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リモートワークのメリット・デメリット

リモートワークのメリット・デメリット9選!企業が抱える4つの問題と解決方法を解説

新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、急激に浸透した「リモートワーク」ですが、徐々に出社を促す企業も増えてきました。まだコロナ禍が終わったとは言えない状況で、なぜリモートワークを辞めてしまうのか疑問に思う方もいるでしょう。

そこで今回の記事では、リモートワークのメリットとデメリットを従業員側・企業側に分けて紹介します。また、リモートワークを取り入れた企業が感じている問題点と、解決方法についても解説していきます。リモートワーク継続のための課題や解決策を知ることができる内容になっているので、今後の働き方でお悩みの方はぜひ最後までお読みください。

1. リモートワークについて概要を解説

なぜリモートワークが推奨されるようになったかをご存知でしょうか。急に始まったリモートワークで、戸惑いを感じている方もいると思います。ここではまず、リモートワークとはどのような働き方で、なぜ推奨されているのかを解説しますので、これを機にしっかり理解しておきましょう。

リモートワークとは

リモートワークには明確な定義はありませんが、自宅やカフェ・コワーキングスペースなど、オフィスから離れた場所で働くことを指します。もともとはIT系の企業で使われていた言葉で、遠くにいる人同士がITツールを使って仕事を進めていく働き方を意味していました。

リモートワークは、在宅勤務やテレワークなどと同様の意味を持っています。時間や場所に制約されず柔軟な働き方が可能となるため、企業・従業員双方にメリットをもたらす働き方です。リモートワークとテレワークの異なる点は、テレワークには明確な定義があるということです。

テレワークの定義

テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、時間や場所に縛られない柔軟な働き方のことです。

リモートワークが進んだ背景

もともとは政府が推進する働き方改革で、リモートワークの導入を推奨していました。その背景には、ITツールを利用して「女性や高齢者・障がい者」など、個人の事情に応じた働き方を選択できる社会づくりを実現するためです。

しかし、実際はそれほど浸透しておらず、リモートワークが一気に進んだ要因は新型コロナウイルス感染症の流行だと考えられます。感染拡大を防止するため、多くの企業でリモートワークが導入されるようになりました。このほか、優秀な人材の確保やコスト削減などを目的に、リモートワークを積極的に取り入れている企業も増えています。

2. 【従業員側】リモートワークのメリット3選

リモートワークが従業員にもたらすメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。通勤に関わることや働く環境において、どのような変化をもたらしてくれるのか、よく聞かれる3つのメリットについて解説します。

通勤によるストレスがない

リモートワークは自宅や近くのカフェなど、従業員が自分で働く場所を選ぶことができ、通勤によるストレスを軽減できます。わざわざ満員電車に乗ったり、渋滞に遭遇するような場所に行く必要がないのは、従業員にとって非常に大きなメリットでしょう。また、通勤時間がなくなるので、朝の支度に追われることもありません。勤務先までが遠かった方や、お子さんの送迎で慌ただしく出社していた方などは、朝のストレスが解消されているでしょう。

働く環境を選べる

リモートワークと聞くと、自宅で働くことをイメージする方が多いと思います。しかし、自宅以外にも、コワーキングスペースやサテライトオフィスなど、インターネットが整備されている場所であれば、勤務先企業の規定の範囲内で自分が働きやすい環境で働くことが可能です。決められた場所ではなく、自分が望む環境を選べるのも、リモートワークのメリットと言えます。また、お気に入りのカフェや落ち着ける場所などで仕事をすることで、より快適に業務に取り組むことができるでしょう。

時間を有効活用できる

リモートワークなら介護が必要な家族がいたり、子育て中であったりする方などでも、生活と仕事の両立がしやすくなるでしょう。

リモートワークが導入されていなかったときは、退職しか選択肢がなかった方々も、時間に縛られずに働ける環境を作ることで、自分のペースで仕事を続けられます。通勤や昼休みなど業務以外で拘束される時間を有効に使うことで、従業員は仕事と生活のバランスを整えられます。

3. 【従業員側】リモートワークのデメリット3選

リモートワークの導入を進めていくなかで、少しずつ見えてきた問題点もあります。仕事への取り組み方やコミュニケーションなど、従業員が感じている不安や不満とはどんなことがあるのでしょうか。ここでは、リモートワークにおける従業員側のデメリットについて解説していきます。

作業効率の低下

リモートワークでは、作業効率の低下を感じている方もいます。その要因は、仕事とプライベートの区別が難しく、ほかのことに気を取られてしまうからです。オフィス勤務では、出社することでオン・オフを切り替えることができたのに対し、リモートワークではうまく切り替えられない方が目立ちます。

また、オフィスと差のないコミュニケーションを維持するために、Web会議が増えたことも原因のひとつです。時間と場所を選ばないリモートワークは、Web会議への参加も気軽にできてしまいます。会議のたびに作業が中断するので、作業効率の悪さを招いています。

コミュニケーション不足による情報格差

オフィスでは、同僚との雑談や上司との会話など、簡単に人とつながることができます。しかし、リモートワークでは、気軽にコミュニケーションを取ることが難しく、情報共有も必要最低限になってしまいます。

チャットやメールなどで連絡や報告をすることはできても、文章では伝えにくいことであったり、誤解を招くような書き方になってしまったりと、コミュニケーションの取り方が難しいと感じる方も少なくありません。また、悩みや困りごとを相談しにくく、問題が解決されにくいのもリモートワークのデメリットです。

不公平感

企業や業種によっては、オフィス勤務とリモート勤務の従業員が混在する場合がありますが、そのケースでは、双方から不満が生まれやすく会社の雰囲気が悪くなってしまいます。

よくある不満には、以下のようなものがあります。

オフィス勤務の不満

  • サボっているのではないか
  • 電話対応や雑務が多くなる
  • 通勤や昼休みなど拘束時間が長い

リモートワークの不満

  • サボっていると思われていないか不安
  • 相談しづらくて問題解決に時間がかかる
  • 疎外感や孤独感を感じる

このように、お互いが不公平感を抱いてしまうのがリモートワークのデメリットです。

4. 【企業側】リモートワークのメリット3選

リモートワークは企業にとってもさまざまなメリットをもたらしています。とくに、人材確保については非常に大きなメリットを感じている企業も多いでしょう。ほかにも、コスト削減や企業のイメージアップなど、多くの企業が感じているメリットについて解説していきます。

優秀な人材確保ができる

時間と場所に縛られない働き方ができるリモートワークでは、勤務地から遠いことを理由に採用を諦めていた優秀な人材を確保できるようになりました。リモートワーク導入は、慢性的な人材不足の解消にもつながっています。企業に必要なスキルを持った人材がいれば、地方や都市部などの住んでいる地域を気にせずに募集が可能です。また、介護や育児などライフステージの移り変わりにも柔軟に対応できるため、継続的な人材確保ができるのも大きなメリットと言えます。

コスト削減

リモートワークを導入すると、出社する従業員の人数が減るため、オフィスの縮小が可能です。コンパクトなオフィスに移転することで家賃も下がり、水道や電気の使用も抑えられて水道光熱費の削減にもつながります。また、オンラインでの打ち合わせや会議に切り替えることで、通勤費はもちろん、出張などにかかっていた交通費も減らせます。このほかにも、印刷代や文房具など事務用品にかかる費用もなくせるため、リモートワークの導入は大幅なコスト削減が期待できるでしょう。

企業のイメージアップ

多様な働き方が求められている現代でのリモートワーク導入は、社員のライフスタイルを尊重した職場環境が整っている会社と見られ、企業のイメージアップにもつながります。また、国が推進している働き方改革に沿った、先進的な企業である印象も与えられるでしょう。リモートワークの導入は、働きやすく魅力的な会社というイメージを持たれやすいため、採用活動の際も有利になります。

5. リモートワーク導入における企業の4つの課題

リモートワークにはメリットだけでなく、問題点もいくつかあります。時間管理や業務効率など、リモート導入後に課題となる項目について見ていきましょう。

時間管理

リモートワークは時間に縛られない働き方ができる一方で、勤怠管理の難しさが問題となっています。ひとつは、プライベートと仕事の区別がしにくく長時間労働になる場合と、もうひとつはその逆で、やむを得ない事情で業務を中断する、いわゆる中抜けです。

この2つの時間管理の問題点を、企業が適正に管理できないことが懸念されています。リモートワークでは、上司や同僚など一緒に働く従業員の目も行き届かないため、労働実態が見えにくいのも事実です。

コミュニケーション

基本的にひとりで仕事をするリモートワークでは、対面でのコミュニケーションは大幅に減ります。そうなることで、必要最低限の情報共有しか行われず、業務に関係する細かい情報が得られにくくなります。

これまでは何気ない会話が情報交換になっていましたが、リモートワークで同じように行うのは難しいです。また、オフィスでは気軽にフォローできたことでも、リモート環境では従業員が抱える疑問やトラブルに気づくのが遅れてしまいます。同僚や上司など、人と接することが減ることで孤独感が強くなり、退職につながるケースも少なくありません。

生産性・業務効率

リモートワークではすべての従業員の業務状況を把握するのが難しいため、オフィス勤務時よりマネジメントしにくい環境になってしまいます。上司の目が行き届かないことから、サボってしまう従業員が一定数いるのも事実です。また、リモートワークに必要な、管理システムやコミュニケーションツールなどを有効活用できず、作業が進まないことも問題視されています。このような問題は、生産性の悪さや業務効率の低下などを引き起こすため対策が必要です。

情報セキュリティ

オフィスでインターネットを利用する際は、会社のネットワークを経由してするため、外部からの攻撃や不正アクセスから守られています。しかし、リモートワークでは直接インターネットに接続する機会が増えるため、不正アクセスや攻撃を受けるリスクが高くなります。また、PCやタブレットなど端末を持ち出すため、紛失・盗難のリスクは避けられません。このように、リモートワークの実施は、セキュリティ面でも重大な課題を抱えています。

6. リモートワークの課題解決にはツール選びが重要

リモートワークでは、解決しなければならない課題があります。その問題点の多くは、勤怠管理やセキュリティ対策など、リモートワークの環境を整えることで改善できるでしょう。従業員・企業の双方にとって、メリットの多いリモートワークにするためには、環境構築は欠かせないポイントです。たとえば、従業員の時間管理を行えるシステムを導入したり、業務の進行状況をこまめに報告できるツールを利用することで、長時間労働や中抜け問題、業務効率の低下などを改善できます。

このようにリモートワークの課題解決には、環境に適したツールを選んで有効活用することが重要です。リモートワークの導入でお悩みの方や、今後継続していくか検討中の方は、リモートワークにおける各企業の問題に寄り添い、環境に適したシステムを提供している「NTT東日本」へお気軽にご相談ください。

7. リモートワークが企業・従業員にプラスとなるよう計画しましょう

リモートワークを成功させるためには、環境整備や従業員への教育など、十分な準備と計画を行うことが重要です。リモートワークの導入は、従業員・企業、どちらにとってもよりよい働き方にすることが目的となります。

管理システムや情報セキュリティ対策など、業務を円滑に行える環境を構築していくことや、働く側の意識付けとなる教育・ルール作りなど、準備と計画を入念に行いましょう。そうすることで、従業員の不安やストレスを軽減でき、優秀な人材を継続的に確保できます。また、環境構築をする際は、企業に合ったツールを導入できるテレワークシステムを導入しましょう。

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