COLUMN

2023.12.27 ｜ Writer：NTT東日本　アベ

AWSリセールサービス（請求代行）とは？仕組みとメリットを解説

AWSは多数のシステムをクラウド上で管理できる利便性から、世界中で多くの企業が利用しているクラウドサービスです。しかしながら、AWSのシステムを適切に構築・運用するためには、専門的な知識をしっかりと身につけている人材が欠かせません。

このような課題を解決するために提供されているのがAWSリセールサービスです。

本記事ではAWSリセールサービスとはどのようなサービスかを紹介したうえで、利用するメリットを詳しく解説します。

AWSのアカウント発行、請求代行や問い合わせ窓口の一元化など、NTT東日本のAWSリセールサービスの料金や詳しい内容をクラウドエンジニアにて、ご説明します。お気軽にお問い合わせください。

1.AWSリセールサービス（請求代行）とは？: 1-1.AWSリセラーとは？
2.AWSリセールサービスを利用する2つのメリット: 2-1. 日本円での請求書払いが可能; 2-2. 問い合わせ窓口を1つにまとめることが可能
3.AWSリセールサービスの利用ならぜひNTT東日本にご相談ください
AWSリセールサービスについてまとめ

1.AWSリセールサービス（請求代行）とは？

AWSリセールサービスとは、AWSの公式パートナーが提供している法人向けの請求代行サービスです。

AWSのサービスは世界中で利用されている代表的なクラウドサービスですが、支払いはクレジットカード決済もしくは海外送金であったり、サポートへの問い合わせを適切な方法で英語で行わなければならなかったりと、日本企業には導入までのハードルが高いケースがあります。

そのような課題を解決するために生まれたのが、AWSのリセールサービスです。リセールサービスを利用することで、AWSの公式パートナーであるリセラーを経由してAWSを契約・利用できるため、従来の日本の商習慣である円建てでの支払いや、問題が発生した際のサポートを日本語で一次対応してもらえるメリットがあります。

1-1.AWSリセラーとは？

AWSリセラーとはAWSのサービスを提供・再販する事業者を指す名称です。AWSリセラーとして法人にAWSサービスを提供するためには、AWSパートナープログラムである「AWS Solution Provider Program」の認定を受ける必要があります。

AWSリセラーとして認定されるためには、高い技術を提供できるテクニカルチームが編成されていることなど、Amazonで定義しているいくつかの要件を満たさなければいけません。

詳しくは、公式サイト「AWS Solution Provider Program」をご覧ください。

2.AWSリセールサービスを利用する2つのメリット

AWSリセールサービスを利用するメリットは大きく以下の2つです。

日本円での請求書払いが可能
問い合わせ窓口を1つにまとめることが可能

それぞれ詳しく見ていきましょう。

2-1. 日本円での請求書払いが可能

AWSリセールサービスを利用すると、契約先はAWSリセラーとなる日本企業です。AWSへの支払いはAWSリセラーが代行してくれるため、エンドカスタマーはAWSサービス利用料の請求書を円建てで受け取れます。

これにより、自社内で導入する際にハードルとなりやすい、支払いまわりでの社内調整が不要になる点は大きなメリットでしょう。

2-2. 問い合わせ窓口を1つにまとめることが可能

AWSは、利用しているサービスごとに問い合わせ先が異なります。さらに同じサービスでも、発生した問題やバグの内容によりAWS内のサポート担当が異なる場合があり、適切な問い合わせ先にアクセスするためにもある程度の知識が求められます。

この点、AWSのリセールサービスでは、問い合わせ先を一つにまとめることが可能です。煩雑なAWSへの問い合わせで自社内のリソースを取られることなく、迅速に問題解決ができるのは大きなメリットです。さらに再販事業者がAWSのノウハウを蓄積している場合、AWSへ問い合わせることなく解決するケースも期待できるでしょう。