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テレワークブース

テレワークブースの需要が高まっている背景とメリット4選!設置の際の3つの注意点を紹介

新型コロナウイルスの感染拡大によって、多くの企業でテレワークが導入されました。当時は急なテレワークへの切り替えだったため、自宅で仕事をする環境が整っていなかった方がほとんどです。しかし、最近は誰でも快適にテレワークができる「テレワークブース」が街の色々な場所にあります。

テレワークブースは広いスペースは必要ないため、駅や公共施設などの空いたスペースへ設置できるのが特徴です。そこで本記事では、テレワークブースの需要が高まっている理由とメリットについて詳しく解説します。設置する際の注意点についても紹介しますので、テレワークブースの導入を検討している方はぜひ最後までお読みください。

1. テレワークブースについて解説

なぜテレワークブースの需要が高まっているかご存知でしょうか。まずは「テレワークブースとは何か」「どんな種類があるのか」について詳しく解説します。

テレワークブースとは

テレワークブースとは、かつて街でよく見かけた電話ボックスのような形をした、コンパクトなワークスペースです。ブースの中には、デスクやチェアなどテレワークに必要な設備が整っています。また、ブースタイプによっても異なりますが、照明器具や空気清浄機といった快適さにも配慮されています。

このような設備に加え、必ず必要なのがインターネット環境です。Web会議や打ち合わせの他、ひとりで集中して作業したいときなど、周りの音や視線を気にせず仕事ができる個室空間をテレワークブースと言います。

需要が高まっている背景

昨今、テレワークブースの需要が高まっているのはなぜでしょうか。その理由は、多様な働き方に対応できる環境づくりが求められているからです。新型コロナウイルス感染症をきっかけにテレワークが浸透しましたが、徐々にオフィス勤務に戻りつつある企業もあります。なかには、社員がオフィスワークかテレワークかを選択できる「ハイブリッドワーク」を取り入れる会社もあり、働き方の多様化が進んでいるのが現状です。

Web会議やオンラインでの打ち合わせでは部外者に聞かれたくない内容もあるため、外部と遮断できるテレワークブースが重宝されています。オフィスワークとテレワークを経験し、双方の良い部分を取り入れて仕事ができるテレワークブースは、今後も注目されていくでしょう。

テレワークブースの種類

テレワークブースには3つのタイプがあります。

クローズ型

クローズ型は、床と天井、ほか4つの面すべてを囲われた、完全個室ブースです。遮音性・吸音性に優れており、換気や照明も整っているため、集中して業務を行えます。ひとつの部屋として使用できるので、Web会議や取り引き先との打ち合わせなどにも最適です。

セミクローズ型

セミクローズ型は、床と壁4面が囲われたタイプです。天井は空いていますが、周りの視線は遮られ、ある程度遮音性もあるためWeb会議などにも向いています。

オープン型

オープン型は、3つのタイプの中で簡易的で壁3面が囲われ1面はオープンになっています。半個室タイプなので、外から声もかけやすいのが特徴です。ほかの2つのタイプと比べると、遮音性には劣りますが価格帯は低めなので、導入しやすいでしょう。

各タイプの特徴を活かして、設置する場所に合ったものを選ぶことが大切です。また、使用する目的も考慮して、テレワークブースのタイプを選択する必要があります。

2. テレワークブース設置のメリット4選

テレワークブースを設置することで得られるメリットとはどんなものがあるのでしょうか。よく聞かれる4つのメリットについて詳しく解説していきます。

Web会議での活用

テレワークが広まり、Web会議が頻繁に行われるようになりました。オフィス勤務に戻している会社でも、Web会議を続けているという方も多いでしょう。しかし、自宅と違い同じ空間で別の仕事をしているため、周りの音や視線が気になってしまいます。

また、カフェやコワーキングスペースなどでテレワークを続けている方も、Web会議はやりにくいと感じる方が多いです。そこで、テレワークブースが活躍します。クローズ型のテレワークブースなら、遮音性も高く安心して会議に集中できます。秘匿性の高い内容でも、外部に音が漏れる心配がなく安心です。

作業効率のアップ

テレワークのデメリットとして、仕事に集中できないという悩みを持つ方がいます。オフィスワークの際は出社することでオンオフの切り替えができますが、テレワークは「プライベートとの区別がしにくい」と感じている方が多いです。

特に自宅でテレワークをしている方は、ほかのことに気を取られてしまい作業効率が下がってしまう場合もあります。そういったお悩みをお持ちの方も、個室空間になっているテレワークブースを利用することで、うまく切り替えができ仕事にメリハリがつけられるでしょう。テレワークブースは、仕事に集中して作業効率をアップさせるのにも効果的です。

多様な働き方に対応できる

テレワーク導入の経験から、オフィスワークの必要性が注目されています。職種や業務内容によっては、対面によるコミュニケーションを行う方が効率がよく、生産性が高まる場合があります。もちろんテレワークのメリットもたくさんあるため、一概にどちらが良いというわけではありません。

そこで、オフィスワークとテレワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」が注目されています。オープンなオフィスでコミュニケーションを積極的に取りつつも、Web会議や集中したいときなどはテレワークブースを利用するなど、多様な働き方に対応できます。

空きスペースを有効活用できる

テレワークブースは基本的に省スペースで設置できるので、駅や公共施設などにある少しの空きスペースに設置できます。駅は人通りも多いので気づきやすく、交通の便も良いので多く利用が期待できるでしょう。また、店舗としては利用しづらい建物でも、テレワークブースの設置なら十分に活用できます。

クローズ型のテレワークブースであれば、周辺が雑多な環境でも気にすることなく利用可能です。また、個室空間を作れるテレワークブースは、コワーキングスペースとも差別化できます。ほかに活用方法が見出せない狭いスペースも、テレワークブースを設置することで有効活用できるでしょう。

3. テレワークブースを設置する際の3つの注意点

テレワークブースは増改築など大掛かりな作業がいらないため、比較的取り入れやすい個室空間ですが、設置時には注意したいポイントがあります。特に気をつけたい3つの注意点について、確認しておきましょう。

消防法と建築基準法を確認

テレワークブースは、クローズ型やオープン型などタイプによってブースの形状が異なります。オープン型は「家具」として認識されますが、クローズ型は「居室」として判断されます。居室として扱われるクローズタイプは、建築基準法に抵触する可能性があるため申請が必要です。また、防災の観点から、テレワークブースが火災の被害を拡大させるものになってはなりません。

そのため「火災予防の邪魔にならないか」「被害を拡大させる要因にならないか」などを確かめる必要があります。消防法や建築基準法を遵守していない場合、設置できないばかりか、知らずに使用して法律違反となってしまいます。テレワークブースを購入する際は、事前に自治体や近くの消防署で確認しておきましょう。

設置場所は十分に検討する

テレワークブースの設置位置を決める際は、通路や出入り口付近など人が行き交う場所は避け、邪魔にならないようにしましょう。壁際や窓際など、人通りが少なく音や視線が気にならない場所がおすすめです。特に、セミクローズ型やオープン型は周囲の音が気になりやすいので、人混みから離れたスペースを利用しましょう。

窓際へ設置する際は災害時に被害が拡大しないよう、十分に配慮する必要があります。「避難する際に邪魔にならないか」など安全性についても十分な確認が必要です。また、クローズ型は外の状況が分かりにくいため、個室から出る際に通行人とぶつかる可能性があります。思わぬ事故の原因になってしまいますので、扉の開閉が通行人に影響しないかしっかり確認しましょう。

テレワークブース使用時のルールを決める

テレワークブースは不特定多数の人が利用するため、使用時のルールをしっかりと設定しておくのがおすすめです。人それぞれ感覚が異なるため、利用者によって不快に思うことも違います。利用者同士でトラブルが発生しないよう、事前に禁止事項などを明確にしておきましょう。

決めておきたいルールは、以下のようなものがあります。

  • 使用時間
  • 飲食の可否
  • 通話や私語の可否

オープン型は遮音性が低いため「Web会議もできる通話・私語OKブース」と「集中したい人のための禁止ブース」に分けておくと使いやすいでしょう。利用するすべての人が、快適に使える空間を作ることが大切です。

4. テレワークブース設置の際に検討するべき3つのポイント

テレワークブースの設置場所の決定のほかに、ブースタイプの決定や什器の選定など、決めることがたくさんあります。また、テレワークに必須のインターネット環境の整備は、重要なポイントとなります。テレワークブースを快適な空間にするために、十分に検討しておきたいポイントについて確認しておきましょう。

ブースタイプの決定

テレワークブースのタイプは3つあります。

  • オープンタイプ
  • クローズタイプ
  • セミクローズタイプ

オープンタイプは3面を囲む形状で、簡易的なテレワークブースとなります。遮音性はほとんどなく、外部とのコミュニケーションを取りやすいのが特徴です。デスク周りをパーテーションで仕切っているだけなので、ほかの2つに比べて安価で簡単に設置できるメリットがあります。しかし、周囲へ音が漏れるため、秘匿性の高いWeb会議には向きません。

クローズタイプは、天井を含むすべての面を囲むため完全個室のブースとなります。遮音性も高く、Web会議や集中したい方にぴったりのテレワークブースです。一方で自治体や消防署への申請が必要なケースがあり、価格も高いため設置には費用と手間がかかるのがデメリットです。

セミクローズは、天井だけが空いている半個室タイプのブースです。クローズ型より遮音性は低いですが、Web会議や集中スペースとしては十分に活用できるでしょう。また、天井の1面が空いているので家具とみなされ、面倒な申請が必要ない場合も多いのがメリットです。

什器の選定

主な什器は以下のようなものがあります。

  • デスク
  • チェア
  • 照明器具
  • コート掛けハンガー
  • 荷物置きや棚

このほかにも、PCやタブレットなど複数の端末を利用できるよう、コンセント類を充実させておくのも大切です。また、不特定多数の方が利用するので、汚れや傷に強く丈夫なものを選びましょう。

ネット環境の整備

テレワークブースには、インターネット回線やWi-Fiなどインターネット環境を整備することが大切です。また、通信速度はテレワークをスムーズに行うための重要なポイントとなります。光回線のような高速回線であると、利用者により喜ばれるでしょう。

しかし、テレワークブースを利用する際にセキュリティ面を気にする方もいます。特に会社の重要な情報を扱う場合、情報セキュリティ対策は万全でないと安心して利用できません。「NTT東日本」のサービスは、さまざまな働き方に対応し、さらにセキュリティ面にも自信があります。テレワークブースのインターネット環境を検討中の方は、お気軽にご相談ください。

5. 防音や視線に配慮し、仕事に集中できるテレワークブースを作りましょう

テレワークブースを設置する際は、周辺の音や視線を気にせず業務に集中できることが大切です。基本的に省スペースで設置可能ですが、設置する場所は十分に検討する必要があります。邪魔にならないことはもちろん、災害時の安全性に配慮されているかも大事なポイントです。さらに、ブースタイプによっては建築確認申請が必要なケースもありますので、事前確認も忘れずに行いましょう。

テレワークブースは多様な働き方に対応できる社会の実現に、大きく貢献してくれる設備と言えます。誰もが快適にテレワークブースを利用できるよう、使いやすい設備を選ぶのがおすすめです。また、インターネット環境は安定した通信速度と、安心して利用できる情報セキュリティ対策があるサービスを選びましょう。

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