- ICT基盤であるサーバーやネットワークを各校で独自に整備・維持管理を行っていたため、学校現場のICT担当教員が孤軍奮闘している状況であった
CASE STUDY
各校で独自に整備していたオンプレミスサーバーをクラウドへ移行したことで、現場ICT担当教員の管理業務負担を解消し、新しい学びへ挑戦する稼働創出に成功した事例
クラウド移行で失敗しないためのお役立ち導入事例8選
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学校法人佐藤栄学園
写真は、さとえ学園小学校業種 | 教育、学習支援業 |
---|---|
教職員数 | 1,017名 |
本社所在地 | 埼玉県さいたま市 |
主な事業内容 |
小学校 中学・高等学校 大学 専門学校 |
ホームページ | https://satoegakuen.ac.jp/ |
導入サービス | |
サービス導入時期 | 2022年8月 |
ご担当者さま |
佐藤栄学園法人本部 齊藤 実さま、佐藤 好道さま さとえ学園小学校 山中 昭岳さま |
- 頻繁に打ち合わせいただき、学園の方針に寄り添った具体的かつ分かりやすい提案だった
- ネットワークからクラウド、セキュリティ対策まで、トータルでICT基盤を整備・サポートが可能なことや、上層部の説得材料となる資料提示があるなど、総合的に優れていたのがNTT東日本だった
- ICT担当教員のサーバー・ネットワークの管理負担が解消された
- オンプレミス機器にかかっていた余計なコストが削減された
- 教員の自宅からでも安全にデータにアクセスできるようになり働き方改革にも貢献している
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各校が各自で管理してきたオンプレミスの校務支援システム基盤をクラウドへ移行し、ICT担当教員のシステム・ネットワークの管理業務負担を軽減することに成功した学校法人佐藤栄学園さま(以下、「佐藤栄学園さま」といいます。)の事例をご紹介します。
今回は、齊藤 実さま、佐藤 好道さま、山中 昭岳さまにお話をお伺いしました。
NTT東日本のクラウド導入・運用サービスはこちらよりダウンロードできます。併せてご確認ください。
1. ご相談前の課題と背景
ICT基盤であるサーバーやネットワークを各校で独自に整備・維持管理を行っていたため、学校現場のICT担当教員が孤軍奮闘している状況であった
以前は各校にサーバーがあり、メンテナンスやシステムの更新が必要であれば、教員がそれぞれのサーバー事業者・ネットワーク事業者に依頼し、運用・保守を行うなど苦労していました。
教員のマンパワーによって管理を行っていて、そのボランティア精神に頼りきりだったのです。
そのようにいつまでも教員がサーバーやネットワークの「お守り役」をするのはやめたいと考えていました。
各校の教員がICT担当者として運用・保守を行う状況の中、学園全体としてのICT部署のようなものも無く、本部としてサポートする体制も整っていませんでした。
サポートしてくれる部署や体制が無いため、教員たちは「サーバーに何か支障があった時に自分たちで対応しなければならない」という不安を抱えていたと思います。
また、サーバーを狙われてトラブルになる可能性もあるので、校内にサーバーがあることへの怖さもありました。
(山中さま、齊藤さま)
NTT東日本ではクラウド導入に関するご相談を承っております。こちらよりお気軽にご相談ください。
2. クラウドを選んだ理由
各校独自で管理していたシステム基盤の管理を一元化し、教員にかかっていた負担を軽減するため
教員にかかっていた管理業務負担や心理的な負荷を軽減するために、学園本部が中心となってシステム基盤をクラウド化して、系列校のシステムもクラウドに乗せるかたちにしたいと考えました。
その中で、ちょうど校務支援システムのサーバーがリプレイスの時期を迎えていた小学校と中学・高等学校があったので、「この機会に」と思い、NTT東日本さまにご協力いただいてクラウド化へ踏み切りました。
(山中さま)
3. NTT東日本を選んだ理由
頻繁に打ち合わせいただき、学園の方針に寄り添った具体的かつ分かりやすい提案だった
3社で比較していたのですが、NTT東日本さまは、分かりやすくまとまりがある事前打ち合わせに加えて、提案も具体的かつ寄り添った内容でした。
例えば、学校である以上、生徒の個人情報も管理しているのでセキュリティは絶対です。かといって値段が高すぎると予算もあるので(クラウドの導入が)難しくなってしまいます。NTT東日本さまには、セキュリティを重視しつつもちょうどよいコスト感の提案をいただき、本校のことを「一番分かってくれている」と感じました。
他社の提案では、セキュリティについて不明瞭な部分があったり、よくよく聞くと「別途費用がかかる」という内容も含まれていて、「後々にコストが増大するのではないか」という不安がありました。
NTT東日本さまでは、セキュリティのための費用も含め、トータルでのコストを明確に示してくれたので分かりやすく、安心してお願いできました。
頻繁にお打ち合わせいただき、課題をまとめた上で一つ一つ対処してもらえて、きめ細かく対応していただいたという印象もあります。
(齊藤さま、佐藤さま)
ネットワークからクラウド、セキュリティ対策までトータルでICT基盤を整備・サポートが可能なことや、上層部の説得材料となる資料提示があるなど、総合的に優れていたのがNTT東日本だった
協力会社の選定にあたり、ポイント制の評価シートを設計していたのですが、評価シート上でもやはりNTT東日本さまが総合的に優れているという判断になりました。
中でも、プロジェクトをトータルでサポートしていただける点は非常によかったです。
NTT東日本さまは、プロジェクト全体での窓口となり、トータルでコーディネートしてもらえるということだったので、平たく言えば非常に楽でした。
また、上層部に承認してもらうための説得材料を用意してもらえたことも大きいです。
最終的にプロジェクトを承認するのは上層部で、納得してもらえるだけの材料が必要でした。
NTT東日本さまには、プロジェクトの目的や効果などを理解頂き、学園ICT基盤を見直す説得材料をきちんと資料で示していただけました。
(山中さま、齊藤さま)
【構成図】NTT東日本ではクラウド導入に関するご相談を承っております。こちらよりお気軽にご相談ください。
4.クラウド導入後の成果
教員の管理負担の解消や、コスト削減が実現した上、働き方改革にも貢献
成果①:ICT担当教員のサーバー・ネットワークの管理負担が解消された
システム基盤をクラウドに移行したことで、各校で保守・管理を担当していた教員の心理的負担がなくなった
成果②:オンプレミス機器にかかっていた余計なコストが削減された
クラウド化により、オンプレミス機器の補修やリプレイスにかかる余計な費用が不要になった
成果③:教員の自宅からでも安全にデータにアクセスできるようになり働き方改革にも貢献している
学校でしかできなかった業務の一部が自宅でも行えるようになり、働き方改革にもつながっている
クラウド導入後3つの成果が出ています。
ICT担当教員のサーバー・ネットワークの管理負担が解消された
システム基盤をクラウドに移行したことで、各校での管理負担が解消されました。
このことで、サーバーやネットワークの管理を担当してきた私たち教員は、安心感があります。
クラウド導入前は、自分たちが保守・管理の担当者であることに不安しかなかったんですね。サーバーやネットワークにトラブルがあった際に、専門性のない一般の教員が責任を取れるかというと、どうしても難しいですから。
今はその心理的負担は全くなくなっているので、現場の担当教員は救われています。
目に見える成果もこれから出てくるとは思いますが、まずは担当教員の心理的な負担に関してはクリアされています。
(山中さま)
オンプレミス機器にかかっていた余計なコストが削減された
クラウドを導入したことで、オンプレミス機器にかかっていた余計なコストが削減されたと感じます。
どれくらい削減できたか、まだ正確には算出していませんが、少なくともオンプレミス機器には毎年相当な補修費用がかかっていました。
また物理サーバーは、5年おきにリプレイスにも費用がかかります。サーバーをリプレイスすれば、インストールされている校務支援システムなどの入れ替えにも費用が発生します。
クラウド化することで、そのようなオンプレミス機器にかかっていた余計な費用は不要となります。
コストが減った分、他に問題が出てくるということもなく、系列各校で順調にシステムを稼働できていますし、運用しやすくなったことを考えても、クラウドを導入してよかったと感じています。
(齊藤さま )
教員の自宅からでも安全にデータにアクセスできるようになり働き方改革にも貢献している
各教員の自宅から、生徒の機微情報(成績・通知表情報)へアクセスできるようにもなりました。
これまで機微情報は校内のオンプレミスサーバーに入れるようにしていたため、業務で情報を扱う際には、学校に来る必要がありました。
クラウドを導入してからは、各教員の自宅からでもアクセスできるようになりましたし、セキュリティ面でも安心・安全な環境を実現できています。
教員はエッセンシャルワーカーなので現場に行かなければならないことも多いですが、自宅でも一部業務ができるようになったことは、働き方改革としての具体的な取り組みにもつながっています。
(山中さま)
5. クラウドを導入し、今後挑戦していきたいこと
クラウドを活用して教育のDXを目指したい
系列校のICT担当者会では、教育のDXを目指そうと言っています。
各校の教員や生徒同士がクラウドを活用してつながり合うことで、まだ見ぬ教育が実現するのではないかと感じています。
クラウド導入によって情報連携が強化され、教員同士のつながりはできてきました。次は、学校は違うけれども同じ学園に在籍する児童・生徒・学生同士でつながり合って、新しい学びに取り組みたいです。
小学校・中学校・高校・大学と、縦割りの学びの活動をできればと思います。
(山中さま)
事務処理手続きを簡素化し、ペーパーレスを進めたい
事務方でもある学園本部としては、事務処理手続きを簡素化し、ペーパーレスを進めたいです。
現状、紙でやり取りしている細かい提出書類・申請書類が多くあります。
クラウドを活かして系列校と本部の情報連携をさらに進め、教員が自身の端末を操作するだけで本部にデータが届き、決裁が取れるような仕組みにしたいです。
紙の書類で行ってきた事務手続きを減らすことで、教員には本業である教育の方に専念してもらえるようにしたいと考えています。
(齊藤さま)
6. これから取り組む方へのアドバイス
クラウドについて分からなくてもNTT東日本さまに相談すれば段取りよくリードしてくれる
クラウドには「分からないもの」というイメージがあると思います。
分からないから避けているという場合もあるかもしれませんが、とりあえず相談してみればよいと思います。
導入に際して、NTT東日本さまの方で段取りよくリードしてくれたので、少なくとも本校では実際に道がひらけました。
(齊藤さま、佐藤さま)
また、教育に携わる方には今後の私たちの取り組みを参考にしていただきたいです。
今はクラウドを活用した新たな学びや活動について模索している状態ですが、私立の学校のみに限らず、公立の学校でもクラウドを導入したいと思ってもらえるように頑張っていきます。
(山中さま )
7. おわりに
クラウド導入を検討されている方は、NTT東日本へご相談ください
佐藤栄学園さまでは、各系列校で保守・管理していたオンプレミスの校務支援システム基盤を、クラウドに移行されました。
クラウドを導入することになった背景として、
- 系列の各校でサーバー・ネットワークを独自に管理
- 管理を担当する教員の業務負担や心理的負荷が大きい
という状況がありました。
同じように、オンプレミスで運用するシステムについて、各拠点でそれぞれに管理が必要なことや、管理負担が大きいことにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
佐藤栄学園さまのように、クラウドを導入すれば、その管理負担は低減・解消される可能性が非常に高いです。
さらにNTT東日本なら、ネットワークの構築・管理にも対応できるため、今回のように複数の拠点からセキュアに利用できるクラウド環境をワンストップで構築することもできます。
- オンプレミスで運用するサーバーやシステムの管理が大変
- 複数の拠点から安全にアクセスできるように、クラウド上にシステムを移行したい
- 各拠点でバラバラなサーバーやネットワークの管理体制を一元化したい
上記のようにお悩みなら、まずはNTT東日本にご相談ください。
- 文中記載の組織名・所属・肩書き・取材内容などは、すべて2022年11月時点(インタビュー時点)のものです。
- 事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。
- Amazon Web Services(AWS)は、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
佐藤栄学園さまのクラウド導入の取り組み事例が、教育新聞社さまでも取り上げられています。
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