COLUMN

AWS GameDay for Telecom Winning the DDoS Game 参加レポート

こんにちは、白鳥です。

2025年4月にAWS GameDay for Telecom Winning the DDoS Gameが開催されました。

本イベントにNTT東日本グループから3チーム参加してきましたので、こちらの参加レポートをとなります。

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AWS GameDay とは?

AWS GameDay という形式のイベントは実戦形式の学習体験が提供されるワークショップとなります。チームで参加しイベント専用のAWSアカウントと環境を利用して、リアルタイムで発生する課題やトラブルに対して自ら解決策や手順を調べて解決していきます。課題を解決するとポイントがたまります。あまりに糸口がつかめない課題については、一部ヒントもありますがポイントを消費するため、ヒントの使いどころも判断ポイントになります。チーム間でポイント数を競っていくため、個人の技術力はもちろんのことチームワークやコミュニケーションスキルも試される非常に難易度の高いイベントになります。

AWS GameDayはAWS re:InventやAWS Summitといった大規模なイベントをはじめ、参加者を絞ったクローズドなイベントで開催されています。

中にはAWSの大規模イベントではAWS GameDayしか参加しない、というエンジニアもおり、自らの実力を発揮することに熱心な方もいます。

参照:AWS GameDay

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Winning the DDoS Gameシナリオ概要

AWS GameDayにはいくつかの種類がありますが、今回は通信事業者共通の課題であるDDoS攻撃を題材とした「Winning the DDoS Game」となります。本シナリオは、参加者は架空のテクノロジースタートアップであるユニコーンレンタル社の新入社員になるところから物語が始まります。

引き継ぎ資料として渡されたアーキテクチャ図をもとにAWS WAF や AWS Shield Advanced などを駆使して、顧客体験を損なう分散型 HTTP フラッド、ウェブエクスプロイト、悪質なボットからの攻撃を軽減し、Webサイトを安定稼働させるためのミッションが与えられます。

新入社員は3人1組のチームとなって、AWSアカウント上で稼働しているユニコーンレンタルサービスになるべく影響を及ぼさずにDDoS攻撃への対応及び対策を行います。対応がうまくいくとチームにポイントが加算され、最終的にポイントを多く稼いだチームが優勝となります。

本イベント概要

今回のイベントは、AWSジャパンの目黒オフィスを舞台に、NTT東日本だけではなく、NTTグループ、ソフトバンクグループ、KDDIグループの通信事業者のエンジニアが参加する対抗戦となりました。白鳥は別のイベントで本シナリオを経験しておりましたので、今回はチームとしては参加できずレポート係としての参加となりました。

NTT東日本グループからはクラウドソリューションを提供しているチーム、インシデントレスポンス・CSIRTチーム、SOCサービスの企画・運営チームの合計3チームの参加となりました。

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イベント模様

AWS GameDayの内容自体の詳細は非公開となりますので、イベントの模様をいくつか写真で共有します。

まずはイベント開始前のTeamクラソルです。予習はバッチリ?

イベントが開始し、本編の前の事前説明です。昨今のDDoS攻撃の概要などの共通部分のレクチャーをAWS ソリューションアーキテクトの方に説明いただきます。

PC接続等の準備を行い、時間になったらイベント開始です!私は後ろからヒントを与えたくなる気持ちをぐっとこらえて、様子を見守ります。

開始1時間後…Teamクラソルが2位まで上がってきていますが、1位の他社のチームまではまだ差がある状況です。CSIRTチーム、SOCチームもAWS GameDay特有の環境に手間取ったようですが、課題を進めています。

開始2時間後…Teamクラソルは2位をキープしていますが、依然として1位のチームとは差がある状況、最後の1時間の追い込みに期待します。

結果発表

約3時間のイベントを終えて、結果発表です…!

なんとTeamクラソルが優勝!

2位のチームとは50ポイント差ということで、最後の1分まで競り合い本当にぎりぎりの中での決着となりました。

優勝チームの代表者からコメント

優勝チームの代表者からもコメントをいただきました。

NTT東日本 荒井のコメント

今回初めてAWS GameDayに参加させていただきましたが、まさかの優勝という結果に驚きを感じているとともに、チームで得られた成果に嬉しく思っています!残り1分を切ったところで2位と50点差で勝利するという、まさに競馬でいうところの差しのような白熱した戦いでした。こうした結果を得られたのも、今回参加したメンバーを含めたNTT東日本のクラウドセンターがAWSを通じて日々さまざまなソリューションを検討・提供し続けてきた経験があったからだと思います。今回のAWS GameDayで得た学びや経験も、これからの業務に活かしていきたいと思います。

まとめ

AWS GameDayは自身で課題に対する解決策を検討し、実際に実装するところまでが必要なイベントとなるため、「知識として知っていること」「周囲に話せること」「自分で手を動かしてできること」の整理に非常に有用なイベントであると思っています。私もAWS GameDayは機会があればできるだけ参加していますが、なかなか思ったようにいかず苦労することも多い中、このように当社のチームが結果を出せたことに対して素晴らしいという気持ちでいっぱいです。

主催いただいたAWSジャパンのみなさまには本当に感謝しております。また、当社のチームだけではなく、今回のAWS GameDayに参加された通信事業者各社エンジニアのみなさまの今後の活躍を祈念しております!次回私が参加する機会で一緒になりましたら、ぜひ一緒に競い合いましょう。

NTT東日本では、AWSの構築保守だけではなく、ネットワーク設計なども含めたエンドツーエンドでのソリューション提供やセキュリティチェックもおこなっております。

経験値豊かなメンバーがご担当させていただきますので、是非お気軽にお問い合わせください!

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