今回は、フル参加し、時間の許す限り現地でしかできない体験とネットワーキングをしてきました。街並みの移り変わりにアメリカのスケールの大きさを感じましたが、AWS re:Inventは、昔も今もワクワク・ドキドキ興奮させてくれる最高の体験をさせてもらえるということは全く変わっておらず、改めて参加できてよかったです。

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