COLUMN
【AWS re:Invent】Amazon Chime SDKのWorkShopレポート
最近、3Dプリンター熱が再燃してきている中村です。 |
今、ラズベガスでAWS re:Invent2023に参加しています。
re:Inventは初参加になります。そもそも海外出張も10年ぶりで、沢⼭の新しい刺激に囲まれています。
re:Inventは、現地時間で11⽉27⽇から12⽉1⽇まで開催されています。新しい発⾒があり次第、記事として共有させて頂こうかと思います。
現地レポート
さて、今⽇は朝8時からMandaray BayでAmazon Chime SDKのワークショップに参加してきたレポートをお伝えします。
私は社内でAmazon Chime SDKを使⽤したアプリケーションの開発も⾏っており、このセッションは前回(【AWS re:Invent】現地セッションの予約登録を簡単にやってみた)予約しておきたかったのです。
が、⼿違いで予約を逃してしまい、気づいたときには満席になっていました。
恐らく当⽇、現地に並べば、予約キャンセル枠で参加できるとは思っていたのですが、念のため朝5時頃からAWS Eventsのアプリをチェックした所‧‧‧
空いていたので、すかさず予約しました。
開始直前はキャンセルが発⽣しやすいのと、⼀度⾏ったセッションのリピートが発⽣したり、基調講演の後は新サービスのカタログも追加されるようです。やはりアプリは細かくチェックが必要だと感じました。
朝は6時15分に起きて、hotel Mirageからvenetianに移動し、到着時に出来なかったBadge pickupを済ませ、シャトルバスでmandaray bayに移動しました。
バスまでに⼤いに迷いましたが、バスの移動時間としては20分程度です。
South PacificのFで待機します。予約済の列と、キャンセル待ちの列で並びます。
50分の時点で⼊場できます。予約済の⼈を⼊れても、席に空きがある場合キャンセル待ちの列の⼈も参加できるようになります。
中央右が今回のPresenterのCourtです。以前、東⽇本でAmazon Chime SDKのハンズオンをして頂くなど、交流があります
基本的には広めの会議室といった所です。⾃分のPCで、与えられたWorkShopを⾏っていきます。
今回は30名程度の参加者となりました。
BIZ301:Amazon Chime SDK ML-based call analytics
WorkShopの本題です。
今回、Amazon Chime SDKのセッションはこの⼀つだけのようです。
このWorkShopでは、Amazon Chime Voice Connectorを使⽤し、今年の3⽉に発表された、MLと統合された通話分析機能をベースとした機能を体験することができます。
Amazon Chime SDK launches call analytics
事前に構築されたCloudformationのシステムを通して、Amazon Chime SDKとWebアプリケーションをデプロイします。指定の電話番号に掛けて話をすることで、分析⽤のデータをWebアプリケーションに表⽰します。
Messages
分析データをテキストとして表⽰します。
Transcriptions
会話の内容を⽂字起こしします。
Sentiment
Kinesis Video Streamを経由して、分析データをリアルタイムでML処理し、良い感情か、そうでないかをグラフとして表⽰します。
折れ線のようなグラフで、エージェント、カスタマーのそれぞれの感情の度合いを表⽰するというものでした。(折れ線部分のキャプチャが無く、申し訳ありません)
Recording
S3バケットに会話データを⾳声ファイルとして保存し、後から呼び出せるようにします。
また、今回は従来の機能に加え、re:Invent⽤に、2023年9⽉29⽇に発表されたAmazon Bedrockを統合させ、テキスト系AIのAnthropic Claude2を使⽤したサンプルが含まれています。
これまでは出来なかった、Amazon Chime SDKの⽂字起こしと、会話要約機能を体験できるようになっていました。
先程の構成図の破線の部分が、この追加機能に該当します。
Summarization
テキストAIにより、会話の内容を要約して表⽰します。
内容としては、通常の⽂字起こしの情報をDynamoDBに蓄積しておき、通話が完了したイベントトリガーを元に、DynamoDBから全ての会話を取得し、Amazon Bedrockに要約をAPIリクエストしている、といった内容でした。
私は、主にAmazon Chime SDKのmeetingsやmessagingの分野の開発が多く、Voice Connectorは⽬新しい分野でした。
東⽇本グループでもコールセンターを運営しておりますので、例えばLexBotとの統合を活⽤し、Webからのお客様サポートや、Webで解決しなかった場合の1:1での通話サポート等に活かせるのではないかと感じました。
レポートは以上になります。また興味深いセッションがあれば、共有させて頂きます。
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