AWSの料金体系を徹底解説!目安の計算方法とコストを抑えるコツとは

柔軟にシステムを構築できるAWSですが、その料金体系の複雑さに頭を悩ませている担当者も少なくないでしょう。
AWSの料金は、サーバー(Amazon EC2など)だけでなくストレージ(Amazon S3、Amazon EBSなど)に変更やデータ転送量などの項目が従量課金で合算される仕組みです。こうした課金の仕組みを正確に把握しないまま構成を決めると、予想を上回る請求が発生したり、不要なスペックを維持したまま過剰なコストを支払い続けたりする状況につながりかねません。
本コラムでは、AWSの料金を構成する3つの基本要素から、主要サービス別の料金目安、構成別の月額料金のモデルケースまでわかりやすく解説します。月額費用の目安を把握し、構成や契約期間を検討する際の参考として、ぜひお役立てください。
目次:
- 1. AWSにおける「従量課金」と3つの主要な課金要素
- 1-1. サーバー代
- 1-2. ストレージ代
- 1-3. データ転送代
- 2. 【主要サービス別】AWS料金の目安と計算の仕組み
- 2-1. Amazon EC2(仮想サーバー)
- 2-2. Amazon S3(ストレージ)
- 2-3. Amazon RDS(データベース)
- 2-4. AWS Lambda(サーバーレス)
- 2-5. AWSの無料利用枠とは?
- 3. AWS構成別の月額料金モデルケース
- 3-1. ケース1:小規模Webサイト(EC2 + RDS)
- 3-2. ケース2:冗長構成の企業サイト(ELB + EC2×2 + RDS)
- 3-3. ケース3:静的サイト(S3 + CloudFront)の低コスト運用
- 4. AWSの利用料を安く抑える方法
- 4-1. 1年or3年の契約で割引「Savings Plans(SP)」
- 4-2. DBなどで使える予約割引「Reserved Instances(RI)」
- 4-3. 空きリソース活用で割引「Spot Instances」
- 5. AWSへのクラウド移行・コスト設計のご相談はNTT東日本へ
- 6. まとめ
1. AWSにおける「従量課金」と3つの主要な課金要素

AWSの料金は、個々のサービス単位ではなく、「どの種類のリソースをどの程度消費したか」によって決まります。
この章では、請求額の大部分を占め、システムの構成や利用状況によって支払額に大きな差が生じやすい「サーバー」「ストレージ」「データ転送」の3要素に絞って、それぞれの仕組みを解説します。
1-1. サーバー代
サーバー代は、Amazon EC2などの仮想サーバーを稼働させた時間に応じて発生する費用です。インスタンスタイプ(CPU性能・メモリ容量)ごとに時間単価が定められており、稼働している時間に応じて課金されます。
また、Windows Serverのようにライセンス費用を含むOSを選択した場合や、東京リージョンか海外リージョンかによっても単価は変動します。基本的には、「選んだサーバー性能 × 稼働時間」でサーバー代が決まると考えると理解しやすいでしょう。
AWSにはEC2以外にも、プログラムの実行回数や処理時間に応じて費用が決まる「AWS Lambda」などのサービスもあります。すべてのコンピューティングサービスが時間課金とは限らないため、用途に応じた使い分けが求められます。
1-2. ストレージ代
ストレージ代は、Amazon EBS(サーバーに接続するディスク)や、Amazon S3(画像やログファイルなどを保存するストレージ)などにデータを保存することで発生する費用です。料金は、1か月あたりに保存しているデータ容量(GB)を基準に計算されます。
Amazon EBSの場合は、要求される性能要件に応じたボリュームタイプやIOPS・スループット指定が、ストレージ代に影響します。一方、Amazon S3では保存期間や用途に応じたストレージクラスの選択がコストに直結します。
また、バックアップやログの蓄積分も課金対象に含まれるため、運用が続くほど保存データが増え、ストレージ代が徐々に積み上がっていきます。
1-3. データ転送代
データ転送代は、AWSから外部へデータを送信する際に発生する通信費用です。外部からAWSへの通信(インバウンド)は原則無料ですが、AWSからインターネットや社内拠点などの外部へ送信される通信(アウトバウンド)は転送量に応じて課金されます。
たとえば、Webサイトでのコンテンツ配信や、社内拠点・外部サービスへのデータ連携が増えると、その分通信量も増加します。とくにアクセス数の多いサービスや、大容量データを扱う構成では、データ転送代が請求額の中で無視できない割合を占めることがあります。
サーバー代やストレージ代と異なり、データ転送代は構成図から固定の金額を算出することが難しいため、導入時に通信量の想定を置いておかないと、月額費用にブレが生じやすくなります。
【関連コラム】AWSの料金を見積もるためにAWSの料金体系を理解しよう
2. 【主要サービス別】AWS料金の目安と計算の仕組み
AWSの料金は、利用するリージョン、選択するスペック、データ通信量、稼働時間などの条件によって変動します。参考までに、AWSの主要サービスを一般的な構成を前提にした月額料金の目安は以下の通りです。
| サービス | 構成例 | 月額料金の目安 |
|---|---|---|
| Amazon EC2 | t3.medium / Linux / 東京リージョン / 常時稼働(約720時間) | 約6,200円 |
| Amazon S3 | 標準ストレージ 100GB(データ保存のみ) | 約390円 |
| Amazon RDS | db.t4g.micro / MySQL / Single-AZ / ストレージ20GB | 約10,000円 |
| データ転送 | インターネットへの送信 100GB/月 | 約1,800円 |
- 金額は2026年1月時点のAWS公式情報に基づき、1ドル156円で算出した概算額です。
- EC2の月額料金には、ルートボリュームとして使用するAmazon EBSのストレージ料金は含まれていません。実際の費用は選択するボリューム容量や性能によって増減します。
以下では、AWSで利用頻度の高い主要サービスについて、料金がどの要素で決まるのかを解説します。
2-1. Amazon EC2(仮想サーバー)
Amazon EC2の料金は、インスタンスを起動している時間に応じて発生します。インスタンスタイプによって時間単価が異なり、CPUやメモリ性能が高いほど単価も高くなります。ただし、インスタンスを停止していても、OSやデータを格納しているディスク(Amazon EBS)の料金は発生します。
また、固定のIPアドレス(Elastic IP)を割り当てたまま使用していない場合や、停止中のインスタンスに関連付けられている場合は、そのIPに対する費用が発生します。Windowsなどの有料OSを選択している場合は、OSライセンス料を含む料金がインスタンスの時間単価に反映されます。
【関連コラム】Amazon EC2とは?初心者向けに基本情報やメリット・料金体系を解説
2-2. Amazon S3(ストレージ)
Amazon S3では、保存しているデータ量(GB)に応じてストレージ料金が発生します。加えて、PUT/GETなどの操作に対して、リクエスト回数ベースの料金も発生します。
ストレージクラスの設定によって保存単価は変わります。たとえば、S3 Glacier系クラスは長期保管向けとして保存コストを抑えられますが、データを取り出す際には別途費用が発生します。
また、インターネットにデータを送信する場合は、転送量に応じた費用が発生するケースもあります。そのため、アクセス頻度や取り出し方法を踏まえ、S3の見積りでは保存容量だけでなく、どのデータをどのクラスに配置するかという前提を構成の検討時に明確にしておく必要があります。
【関連コラム】データのアクセス頻度に応じてコスト最適化!? Amazon S3のストレージクラスとは!?
2-3. Amazon RDS(データベース)
Amazon RDSは、バックアップや障害対応などの運用管理をAWS側に任せられるデータベースサービスです。その分、EC2上に自前でデータベースを構築する場合と比べると、同じスペックでも利用料は高くなります。
また、高い可用性を確保するためにマルチAZ構成を選択すると、待機系のデータベースやストレージが追加されるため、コストはシングルAZと比べて大きく増加します(目安として約2倍)。障害発生時に自動で切り替える仕組みを維持するための費用として、事前の試算に含めておく必要があります。
そのため、本番環境は可用性を優先してマルチAZ、検証・開発環境はシングルAZと切り分けるのが、RDSのコストを抑えるうえで一般的です。
【関連コラム】Amazon RDSとは?~データベースの基礎からAmazon RDSのメリットまで徹底解説~
2-4. AWS Lambda(サーバーレス)
AWS Lambdaは、サーバーを常時稼働させずに処理を実行できる仕組みで、料金は「コードが実行された回数」と「実行にかかった時間(割り当てたメモリ量)」の掛け合わせで決まります。
サーバーを起動し続ける必要がないため、定期的に動くバッチ処理や、アクセス頻度が低いAPIでは、EC2を常時稼働させる構成よりもコストを抑えやすくなります。
一方で、常時リクエストが発生する処理をLambdaで受け続ける構成では、実行回数と実行時間が積み上がり、EC2構成よりも費用が増える場合があるため注意が必要です。
【関連コラム】サーバーレスでプログラムを実行できる「AWS Lambda」とは
2-5. AWSの無料利用枠とは?
AWSには、はじめてアカウントを作成したユーザー向けに無料利用枠が用意されています。アカウント作成から12か月間、一定のリソースが無料となる枠に加え、期限の定めなく毎月一定量まで無料となる枠が含まれます。
たとえば、低いスペックのEC2インスタンス(t2.micro/t3.micro)は、アカウント作成から12か月間に限り、月750時間まで無料枠の対象です。構成確認や動作検証といった用途であれば、インスタンスの稼働時間という観点では無料枠内に収まる場合があります。
一方で、データ転送量やストレージ容量などは、条件によって無料枠の対象外となります。また、2024年2月1日より、インターネット接続に利用するパブリックIPv4アドレスが課金対象となっており、インスタンス自体が無料枠の範囲内であっても、IPアドレスの利用により費用が発生するケースがあります。
新着情報 – パブリック IPv4 アドレスの利用に対する新しい料金体系を発表 / Amazon VPC IP Address Manager が Public IP Insights の提供を開始
このように、検証目的であっても、無料枠の上限を超えた利用分や対象外のリソースについては通常料金が請求対象となるため、事前に確認しておくことが重要です。
3. AWS構成別の月額料金モデルケース
AWSでは、EC2やRDSなどの料金を個別に計算したうえで、月額の請求額が決まります。前述のサービス単位の理解だけでは、構成全体としての費用感を把握しにくい点に注意が必要です。
ここでは、一般的によくある3つのシステム構成例をもとに、1か月あたりの概算費用をシミュレーションします。
- ケース1:小規模Webサイト(EC2 + RDS)
- ケース2:冗長構成の企業サイト(ELB + EC2×2 + RDS)
- ケース3:静的サイト(S3 + CloudFront)の低コスト運用
3-1. ケース1:小規模Webサイト(EC2 + RDS)
このケースでは、EC2とRDSをそれぞれ1台ずつ使用し、Webサイトを24時間常時稼働させる最小構成を前提としています。CMSや小規模な業務用Webアプリなど、常時公開は必要としつつも、高負荷なバッチ処理や大容量のファイル配信までは想定しない用途を想定しています。
構成の前提条件は、以下の通りです。
- リージョン:東京リージョン
- 稼働時間:24時間(約720時間/月)
- 利用形態:オンデマンド利用
- データ転送:インターネット送信 100GB/月
- パブリックIPv4アドレス:Elastic IPを1アドレス使用(固定IP前提)
この条件で計算した場合の月額費用は、以下のようになります。
| 項目 | 内容・スペック | 料金(概算) |
|---|---|---|
| 仮想サーバー(EC2) | t4g.micro(オンデマンド/720時間) | 約1,200円 |
| データベース(RDS) | db.t4g.micro + ストレージ20GB | 約10,000円 |
| ネットワーク | Public IPv4(1アドレス) | 約630円 |
| データ転送 | インターネット送信 100GB/月 | 約1,800円 |
| 月額合計 | 約13,000円前後 |
- 金額は2026年1月時点のAWS公式情報に基づき、1ドル156円で算出した概算額です。
- EC2のルートボリューム(Amazon EBS)や、RDSのバックアップ領域、スナップショット保存分の料金は含まれていません。
EC2には、ARMアーキテクチャを採用したt4g.microを使用します。同等クラスのx86系インスタンスと比べて時間単価が低く、常時稼働させる構成ではコスト差がそのまま月額差に出やすい点が特徴です。
RDSについても、db.t4g.micro + ストレージ20GBの最小構成にとどめ、可用性を優先するMulti-AZ構成や高性能ストレージは採用していません。そのため、このケースでは「最低限の安定稼働を保ちつつ、月額を抑える」ことを重視した設計になっています。
3-2. ケース2:冗長構成の企業サイト(ELB + EC2×2 + RDS)
このケースは、Webサイトや業務システムを24時間稼働させることを前提に、障害やメンテナンス時でもサービスを継続できる冗長構成を想定しています。単一サーバー構成では許容できない停止リスクがある場合に選ばれる、企業サイトとしての最小限の可用性を確保した構成です。
ロードバランサー(ELB)を介してEC2を2台並列で稼働させることで、片方のサーバーに障害が発生しても、もう一方で処理を継続できます。
構成の前提条件は、以下の通りです。
- リージョン:東京リージョン
- 稼働時間:24時間(約720時間/月)
- 利用形態:オンデマンド利用
- ロードバランサー:Application Load Balancer(ALB)
- EC2:t4g.micro × 2台
- RDS:db.t4g.large / Single-AZ
- RDSストレージ:100GB
- パブリックIPv4アドレス:Elastic IPを2アドレス使用(固定IP前提)
- データ転送:インターネット送信 1TB/月
この条件で計算した場合の月額費用は、以下のようになります。
| 項目 | 内容・スペック | 料金(概算) |
|---|---|---|
| ロードバランサー(ALB) | 基本料金 + LCU利用料 | 約3,000〜4,000円 |
| 仮想サーバー(EC2) | t4g.micro × 2台(720時間) | 約2,000〜3,000円 |
| データベース(RDS) | db.t4g.large + ストレージ100GB | 約25,000〜35,000円 |
| ネットワーク | Public IPv4 × 2 | 約1,200円前後 |
| データ転送 | インターネット送信 1TB/月 | 約18,000円前後 |
| 月額合計 | 約45,000〜60,000円前後 |
- 金額は2026年1月時点のAWS公式情報に基づき、1ドル156円で算出した概算額です。
- ALBは「固定料金 + LCU(処理量)課金」のため、トラフィック量に応じて月額が変動します。
- EC2のEBSルートボリューム、RDSのバックアップ保持分・スナップショット保存費用は含まれていません。
外部からの攻撃対策として Web Application Firewall(WAF)を追加する場合は、ロードバランサーの前段に配置する形となり、月額費用がさらに上乗せされます。
また、可用性だけでなく情報セキュリティ要件や運用要件をどこまで求めるかによって、全体のコスト水準は大きく変わります。
なお、RDSをMulti-AZ構成にすると、インスタンスとストレージが実質2系統になるため、RDS関連費用はSingle-AZと比べておおよそ2倍以上に増えます。可用性を優先する構成であるため、停止リスクをどこまで許容できるかが、コスト判断の分かれ目になります。
3-3.ケース3:静的サイト(S3 + CloudFront)の低コスト運用
このケースは、HTML・画像・CSS・JavaScriptなどの静的コンテンツのみで構成されるWebサイトを、サーバーを立てずに公開する構成を前提としています。動的処理やデータベースを必要としない点が特徴で、EC2やRDSを常時稼働させる構成とはコスト構造が根本的に異なります。
コンテンツはAmazon S3に保存し、外部からのアクセスはAmazon CloudFront(CDN)経由で配信します。この構成では、コンピューティングリソースを持たず、主な費用は「保存容量」と「配信量」に集約されます。
構成の前提条件は、以下の通りです。
- リージョン:東京リージョン
- ストレージ:Amazon S3 Standard
- 保存容量:100GB
- 配信方式:CloudFront経由でインターネット配信
- 月間データ転送量:100GB
- CloudFrontの無料利用枠(Always Free Tier)を考慮
この条件で計算した場合の月額費用は、以下のようになります。
| 項目 | 内容・スペック | 料金(概算) |
|---|---|---|
| ストレージ(S3) | S3 Standard 100GB | 約390円 |
| データ転送 | CloudFront → インターネット 100GB/月 | 0円(無料枠内) |
| 月額合計 | 約390円前後 |
金額は2026年1月時点のAWS公式情報に基づき、1ドル156円で算出した概算額です。
この構成では、アクセス数が増えてもサーバー台数を増やす必要はなく、主に通信量に応じて費用が増える形になります。
キャンペーンサイトや製品紹介ページ、マニュアルサイトなど、動的な処理やデータベース連携を必要としない用途であれば、月額数百円〜数千円程度に収まるケースも多く、条件次第では月額2,000円を下回る水準での運用も可能です。
4. AWSの利用料を安く抑える方法
AWSは従量課金ですが、利用形態にあわせて契約方法を工夫することで、料金を安く抑えることが可能です。
ここでは、とくに効果の高い3つの割引方法を紹介します。
- 1年or3年の契約で割引「Savings Plans(SP)」
- DBなどで使える予約割引「Reserved Instances(RI)」
- 空きリソース活用で割引「Spot Instances」
4-1. 1年or3年の契約で割引「Savings Plans(SP)」
Savings Plans(SP)は、一定期間にわたって1時間あたりの利用金額を固定することで、オンデマンド料金より低い単価でAWSリソースを利用できる仕組みです。契約期間は1年または3年から選択します。
この割引は、EC2やFargate、Lambdaなどのコンピューティング系サービスに対して適用され、インスタンスサイズやOS、リージョンを変更しても、確約した利用金額の範囲内で割引が適用される点が特徴です。
Savings Plansは、EC2やFargateを常時稼働させる構成など、利用量をある程度見込める本番環境で検討される割引です。
なお、2025年末の発表で、データベース向けのDatabase Savings Plansが提供開始されており、従来は主にRIが用いられていたAuroraやRDS、DynamoDBなどにもSavings Plansの割引が適用できるようになりました(例:最大35% 割引、インスタンス世代やリージョンをまたいで適用など)。
最大 35% の節約が可能になる Database Savings Plans の発表
【関連コラム】AWSのSavings Plans(SP)とは何か?メリットや適用イメージを徹底解説
4-2. DBなどで使える予約割引「Reserved Instances(RI)」
Reserved Instances(RI)は、特定のインスタンスタイプやリージョンを前提として利用することで、オンデマンド料金より低い単価でAWSリソースを利用できる割引です。EC2だけでなく、RDSなどのデータベース系サービスにも適用されます。
RIはインスタンス単位で契約する割引のため、契約後は構成の変更に制約があります。一方で、この制約と引き換えに、長期利用を前提とした大きな割引効果が得られます。
とくに、3年間の全額前払いを選択した場合、オンデマンド料金より大幅に安くなることがあります。目安として、公式サイトではスタンダードRIで最大約60%の割引率が示されています(※割引率はリージョンやOSなどの条件により変動します)。
【関連コラム】AWSリザーブドインスタンス(RI)とは?メリットや注意点を解説
4-3. 空きリソース活用で割引「Spot Instances」
Spot Instancesは、AWS内で一時的に余っている計算リソースを利用することで、オンデマンド料金より低い単価でコンピューティングリソースを利用できる仕組みです。
利用状況によっては、オンデマンド料金と比べて最大90%引きとなるケースもありますが、AWS側のリソース需要が高まった場合には、実行中のインスタンスが停止される前提で利用します。
そのため、Spot Instancesは常時稼働が前提のWebサービスには向かず、停止や再実行を織り込める処理に限定して使われます。バッチ処理や分析ジョブ、開発・検証環境などが代表的な用途です。
5. AWSへのクラウド移行・コスト設計のご相談はNTT東日本へ
これまで解説してきた通り、AWSの料金体系はサービスや利用状況によって変動するため、現在の構成が適切かどうかを継続的に判断するのは容易ではありません。
「今の設定が適切なのか判断できない」「コスト削減の余地があるのか知りたい」と感じている場合は、第三者視点での現状分析と最適化支援を活用するのも一つの選択肢です。
NTT東日本が提供する「コスト最適化 for AWS / Microsoft Azure」は、既存のクラウド環境を対象に、リソースの利用状況や構成を確認し、コスト削減につながる見直しポイントを整理・提案するコンサルティングサービスです。
稼働していないリソースや過剰なスペックなど、自社だけでは見落としやすいポイントを可視化し、現状に応じた具体的な最適化施策を提示します。
これからAWSへの移行を検討している方はもちろん、すでにAWSを利用しており、運用コストや構成の見直しを検討したい方は、NTT東日本へぜひご相談ください。
6. まとめ
AWSの料金は、サービス単価そのものよりも、「どの構成をどの稼働前提で利用するか」によって決まります。常時稼働が必要か、冗長構成を取るか、停止を許容できるかといった前提条件によって、コスト水準や見直しの余地は大きく変わります。
割引制度を検討する際は、「どのリソースをどの期間固定できるのか」を整理したうえで、各制度の適用条件と照らし合わせて判断することが重要です。
NTT東日本では、AWSおよびMicrosoft Azureを対象に、構成や稼働前提を踏まえたコスト設計・見直しの支援を行っています。
「現在のAWS利用料が適正か判断できない」「割引制度を自社の構成にどう当てはめるべきかわからない」といった不安をお持ちの方は、NTT東日本の「コスト最適化 for AWS / Microsoft Azure」へご相談ください。
コスト最適化 for AWS / Microsoft Azure の詳細・ご相談はこちら
- Amazon Web Services(AWS)およびその他のAWS商標は、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
- Microsoft Azureおよびその他のMicrosoft商標は、Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
RECOMMEND
その他のコラム
無料ダウンロード
自社のクラウド導入に必要な知識、ポイントを
この1冊に総まとめ!
あなたはクラウド化の
何の情報を知りたいですか?
- そもそも自社は本当にクラウド化すべき?オンプレとクラウドの違いは?
- 【AWS・Azure・Google Cloud】
どれが自社に最もマッチするの? - 情シス担当者の負荷を減らしてコストを軽減するクラウド化のポイントは?
- 自社のクラウド導入を実現するまでの具体的な流れ・検討する順番は?
初めての自社クラウド導入、
わからないことが多く困ってしまいますよね。
NTT東日本では
そんなあなたにクラウド導入に必要な情報を
1冊の冊子にまとめました!
クラウド化のポイントを知らずに導入を進めると、以下のような事になってしまうことも・・・
- システムインフラの維持にかかるトータルコストがあまり変わらない。。
- 情シス担当者の負担が減らない。。
- セキュリティ性・速度など、クラウド期待する効果を十分に享受できない。。
理想的なクラウド環境を実現するためにも、
最低限の4つのポイントを
抑えておきたいところです。
-
そもそも”クラウド化”とは?
その本質的なメリット・デメリット - 自社にとって
最適なクラウド環境構築のポイント - コストを抑えるための
具体的なコツ - 既存環境からスムーズにクラウド化を
実現するためのロードマップ
など、この1冊だけで自社のクラウド化のポイントが簡単に理解できます。
またNTT東日本でクラウド化を実現し
問題を解決した事例や、
導入サポートサービスも掲載しているので、
ぜひダウンロードして読んでみてください。
面倒でお困りのあなたへ
クラウドのご相談できます!
無料オンライン相談窓口
NTT東日本なら貴社のクラウド導入設計から
ネットワーク環境構築・セキュリティ・運用まで
”ワンストップ支援”が可能です!
NTT東日本が選ばれる5つの理由
- クラウド導入を
0からワンストップでサポート可能! - 全体最適におけるコスト効率・業務効率の改善を
中立的にご提案 - クラウド環境に問題がないか、
第3者目線でチェック
してもらいたい - 安心の24時間・365日の対応・保守
- NTT東日本が保有する豊富なサービスの組み合わせで
”課題解決”と”コスト軽減”を両立
特に以下に当てはまる方はお気軽に
ご相談ください。
- さまざまな種類やクラウド提供事業者があってどれが自社に適切かわからない
- オンプレミスのままがよいのか、クラウド移行すべきなのか、迷っている
- オンプレミスとクラウド移行した際のコスト比較を行いたい
- AWSとAzure、どちらのクラウドが自社に適切かわからない
- クラウド環境に問題がないか、第3者目線でチェックしてもらいたい
- クラウド利用中、ネットワークの速度が遅くて業務に支障がでている
クラウドを熟知するプロが、クラウド導入におけるお客さまのLAN 環境や接続ネットワーク、
クラウドサービスまでトータルにお客さまのお悩みや課題の解決をサポートします。
相談無料!プロが中立的にアドバイスいたします
クラウド・AWS・Azureでお困りの方はお気軽にご相談ください。






